2015/05/13 - 2015/05/13
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junemayさん
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2014年6月から7月にかけて、イタリア、フランス、スペインを勝手気ままに歩いた一人たびの心地よさが忘れられず、年が明けるや否や新しいプランを作成。今年は昨年最も強く心を惹かれてしまったイタリアに集中することにしました。6月のトスカーナは連日35度を超す猛暑だったので、今年は1か月前倒し。
まずは行きたいところをピックアップして、たびの拠点となる都市を選定。宿泊施設を押さえてから、詳細を詰めていくというのが私のスタイルなのですが、例によってこれも見たい、あそこも行きたい・・・とかく欲張りな私のこと、1か月じゃあ全く時間が足りないことがすぐに判明しました。とはいえ、時間とお金は限りあるもの。優先順位を決めて、何とかやりくりをして決めたのが下記のプランです。
イタリアには過去3度行ったことがあります。
最初のたびは、大学生の頃、スイスのチューリッヒから日帰りで行ったミラノ。最後の晩餐だけ見に行ったような、慌ただしいたびでした。
2回目は2001年、シシリアとアルベルベッロ、カプリ島、ローマを2週間かけて回りました。
3回目が2014年、ベネチアとトスカーナ州、リグーリア州が中心の2週間。
今回は、過去に行ったことのない場所をメインとした旅程となりました。たびを重ねるうちに、自分が最も興味を惹かれるものは、古い建物、神社仏閣教会等、そして彫刻、絵などの美術品 全て人が作り出したものだということがわかってきました。中でも、ここ2、3年、以前はあまり興味が沸かなかった教会に強く惹かれる自分がいます。基本的には無宗教なのですが、現在より人々の心が純粋で、神を敬う気持ちが強かった頃でなければ、創り上げられなかった文化の結晶とでもいうべき施設には畏敬の念を覚えます。というわけで、今回のたびの中心は教会を巡る街歩きとなってしまいました。
イタリア語は皆目見当がつかず、付け焼刃で2週間ほど本を見て勉強しましたが、やるとやらないでは大違い。後は度胸と愛嬌?で前進あるのみ。御陰様で、とても自己満足度の高いたびになりました。
2015/5/6 水 成田→モスクワ→ローマ
2015/5/7 木 ローマ
2015/5/8 金 ローマ→ティヴォリ→ローマ
2015/5/9 土 ローマ
2015/5/10 日 ローマ
2015/5/11 月 ローマ
2015/5/12 火 ローマ
2015/5/13 水 ローマ→ナポリ
2015/5/14 木 ナポリ→ソレント→アマルフィ→ラヴェッロ→アマルフィ→サレルノ→ナポリ
2015/5/15 金 ナポリ
2015/5/16 土 ナポリ→エルコラーノ→ナポリ→カゼルタ→ナポリ
2015/5/17 日 ナポリ→バーリ
2015/5/18 月 バーリ→マテーラ→バーリ
2015/5/19 火 バーリ→レッチェ→バーリ
2015/5/20 水 バーリ→オストゥーニ→チェリエ・メッサピカ→マルティーナフランカ→バーリ
2015/5/21 木 バーリ→アンコーナ→フォリーニョ
2015/5/22 金 フォリーニョ→スペッロ→アッシジ→フォリーニョ
2015/5/23 土 フォリーニョ→トレヴィ→スポレート→フォリーニョ
2015/5/24 日 フォリーニョ→ペルージャ→フォリーニョ
2015/5/25 月 フォリーニョ→コルトーナ→オルヴィエト
2015/5/26 火 オルヴィエト→チヴィタ ディ バーニョレージョ→オルヴィエト
2015/5/27 水 オルヴィエト→アレッツォ→オルヴィエト
2015/5/28 木 オルヴィエト→フィレンツェ→ボローニャ
2015/5/29 金 ボローニャ→ラヴェンナ→ボローニャ
2015/5/30 土 ボローニャ→モデナ→ボローニャ→フェラーラ→ボローニャ
2015/5/31 日 ボローニャ
2015/6/1 月 ボローニャ→パドヴァ→ヴィチェンツァ
2015/6/2 火 ヴィチェンツァ→パドヴァ→ヴィチェンツァ
2015/6/3 水 ヴィチェンツァ→ヴェローナ→ヴィチェンツァ
2015/6/4 木 ヴィチェンツァ
2015/6/5 金 ヴィチェンツァ→ミラノ
2015/6/6 土 ミラノ
2015/6/7 日 ミラノ
2015/6/8 月 ミラノ→モスクワ→
2015/6/9 火 →成田
居心地の良いベッリーニ広場を後に、サンタ・マリア・ディ・コンスタンティノポリ通りを北上して、国立考古学博物館にやってきました。南イタリアで最も重要な博物館の一つと言われれば、見逃すわけには参りません。ナポリ用アルテカードで入場します。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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先ほどベッリーニ広場にも城塞の一部がのぞいていましたが、考古学博物館のある場所はナポリに築かれた、古代ギリシャ時代の都市ネアポリスの北西の角に当たっています。ここまでが城内だったということですね。
内部には、ギリシャ、ローマ時代を中心とした貴重な出土品、彫刻が数多く展示されています。
1750年に、ナポリを支配していたスペイン王カルロス3世が創設したこの博物館の目玉は、彼がファルネーゼ家出身の母親から受け継いだ膨大なファルネーゼ・コレクションの数々です。 -
入り口を入ると、予告なく突然、ファルネーゼ・コレクションが始まります。多くの作品があるので、自分の目についた作品だけをカメラに収めました。後で解説等を読んだら、有名どころの作品がかなり抜けていますが、まあそれもご愛嬌。間近で見られるだけでラッキーな作品が目白押しです。
だらだら、作品の紹介が続きますので、ご興味のある方だけお読みくださいね。って自分で言って世話ないし・・・ -
ファルネーゼ・コレクション最初の作品は、着座のアポロ像。1799年にナポリにやってきた彫像です。岩に座ったアポロは、左手にあのヘルメスが最初に作ったと神話上では言われている楽器リラを持っています。
オリジナルは、頭や手足、ブロンズで作られていたそうですが、現在は白い大理石に置き換わっています。この像には大変貴重な赤い斑岩が使用されているので、元々は神殿、あるいは皇帝のプライベートな寺院に置かれていた物と言われています。
アポロはゼウスの息子だから当然男だと思っていたのですが、これはどう見ても女性像に見えますねえ。 とても美しい! -
何故か、アポロの足を激写! やはりこれは男の足かなあ・・・
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壁に沿って並ぶローマ時代の胸像たち。真ん中と右側の像は、お馴染み「川の神」ですね。どこかの噴水の一部だったと思われます。全て大理石製。
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こちらの「川の神」は、あまり有名どころじゃあなかったようで、後から調べても資料が見つかりませんでした。ローマの繁栄のシンボルのような彫像です。
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「ディオニュソスとエロス」は、紀元前4世紀頃のオリジナルを元に、ローマ帝国時代の2世紀頃に作られた作品。この博物館にあるものは、2世紀の制作が断然多かったです。
少し右足に体重をかけて、体を曲げているディオニソスのポーズがたまりませんね。エロスは、赤ん坊の姿のことが多いけれど、ここでは立派な少年です。
ディオニソスの右側、ブドウの蔓が見え隠れするあたりから、蛇がシュルシュルと這い上がっていくのが見えます。ご用心! -
腕が取れてしまっていますが、まだ少年ぽさが残る顔と着衣のドレープのひだに惹きつけられての1枚。資料なしです。
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こちらも資料は見つかりませんでしたが、先ほどのエロスと一緒の彫像からみても、酒の神ディオニソスだということは分かります。
右足に体重をかけた体の曲げ具合は大変似ていますね。右手は高々とブドウを掲げ、左手は蔓の絡まるブドウの枝の上に置いています。ほれぼれするくらいイイ男ですねえ。 -
エロス・チェントチェーレと呼ばれている一連の作品の中で、こちらは、ファルネーゼのエロスと名付けられています。
紀元前4世紀のアッティカの彫刻家プラクシテレスが創り上げた彫刻の流れを汲んでおり、ギリシャの愛の神エロスを表現しています。全部で27体の似通った作品が見つかっていますが、これはポンペイで見つかったもの。ポンペイが壊滅したのは紀元79年のことですから、相当古い作品です。まだ少年ですね。多分12、3歳位くらいでしょうか。 -
アンティノウス・ファルネーゼです。一目ぼれしてしまいましたよ!!
覚えていらっしゃいますか? ハドリアヌス帝が愛した少年アンティノウスを。皇帝は、どこへ行くにもこの少年を連れて視察旅行に出かけていましたが、彼はエジプトで不慮の事故により亡くなるのです。ナイル川で溺死するという痛ましい最期でした。
彼の死後、ハドリアヌス帝は彼を神格化し、各所に彼の神殿を作り、それを彫像で飾り立てました。ギリシャを中心に彼を祭神とした宗教が広まったそうです。また、その美しさゆえ、同性愛のターゲットともなり、ずっと後のことですが、オスカー・ワイルド等の文学作品にも登場することになります。
1520年代、ローマの発掘現場で見つかったこの彫像は、直ちにローマのファルネーゼ宮殿のカラッチのギャラリーの入口に飾られました。1786年頃、ナポリの支配者シチリア王フェルディナンド4世の命を受け、ファルネーゼコレクションの残りの部分と共にナポリに運ばれてきました。
ハドリアヌス帝でなくとも、惚れずにはいられない、神々しい光が彼の全身を包んでおりました。 -
古代ローマの植民地キュレネ(現アフィリカのリビア。ゼウス神殿やアポロ神殿の遺跡がある)タイプのアポロ像です。オリジナルはギリシャ全盛時代のもので、こちらは、ローマ帝国時代の201年頃に作られたものです。硬砂岩という固い砂岩を使っています。
あららぁ 確かにこの像は男性ですよね。最初の方に出てきた「着座のアポロ」は女性的。でも右手に持っているリラ<竪琴)は同じように見えますよね???
となると、さっきのも男性だったんだ・・・ -
美少年が続きます。ワクワク! ガニュメーデースはギリシア神話にも登場する人物で、イーリオス(トロイア)の王子。これまた美少年だったと言われています。
そんな美少年を、女でも男でも美しいものに見境のないゼウスが放っておくわけがありません。黒い鷲に化けたゼウスはガニュメーデースをさらっていって、オリンポスの宮殿で、酒のお酌をさせたという話がギリシャ神話の中に出てきます。これは、そのエピソードから取った作品です。
その後ガニュメーデースは天に上り、水瓶座になったと言われていますよ。 -
サテュロスと小さなディオニソスです。
サテュロスはローマのカピトリーニ美術館でもたくさん登場しましたが、半人半獣で描かれることもあれば、この像のように人間らしい場合もありますが、森や山に住む精霊と言われています。ワインと女性と美少年を愛し、ディオニソスの友人でもありました。
サテュロスは手にシンバルの様なものを持って、子供のディオニソスを喜ばせているように見えます。音楽と笑い声が聞こえてきそうな作品です。 -
こちらは、笛の演奏を羊飼いダフニスに教えるパーンの彫像。パーンとサテュロスの違いがいまいちわかっていないのですが、バーンの方がまさに半人半獣。毛深いです。何百人といるゼウスの息子の一人とも言われていますが、牧神と呼ぶ方が合いますね。オリジナルは紀元前2〜3世紀のギリシャ製で、こちらはローマ時代の複製です。
パーンはその笛で、美女や美少年を誘惑したと言われています。これは、「笛を教えてあげる」と美少年をたぶらかしている場面でしょうか?ダフニスの肩に置いた手がなんともいやらしい〜!! -
資料のない美少年です。こうやって見ていくと、私が撮ったものには、美少年が多いですね。当然!と言うか、ヤッパリ!! と言うべきか・・・
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古典的なポーズをした青年像。5年前にアテネのアテネ国立考古学博物館でも見たようなポーズだなあ。
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アフロディテ像はいくつもあって、何体も撮りましたが、それぞれ微妙に異なっていて、見分けるのが大変。こんなにあるとは知りませんでした。ローマのカピトリーニ美術館のヴィーナスとは、髪のなびく方向が異なっています。
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こちらもアフロディテですが、前作よりやや貧相なイメージ。比べないとわかりませんが、こうやって並べていくと違いがはっきりしてきますね。
2世紀の制作(複製)で、「カピトリーニ・ドレスデン・タイプ」と書かれていました。 -
ファルネーゼ・アフロディテと呼ばれるのはこちらの作品。こちらもカピトリーニ・ドレスデンタイプという分類のようです。オリジナルはギリシャ・ヘレニック時代。こちらはローマ帝政時代の複製です。
で私、肝心のナポリでは一番有名な、「お尻の美しいアフロディテ」は撮らなかったようです。目にも入らなかったのかなあ。信じられない・・・ -
そしてこちらはおまけ。2010年にアテネの国立考古学博物館で撮ったアフロディテです。
これらは、全て前述のギリシャの大彫刻家プラクシテレスの「クニドスのアフロディテ」から派生していると言われています。残念ながらオリジナルは失われていますが、古代において、最も多くの複製が作られた像の1つだそうです。 -
エロスとドルフィン。イルカがこのように子供に巻き付くことが出来るのか、疑問に思いますが、少年のエロスが「醜い」イルカと戯れている場面を再現しています。
何度も書いていますが、あんな可愛い動物がこんな風に表現されるのか、理解不能です。 -
レリーフが施された大理石の円柱です。杖を持っているのはギリシア神話の医神アスクレピオスでしょうか? アスクレピオスの持つ杖には、蛇が描かれていますが、古代、蛇は神聖な生き物とされ、毎年脱皮を繰り返すことから、若さを保つとされてきました。
後の世紀では、医者や薬屋のシンボルとしても使われたそうですよ。 -
ローマのポンペイ劇場跡で発掘された、「ウラニア」という愛称で呼ばれている女性像です。ゼウスの娘で、歌、詩、演劇の女神であるエラトーだと言われています。彼女は肩のところで絞ったチュニックを着ており、左手にはリラ<楽器)を持っている姿で良く描かれています。この彫像は球状のものを持っていますが、後年の誤った修復によるものらしいですよ。
彼女のために、わざわざ祭壇まで設けてありますね。 -
リラを奏でるアポロが又登場です。太陽神であり、音楽と詩歌文芸の神でもあるアポロン。こんなポーズで楽器を奏でられたら、その場を動けなくなりそうです。
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ギリシャ悲劇の仮面でしょうか? 仮面を持つ女性からは何の感情も見出せませんね。アテネ近郊のエレウシスの遺跡から見つかった彫像の複製とみられ、豊饒の女神デメテルの娘あるいは分身と言われる、処女神コレであると言われています。オリジナルはおそらく紀元前5世紀に遡ります。
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エフェソスのアルテミスが、ナポリにもいましたよ! ナポリの人達にとっては造幣局が発行したコインでもお馴染みのものらしいです。
ヘレニズム時代のカルト信仰の神で、たくさんの乳房と頭の両脇の羽の生えたライオン、塔のような形の帽子が特徴的。アルテミスはゼウスの子、アポロンの双子の妹と言われています。 -
他にも体中に雄牛、馬と思しき動物や蜂らしい昆虫、スフィンクス、花などのレリーフが見られます。見れば見るほど不思議が一杯の像ですね。
顔、手足はブロンズ製。修復を行った人の名前がヴァラディエールと書いてありましたが、もしかしてポポロ広場の設計を行ったヴァラディエールと関係あるのかしら・・・ -
馬上で死にゆくアマゾン。ギリシア神話によく登場するアマゾンとは、ほぼ女性のみで構成され、狩猟や戦を得意とする部族とされています。お馴染みのアマゾネスですね。彼女たちが信仰する対象が、前述のアルテミスだそうですよ。
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ファルネーゼの豹と言われる作品です。凄い石を見つけたもんですね。小さいけれど、目に使われている赤い石も迫力満点です。ローマ帝政時代の作品です。
お部屋のインテリアにちょうど手ごろな大きさです! -
こちらは、レリーフの作品で、着座のディオニソスです。彼のシンボルの一つである先端に松笠が付いたテュルソスの杖を持っています。
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「ファルネーゼの豹」とともに、石の素晴らしさに見とれてしまった作品がこちらの「跪くベルベル人」。フリギアン帽というフリギア、ダキア、バルカンといった東ヨーロッパやトルコのアナトリア地方でよく見られる帽子をかぶっており、衣服も東方風です。
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2色以上の大理石を使った作品の中では、間違いなく最高の出来だと思っています。荷物の重さにじっと耐えている彼らの無言の表情がまた良いです。顔と手は、ネロ・アンティコという黒い大理石、衣服にはカラッラの大理石の中でも、特に「クジャク」という意味を持つパヴォナッツォ大理石を使用しています。
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資料なしですが、頭飾りから、フォルトゥナ・イシスの女神だと思われます。
イシスは古代エジプトの強力な神で、彼女を信仰するものは、良い来世を約束されました。そのイシスがローマの神で個人と都市の両方の運命を司るフォルトゥナと結びついたのがフォルトゥナ・イシスです。衣服は胸の辺りで、独特のイシス結び(イシス・ノット)で結ばれているのも特徴の一つです。
イシス・フォルトゥーナの女神はコレクションに何体か含まれていました。 -
こちらは、嫉妬深いことで有名なゼウスの妻ヘラの像。あれだけ悪さの限りをつくしたら、ヘラでなくとも愛想をつかすような夫を持った、可哀想な妻と言った方が良いかもしれません。私はヘラに同情しますよ。
エフェソス・ウィーン・タイプと書かれていました。ローマ帝国時代の複製です。 -
ファルネーゼのアテナ。
アテナは、ご存知ギリシャ神話に出てくる女神ですが、元々はギリシャの都市国家ポリスの守護神だったと考えられています。アテネと言う町の名は、彼女の名前から取ったというのは有名ですね。
智慧と技術の女神であり、戦いと武勇の女神でもアルアテナ。いつも気になっているのですが、胸につけた大きな顔のブローチは、どなたなのでしょう? -
これまた見事な、エロスと雄牛のレリーフが掘られた石板です。ローマのヴィーナスの神殿からの出土品で、中央の大きな燭台の両脇に、エロスと雄牛がペアで彫られています。燭台の細かい彫りに注目! よくぞこんなに良い状態で残っていましたねえ。
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ファルネーゼ・コレクションの中でも、多分最も有名なファルネーゼ・ヘラクレスの登場です。紀元前4世紀にギリシアの彫刻家によりブロンズで作られたオリジナルの2世紀から3世紀にかけてのローマの複製です。
この像にはGlykonという作者のギリシャ語の署名がありましたが、Glykonというのは、ギリシャ神話に出てくる蛇の神の名前と同じなので、ちょっと意味がわからない・・・
216年に作られたローマのカラカラ浴場跡から発見されました。1546年に修復され、ローマのファルネーゼ宮を飾っていましたが、1787年、ナポリにやってきました。 -
この後姿には、誰もがカメラを向けたくなりますねえ。ホレボレ!
大きな右手には、小さな石ころのようなものが沢山握られていましたが、実はこれ、「ヘラクレスの12 の功業」のうちの11番目に出てくるヘスペリデスの黄金のリンゴなんですって。
彼は最初の功業、「ネメアの森のライオン退治」を終えたばかり。彼が寄りかかっている傍らの武器(武器には見えないが)には、そのライオンの皮がかぶせてあるのだそうです。
現場では、見てもそれが何だかわからなかったのですが、ようやくスッキリしました。 -
面白いものを発見しました。壁にぶら下がった足に関わるエピソードです。
ファルネーゼ・ヘラクレスは足のない状態で発掘されました。そのため、ミケランジェロの弟子だったギリェルモ・デッラ・ポルタにより新たな足が取り付けられました。
足は後に発掘されましたが、復元されたヴァージョンの方が好まれるだろうとの判断で、足は18世紀末までそのままにして置かれました。曰く、「オリジナルの足は筋肉が大変固く、血が通っていないように見える」と判断されたのです。
オリジナルに再度付け替えられた後、詩人ゲーテは「なぜデッラ・ポルタの方が良いと思ったのか理解するのは不可能だ」と言い放ったといいます。
その後、デッラ・ポルタの足はローマのファルネーゼ宮に放置されたままになっていましたが、ようやく? ナポリに到着し、壁にぶら下がることになりました。
という内容です。適当な訳ですが、だいたいそんな意味でした。 -
エピソードを読んでから、再度彫像を見ると、なかなか興味深いですなあ・・・確かに物凄い筋肉ではあります。
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ポモナ・ファルネーゼ。ローマ神話の果実の女神ポモナを描いた彫像です。16世紀前半に、カラカラ浴場から発掘され、後に18世紀の彫刻家カルロ・アルバチーニにより復元されました。彼は多くのローマ時代の彫刻の復元作業を手掛けています。
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この、とびっきり美しい彫像は、ファルネーゼのフローラです。薄い衣服(キトン)を通じて、彼女の美しい足の形があらわになっていますね。まるで、今さっき水から上がってきたところのようです。キトンの裾をちょっとつまんでいる右手のポーズも、そんな感じがしますね。
花束を掲げた左手は19世紀の修復+追加だそうです。 -
ローマ神話では、フローラはサビニ人由来の自然と花のシンボル(特に5月に咲く花)です。
特にドレープが見事ですね。ベルニーニもたじたじとなるような、美しい流れです。 -
こちらは、ファルネーゼ・ラー と呼ばれている像です。ハドリアヌス帝時代の作と思われ、トーガのような衣服を身につけています。
ラーは擬人化された精霊ゲニウスを表したものとされています。人々はそれぞれその家の、あるいは通りの、町の、地域のゲニウスを持っていたと思われます。それぞれの家にある神棚の神様を擬人化したようなものかなと、私は勝手に解釈しています。
手に持っている花等は、後の修復の際の追加です。こちらもカルロ・アルバチーニが手がけました。 -
ラーが身につけていた履物は、ローマの兵隊がよく履いているような毛皮付きのサンダルでした。
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ついでに右足もズーム!
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続いては、「ギリシャの英雄と子供」。子供ってどこ?と思わず探したくなりますが、英雄さんが肩に担いでいるので、ここからは手足しか見えません。死んだ子供のようです。
アキレスによって殺されたイリオスの若い王子トロイロスと説明板には書かれていましたが、別の見方もあるようですよ。
この像はギリシャ神話のトロイア戦争に登場する英雄ネオプトレモスをイメージしているというのです。情け無用の冷酷な戦士というイメージですが、ネオプトレモスはトロイアを陥落させると、トロイア王を殺し、トロイア王子ヘクトールとアンドロマケーの遺児アステュアナアクスを城外に投げ捨てたと言われています。
どちらが本当なのかわかりませんが、こうやって見ていくと、彫像の背景にある物語を殆ど知らないことに気づかされます。神話の世界だけでももう少し理解していれば、彫像を別の角度から楽しむことが出来ますね。 -
いよいよ、ヘラクレスと並ぶファルネーゼ・コレクションの至宝トロ(雄牛)・ファルネーゼの登場です。元々は、ローマのファルネーゼ・コレクションの一つでした。
発掘後に修復された古代彫像の中では最大の大きさと言われています。大プリニウスと呼ばれた古代ローマの博物学者ガイウス・プリニウス・セクンドゥス(紀元22年〜79年)は、その著書「博物誌」の中で、この像について、「一つの大理石の塊から紀元前2世紀末にロードス島の彫刻家アポロニウスとその兄弟によって彫られた」と言及しています。つまり、これは輸入品なんですねえ。 -
この巨大な大理石の彫刻群は、テーベ王ライコスの最初の妻ディルケの話が元になっています。暴れる牛を押さえつけている兄弟はアンティオペの息子たちアンフィオンとゼトス。彼らの母親を虐待したディルケへの復讐として、彼女を猛牛に繋いで殺そうとしている「恐ろしい」場面です。
この壮大な物語の彫像群も、1546年にローマのカラカラ浴場跡から発見されたのです。 -
この彫像群、「ヘラクレス」の発見とは異なり、当時はあまり騒がれなかったようです。そして、一時ミケランジェロが噴水の一部として使用するというアイディアが出ていたそうですが、実現には至りませんでした。
彫像群の周りの細かい動物の断片が、方々から発見され、それらがすべて一つの作品の一部だとわかるまでには時間がかかったようです。 -
ファルネーゼ宮にあった残りのファルネーゼ・コレクションと共にナポリに運ばれたのは1826年のことでした。ファルネーゼ・コレクションがこんなに何度も分けてナポリに運ばれたというのは初耳でした。
全体的に黄色みを帯びた大理石だったのですが、この写真ではオレンジになってしまっています。 -
こうやって、四方八方から写真を撮らないと、全体像が浮かんできませんね。右の男性(アンフィオンかな?)の足元にいる少年は一体誰でしょうか?
後ろに突っ立っている女性は、彼らの母親? 説明書きを読んでも、わからないことばかりです。 -
突然エジプトに飛びます。ファルネーゼ・ナオフォロと呼ばれている彫像で、唯一のエジプトものです。神オシリス像が祀られているナオス(祠)を跪いて抱えているナオフォロは、とても状態の良い彫像です。
ナオフォロはかつらをかぶり、首には神ハトホルが描かれたお守りをつけています。16〜17世紀にローマで発見され、ファルネーゼ宮の皇帝の間に飾られていました。 -
人間が、「う〜ん」と言って考えるときのしぐさは、古今東西変わらないなあと思わせてくれた彫像です。彼女の横顔が美しくて、見入ってしまいました。
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こちらは、アンティノウス・バッカスと呼ばれている作品の一つで、バッカスの格好をしていますが、顔はハドリアヌス帝の恋人アンティノウスなのだそうです。先ほど見たアンティノウスより随分男っぽくなった気がします。
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ローマ皇帝ウェスパシアヌス(9年〜79年)の巨大ヘッドです。初めてのおじいちゃん登場ですね(笑)! 4皇帝が入り乱れた内乱に終止符を打ちフラウィウス朝を設立、27年間帝国を支配した人物です。
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ユリア・アグリッピナ。日本では小アグリッピナと呼ばれており、皇帝ネロの産みの母です。英語のタイトルが「The so-called seated Agrippipina」となっていたのが興味深いです。「いわゆる着座のアグリッピーナ」までがタイトルなのですから。
ファルネーゼ・コレクションの中でも最も有名な彫刻の一つであり、パラテイーノの丘にあるファルネーゼ庭園の階段の最上部に、他の着座の女性像と共に置かれていました。
小アグリッピーナはかなりの高齢の女性像(初めてのおばあちゃん!)で、皇帝ネロの時代の一般的なファッションに身を包んでいます。原型は、紀元前5世紀にアテネのフィディアス派が作ったアフロディーテの像だと言われています。 -
ファルネーゼのマルクス・アウレリアスです。ローマのカピトリーニ美術館以来ですね。閣下!
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アレクサンデル・セウェルスは第24代ローマ皇帝。皇帝である彼がなぜ裸? 説明書きを読んでもわからないのですが、どうやら理想化された肉体に彼自身の顔をくっつけた像らしいですよ。Diomedes Cuma-Munich タイプということなのですが、こちらは調べても全く出てきませんでした。作られたのは225年だそうです。
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ふぅ〜 お疲れ様でしたぁ。これでも急ぎ足で回ったんですよ。随分有名どころを見逃したような気がしますが、若いぴちぴちのお兄様をたくさん見られたので大満足です。
2階に上がる階段のところには・・・ -
お馴染みの川の神たちが出迎えてくれます。こちらは右の神様。ローマで見たものより、さらに肉付きが良くなった気がするのですが、ピッツァ食べ過ぎでしょうか?(笑)
2世紀後半の作品で、ローマのカンプス・マルティウスと書かれていましたが、出土品なのかどうか、詳細はわかりません。パンテオンのあるローマの中心地だから、掘れば何か必ず出てくる地域です。 -
こちらが、左側の神。元々、左右で一対になっていたもののようです。なんという名前の川の神なのか、説明一切なし。
そういえば、博物館入口で「どうやって回ったらいいの?」と係員に尋ねたら、渡されたぺらっとした1枚の紙きれには、長方形の中に数字が1から書かれているだけの代物。地図らしいけれど、一体ここはどこなの? せめて入口がどこなのか教えてくださいな! と言いたかったです。全くやる気なし! 私がエクセルで作った方がまだましだよ。プンプン! -
2階に上がる前に、中庭と回廊を廻ってみましょう。
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回廊には、ご覧のようにたくさんの石棺が並べられています。一つ一つの紹介はとても無理。どれも素晴らしいレリーフで装飾されています。
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中に入っていた骨はどうしたんでしょうね? まとめてどこかに葬ったのかしら?
左手前の石棺の中央には、ギターかマンドリンに類した楽器を持った人物が彫られていますね。 -
ナポリ近郊のポッツォーリで発掘された石棺。人間を創造し、またその人間に火を与えたとされるギリシャの神プロメーテウスが人間を「創造」している場面が彫られています。
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こちらは、イタリア南部カラブリア州ミレートで発掘された3世紀の石棺ですが、シシリア王ルッジェロ1世(1031年〜1101年)の棺として再利用されたそうです。棺までリサイクルというところが凄いですねえ。
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こちらもポッツォーリ出土の石棺です。港町ポッツォーリはギリシャの植民都市として、紀元前9世紀まで遡ることのできる歴史的な町で、こうした石棺や石板などが数多く発掘されています。
地下鉄で簡単に行くことが出来るので、今回時間があれば訪れたかった町の一つですが、全くもって時間が足りませんでしたよ。 -
こちらは、皇帝マルクス・アウレリアス時代の将軍で政治家でもあるマルクス・ノニウス・マクリヌスの騎馬像です。
マクリヌスはマルクス・アウレリアスの顧問、ローマのアジア領土の総督などの職務を務めた人物で、ごく最近の2008年10月、北ローマのフラミニア街道近く、テヴェレ川のほとりで墓が発見されたことでも知られています。 -
再び、エジプト世界を垣間見ます。
大法官イメネミネット(紀元前7世紀)の葬送モニュメントです。上部には顔のレリーフ。その下には、彼または彼女の名前、肩書、亡くなった人との関係などが記されています。 -
エジプト・コーナーではこの他、副葬品として死者と共に埋葬されたシャブティという木像が多数展示されていました。埋葬することにより、死後、死者に代わり、労働等を行うと信じられていたのだそうです。
中央の大きな箱は、それらが納められていた箱で、説明書きにはシャブティ・ボックスと書かれていました。 -
もうボロボロになっている像も多数見られましたが、エジプトだからこそ、木像がこれまでもったのですね。日本の気候なら、とっくに朽ちてしまっているはずです。
どことなく埴輪を連想させるので、親しみを感じました。 -
さあ、これから、パート2のモザイク及びポンペイ・コーナーに突入するため、階段を上っていきます。
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川の神たちの間の階段を上っていくと、立派なライオンに迎えられました。ライオンの背後には、中央にアテナ、左右にはポンペイ(右)とエル・コラーノ<左)を象徴するアフロディテたちが立っています。
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ファルネーゼのライオンです。制作されたのは2世紀初め。
今まで見た中でも姿かたち、迫力とも最上級のライオン像でした。トラファルガー広場や三越、ローマでもたくさん見たけれど、ベスト3に入るライオンでしたよ。
長くなりましたので、この続きは、「イタリア あっちも! こっちも! と欲張りなたび その36 ナポリ 国立考古学博物館2で」!
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この旅行記へのコメント (3)
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- duc teruさん 2015/12/27 18:33:29
- ご訪問ご投票ありがとうございました
- junemayさん
初めまして、お礼に参上いたしました。素晴らしい写真と詳細な解説に感服いたしました。
大変参考になります。有難うございました。
実は10/01-12/02/2016に訪伊を予定して、naples5泊, iscchia2泊, capri5泊,positano3泊,以後はRoma,Firenze.と回る予定です。
ウニコナポリ、カンパーニアのそれぞれ3日券と7日券を求める予定にしておりますが、
junemayさんはnetで事前決済をしたとか、現地で求めるのと比べて、どのようなメリットがあるのでしょうか、又使い技などお教えいただければ幸甚です。
年内は留守にしますが年明けには在宅しております、年末年始にかけてお忙しいところぶしつけで恐縮ですが、お手すきにでもよろしくお願いいたします。
又お邪魔します。
ducteru
- junemayさん からの返信 2015/12/27 23:31:14
- RE: ご訪問ご投票ありがとうございました
- dec teruさま
こんばんは。
初めまして junemayです。
ご訪問いただきましてありがとうございます。
お二人で、暮らすように旅する・・・いいですねえ。
私もいつも同じことを考えておりますが、性格が欲張りなため、予定を
詰め込み過ぎて、結局気が付いたら走っています。
アルテカードを事前にネット購入したのは、時間がもったいなかったということだけで、深い意味はありません。現地でも購入できるので、時間の余裕があれば現地で購入されてもよろしいかと思います。
アルテカードカンパニアは、7日間だとお安いのですが、交通費が含まれていないので、私のようにナポリからアマルフィ往復をする人にはお勧めできません。カンパニア州のどこに行きたいかによって、購入するチケットが異なってくると思います。ナポリの町用に使うのであれば、交通費が含まれなくても良いかもしれませんね。当たり前のことしか申し上げられません。済みません。
duc teruさんの今年1月の旅行記その3を拝見いたしました。リド島30分くらいしか滞在しませんでしたが、バスが走っているのを見て感激した記憶があります。
個人宅の玄関に青色のリボンがついていましたが、あれはお葬式ではなくて、その家に男の子が誕生した印です。女の子の場合はピンクのリボンになります。「2015年の1月12日にニッコロ君が誕生しました!」 というお報せのようですよ。たまたまマルタ島やスロヴェニアで以前見たことがありましたので、余計なこと申し上げてごめんなさい。
だらだらと旅行記を続けていますが、こうしてコメントをいただくと大変励みになります。亀のようにのろい歩みですが、懲りずにまたおいでいただければ嬉しいです。
来年も良い年になりますように。貧乏旅でも良いから、たくさん旅行に行けますように!
> junemayさん
>
> 初めまして、お礼に参上いたしました。素晴らしい写真と詳細な解説に感服いたしました。
> 大変参考になります。有難うございました。
>
> 実は10/01-12/02/2016に訪伊を予定して、naples5泊, iscchia2泊, capri5泊,positano3泊,以後はRoma,Firenze.と回る予定です。
>
> ウニコナポリ、カンパーニアのそれぞれ3日券と7日券を求める予定にしておりますが、
> junemayさんはnetで事前決済をしたとか、現地で求めるのと比べて、どのようなメリットがあるのでしょうか、又使い技などお教えいただければ幸甚です。
>
> 年内は留守にしますが年明けには在宅しております、年末年始にかけてお忙しいところぶしつけで恐縮ですが、お手すきにでもよろしくお願いいたします。
>
> 又お邪魔します。
>
> ducteru
- duc teruさん からの返信 2015/12/28 13:22:28
- RE: RE: ご訪問ご投票ありがとうございました
ducteruです、さっそくの御返信ありがとうございます。
誕生告知の件、御指摘感謝です。
外出先ゆえ、取り敢えず御礼まで。
> dec teruさま
>
> こんばんは。
> 初めまして junemayです。
> ご訪問いただきましてありがとうございます。
>
> お二人で、暮らすように旅する・・・いいですねえ。
> 私もいつも同じことを考えておりますが、性格が欲張りなため、予定を
> 詰め込み過ぎて、結局気が付いたら走っています。
>
> アルテカードを事前にネット購入したのは、時間がもったいなかったということだけで、深い意味はありません。現地でも購入できるので、時間の余裕があれば現地で購入されてもよろしいかと思います。
>
> アルテカードカンパニアは、7日間だとお安いのですが、交通費が含まれていないので、私のようにナポリからアマルフィ往復をする人にはお勧めできません。カンパニア州のどこに行きたいかによって、購入するチケットが異なってくると思います。ナポリの町用に使うのであれば、交通費が含まれなくても良いかもしれませんね。当たり前のことしか申し上げられません。済みません。
>
> duc teruさんの今年1月の旅行記その3を拝見いたしました。リド島30分くらいしか滞在しませんでしたが、バスが走っているのを見て感激した記憶があります。
>
> 個人宅の玄関に青色のリボンがついていましたが、あれはお葬式ではなくて、その家に男の子が誕生した印です。女の子の場合はピンクのリボンになります。「2015年の1月12日にニッコロ君が誕生しました!」 というお報せのようですよ。たまたまマルタ島やスロヴェニアで以前見たことがありましたので、余計なこと申し上げてごめんなさい。
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> だらだらと旅行記を続けていますが、こうしてコメントをいただくと大変励みになります。亀のようにのろい歩みですが、懲りずにまたおいでいただければ嬉しいです。
>
> 来年も良い年になりますように。貧乏旅でも良いから、たくさん旅行に行けますように!
>
>
> > junemayさん
> >
> > 初めまして、お礼に参上いたしました。素晴らしい写真と詳細な解説に感服いたしました。
> > 大変参考になります。有難うございました。
> >
> > 実は10/01-12/02/2016に訪伊を予定して、naples5泊, iscchia2泊, capri5泊,positano3泊,以後はRoma,Firenze.と回る予定です。
> >
> > ウニコナポリ、カンパーニアのそれぞれ3日券と7日券を求める予定にしておりますが、
> > junemayさんはnetで事前決済をしたとか、現地で求めるのと比べて、どのようなメリットがあるのでしょうか、又使い技などお教えいただければ幸甚です。
> >
> > 年内は留守にしますが年明けには在宅しております、年末年始にかけてお忙しいところぶしつけで恐縮ですが、お手すきにでもよろしくお願いいたします。
> >
> > 又お邪魔します。
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> > ducteru
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