2003/11/09 - 2003/11/09
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60歳の旅さん
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パースから西オーストラリア州の海岸沿いを、国道1号線に沿って北上し、ブルームからは全長600㎞を越えるダート道で、その途中には全く市街地の存在しない、ギブリバーロードを縦断してトップエンドと言われるダーウィンまでの6,000㎞を12日間で疾走する、中年3人組のアウトバックドライブの旅です。
⑤は6日目ポートヘッドランドからダービー到着までです。
【機関車のような大迫力のロードトレイン。これを見ただけでオーストラリアへ来たことを実感する】
①・・・http://4travel.jp/travelogue/11064688
②・・・http://4travel.jp/travelogue/11066981
③・・・http://4travel.jp/travelogue/11069030
④・・・http://4travel.jp/travelogue/11069268
⑤・・・http://4travel.jp/travelogue/11070787
⑥・・・http://4travel.jp/travelogue/11071522
⑦・・・http://4travel.jp/travelogue/11073028
⑧・・・http://4travel.jp/travelogue/11073437
⑨・・・http://4travel.jp/travelogue/11074407
⑩・・・http://4travel.jp/travelogue/11075752
⑪・・・http://4travel.jp/travelogue/11076414
⑫・・・http://4travel.jp/travelogue/11076436
- 旅行の満足度
- 5.0
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- カンタス航空
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6日目 11/9 晴れ ≪ぽートヘッドランド----ダービー≫
今日も5時起きだ。さすがにバックパッカー達もまだ誰も起きてきていない。共同キツチンで御飯に味噌汁と、持参した瓶詰などで簡単に朝食をすませ出発する。
朝日の中のポートヘッドランドの町は鉄さび色だ、この町は内陸部の鉱山から、鉄道やトラックで運ばれてきた鉄鉱石の集積・積み出し港として栄えているせいか、町全体が鉄さび色に染まって見える。また郊外には、年間を通して晴天率と気温が高いせいか、塩田もあり不思議な景色だ。 -
暑い、やたらあつい、このあたりからブルーム、カナナラにかけてがオーストラリアでも一番暑い灼熱地帯と呼ばれているのが実感できる。多くのライダー達が暑さでまいってしまう地帯だ。それに較べ我々は冷房の聞いた大形4WD車の中なので、申し訳ないほど快適なドライブだ。
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何度も大きな竜巻きが前方を横切る、赤土が焼けて強い上昇気流が起きているのだろう。ついに牛までもが道路脇で死骸に。この暑さのせいで水か日陰を求めて、道路を横切って車と衝突したのか。
カンガルーの死骸はAUSの道路脇ならどこででも見かける、シドニーの郊外ですらよく見かける。カンガルーと違い牛が夜行性とは聞いたことが無いので、恐らくは、昼間の事故だろう。その意味では昼間に高速で走る我々には、カンガルーより牛のほうが要注意だ。事実この後も我々の車の前を牛が飛び出し、危うく事故になりそうな場面が何度もあった。 -
このロードハウスの名前はSand fireだ。砂と火とはまさにこの乾いた灼熱の地にぴったりの名前だ。巨大ロードトレインもここで一休み。
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ひたすら地平線を見ながら走る。やっとブルームの町へ到着。ここは小さくてまるで1950年代のアメリカ映画にでてくるような田舎町だ。町の入り口でバオアブの樹を発見、この先のティンバークリークあたりまで、珍しいバオアブの樹が我々を楽しませてくれた。
【写真 おーっバオアブの樹だ!!と見た瞬間、感激したが、この先で見る巨大バオアブから比べれば、まだ子供のバオアブであった】 -
「地球」にはブルームにはチャイナタウンがあると書いてあるので、久しぶりの中華料理を期待して行くが、灼熱の街中は日曜のせいなのか人出もなくほとんどの店がクローズ。中華料理を諦めた我々が入ったレストランでメニューにカレーという文字を発見し注文すると、出てきたのがなんと「カレーうどん」なのにビックリ。
【写真左上 この車の駐車している建物は現役の映画館だ。ちょっといい感じではないか】
【写真左下 熱帯らしく、建物より巨大なブーゲンビリアが、町のあちこちで咲いている。ブーゲン好きの私は思わず見とれた】
【写真右下 行ってみたら間違いなく、日本人墓地。こんな田舎町になんと919人の日本人墓地があるという】 -
昼食後は日本人墓地を訪れた後、郊外のケーブルビーチへ行く。さすがに西オーストラリアを代表するビーチとあって、すばらしく美しいビーチだ。純白のビーチが何十?と続くことはもちろん、ビーチの幅が数百m程もあり圧倒的な広さと開放感だ。
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市民で賑わっているビーチの反対側の砂浜に4WD車が数十台も駐車してるのを見て行ってみると、そこには全裸の男女が集まっており、どうやらヌーディストビーチのようだった。生まれて初めてヌーディストビーチというものを見てしまい、ちょっと得した気分。ただカップルの多い場所で中年男3人では長居はできず、早々に退散だ。
【全裸の男女にカメラを向けるのをためらった、やっと隠しながら撮れたのがこの一枚だ】 -
今日の宿泊地ダービーに到着後、明日からのギブリバーロードの情報を求めインフォメーションに行くも、日曜日ということでクローズ。今晩の宿泊場所を確保するため市内を巡るが、キャラバンパークが見っからず3件ほどのモーテルから選ぶ。しかしまたしても、そのモーテルのフロントが5時でクローズ。張紙を見ると、フロントは5時までで、それ以後はBARで受け付けるとのこと。さっそくBARへ行き部屋を確保。
チェックイン後は明日からのギブリバーロードに備え、食料を仕入れにスーパーに行くが、この町ではスーパーですら5時でクローズだと。明朝は早朝に出発して、何としても早い時間に約600?先の宿泊地である、マウントエリザベスに着く必要があり、スーパーの開店を待つ時間はないのだ。
そんな訳で給油後、GSの売店で明日の朝食のためのサンドイッチとミートパイを買う。明日のマウントエリザベスでの自炊用に手持ちの食料を節約するため、夕食はホテル内のレストランで摂る。ただバッフェの割りに値段も安いが内容も貧弱でガッカリ。
【写真 こんな町のモーテルなのに、中庭には立派なプールまである】
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ギブリバーロード横断は今回の行程のハイライトであると同時に最大の難所でもある。行程の700?以上の全てがダートであり、しかも途中町が全く存在しない。日本で得られた情報では途中1ケ所しかロードハウスが無いとのこと、つまり給油すらそこだけでしか出来ないのだ。700?とは日本では東京から岡山までに相当する距離だ。
事前にネットで調べた限り、多くの日本人ライダーやドライバーがこのギブリバーロードでアクシデントにあっていた。さらに11月は本来なら雨期が始まっており、川の増水でクローズとなる場所も出始める時期だ。増水によるクローズの確率の高い場所は、ダービーから500?程先の川のようで、万一そこを渡れないとなると、そこから引き返し向こう側の町であるカナナラまで、約1500?を迂回しなければならない。
あいかわらず外は稲光りと豪雨、明日の天気が気になる。雨が続けば増水で、いつ道がクローズになってもおかしくない。これまでは晴天に恵まれて、順調だっただけに不安が増すが、ここまで来たら前進あるのみと腹を決めて寝る。
【写真 ギブリバーロード入り口の注意書き】
本日の走行距離 862? ダービーのモーテルで宿泊
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