2003/11/13 - 2003/11/13
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60歳の旅さん
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パースから西オーストラリア州の海岸沿いを、国道1号線に沿って北上し、ブルームからは全長600㎞を越えるダート道で、その途中には全く市街地の存在しない、ギブリバーロードを縦断してトップエンドと言われるダーウィンまでの6,000㎞を12日間で疾走する、中年3人組のアウトバックドライブの旅です。
⑨は旅の10日目キャサリンからイエローウォーター到着までです。
【オールドジムジムロードで、熱帯特有の激しいスコールに襲われる】
①・・・http://4travel.jp/travelogue/11064688
②・・・http://4travel.jp/travelogue/11066981
③・・・http://4travel.jp/travelogue/11069030
④・・・http://4travel.jp/travelogue/11069268
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⑨・・・http://4travel.jp/travelogue/11074407
⑩・・・http://4travel.jp/travelogue/11075752
⑪・・・http://4travel.jp/travelogue/11076414
⑫・・・http://4travel.jp/travelogue/11076436
- 旅行の満足度
- 5.0
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- カンタス航空
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10日目 11/13 晴れ後雨 ≪キャサリン---イエローウォーター≫
朝食を済ませ7時50分出発、キャサリン渓谷へ。2時間のリバークルーズに乗船する。この旅では初めてのメジャー観光地なので、世界中からの観光客がいる。多くの国の言葉が飛び交うが、我々の船にはドイツ語が多い。第一渓谷から第二渓谷へは浅瀬があるため船は通れず800m程渓谷の崖を歩き、上流の別の船に乗り換える。第二渓谷は両岸が100m近く切り立った崖のスケールの大きな渓谷である。
【写真左上 今朝の飯はずいぶんおこげだ。】
【写真左下 観光客はオージーより海外からが多い、特にこのボートにはドイツ人が多い】
【写真右下 キャサリン川は全長700?にもおよび、この渓谷だけでも50?も続くというスケールだ】 -
我々は時間も体力もないのでツアー船だが、多くの若者がカヤックで上流へと向う。乗船場で川にはワニがいるので落ちないようにと、冗談ぽく説明を受けたが、この川は夜になるとクロコダイルナイトツアーが実施されるので、冗談とはいえないようだ。
【写真左上 第一渓谷から第二渓谷への乗り換えの崖道を歩く。ここは浅瀬で岩場が多く船は通れない】
【写真右上 約800m歩き、第二渓谷の船に乗り込む】
【写真下 カヌーは転覆はともかく、水中の鰐が怖い】 -
キャサリンを出発して30分ほどのパインクリークで給油、ここから右折し、カカドウハイウェイへと入る。50?程先でカカドゥ国立公園のゲートがあり、入域料金として1人16ドル支払う。この入域パスは1週間有効だ。
前回来た時は雨季が始まっていて、1日違いの閉鎖で、断念したオールドジムジムロードが、今日はオープンしているのを横目で見ながら宿泊地のイエローウォーターへ向かう。
イエローウォータークルーズのターミナルも兼ねている、クイーンダロッジで部屋を交渉。よほど貧乏人に見えたのか、初めに案内された90ドルの部屋は二段ベッドでとても狭く、寝ることはできても3人分の荷物が部屋に入らないので再交渉。広々として快適そうなコテージが、以外と安く150ドルと聞き、すぐコテージにチェックイン。
荷物を整理してすぐ、部屋で遅いランチ。ここまで温存してきたレトルトのカレーと、パックされた飯を使い、カレーライス。どちらもお湯で温めるだけだ、何度も手を出しそうになったが、我慢してここまで持って来た介があって簡単に作れて美味い。やっぱりカレーは旅の定番だ、大量に持って来なかったことを後悔。もっとも空港で持ち込めたかは疑問だが。
【写真左上 イエローウォーターのターミナル】
【写真右上 フロント兼売店】
【写真左下 150ドルだけの価値がある、快適なコテージ、初の連泊だ】
【写真右下 ここまで温存してきた、レトルトカレーでランチ】 -
ランチの後、すぐにジムジムフォールズへ出発、前回は雨期で道路がクローズされ行けなかった。このジムジムとその奥のツインフォールズはカカドゥでは、イエローウォータークルーズとならぶ景勝地だが、そこへ行くのにはかなり険しいダート道を70?も走る必要があるため、雨季には近ずくこともできないほどの秘境だ。私とKは前回来た時は、道路閉鎖で地上からは行けなかったが、セスナでのカカドゥ上空遊覧飛行をして、空から迫力ある二つの滝を見ていたので、今回こそ地上から行きたかった。道路情報でツインフォールズは今年もすでに閉鎖されているがので、なんとかジムジムだけは行ってみたい。
カカドゥハイウェイからジムジムへのダートに入ると、先程から降ってきた雨が激しくなる。熱帯特有のスコールのようで心配だ。同じダートでもギブリバーと土質が違うのか車の後輪がやたら横滑りする。50?以下にスピードダウンして走る。分岐から60?程の地点にあるキャンプ場までは問題なく行けた。
【写真左上 怖いような空の色が、嵐の直前だ。】
【そしてあっとの間に豪雨、熱帯のスコール!】
【写真下 すぐに道は水没、泥濘の連続になる】 -
しかしそのキャンプ場から先は最悪のダートに変る。車1台分だけの道幅に大きなアップダウンとカーブ、路面は泥濘と、深い砂地に抉られた轍。その状態の登り道がジャングルの中、10?ほど続く。何度も腹を摺ったり、轍で横滑りしながらも、慎重に前進していた時に左の後輪に異変が起きた。最悪の時に最悪の場所でパンクだ。タイヤは完全にペシャンコ。
【砂地の深い轍と大きく抉れた穴の連続だ、プラドの腹を何度も強く打つ!!】 -
スペアタイヤと工具を出し、タイヤ交換を始めるが、ジャッキアップポイントが見つからず、英語のマニュアルを見ながら探すも、ポイントが奥深くにあるのと下が泥濘で足場が悪いので、仕方なく車の下に潜り込むことになる。泥だらけになり苦労して1時間ほどかけタイヤ交換終了。
【この時はさすがにキッかった!!!】 -
再びジムジムフォールに向って出発、最悪のダートが続くがやっとジムジムの駐車場に到着。パンク修理で遅くなってしまったようで、すでに駐車場には3〜4台の車しかいない。
【泥と砂地でこの深い轍、これが10?近く続く!!連続して腹を打つ車!!大丈夫か!?】 -
ジムジムの滝までは歩いて1.5?ほどだが、歩道というより、巨大な岩石超えの登山道のようで、かなりキツイ。1時間も歩きやっと滝らしき所に到着。
【こんなジャングルの中の登山道を上ること一時間、結構辛い道だ】 -
高さ150m以上ある巨大な絶壁が目前にそびえる。しかしそこには滝どころか1滴の水も無い。やはり今は乾期の終わりのようだ。ただ水は無くとも道中の険しさと圧倒的なスケールの絶壁で秘境感を充分堪能できた。
【やっとたどりついた、ジムジムの滝壷。水が流れていないのが残念。しかしこの先のツインフォールズが、すでに閉鎖されていることから、この滝の水があるようなら、前回と同じく途中が、洪水状態でここまでも来れなかったかも。】 -
トラブルで遅れ、ホテルに着く頃は真っ暗だ。明日はここからダーウィンの間で、別の面白そうな場所で泊まるつもりだったが、先程のパンクで、スペアタイヤを修理しないとどこへも行けなくなった。そこで疲れもあってこのクイーンダロッジに連泊をすることにした。
フロントで明日の宿泊の予約をして、売店の従業員に(ここはロッジと売店とGSと乗船場を兼ね、イエローウォーターでの総合センターだ)ここのGSでパンクの修理が出来るかと聞くと、この200?四方の広さのカカドゥ国立公園では、ジャビルにしか修理できる所は無いと言う。ただジャビルなら60?程先なので1時間もあれば行けると。
今日のパンクだが、今にして思えば、旅の3日目のグレーという町への尖った岩だらけのダートを走った、あの時のダメージが原因だろう。そうだとすれば、他の3本のタイヤも同じダメージを受けている可能性があり、いつパンクしてもおかしくないのだ。
つまりスペアタイヤがパンク状態のまま、次のパンクが起きた場合、我々の車は全く動けなくなってしまうのだ。その意味で、スペアタイヤを先に修理しない限り、危険でどこへも行けず、何を置いても、明朝一番でジャビルへ行き、タイヤの修理が必要だった。
【写真上 今回の旅、こういう道を好きで、選んで来たのだけど、それでも今日のダートはキツかった】
【写真下 初日からずーっと役に立っている、蝿よけネット、こんな登山道なのに必要だ】 -
部屋に戻り、連泊を決めたことで寛ぎ始めた我々にはもう一つ問題があった。今晩飲むVBが無いことだ。飲兵衛の我々は、ここまでも毎日VBを15本程と日本から持参したハードリカーなどを飲んできた。VBの補充のため、途中の町のリカーショップ(オージーは酒好きなので、かなり小さな町でもスーパー並みにある)に何度か寄り補充してきた。この日も本来途中のパインクリークの町で補充すべきであったが、先を急ぎ忘れてしまった。
酒無しで夕食は辛いので、まだ営業中のロッヂのレストランで、テイクアウトを交渉して、VBを6本購入。リカーショップなら1本1ドルで帰るVBに3.5ドル払い、今夜は一人2本で我慢だ。
明日のジャビルなら、きっとリカーショップがあるだろう、絶対に買ってこよう。
【写真左上 ここでコンロを炊いたら火災報知器が鳴りだした。明日は何とか考えよう】
【写真右上 これがダイニングテーブル】
【写真 VBが一人2本しかないので、寂しい夕食だ、食欲も減少ぎみ】
本日の走行距離 4334? イエローウォーターのクイーンダロッヂで宿泊
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