青い翼の裏側　～ANA機体メンテナンスセンター見学～

2015/11/05 - 2015/11/05

人気が高く、なかなか予約が取れない飛行機の格納庫見学。
今回、奇跡的に自分の仕事休みの日に空きがあったので、見学に行ってきました。

普段は決して見ることの出来ない、飛行機を飛ばすのに多くの人々が携わっているのを感じた90分間でした。
写真を多く撮っていますが、うまく撮れていないものも多数ありますが、
その点はご勘弁ください。

※尚、ANA機体メンテナンスセンター内の写真は、事前にメールにてANA機体工場見学担当者様へ送信、
更には広報担当者様にもご確認をいただき、了承いただいた写真を掲載しています。
ブログなどに掲載する場合は、きちんとルールに則って掲載確認を行ないましょう。

エリア 羽田(東京)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: タクシー 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

国際線ターミナル屋上にある展望デッキへ移動します。

遠目で見にくいですが、JALの格納庫付近に政府専用機が駐機していました。
政府専用機は、かなり前に日本の空から姿を消したジャンボジェットB747-400がいまだに現役なのです。
但し、2019年には後継機のB777-300ERにその役目を譲ることになります。

羽田空港 第3旅客ターミナル 展望デッキ 名所・史跡

国際線ターミナル展望デッキからの眺め。

駐機中のANA Cargoの横を滑走路に向かうB787、滑走路にはトーイングカーに牽引されたB767-300の姿が見えます。

写真には写っていませんが、垂直尾翼が写っているANA機の右隣のスポットには、
ANAと同じくスターアライアンスメンバーのルフトハンザドイツ航空のB777も。

羽田空港 第3旅客ターミナル 展望デッキ 名所・史跡

ANAメンテナンスセンターに行く前に少し早めの昼食。

国際線ターミナル内にある江戸小路にある串カツのお店『串の坊』へ。

今回食した『翔』(串揚げ12種、ご飯、生野菜、温泉たまご、デザート)

八丁味處 串の坊 羽田空港国際線ターミナル店 グルメ・レストラン

まず最初の4本が運ばれてきました☆
今回はプラス162円で土佐ジローの玉子かけご飯をチョイス。

八丁味處 串の坊 羽田空港国際線ターミナル店 グルメ・レストラン

左から牛肉、○○、椎茸肉詰め、ナス

※○○は何か忘れました※

八丁味處 串の坊 羽田空港国際線ターミナル店 グルメ・レストラン

左から手羽先、蟹のキス巻

八丁味處 串の坊 羽田空港国際線ターミナル店 グルメ・レストラン

左から海老、アスパラ

八丁味處 串の坊 羽田空港国際線ターミナル店 グルメ・レストラン

左からサーモン、こんにゃく、牛ヒレ、芝海老の紫蘇巻

八丁味處 串の坊 羽田空港国際線ターミナル店 グルメ・レストラン

最後はお茶と、ミニ黒糖ゼリーで終了☆

八丁味處 串の坊 羽田空港国際線ターミナル店 グルメ・レストラン

羽田空港第2ターミナルからタクシーで移動します。

ANA機体メンテナンスセンターの入口に立っている警備員さんに見学に来た旨を伝え、センター内に入ります。
受付では、事前に印刷をしてきた入館証メール(必要事項記入したもの)を渡して、引き換えにパンフレットと入館パスを受け取ります。

ちなみに入館パスは来場の記念として持ち帰ることが可能です。

ANA機体メンテナンスセンター 名所・史跡

受付後はしばらく時間があるので、ホール内を見学。

あの大きな飛行機を支えるのはブリヂストン社製のタイヤ。
タイヤの中には窒素ガスが充填されており、着陸離陸時との温度差がかなりあるので、燃えにくい窒素ガスは非常に重宝されているそうです。

ちなみに着陸時は250℃ぐらいの温度になるとのこと。

ANA機体メンテナンスセンター 名所・史跡

ANA柄のガンダム？
ガンダムファンにはたまらなそう。。

ANA機体メンテナンスセンター 名所・史跡

いよいよ前半は講堂のようなところで座学の時間が始まります。

35分間ですが、
あんなに大きい飛行機が何故飛ぶことが出来るのか、参加型の実験やクイズ、最後に空港での仕事をまとめた映像を見て、座学は終了。

自分が座った席の目の前にピカチュウがヘルメットかぶってました(笑)

ANA機体メンテナンスセンター 名所・史跡

機体の上にある背びれのようなものがVHFアンテナです。
飛行機の無線通信はVHF(超短波)とHF(短波)を利用します。
主に陸の上や近くなどを飛行するときは音質のきれいなVHFで交信します。
HFは主に洋上飛行(太平洋・大西洋横断など)で用いるそうです。

ANA機体メンテナンスセンター 名所・史跡

ANAに納入されたB787初号機の窓枠の切り抜きが展示されていました。

ANA機体メンテナンスセンター 名所・史跡

飛行機の対気速度を計測するためのピトー管。
これで飛行機の飛行中の速度を測ります。
既に退役しているB747-400のもの。

ANA機体メンテナンスセンター 名所・史跡

エアバスA320のコックピットの窓。
5層構造になっているそうです。

ANA機体メンテナンスセンター 名所・史跡

B747-400の左右の翼についている端灯。
飛行機同士の位置関係を判断する上で非常に重要なライトだそうです。
夜間飛行になると目視で確認は出来ないので、ライトの位置がカギとなります。

ANA機体メンテナンスセンター 名所・史跡

この日は、ハンガーの中にB767-300『ゆめジェット』がドックインしていました。

イラストが大きく描かれた機体です。
この後、間近で見ます。

ANA機体メンテナンスセンター 名所・史跡

大がかりなメンテナンス中のようで、トイレの便座が置かれています。
メンテナンスの場合は、座席なども全て取り払って隅々まで点検を行なうそうです。

ANA機体メンテナンスセンター 名所・史跡

ゆめジェットと一緒にドックインしているB777-300ERの尾翼部分。
この部分を間近で見れることはないですね。。

ANA機体メンテナンスセンター 名所・史跡

ハンガーの1Fに下りてきました。
B777-300ERの下部。
右の方にあるのが機体を持ち上げるためのジャッキになります。
位置が真ん中ではないですが、機種によって位置はまちまちだそうで、B777-300ERはこの位置で全然問題ないそうです。

ANA機体メンテナンスセンター 名所・史跡

先ほどはハンガーの3Fで見た『ゆめジェット』と間近でご対面です。
機体はピカピカ☆

ANA機体メンテナンスセンター 名所・史跡

B767-300『ゆめジェット』のエンジン部分。
片方のエンジンだけで13億円…

自分の給料何年分だろう…(苦笑)

ANA機体メンテナンスセンター 名所・史跡

エンジン部分を拡大してみました。
吸い込まれたらひとたまりもありません。。

ANA機体メンテナンスセンター 名所・史跡

機体の下にある四角い部分。
あの中にはカメラが入っていて、着陸時や離陸時にその瞬間を写すためのカメラが内蔵されていて、離陸着陸で角度が変わるそうです。

ANA機体メンテナンスセンター 名所・史跡

更に拡大すると、奥の方にカメラのレンズが見えます。

ANA機体メンテナンスセンター 名所・史跡

B767-300『ゆめジェット』を正面から見た写真です。

あの鼻の中には、500〜600km先の天候や空港の情報などを受信出来るレーダーが備わっています。

ANA機体メンテナンスセンター 名所・史跡

コックピット部分を撮影。
窓の下にはピトー管が備わっています。

ANA機体メンテナンスセンター 名所・史跡

『ゆめジェット』と一緒にドックインしているB777-300ERへ移動。
大がかりなメンテナンス中で全景は見れませんでしたが、
エンジン部分を撮影。
B777-300ERのエンジンになると1つ20億円とのこと。

ANA機体メンテナンスセンター 名所・史跡

B777-300ERを正面から撮影。
足場が組んであってうまく撮れず。。

ANA機体メンテナンスセンター 名所・史跡

ANA機体メンテナンスセンターからの帰り道、目をやると遠くにB787を発見！
787のロゴがカッコいい☆

羽田空港(東京国際空港) 空港

東京モノレール新整備場駅目前で見かけたスターフライヤー機。
九州行きの際にお世話になっています。

エアバスA320使用。
各座席が革張り、しかも各席にモニターがついていて様々なプログラムが楽しめるLCCの中でもグレードが高い会社です。

羽田空港(東京国際空港) 空港