母と行く金沢能登旅行（その２：金沢発着の能登めぐりバスツアー）

2015/10/30 - 2015/11/01

２年ほど前に一人で金沢市内を旅行して金沢市内のメジャーな観光地を巡ったときに、どこかのタイミングで次は母親を金沢旅行に招待したいと考えておりました。

羽田-小松便の景色を見せたい、北陸新幹線に乗せたい、せっかくだから輪島あたりにも足を運びたい…やや曇りがちの天候でしたが、事前に考えていたことを２泊３日で一通り叶えることができました。
ややスケジュールを詰め込みすぎたかもしれませんが、母親からは充実した旅行だったと喜んでもらえて安堵しました。

この旅行記は母親と行く金沢能登旅行の第二弾です。

エリア 輪島(石川)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: JTB

ホテルの窓から朝の景色を眺めると、緑が多くて癒されました。

朝食のバイキングに行くと、なんと「のど黒」の一夜干しもメニューのひとつになっていました。

自分の好みの焼き方でいただくことができます。

地元の「いしる鍋」もありました。

関東人には少し独特の味わいでした。

なんといってものど黒がおいしい！

その他の和洋の食材、オリジナルのパンもとても美味しくいただきました。

朝食会場に備えられていた生け花。

当日は、バンダ、モカラ、リューカデンドロン、トルコキキョウ、ドラセナ、ソケイの組み合わせです。

土曜日限定ですが、金沢発着で能登の観光名所を巡るバスツアーがあります。

チェックインをするために北鉄駅前センターへ足を運びます。

金沢発で能登を巡る「のっぴー号」に乗車して、観光します。
（バスの写真は穴水駅で撮ったものです。）

千里浜なぎさドライブウェイを走るツアーということで楽しみにしていたのですが、当日の車中で通行中止を告げられました。

かなりがっかりしましたが、天気にかかわらず、千里浜なぎさドライブウェイは年の３分の１は走行できないのだそうです。

海を見ると確かに波が荒く、浜辺を走行できる状況ではありませんでした。

経路変更により、ＵＦＯの街で有名（？）な羽咋にある「コスモアイル羽咋（はくい）」へ行くことになりました。

「コスモアイル羽咋」の建物のそばには、実際に宇宙へ行ったアメリカ製のロケットが象徴的です。

実は当初それほど期待していなかったのですが、「コスモアイル羽咋」の職員さんの説明が丁寧で分かりやすかったので、期待以上に知的好奇心を掻き立てられる場所でした。

こちらはアメリカで初めて宇宙飛行を成功させた「マーキュリー宇宙船」。

ボストーク宇宙船。

実際に宇宙から帰還した実物で、表面が焼け焦げていました。

旧ソ連全域にラジオとテレビの同時放送を可能にしたモルニア通信衛星。

こちらはバックアップ機の実物だそうです。

アポロ司令船の中。非常に狭い空間でした。

ボイジャー惑星探査船。

宇宙服レプリカの展示。

８０ｋｇもあるそうですが、重力のない宇宙空間では軽くなるそうです。

月の土の展示。

スペースシャトルコロンビア号の耐熱タイルの破片の展示。

お宝鑑定団で４００万円の値がついたそうです。

化粧室の表示も宇宙人を彷彿させる独特のデザインです。

行程変更に伴って、妙成寺から気多神社（けたじんじゃ）へ見学場所が変更になりました。

巫女さんのご案内で神社の説明がありました。

こちらの建物内部では、昭和天皇が神社の森を視察された様子等の写真展示がありました。（内部は撮影禁止でした）。

独特の実が特徴的な植物で思わず撮影したのです（名前は不明…）。

次は、能登食祭市場で参加者が各自自由に昼食をとります。

能登食祭市場には、食事どころやお土産売り場が豊富にありました。

せっかくの金沢旅行ですので、「加賀屋」でランチをとることにしました。

海鮮あぶり丼セットのランチ。

前日のランチ同様、味付けがまろやかで美味しくいただきました。

バスツアーには珍しく、途中で鉄道に乗って能登半島の里山風景を楽しむ時間があります。

乗車駅の「能登中島駅」。

文化勲章を受章された仲代達矢さんの「おれたちは天使じゃない」のポスターが展示されていました。

映画に登場するようなローカル色豊かな駅舎です。

能登中島駅には郵便列車が展示されています。

列車の中をのぞいてみたところ、懐かしい形の赤の郵便ポストがありました。

２両の車両の列車に乗り込みます。

社内では、のと里山の四季の風景を撮影した写真が掲示されていて、ローカル列車の旅行をより一層楽しむことができると思います。

ほどなくして、のと里山ののどかな風景が目に飛び込んできました。

牡蠣の養殖棚が連なっています。

不思議な風景に思わずワンショット。

「ボラ待ちやぐら」

やぐらの上には人形も展示されているそうです。

ほどなくして終点の「穴水駅」に到着しました。

お魚と鳥をモチーフにした足元の絵巻が面白いですね。

再びバスに乗車し、「輪島キリコ会館」へ足を運びます。

キリコとは正式名称「切子灯籠」という御神燈の略称です。

中に入ると、比較的小さいながらも装飾が鮮やかな様々なキリコが展示されていました。

奥に入ると大きなキリコが所狭しと展示されています。

キリコを裏面から見ると、鮮やかな絵画が描かれて見ごたえがあります。

階段を上って上から眺めるとまた違った発見があって面白いと思います。

輪島大祭で燃やされる、松明神事の御柱の展示。

輪島で伐り出された杉で製作された、１６ｍの大きな松明です。

最後の観光地「輪島漆芸美術館」へ足を運びます。

グランドピアノの展示があり、上蓋をよく見ますと…

見事な装飾があって、しばし見とれておりました。

その他、館内の漆作品が見事なのですが、館内の作品群は撮影禁止です。

漆の作品を制作する際の工具の展示。

漆の木から漆を採取する際の様子等を学芸員の方が丁寧に説明してくださいます。

「のっぴー号」の名称は、のと里山空港のゆるきゃらが由来とのことで、バスは、のと能登空港を経由して金沢市内へと戻りました。