【2015年北海道】急行はまなすと留萌本線　増毛散策編

2015/10/26 - 2015/10/26

急行はまなすと留萌本線の乗り納めをしてきました。

増毛は、大学生時代に暑寒別岳からの下山後、列車に乗るだけでスルーしましたが、過去ニシン漁で栄えた時代の古い建物が多く残っているようです。今編は、そんな増毛の街を散策します。

■日程
2015/10/25（日）
　東京→新青森/青森→　泊：急行はまなす
2015/10/26
　→札幌→深川→増毛　泊：増毛
2015/10/27
　増毛→札幌→新千歳→成田

エリア 増毛・雨竜(北海道)

《旧多田商店/風待食堂（観光案内所）》
増毛町観光協会のHPでは、営業は10月中旬までとなっていましたが、10月26日現在営業していました。観光客が増えているからでしょうか？無料の貸し自転車もありました。

《民宿 新川》
宿に荷物を置きに行きます。窓を開けるとそこは日本海。一階だったので、オーシャンビューと言うよりはオーシャンフロントです。宿泊者は自分一人でした。

《志満川食堂》
本当は甘エビ丼を食べる予定でしたが、暖かいご飯物が食べたくなり予定を変更。親子ニシンそばに興味を惹かれましたが、なぜかカツ丼に。。。

《國稀酒造》
日本最北の酒蔵。

酒造りに使用している暑寒別岳からの伏流水。

何種類か試飲をし、家用に1本購入しました。

《國稀千石藏》

ニシンは音に敏感なため、エンジンではなく17人程度の漕ぎ手がこの巨大な船を漕いで漁にでたそうです。

二隻の船でペアを組んで漁をしたようです。

現在からは想像ができない盛況ぶりです。

《旧商家丸一本間家》
天塩国一の豪商と呼ばれた本間家の初代 本間泰蔵は26歳で独立し、雑貨店・呉服店・網元・海運業・酒造と商売を拡大していきました。20年以上の歳月をかけ明治35年に完成した建物です。

呉服店舗

呉服店舗

呉服店舗

奥帳場
明り取りのための天窓があります。

奥帳場
当時の仕事風景。

使用人の普段使いの食器だって"丸一"印の入ったオリジナルです。

客間
増毛に電燈が燈ったのは大正末期です。客間のシャンデリアはその時に作成された家紋入りのオリジナルです。さすが豪商。

通り庭
事業の拡大とともに増築された建物は、「通り庭」という通路（？）で接続させています。

通り庭

通り庭

当時、お風呂場にあったステンドグラス。

付属屋
一番奥には木造三階建の付属屋があります。主に客間として使用されていたそうです。当時は周りに高い建物が無く、三階北側からは日本海が望め、、、

南側は、増毛の街並みと暑寒別岳の峰々を眺められたそうです。

バルコニーには洋風の欄干。

昔のガラスは今の様に真っ平ではないので、光が不規則に屈折して柔らかい感じがするのは自分だけでしょうか？

明治35年当時の様子です。現在は、右下の赤い屋根の部分とその他一部は現存しません。

先ほど、三階の窓から増毛の街を見下ろしました。

《元旅館富田屋》

《増毛灯台》
結構な坂道を登ってきました。灯火部分は海面からは約46メートルの高さにあるそうです。

増毛港を一望できます。

増毛駅から列車が出発しました。

《旧増毛小学校》
昭和11年建築で平成24年3月まで現役でした。道内最大最古の大型木造建築です。

想像を超える巨大さです。過去の増毛の繁栄ぶりが想像できます。

中央玄関

体育館
厳しい気象条件のなかで建物の傷みが目立ちます。

《増毛厳島神社》
創建250年を越える神社です。

本殿の彫刻は、北海道らしく何かダイナミックです。

《サケの遡上》
国道231号線（オロロンライン）暑寒別橋から暑寒別川を見ると遡上するサケが見えました。初めて見ました。時期的には9月中旬〜10月中旬がピークの様です。

あまり元気がありません。そんな彼（彼女）らを狙って、海鳥・カラスが頭上をいっぱい飛んでいます。

《陣屋展望台》
日本海に沈む夕陽を鑑賞に来ました。

天気予報では雪を覚悟しましたが、風が少し強い他は穏やかな天気で、冬支度前の落ち着いた街並みの散策は楽しかったです。