1週間北京 in 龍宝大厦

2015/10/19 - 2015/10/27

10月19日から26日まで北京に滞在しました。ヤボ用のためです。
滞在したところは麦子店の龍宝大厦。ここには自分の部屋があるのです。
滞在中はどこへも行きませんでした。うろついたのは近場だけ、龍宝周辺だけ。
一番遠いところでは復興門の金融街に・・。公証処に行ったのです。
では龍宝周辺の様子や、滞在中の食事の様子をどうぞ。

エリア 北京(中国)

表紙の画像は拡大してみることができます。
上の画像をクリックしてください。

龍宝大厦周辺の立体地図です。

今回の北京滞在で利用した部屋からの眺めです。
この辺りは外国人・・特に日本人が多く住む地域でして燕莎地区と呼ばれたりしています。邱永漢さんの三全公寓、日本の企業の事務所が多い発展大厦、光明公寓などが見渡せます。また遠くには日本大使館も・・・

この辺りにある５星ホテルは、シェラトン長城飯店、崑崙飯店、ケンピンスキー、ヒルトンル、ウェｓティン、フォーシーズンズなどです。

龍宝大厦の隣には邱永漢が開発に関わった三全公寓というマンションがあります。
1997年の新築時は超高級物件。価格も目が飛び出るほど・・
でも、今は周辺の物件から比べると相当安い。
6階建て、エレベーター無しの古びたアパートと同程度。
何故なのか・・管理費がバカ高だからです。管理費が30元/月・?。
周りのアパートは1元くらい。
だから、誰も欲しがらない。需要が全くないので、価格が上がらない。
新築時の価格と同じはず。
しかし、周りのアパートは7・8倍に値上がりした。

四季世家公寓はフォーシーズンズ系のサービスマンション。
サマセット福景苑もサービスマンション。
賃貸料は目が飛び出るくらい高いでしょう。

日本大使館が見えますが、この辺りは大使館街。
アメリカ、フランス大使館もこの地区にあります。
手前に見える光明公寓は日本人専門の賃貸住宅。
一戸建てタイプになってますので、家族連れ用ですね。
住人は大企業の社員の家族でしょうね。

今回私が滞在した龍宝大厦も日本人率が高いマンションです。
でも、光明公寓よりは家賃は相当や安いはず。

1階ロビーにはセブンイレブンがあり、
日本人経営（だと思われる）のレストランも３つあります。

また２階には日本食材を扱う店や、日本人向けの美容室などもあります。

今回感じたのは、日本人は減ってるのかも、ということでした。
２・３年前はロビーやエレベーターホールで日本人によく出会ったんですが、
今回はそれが少なかった。

１階ロビーにあるのはセブンイレブン、フレーバープロミス、玄亭、MOTSU DINNING 鐵。

フレーバープロミスは本来はケーキ屋さんだそうですが、
昼にはランチ、夜はカフェバーという感じの店です。
この期間は料理は半額ということで、イロイロ頼みました。
バルサミコ酢の酢豚が絶品。

最初の日に行ったのがMOTSU DINING鐵。もつ鍋がメインの日本料理屋。
料理をいくつか注文したら、可愛い店員さん（沖縄出身）が、
今、もつ鍋がサービスだと言って来たので、それも注文。
皆、おいしかったですね。
だから、1週間の滞在中にもう1回行きました。

北京1週間滞在中の朝飯は1階にある24時間営業のセブイレブン調達がほとんどでした。
おにぎりかサンドイッチか肉饅頭でした。
おにぎりと肉饅頭は日本より安いですがサンドは日本と同じくらい。
飲み物はミネラルウォーターは日本より安く、
炭酸水・ダイエットコークは日本と同じ。
異常に高いのがカゴメの野菜ジュース(可果美・果蔬生活)でした。

龍宝から近いところにある高欄大厦には地下1階に職員食堂があるんですが、
そこの食い物はすべて安い。
朝飯は11元で食べ放題。
カアちゃんはある朝、そこに行き、どっさり仕入れてきました。
お粥を食い、卵焼きも食い、更に持ち帰って来たのが画像にある食いモノ達。
さすが中国人、日本人の私にはできまへん！！

1週間の北京滞在中に一番行ったのが、伝説の餃子屋・宝源餃子屋です。
龍宝からは超近い。歩いて3分かからない。
私は２回、カアちゃんは４回行ったのです。
大衆食堂という感じの気軽な店。
でも客層は、日本人、欧米人、若い北京人グループ。超人気の店なんです。

私はこの店、古いのです。2002・3年頃からです。
当時は、もっとショボい店で、勿論客層も地元の庶民ばかり。
私は、そういうところの方が好き。
そして、ここでは当時から、燕京ビールの扎啤（生ビール）と二鍋頭と生ニンニク。
今回の滞在中の2回でも、そのパターン。
それをやると、もう、私は完全に老北京人になってしまうのです。

これは１回目の時。
燕京ビールの扎啤（生ビール）と二鍋頭と生ニンニクですね。
私は１３年前から、最初はコレでしたね。
扎啤は更に２杯、二鍋頭はもう１本、生ニンニクは２つまで、３つは無理です。

餃子は６個単位（１両）で注文します。
酸菜魚湯が旨かったです。

1回目の時、ココが初めてだと思われる日本人客が店にやってきました。
2人の日本人男性と通訳の中国人女性。
彼女に、ここはおいしいのよ、と連れて来られたんでしょう。
メニュー見て、イロイロ注文し、私の方を振り向き、アレ（酸菜魚）が旨そうなんて指さしましたので、親指立てて旨いぞと合図しました。
ついでに、二鍋頭の小瓶も手に取って、コレも行けるぞとサイン送りました。
彼ら素直にそれを注文。
暫くして、やってきたそれを飲んで、彼ら・・・なんじゃこりゃ、という表情をしていました。
やったぁー、と心の中で拍手喝采。
まあ、初めてだと、日本人は二鍋頭絶対飲めないでしょうね。

２回目もいつもと同じパターン。
ココは四川料理もやってますので麻婆豆腐もたのみました。

ここは日本人客も多いですが、欧米人客も多いのです。
欧米人客は、勿論この辺りに住む人たちなんですが、中には旅行者も見かけます。
ガイドブックにこの店が紹介されてるんでしょうね。

龍宝の隣にある三全公寓には、
北京在住の日本人奥さん連中に人気の店があります。
Q's Cafeと言う店です。「Q」は邱永漢さんの「邱」のことです。
三全公寓自体がQさん関連なので、Qさんはここに店を構えたんでしょう。
本来はパンやケーキやコーヒーの店なんですが、ランチなどもあり、
夜はカフェーバーという感じで食事や酒も楽しめます。
コーヒーはQさん推薦の雲南のもののようです。

この店、私は今回が初めて。結構気に入りましたね。

Q's Cafeは上海にもありました。田子坊にあったのです。
画像は１代目のものでして、
２代目は同じ田子坊の別の場所に移動しましたが、今はもうないでしょう。
Qさん、3年前に亡くなりましたからね・・。

これがQ's Cafeの料理メニューです。
メニュー見ますとファミレスの小型版という感じで、
ステーキとハンバーグとカレーとワイン、ビールに酒のつまみ類だけ。

つまみ類は10元でして、納得価格。
ハンバーグも結構おいしかったです。

北京最後の晩飯はチョイと奮発。
無名居という“国宴級”淮揚菜を提供する店に行きました。
といっても龍宝大厦の対面にあるので歩いて1分。
いや、ココには2001年に家族6人で行ったことはあるんですが、
どんな料理だったかはスッカリ忘れている。
そうその時は、一家6人で龍宝の部屋に短期滞在していたんです。
短期と言っても3カ月居たんですが・・。
ホントは最後の晩は烤羊排が食いたくて新疆料理屋に行きたかったんですが、
カアちゃんが無名居に確認したら、それもあるということで、
無名居に決めました。

無名居は淮揚菜。ということは江南菜、ほとんど上海菜と言ってもよい。
上海の我が家で食っていた料理もありましたが、味付けは最高。
特に四喜烤麩と紅焼肉は絶品でしたね。

炒豆苗も上海の我が家ではよく食いました。

しかし、烤羊排は美味かったのは確かですが、
上品すぎてね・・野性味あふれる烤羊排でなかったのが残念！！
まあ北京には年内にもう1回か2回行きますので、烤羊排は次回絶対！！

紅焼肉は、いやぁ美味かった！！

無名居はお値段高めでしたが大いに満足。

帰国日は26日。龍宝から北京空港まではタクシーで80元。
北京も物価が上がりましたが、交通費はまだ安い。

北京空港はとにかくデカい・・そして人が多い・・。
あのデカさは、なんなのか・・万里の長城や故宮が頭にあるので、
無駄に、意味もなく、大きくしたのか・・大きいのが好きだから、
あの大きさになってしまったのか・・
いや、やはり、今後のことを考えるとあの広さは絶対必要だったのか・・ワカラン！！

清真餐庁があったのには、チョイとビックリ。
そうかやはり北京は回族が多いんだということと、
イスラム系の人の出入りが多い
んだということが、実感できた。
そう私の北京のボロ家の借り手もアラブ人だ・・