三国_Mikuni　越前ガニ！グルメに名勝に温泉に町屋風景、楽しみどころ満載の町

2014/12/07 - 2014/12/08

福井県北東部、九頭竜川の河口に位置する町である三国を訪れました。旧くは北前船の拠点であり、今は何と言っても越前ガニ、そして名勝の東尋坊で有名な港町です。
★福井を代表する絶景の東尋坊と、三国の町並みを散策。
★日本海を一望する三国温泉の宿で、タグ付きの越前ガニを堪能。

[いただいた郷土料理/ご当地グルメ]
◎越前ガニ

エリア 東尋坊・越前松島・三国(福井)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: レンタカー ANAグループ 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

石川県加賀温泉郷の山中温泉から福井県へ移動。冬の日本海らしく天気はパッとしません。

福井に入って最初に寄ったのは、旧丸岡藩が沿岸警備のために坂井市三国町の海岸に建設した砲台跡です。

外面は土砂、内面と側面は石を積み上げて造られています。嘉永5年（1852年)の築造だそうです。

日本海の荒波をバックに鵜が一羽。

そして、福井といえばやはりここは外せません。「東尋坊」です。

岩場に打ち付ける波。

越前加賀海岸国定公園に属する東尋坊、三国町にある名勝です。

火山岩が日本海の波による侵食を受け、地上に現れた断崖絶壁です。

この地形は安山岩の柱状節理によるものだそうです。

かつ、このような大規模なものは世界に３カ所しかなく、地質上貴重とされ国の天然記念物に指定されているとのこと。

冬の日本海と相まって、荒々しい雰囲気がいいですね。

東尋坊の名は、その昔、現勝山市の平泉寺にいた暴れん坊の僧の名に由来するとも。

東尋坊タワー。

お土産店が並ぶ通り。

うっ！カニです。

活ガニです。

カニはこの日の宿でいただく予定ですので、ここは我慢我慢...

あっ！…

…………我慢できませんでした。

…結局こういうことに。

...で、この日の宿にチェックイン、「三国温泉 荒磯亭（ありそてい）」。

福井県で水揚げされた黄色タグ付きの蟹のみを使用するカニ料理が自慢の宿です。

お！

活ガニ。タグ付きです。

ラウンジ。

和風の落ち着いたインテリア。

ラウンジその２。

軽く一杯やりたくなる寛ぎのスペース。…というか、やっちゃってます。

客室。

広縁からは日本海が望めます。

窓からは遠くに東尋坊が。

洗面所。

お茶と甘味、コーヒーゼリーです。

部屋で少し寛いだ後、風呂へ。

すっきりとして清潔な脱衣所。

内風呂。日本海を一望。

福井市で産出される軟石「笏谷石（しゃくだにいし）」で造られた浴槽。

露天風呂。

ここも日本海を一望、さらに潮の香りと波の音。寒い中での温泉は最高です。

温泉の後は、お待ちかねの夕食。

日本海の海の幸とくれば、もう日本酒しかありません。地酒を用意していただきました。

この旅のメインイベントとも言える、グルメの饗宴が始まりました。

新鮮な刺身と地酒が饗宴を盛り上げてくれます。そして．．．

出ました！タグ付きの越前ガニ(雄のズワイガニ)。

茹でガニです。デカいです。

どうやって食べようか...などと考えていたら、さばいてくれました。

妻は足の方が好きなのでこちらから。プリプリの歯応えと旨みと少し甘みがあり…ぐはぁ！最高！

私はミソの方が好きなのでこちらから。（なので、決してケンカになりません。）
新鮮なカニミソ…濃厚なうま味で、ぐふぅ！

思わず日本酒を追加。

カニ以外にも焼物。

茶碗蒸し。

吸物。

そして、カニに戻ってカニ釜飯。

使われているのは、せいこガニ(雌のズワイガニ)です。

釜飯を碗に取って…

このダシを注ぎます。

薬味を入れて、こんな感じでいただきます。

デザート。本場の活ズワイガニを食すと「今までのカニは何だったの？」となるやと聞いていましたが、まさにその通りでした。

さて、翌朝...

今朝も部屋の窓から東尋坊が良く見えます。

再度、露天風呂へ。

朝食はこのような食事処にて。

朝食の釜は白米でした。

品数豊富。

デザート。ごちそう様でした。

食後にラウンジでカフェ。

さぁ、チェックアウト後は三国の町を散策です。

旧森田銀行。1920年に豪商であった森田家が創業した銀行の本店。近年まで福井銀行三国支店として営業されていましたが、老朽化により復元されつつ文化遺産として遺されたとのこと。

町並みにとけ込むデザインのカフェ。

祭の山車を格納する倉庫。

歴史を感じる道具屋。

「旧岸名家」、材木商を営んだ岸名惣助が代々住んでいた町家。

その隣にある、「三国湊まちなか案内所/休憩所」。

「三國湊座」、現在は喫茶・食堂・土産処を兼ねるツーリストセンターとなっています。

三国町郷土資料館（みくに龍翔館）。明治12年に建てられた龍翔小学校を模倣する形で建てられたそうです。

その内部。北前船の寄港地として繁栄を極めた湊町だけに、千石積ベザイ船（５分の1モデル）が迎えてくれます。

その他、三国の文化や暮らしが紹介されています。

館から見下ろす三国の町並み。

名勝東尋坊に越前ガニに温泉に町屋風景、思った以上に盛り沢山な町でした。これを機に日本海のズワイガニにハマっていきそうです。