2015/09/11 - 2015/09/23
122位(同エリア287件中)
カングーさん
今回は暦の関係もあり、今までで一番長い日数の旅行となりました。そのため多くの美しい村や街を訪問でき、楽しい旅行ができました。
一方で、過去に訪問したミディやアルザスなどに比べて地味な村や、美しい村に登録されていても普通の雰囲気の村も多く、期待した程の感動がないところもありました。これは、その地方による違いなのかとも思う一方、2年前までは8月に行っていましたが、休暇の関係で昨年から9月に行くことにしたためかもしれません。つまり、8月はバカンスシーズンのため、受け入れる方でも体勢を強化しており、9月も中旬以降になると訪れる観光客も減り、普通の雰囲気が漂っていたのかもしれません。
今回は、今までと同様村の様子の写真とともに、昼食(ディジュネ(dejeuner))を美しい村のレストラン等で食べた時の写真も掲載します。
また、今回は山越えで雨が降り霧が深く暗くなってしまった中で、九十九折れの狭い道を上ったり(一歩間違うと崖から転落か!)、山の頂上でタイヤがパンクしたり、ハプニングもありましたが楽しい旅行になりました。
写真は、サン・ミッシェル・ド・キュクサ(St-Michel-de-Cuxa)のキュクサ大修道院の回廊です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- エールフランス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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今回の旅行で最初に行ったミネルヴ(Minerve)です。コンタル城で知られたカルカッソンヌの北東約22?にあります。キリスト教カタリ派の拠点でしたが、異端視され迫害を受けたとのことです。
村の中にきれいな花が咲いていました。 -
村の教会、サン・テティエンヌ教会のステンドグラスです。どの教会もそれぞれ個性のある様式になっています。
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天使の彫像です。白色が鮮やかでしたが、中世のものか現代の作成かは分かりませんでした。
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2番目は、カルカッソンヌの南西約23?のところにあるラグラス(Lagrasse)に行きました。
この写真は村を一望できる高台から撮りました。なだらかな山の谷間にびっしりと家が密集しています。手前には広場がありキャンピングカーを止めて、キャンプができるようになっています。今回行った地域は、あちこちにそういった広場がありました。 -
ラグラスのサント・マリー・ドルビュー修道院の入り口です。教会・修道院はほとんどの場合、広場に面した場所にありますが、ここは周りに家が密集していました。
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猫が3匹道路に寝そべっていました。どこでも猫や犬は、見知らぬ観光客が近寄っても逃げません。むしろ親しげに近寄ってくる犬もいます。(猫は自分から近寄ってくることは経験していません。)
顔や目の色、毛並み・色など、日本の猫や犬とは違っているように思います。 -
村の中にあった美容院です。フランスでは日本のように、美容院と理髪店の区別はありません。
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この日の昼食はラグラスで食べました。これは店頭に出されているメニュー(フランス語ではムニュ(Menu))です。この店の本日のお勧めは、前菜とメインとデザートで、12.50ユーロです。このように黒板に白い手書きで出されているところが多いように思います。最初は、フランスの手書きの「1」は分かり難かったです。もちろん、これ以外のメニューもあります。
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前菜のサラダです。サラダといても野菜だけではなく、肉や魚がのっているのが一般的です。単品メニューのサラダを注文するとパンが付いてくるので、場合によってはサラダだけ注文することもあります。
今回はレバーがのっていました。野菜も新鮮でしたし、レバーは茹でるか何かしていてさっぱりしていたため、美味しく食べられましたが、よく分からないで注文して実物が出てきてから唖然とすることもあります。 -
メイン料理の一つで、豚肉とジャガイモの料理です。ジャガイモの付け合わせがついてくることも多いです。
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こちらは鴨とジャガイモ・焼きトマトの付け合わせです。美味しくいただきました。
日本では鴨とアヒルを区別しますが、フランス語では鴨もアヒルも同じカナール(canard)と言います。メニューに「canard」と書いてあった場合は、料理が出てくるまでどちらか分かりません。これはアヒルです。 -
デザートです。お腹いっぱい食べた後で、結構な大きさのケーキがでます。周りを見ても、フランス人は食べることが大好きなんだなと思います。(もちろん私たちも美味しいものを食べるのは好きですが、何かその種類が違うような気がします。)
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ここからケリビュス城(Chateau de Queribus)です。「美しい村」ではありませんが、今回の旅行の一つの目的地でもありましたので、掲載させていただきます。
ケリビュス城は、キリスト教カタリ派の教徒が、カトリックからの迫害を受け、最後に抵抗の拠点とした城とのことです。
この写真は岩山の頂上にある城を、山の下の入り口付近から撮ったものです。岩の上に城が建っていますが、岩と城の境が分からないくらい一体となっています。 -
城の入り口のある所まで登った場所の写真です。城までの道は、両側は丈の低い灌木が生えた幅の狭い坂で、10〜15分かけて登ります。高所恐怖症の私は、下は見ずに上の方だけを見て登りました。
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城の中です。中は狭く石の城壁や階段や壁だけでした。崩落したままとなっていて、壊滅したままの状態を残しているのでしょう。ただし、危険な感じや歩き難いということはありませんでした。
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城から下を撮った写真です。かなり高い山の上に城があることが分かります。もっとも駐車場は、この写真に写っている山よりも高い位置にありますので、こんな下から歩いて来たわけではありません。
下界から駐車場までの山道は、片側が崖(ガードレールなどありません)だったり、狭くて対向車が来たらどうしようと思った所もありました。 -
城の屋上です。唯一屋上だけは修復されていて、歩いたり下を見たりすることができました。
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これも城の内部の写真です。
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城から入り口にある駐車場を撮った写真です。一番左にあるのが借りたレンタカーで、クリオ・エステートという車種です。
駐車場まで下ってみたら、駐車場にキャンピングカーが何台か止まっていました。ご年配の方達でしたが、こんな山道をキャンピングカーで来るフランス人(または周辺の国)の運転感覚には驚かされます。 -
ここからペイルペルテューズ城(chateau)です。ここもキリスト教カタリ派の城だったところです。
城に登っていく道の途中から下の村を撮りました。こちらの道は、城の近くまで視界を遮るくらいの高さの灌木に囲まれていました。 -
坂道を登りきって間近から撮りました。ケリビュス城に比べて、規模も大きく城壁も高かったです。
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ペイルペルテューズ城にあった案内板です。行ったのは案内板の左側の所だけですが、その右の方にも城の一部があるようです。一般人が行こうと思えば行けるのか、進入禁止かは分かりません。もっとも行けても行く勇気はありませんが。
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ペイルペルテューズ城の内部です。入り口からの道は、非常に細くなっています。攻撃者からの進入がし難い構造になっています。
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内部には階段もあります。
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ケリビュス城とは違い、城の中には草木も生えていましたし、結構広かったです。
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ここからカステルヌー(Castelnou)です。ここはかなり山の中で、小山の中腹から頂上に向かい村が広がっており、家が密集しています。頂上にはカステルヌー城があります。
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村の民家です。玄関先の大きな丸い石が特徴的ですが、この村でしか見たことがありません。おまじないとか厄除けのものでしょうか。
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家の壁に薬缶のような紋章がありました。色々な形態がありますが、珍しい形です。
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村の中の坂道を登って行くと、大きな家の門の前で、大きな犬が寝そべっていました。番犬でしょうか。特に吠えたり、威嚇したりということはなく、のんびりとしていました。
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ここにも丸い大きな石がありました。あちらこちらにありました。
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カステルヌー城のあるところから、下の村を撮りました。家がぎっしり建っていて、屋根が密集しています。
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ここからウス(Esu)です。山の中腹に階段状に村が広がっています。この写真は、村に入る手前の撮影スポットから撮りました。車が止め易いようになっていました。一番上に、サン・ヴァンサン教会が見えます。
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1枚前の位置から、ズームアップして撮りました。所狭しと家が建っています。
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教会に向かう途中の家です。中世の家がそのまま残っているのでしょう。
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教会の敷地の中です。他の多くの教会は広場に立地していますが、ここは山の上に建っているためか、通路が狭いところがあったり、曲がりくねっていたりしました。
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村の中で教会に登っていく入り口に立っている看板です。教会が開いているか、閉まっているかを案内しています。「Eglise d'EUS」と書いてある看板の下部分の左右のどちらが開いているかで分かります。
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ここからモッセ(Mosset)です。この村は幹線道路から、細い山道を延々と行った所にありました。すれ違うのも大変な道でした。ここは観光地化されておらず、日常の生活がある村でした。正面の高い建物は、サン・ジュリアン教会です。
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村の役場(Mairie)です。どこの役所(役場)にも3つの旗(EUの旗、フランス国旗、地方の旗)がたっています。
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サン・ジュリアン教会の塔です。
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村を入り口の方から撮った写真です。下には段々畑が広がっています。他に産業はなさそうなので、農業が主要な産業でしょうか。
道路に石で組んだガードレール(車止め)がありますが、フランスの地方の村の近くではよく見ます。村から離れると、ガードレールなどなく直ぐそこは崖や坂というところも結構あります。 -
村の外からの景色を、近付いて撮りました。石組の土台の上に家が密集しています。
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ここからヴィルフランシュ・ド・コンフラン(Villefranche-de-Conflent)です。
今までに見たフランスの美しい村の多くは、周りより高い位置にある頂上辺りか、山の中腹に立地しているところがほとんどでした。ところが、ここは山の中ではありますが、幹線沿いの平地に立地しているためか、村の周りが高い石の壁で囲まれています。初めて見ました。この写真の川と、城壁の向こう側にある川と、2方を川で囲われています。中世時代から外敵から村を守るために、高い城壁を作ったのでしょう。
城壁がある点で個性のある村でもあり、観光客が多かったです。 -
村のサン・ジャック教会と、手前に役所があります。
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城壁の内部から撮影しました。中が回廊のようになっており、中を歩けるとのことでしたが、1時間くらいかかるとのことでした。先があるため断念しました。
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家のベランダなどに、綺麗な花が飾ってありました。
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村の中の街並みです。特に特徴はなく普通の街並みでしたが、道が広かったです。周りを山に囲まれた盆地であることが分かります。
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村の入り口と、手前の川にかかった橋です。
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村の右後方は山が迫っており、中腹に城(要塞?)がありました。歩いても行けるそうです。
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村の右側にある川です。
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この村で昼食を食べました。ポークとマッシュポテト、焼きトマト、ニンジンです。美味しかったです。
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これはサラダですが、今ひとつでした。
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