イスラエル旅行ー１：ティベリヤ

2015/10/24 - 2015/10/30

１０月２４日にローマからイジージェットでテルアビブに入った。
印象は物価、ホテルが高い。イスラエルの観光目的は主に①エルサレムの旧市街、②海水浴・リゾートの２つと思われる。
よって、観光のみなら暑い時期を避け、１０月から４月ごろが時期として良いと思う。砂漠の暑さの中で観光するには無理がある。夏の時期にはロシアから多くのリゾート客が訪れるという。

なお、交通機関は平日：日曜日～木曜日に多く本数があるが、金曜日は午前中のみ、土曜日（安息日）は運休となっている。つまり、金曜日の午後と土曜日は動けないということだ。

もうひとつ、大きな印象は兵隊さんがともかく多い。イスラエルというとユダヤ教の黒い服や頭に乗せた円形の布をイメージするが、そういう人たちは少ないと言える。反対に、徴兵制による若い兵隊さんがともかく目につく。
これらの兵隊さんは普通のバスで移動しているのだが、６～７割が軍服のみだが、残りの３～４割は自動小銃などの武器を携帯している。その中には実弾を装填している銃もある。暴発防止用の赤いピンが銃に刺さっているので、直ぐに判別できる。
普通のバスで実弾を装填した自動小銃を持って移動するのは日本では決してお目にかかれない。そんななかで観光するのは違和感がある。やはり、日本は平和ボケなのであろう。
旅行には不向きな国という印象である。

イスラエルの北部にガリラヤ湖という湖がある。これはゴラン高原など山で降った雪や雨が流れ込んでできた湖。その湖畔にある街がティベリヤとなる。

この街の近郊には、キリスト教に関係が深い、①パンの奇蹟教会、②ペテロ首位権の教会、③山上の重訓教会（表紙の写真）、④ギリシャ正教会、などの重要施設がある。

これらを回る案内として地球の歩き方ではバス５２番（本数が少ないが）で、ギリシャ正教会の場所まで行く。歩いてパンの奇蹟教会、ペテロ首位権の教会へ戻り、そこから丘を登り山上教会まで行き、バスで街に戻るという記載になっている。
まず、暑い時期はとても暑くて歩くことはできないと思う。１０月末の涼しい時期なので歩くことはできたが、①ギリシャ教会からパンの教会までが約４０分、②パンの教会から山上教会までが登りで４０分、かかる。これを砂漠の暑さの中で歩くのは非常に無理がある。

どう回るかだが、ギリシャ正教会はあきらめる。まず、ティベリヤからバス４５０番、５４１番で山上の教会まで行く。山上の教会のみ開閉時間があり、８：００－１１：４５、１４：００－１６：４５となっている。金曜日の午後と土曜日は開いているかどうかは不明。午前中に訪れるのが良いと思う。
次に、山上の教会からパンの教会までは歩きで降りてくる（下りなので２０分程度、楽チン）。パンの教会とペテロの教会を観て時間があれば（朝から出れば、時間は十分にある）、Ｓａｆｅｄ（Ｚｅｆａｄ）ツファトの街に行くのがお奨め。

パンの教会を出て、左手に進むこと１０分で大きな道路に当たる。その道路の右側のバス停がツファト行き、左側がティベリヤ行きとなる。ツファトには４５０番のバスで行く（平日は１時間に１本、事前に時刻を調べておく）。所要時間は４０分程度。

ツファトに着いたら、バス駅の裏手に回り込む登り道があるので、それを道なりに進むと旧市街（というほど大きくはなく、こじまりとした商店街）に着く。途中にＣｉｔｙ　Ｅｎｔｒａｎｃｅという看板が右手側にあるので、それが目印。
ここの特徴は装飾品の制作、販売で、優れたデザインの品が多くある。お土産には最適と思う。
なお、ツファトの街は歴史的にユダヤ教の学府と縁があるので、黒い服の人が目に付く。また、女子学生も黒いスカートとなっている。ユダヤ教の重要な学府の街といえよう。

街はシチリヤにある丘の上の街と同じ感じです。夏は暑く、冬は雪が降るほどの寒さです。

エリア その他の都市(イスラエル)

ギリシャ正教会

教会の内部　

ペテロ首位権の教会

パンの奇蹟の教会

パンの奇蹟の教会

山上の重訓教会

山上の教会への登り道からパンの奇蹟の教会方面を望む
左側が湖

登り道から山上の教会を望む

登り道からの眺め

パンの奇蹟の教会を出て左側に進んでいくと大きな道路に出る。歩いて１０分。左のバス停がティバエリヤ、右がテファト方面。

ツファトは丘の上にある街、シチリアと同じ感じ。

ツファトの旧市街、小さな商店街という感じ

これすべてデザインされた装飾品

丘の斜面に家が建てられているので坂が多い