2003/11/12 - 2003/11/12
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60歳の旅さん
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パースから西オーストラリア州の海岸沿いを、国道1号線に沿って北上し、ブルームからは全長600㎞を越えるダート道で、その途中には全く市街地の存在しない、ギブリバーロードを縦断してトップエンドと言われるダーウィンまでの6,000㎞を12日間で疾走する、中年3人組のアウトバックドライブの旅です。
⑧は旅の9日目カナナラからキャサリン着までです。
【キャサリンの森で見つけたカンガルー、どこにいるかわかるかな???】
①・・・http://4travel.jp/travelogue/11064688
②・・・http://4travel.jp/travelogue/11066981
③・・・http://4travel.jp/travelogue/11069030
④・・・http://4travel.jp/travelogue/11069268
⑤・・・http://4travel.jp/travelogue/11070787
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⑧・・・http://4travel.jp/travelogue/11073437
⑨・・・http://4travel.jp/travelogue/11074407
⑩・・・http://4travel.jp/travelogue/11075752
⑪・・・http://4travel.jp/travelogue/11076414
⑫・・・http://4travel.jp/travelogue/11076436
- 旅行の満足度
- 5.0
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- カンタス航空
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-
9日目 11/12 晴れ ≪カナナラ--キャサリン≫
気持ちの良いバルコニーで朝食をすまし、7時に出発、今日からは再び舗装道路の1号線だ。30分程走ると西オーストラリア州と、ノーザンテリトリー準州との州境だ。驚いたことにこの州境には検問所がある。我々の走る西オーストラリア州からノーザンテリトリーに入る側はフリーパスだが、逆方向の西オーストラリア州へ入る側の車は止められて荷物検査だ。
【写真左上 一昨夜のマウントエリザベスで睡眠不足、それだけに昨夜は快適に熟睡して、爽やかな顔のKとH】
【写真右上 いつもの定番朝食、ハムエッグに味噌汁と飯】
【写真下 こちらはダートを6,000?走った後のプラド、ちょっと疲れ顔か】 -
まるで国境の検問所。この西オーストラリア州は植物や食物に対して、同じオーストラリア内でも他州からの持ち込みを厳しく防いでいるようだ。
あの車もトランクまで全てチェックされ食品などは、ほとんど没収か廃棄されている。その厳しさは同じ国内とは思えないほど。
【写真 西オーストラリアに入る車は室内からトランクまで全部チェックされ、食品は没収。我々は逆方向なので、フリーパス】 -
私は過去に、クイーンズランド州、ニューサウスウエールズ州、ビクトリア州、ノーザンテリトリーと車で州越えをしたことがあるが、この検疫は初めてだ。オーストラリアでも西オーストラリア州だけは特別のようだ、今回の旅がもし逆回りで、ダーウィンからパース方向なら、持参の食品はここで全て失ったのだろう、そうした知識も無かったが、我々は幸運であった。
【写真上 まず止まれ、ノーザンテリトリーから来る反対車線には何もない、変な国だ。】
【写真左下 西オーストラリア州へ入る側】
【写真右下 ノーザンテリトリー準州−ヘ入る側】 -
【写真左 オーストラリアの道路はこのマークも良く見かける。これは溝という意味】
【写真右 その溝がこれ。普通に牧場の牛や羊が道路へ出てきてしまうAUSでは、これで彼らが遠くへ歩けないように防いでいる。車が高速で走ると大きな音が出るので、この標識の手前でスピードダウンする。】 -
「ここからノーザンテリトリー」の看板を過ぎると、バオアブの樹が見えなくなったり、周辺の植物も少し変化してきた。パースから垂直に2,000?以上、緯度では20度近く北上(赤道方向)したのだ。動植物に変化があるのは当然だろう。また1号線に戻り、道路上でのカンガルーの死骸が増えてきた。ギブリバーでは夜間に走る車など皆無で、夜行性のカンガルーも安全だが、この1号線なら夜間に走るドラックが多いからだ。
【写真上 あの遠方のテーブルマウンテンを越えるといよいよキャサリンの町だ】
【写真下 牛のように大きいが犬だ。たぶん牧場で活躍する大型の牧羊犬だろう。この光景も良く見かける。 -
ティンバークリークで給油をし、1号線を北西へ向かうと、いよいよトップエンドと言われる地方に入ってきた。テーブルマウンテンと深い渓谷が近づくと、今夜の宿泊地のキャサリンだ。1号線とアリスから来るスチュワートハイウェイとの交差点付近がキャサリンの中心部だ。ここからは先は私とKには2度目のトップエンドへの道になる。
【写真下 キャサリンの町に入る。この交差点でアリスからのスチュワートハイウェイに交差する。 -
キャサリンの郊外で見た出来たばかりの鉄道の線路。地図には載ってなく不思議、日本に帰ってニュースを見て謎が解けた。あの人気の鉄道「ザ・ガーン」(アデレードからアリススプリングスへの大陸縦断鉄道)が、開通以来100年ぶりダーウィンまで延長された新線だったのだ。今頃はもう開通して走っているだろう
-
インフォメーションへ寄り、午後のキャサリン渓谷のボートツアーの時間を確認した後、今夜の宿を探して町を巡回する。キャサリンはノーザンテリトリーでもカカドゥに次ぐ有名な観光地である。キャサリン渓谷観光の基地らしく、ホテルやモーテルに、キャラバンパークも数多くある。何ヶ所か見るが、4年前の旅で宿泊したキャラバンパークを見つけた。
【写真 4年前にも宿泊したモーテル、フロントも変わっていない、ちょっと懐かしい】 -
荷物を部屋に降ろし、さてと渓谷のボート乗り場に向かおうとした時、大きな間違いに気付いた。西オーストラリアとノーザン準州には1時間半の時差があるのに、3人ともそれに気づいてなかったのだ。だから我々の時計では今1時20分だが、このキャサリンでは2時50分だ。どう急いでも3時の最終船には乗れない。
オーストラリアの州間に時差があることは知識とし知っていたが、先ほどの州境越えではそんなことはすっかり忘れていた。国内に時差などない日本人にとって、道路を越えただけで時計の時刻の修正など、身についていないのだ。
【写真 前回はモーテルタイプだったが、今回は昨日に続いてキャラバンコテージにした】
【写真 明るい室内は広くて快適。キッチンには電子レンジもある】 -
私もKも前回の旅ではキャサリンは通過しただけなので、今回は渓谷のボートツアーに載るつもりで、今朝も早朝に出発した。仕方なく渓谷のボートツアーは明日の午前の便にして、時間があったのでEdith Foollsに行く。直径200mほどの池があり、対岸の滝まで泳いで行ける。ここはフレッシュウォータークロコダイルや亀もいるらしいが、多くの観光客は平気で泳いでいる。(私とKも前回来た時には滝まで泳いだ。)
この滝壷では、日本人らしき青年を発見。声を掛けてみると、彼は関西出身の若いライダ−で、シドニーを出発してからすでに5ヶ月の旅だとか。この滝近くのキャンプ場でしばらく滞在し、これからギブリバーロードへ行く予定だという。今までの行程の情報を交換し、彼の旅の無事を祈りつつ別れた。
ここまで、日本人ライダーや若者のバックパッカーには一度もあっていない。久しぶりに日本人の旅人に出会えてホッと安心。
【写真 確かにクロコダイルがいてもおかしくない雰囲気だ、でも皆泳いでいる】
PS フレッシュウォータークロコダイルは魚を餌としていて、性格はおとなしいそうだ。 -
今夜の夕食は、手製のハンバーガーと、久しぶりの鍋をやることにした。牛肉は不味いし、豚肉も鳥肉も値段が高いわりに脂っぽく見えるので、ベーコンとソーセージの味噌味の鍋だ。珍しい白いキノコも入れてみたが、これが美味い。
先ほどの日本人ライダーの「カカドゥは暑くてきらいだ」とか「ギブリバーは1日に1台は車が通るなら命の心配はないようだ」などと話していたことを肴にVBを15本飲んで寝る。
【写真 ハンバーガーもバーガーシヨップなら1つ8〜10ドルもする。パンとミートパテをスーパーで買って、自分達で作ったバーガー。安くて美味い!!】
【写真 この旅で初めて造った鍋。幸運にも持ち込めた味噌だ、久しぶりの鍋で今日もVBが美味い】
本日の走行距離 548? キャサリンのキャラバンパークで宿泊
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