2015/11/10 - 2015/11/10
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j-ryuさん
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☆福島県の紅葉もいよいよ終盤になり、見頃は茨城県に隣接する県南部だけとなりました。
茨城県と隣接すると言っても太平洋側(いわき市)は常磐というくくりで、内陸の久慈川流域は奥久慈というくくりで呼ばれます。
奥久慈という呼び方は福島県だけではなく、福島と茨城両県境付近の久慈川に沿う全地域を指し美しい渓谷や滝、温泉などに恵まれ両県で奥久慈県立自然公園に指定しています。
今回はその奥久慈の中でも福島県塙町(はなわまち)の渓谷や滝を巡ってきました。
例年なら福島県矢祭町の『みちのく最南端の紅葉・滝川渓谷』を堪能したあと、北隣り塙町(はなわまち)の阿武隈山地にある秘湯・湯岐温泉の雷滝&不動滝に立ち寄るのですが、今年はいきなり湯岐の滝めぐりです。
湯岐と書いて“ゆじまた”と読み、温泉郷としては東北最南端の温泉郷です。
ま、温泉郷と言っても、湯岐温泉が3軒、共同温泉が1軒、新湯岐温泉が1軒、町営の温泉施設“遊湯ランドななわ”だけで歓楽街はおろか商店もお土産屋もありません(^_^;)。
そのうち3軒が寄り添う湯岐温泉の直ぐそばに秀麗な『雷滝』と霊験な『不動滝』があります。
どちらも大きな滝ではありませんが、特に『雷滝』は写真マニアが喜びそうなとても美しい滝です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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☆奥久慈・塙の紅葉&滝めぐり Map
観光Mapは福島県の公式観光案内『福島の旅』に加筆。
http://www.tif.ne.jp/ -
☆湯岐温泉(ゆじまたおんせん)の雷滝&不動滝 ルートMap
Googl Mapに加筆
https://www.google.com/maps/@36.8153698,140.470583,1129m/data=!3m1!1e3
須賀川&郡山方面から湯岐温泉へ行く場合は通常国道118号線を水戸方面に南下し、塙町の“道の駅”少し手前の橋左岸の県道111号線(塙⇔大津港線)を左折し、道なりに進み湯岐温泉手前の十字路が分かりくいですが、看板を確認して湯岐温泉や遊湯ランドはなわ を目標に進みます。
その分かり難い湯岐温泉手前の十字路のそのまた手前、塙町中心部方面県道沿いにも紅葉の名所・湯川渓流があります。湯岐温泉 温泉
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☆湯川渓流の紅葉。
塙町観光協会のHPでは湯川渓流と湯岐渓谷(ゆじまた)を区分けしていませんが、分かり易いように、湯岐より下流を湯川渓流、上流の雷滝&不動滝のある湯川沿いを湯岐渓谷として紹介します。
塙町観光協会 http://hanawa-kanko.com/ -
☆湯川渓流の紅葉
塙町中心部から県道111号線(塙・大津港線)を湯岐温泉方面に道なりに進むと、志保の湯への左折道路があり、そこを通り過ぎると県道下を湯川が流れるモミジのトンネルが現れます。
私は便宜的に湯川渓流と呼んでいて、写真的には県道が少し目障りですが
渓流に張り出したモミジがとても美しい区間です。
この時の色付き具合は8分ほどでしたが、それでも十分キレイでした。 -
☆湯川渓流の紅葉
狭い県道111号線に駐車場はないので、少し広めの路肩を見つけ
通行の邪魔にならないよう停めて見学してください。 -
☆湯川渓流の紅葉
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☆湯川渓流の紅葉
明け方まで小雨がふっていたので紅葉も濡れています。
晴天時の鮮やかな紅葉も美しいですが
しっとりした紅葉もまた趣があっていいものです。 -
☆湯川渓流の紅葉
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☆湯川渓流の紅葉
県道111号線沿いに渓流とモミジのトンネルが500mほど続き美しいのですが、構図を工夫しないと県道とガードレールが写ってしますのが残念です。 -
☆湯岐温泉の雷滝&不動滝 ルートMap 拡大版
Googl Mapに加筆
https://www.google.com/maps/@36.8153698,140.470583,1129m/data=!3m1!1e3
湯川渓流の紅葉を楽しんだ後は再び県道111号線を湯岐温泉方面に進みます。
途中、商店前に分かりづらい十字路がありますが、湯岐温泉への案内板があるので確認すれば問題ないと思います。
しばらく進むと湯岐温泉手前に道路や湯川を横切る高圧電線&鉄塔があり、その真下、左手山側に小さな滝が見えます。
それが湯岐不動滝です。
不動滝にも駐車場らしい駐車場がないので、滝の20mくらい手前左手の路側帯がわずかに広めなので、そこに車を駐車し徒歩で向かいます。
雷滝は同じ県道111号をさらに500mほど進み、左手に湯岐温泉街を見て100mほど進んだ右手崖下です。
雷滝も駐車場がないので、滝のある崖上の路側帯が少し広めなので、そこに駐車し徒歩で向かいます。
須賀川・郡山方面からくると雷滝のある道路右手に小さな手作り看板があるので、なんとか分かりますが、“遊湯ランドはなわ”方面からは看板の表示が見えないので難儀します。
湯岐温泉街の少し手前だと覚えておくといいと思います。
湯岐温泉街と言っても3軒だけでですが・・・(^_^;)。 -
☆錦秋の湯岐不動滝(ゆじまたふどうたき)
湯岐不動滝は湯川に流れる支流にあり落差こそ20m近くありますが水量がとても少ない川(沢?)で迫力には欠けます。
これでも昨日から朝方にかけて雨が降ったのでラッキーでした。
この秋は雨不足だったので降らなかったら惨めな不動滝だったかも(^_^;)。
、
湯岐不動滝は県道111号線の直ぐ脇にあり、この写真は県道から撮影しています。
県道から撮影するときは、狭い県道なので車には十分お気をつけ下さい。湯岐温泉 温泉
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☆錦秋の湯岐不動滝(ゆじまたふどうたき)
ふだんから水量は少ない不動滝ですが、亀甲状の岩盤をアミダクジのように流れ落ちる個性的な形が優美ですし、滝に覆いかぶさるモミジがあるので紅葉も素敵です。 -
☆錦秋の湯岐不動滝(ゆじまたふどうたき)
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☆錦秋の湯岐不動滝(ゆじまたふどうたき)
紅葉も滝もとてもキレイだと思うんですけど
今まで写真を撮っている人に出くわしたことがありません。
車窓から一瞬キレイだと思っても駐車場もないし
滝前の県道もやたら狭いし、あっという間に通り過ぎてしまうのも
理由かも。
お陰で人影など気にせず独り占めで撮影できました。 -
☆錦秋の湯岐不動滝(ゆじまたふどうたき)
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☆錦秋の湯岐不動滝(ゆじまたふどうたき)
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☆錦秋の湯岐不動滝(ゆじまたふどうたき)
黄色い葉は主に岐阜〜福島に分布するタマアジサイ(玉紫陽花/アジサイ科アジサイ属)の黄葉。 -
☆錦秋の湯岐不動滝(ゆじまたふどうたき)
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☆錦秋の湯岐不動滝(ゆじまたふどうたき)
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☆錦秋の湯岐不動滝(ゆじまたふどうたき)
滝に向かって右側は途中までしか登れませんが
滝の左側は最上部まで登れます。 -
☆錦秋の湯岐不動滝(ゆじまたふどうたき)
不動滝の名前通り、滝の傍らには素朴な不動明王の石仏があります。 -
☆錦秋の湯岐不動滝(ゆじまたふどうたき)
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☆錦秋の湯岐不動滝(ゆじまたふどうたき)
素朴で厳めしい顔つきですが頭部の苔がご愛嬌(^^ゞ。 -
☆錦秋の湯岐不動滝(ゆじまたふどうたき)
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☆錦秋の湯岐不動滝(ゆじまたふどうたき)
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☆錦秋の湯岐不動滝(ゆじまたふどうたき)
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☆錦秋の湯岐不動滝(ゆじまたふどうたき)
せっかくですからすぐ近くの湯岐温泉を簡単に紹介しましょう。
湯岐温泉の開湯は約500年前の1534年も前だそうで、
江戸時代から湯治湯として親しまれてきました。
温泉は36〜38℃と微めでアルカリ単純泉です。
効能は神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え性・病後回復期・疲労回復・健康増進などにいいそうです。
湯岐温泉は3軒ですが、すぐ近くに新湯岐温泉(三ツ又温泉)、遊湯ランドはなわ、志保の湯などがあります。
塙町役場HP
http://www.town.hanawa.fukushima.jp/view.rbz?cd=227 -
☆錦秋の湯岐不動滝(ゆじまたふどうたき)
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☆錦秋の湯岐・雷滝
湯岐・不動滝を後にし湯川の500mほど上流にある雷滝に向かいます。
県道111号線右側に雷滝の小さな案内看板脇から雷滝観瀑台に降りる小道があります。
ほんの少し下れば雷滝が真正面に見る観瀑台です。
今でこそ雷滝と呼ばれていますが、以前は名無し滝で平成16年に降り口が整備され、『雷滝』と命名されました。
写真の2条の滝が雷滝の主滝で左手の滝が落差5m、右手の滝が落差10m。
主滝の下流にも渓流瀑があり、全体の落差は20m位あります。
この写真は観瀑台から見た構図で、滝は中央の大岩で完全に左右に分岐して流れ落ちて見えます。
私的には川底まで降りてやや斜(はす)から見て、左右の滝が少し重なるように見えるアングルが好きです。湯岐温泉 温泉
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☆錦秋の湯岐・雷滝
大きな声では言えませんが観瀑台の柵を乗り越えれば岩場を降りて谷底、滝の左岸、滝の右岸、滝の真横、真下、やや裏側からの撮影もできます。
その時々の水量にもよりますが、大雨や長雨後でなければ長靴で渡渉できると思います。
良い子は真似しないでね(^_^;)。
ただ他に写真を撮っている人がいる場合は邪魔にならないよう
気配りをお願いします。
でも訪れるのがいつも平日ってこともあり、不動滝も雷滝もカメラマンどころか
観光客に出会ったことがありません(笑)。 -
☆錦秋の湯岐・雷滝
滝の規模はともかく写真好きから見れば福島県有数の美滝だと思うのですが、
見た目の迫力は無いので観光滝としての人気はイマイチなのかも。
その分、写真好きとしては自由気ままに撮れてありがたいです(^^♪。 -
☆錦秋の湯岐・雷滝
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☆錦秋の湯岐・雷滝
紅葉的には4,5日後の方がベストだったかも。 -
☆錦秋の湯岐・雷滝
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☆錦秋の湯岐・雷滝
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☆錦秋の湯岐・雷滝
写真的にはとても美しく見えると思いますが、
目を凝らすとあちこちに生活ゴミが流れついています。
雷滝は深山幽谷の趣がありますが、ここは湯川の源流域ではなく
上流には小さな集落がいくつもあるし、国道や県道も通っています。
アクセスは楽チンですが里地里山型の渓流や滝の宿命ですね。 -
☆錦秋の湯岐・雷滝
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☆錦秋の湯岐・雷滝
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☆錦秋の湯岐・雷滝
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☆2015年 6/18 新緑の湯岐・雷滝
四季折々楽しめる雷滝ですが、雪は多くありませんし、寒さもそこそこで全面氷結は見たことがありません。
新緑と紅葉時がベストだと思います。 -
☆錦秋の湯岐・雷滝
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☆錦秋の湯岐・雷滝
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☆錦秋の湯岐・雷滝
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☆錦秋の湯岐・雷滝
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☆錦秋の湯岐・雷滝
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☆錦秋の湯岐・雷滝
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☆錦秋の湯岐・雷滝
雷滝は上記で紹介した2条の主滝とその下流の渓流瀑で構成されています。
別個の滝だと分類する人もいるかと思いますが
正式な滝の分類があるわけでないし、全体で雷滝でいいと思います。
で、ここが下流の渓流瀑の落ち口です。 -
☆錦秋の湯岐・雷滝
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☆錦秋の湯岐・雷滝
岩肌にへばりついた色取り取りのモミジの落ち葉がいい感じ(^^ゞ。 -
☆錦秋の湯岐・雷滝
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☆錦秋の湯岐・雷滝
この日の天気予報は一日中曇りのはずでしたが
撮影中に陽が射してきました。
光芒というほどではありませんが、
滝をズバッと切るような光の筋が目に眩しかったです。 -
☆錦秋の湯岐・雷滝
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☆錦秋の湯岐・雷滝
主滝の谷底から一旦観瀑台に戻り、主滝と渓流瀑全体が見渡せる崖沿いに陣取り、足元に注意しながら撮影します。
主滝だけ見ると、どこが“雷”なんだろうと思いますが
渓流瀑を含めた全体を見ると、ギザギザとした稲妻(雷)のように見えます。 -
☆錦秋の湯岐・雷滝
今度新しく第2の観瀑台が整備されたので主滝+渓流瀑も見えるようになりましたが、第2観瀑台から渓流瀑は見下ろすようにしか見えません。
斜面を藪漕ぎしながら下れば渓流瀑の一番下から見上げるように撮ることもできます。 -
☆錦秋の湯岐・雷滝
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☆錦秋の湯岐・雷滝
この位置からだと主滝+渓流瀑全体を見上げるように撮ることができますが、
最低限長靴が必要です。 -
☆錦秋の湯岐・雷滝
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☆錦秋の湯岐・雷滝
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☆錦秋の湯岐・雷滝
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☆錦秋の湯岐・雷滝
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☆錦秋の湯岐・雷滝
滝全体を撮影後は県道111号線に戻り、県道沿いから主滝を俯瞰するように撮影しました。
夏場は葉っぱが鬱蒼として滝があまり見えませんが、この時期は落葉しかなり見通しが良くなっています。 -
☆錦秋の湯岐・雷滝
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☆錦秋の湯岐・雷滝
奥久慈・塙町湯岐の滝と紅葉はいかがでしたか?
茨城県大子町の『袋田の滝』以外は全国的な知名度はありませんが、この奥久慈周辺には 大子町の『月待ちの滝』常陸太田市の『生田の大滝』
福島県側には矢祭町の『滝川渓谷』、鮫川村の『江竜田の滝』など
紅葉が美しい名瀑ぞろいです。
次回の旅行記では『江竜田の滝』を紹介します。
周辺には素朴な温泉も多く、『袋田の滝』にお出で際は温泉に一泊し、
周囲の滝も含めて観光してはいかがでしょうか。
いつも最後までご覧いただきありがとうございます。
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