ロシア・ポーランド－歴史の跡を巡る旅（⑤ベルリン）

2015/09/23 - 2015/09/24

シルバーウィークの前後に夏休みをくっつけ、社会人人生最長の休暇期間を取得し、初めてのロシアと2度目のポーランドを周遊。
ワルシャワからはベルリン－ワルシャワエクスプレスに乗り、ちょっとドイツへ寄り道してベルリンへ。

エリア ベルリン(ドイツ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

14:55発のベルリン−ワルシャワエクスプレスは1等車に乗車。
事前購入の割引チケットだったため、運賃は49ユーロ。
1等車はコンパートメントのみだったが、自分のいたコンパートメントは6人定員のところ出発時は5人埋まっており、他もそれなりに盛況だったので予約はしておいた方が良いだろう。

ワルシャワ中央駅 駅

ベルリン−ワルシャワエクスプレスで何が楽しみというと食堂車。
ただ、ワルシャワ出発直後は食堂車も込み合っていたので、ポズナンまで待つ事に。

ポズナンで自分のコンパートメントからも2名下りて、出入りしやすくなったので食堂車へ。

この食堂車ではポーランド料理が頂けるという事で、まずはポーランドブランドのŻywiecビールとポーランド定番のスープであるジューレックを。

そしてポーランド定番料理のピエロギを。
夕焼けのポーランドの大地を眺めながら、ビールが進む組み合わせに舌鼓を打つ。

ほろ酔いで自分の席に戻り、まったりしていたら20時過ぎにベルリン・オスト（東）駅に到着。
3度目のベルリンともなると大体勝手も分かっており、Sバーンに乗り換えてベルリン中央駅へ。

ベルリン東駅 駅

ベルリンで1泊する宿は中央駅近くのInterCityHotel Berlin Hauptbahnhof。
立地と朝食が付かない（別料金）事が決めて。

インターシティホテル ベルリン ハウプトバンホフ ホテル

ツインベッドの部屋だったので1つのベッドは少し狭いが、ドイツらしく清潔かつ機能的。
部屋からは高架の線路も見えたので鉄ちゃんにもおすすめ。

インターシティホテル ベルリン ハウプトバンホフ ホテル

身軽になった後は中央駅に戻って構内のビアホール「HOPFINGERBRÄU」で晩酌。
写真はベルリン名物の「Berliner Weiße」の赤。酸味が強い地元の白ビールをシロップで割って飲むもの。
ジュース感覚で飲めるがあくまでビールなのですいすい飲むと酔っぱらう。

Hopfingerbrau (ベルリン中央駅店) 地元の料理

つまみはこれまた名物のカリーヴルスト。
この店にはより辛い「Hot」というのがあったのでそれを注文。
そもそもカリーヴルスト自体が殆ど辛くない物なので、Hotにしてもピリ辛程度。

Hopfingerbrau (ベルリン中央駅店) 地元の料理

ホテルに戻り、ビジネスセンターで明日搭乗予定の飛行機のWEBチェックインとチケットを印刷。
明日乗る飛行機はLCC(airBaltic)なので事前のWEBチェックインが必須の模様。
こういうビジネスセンターがある事もこのホテルを選んだ理由だが、置いてあるPCが全てマック。
マックなんて漢字Talk以来さわった事無いよ、とぼやきつつも何とかWEBチェックインとチケット印刷を完了。

インターシティホテル ベルリン ハウプトバンホフ ホテル

翌朝はちょっと遅めに起きて朝9時前にホテルを出てSバーンにてAlexanderPlatz駅へ。
ここにあるベルリンテレビ塔の回転レストランで朝食を取るのが、ベルリン滞在の目的の一つ。
なので、宿泊したホテルは朝食無しのプランにした。

テレビ塔 建造物

チケットはレストランの窓際席も予約してくれるVIPチケットをWEBから事前購入済みだったので、並ばずにすいすい入場。
ただ、セキュリティチェックが有るので、そこでは若干時間が掛かる。
なお、回転レストランに行く事を入口の係員に告げるとクロークで上着を預けるよう言われたので、ダウンジャケットを預けてからエレベータへ。

テレビ塔 建造物

エレベータで展望台に上がり、さらにもう1階上のレストランへ。
レストラン入口には係員が居て、WEBで事前予約している事と名前を告げたら、自分が座る席番号を案内してくれた。

テレビ塔 建造物

という事で快晴のベルリン市内が一望できる窓際席に座るなり、窓際にタイムラプス用のカメラを配置ｗ。
後は席を立つまで自動で撮影し続けて貰う。

テレビ塔 建造物

朝食セットは3種類ほどあったが、自分が選んだのは価格的には中間の「FIT&VITAL」というセット。
オレンジジュース、ハム、チーズ数種、グラノーラ入りヨーグルト、ミニトマト、グレープフルーツ、スイカにパン数種という組み合わせ。
チーズもハムも果物も美味。これで12.5ユーロは少し高い気もするが、場所代を考えればまぁ妥当な所か。
なお、コーヒーは別注文。（ポットで4.5ユーロ）

テレビ塔 建造物

窓から様々な風景や、テレビ塔自身の影が映ったベルリン市街を眺めたりしていると、あっという間に1時間以上経過。

テレビ塔 建造物

長い朝食を終えて一旦ホテルに戻り、チェックアウトの手続きをして荷物を預かって貰い、中央駅から地下鉄U55番線に乗って、定番のブランデンブルグ門へ。なかなかの人出。

ブランデンブルク門 建造物

そこからちょっと南下すると、なかなか異様な光景が。
これは「虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑」で、この地下にはホロコースト犠牲者の氏名や資料などが展示されているらしい。

虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑 (ホロコースト記念碑) モニュメント・記念碑

さらに南下するとこの看板が。
ここは「Führerbunker」の跡地。つまりヒトラーの防空壕が有り、1945年4月30日にここでヒトラーは自殺した。
ネオナチの聖地となる事を恐れてか、案内看板すら10年ほど前にようやく作られたらしい。
なお防空壕は頑丈過ぎるため、今も一部がこの地面の下に埋められた状態となっているそうな。

総統地下壕跡 史跡・遺跡

そしてブランデンブルグ門をくぐって国会議事堂に行く途中に新たな碑を発見。
先程の記念碑はユダヤ人のためのものだったが、こちらはユダヤ人同様、ナチス時代に虐殺されたロマやシンティの方達を追悼した記念碑。

と、駆け足でベルリン中心部を散策した後は、ホテルに戻って荷物をピックアップし、中央駅前のバス停からTXLバスでテーゲル空港へ。

ベルリン中央駅 駅

テーゲル空港は8年ぶりの利用。
WEBチェックイン時にターミナルCを使う事は分かっていたが、そもそもターミナルCなんてあったっけ？と思ったらLCC向けの簡易ターミナルが増設されていた模様。
カウンターにて無事荷物の預け入れ完了。ちなみにairBalticはチケットによっては預け入れ荷物も有料なので注意が必要。

ベルリン テーゲル国際空港 (TXL) 空港

荷物預け入れ後、中央駅構内に入っているスーパーKaiser'sの惣菜コーナーで買ったBouletteで腹ごしらえ。
「mit brot(パン付きで)」とお願いしたらちゃんとマスタードを付けてサンドしてくれた。
ベルリン名物のハンバーグみたいなものだが、ふっくらジューシーで大変美味しく頂いた。

腹ごしらえも済んだので、いよいよセキュリティチェックを受けようとしたところ、こんな備品を発見。
ここはテーゲル空港（TXL）の筈だが、BER（何度も開港を遅らせているベルリン・ブランデンブルグ国際空港）の文字が。
なかなか開港されない空港用に用意した備品だけでも、こちらで有効活用しようという事か。

ベルリン テーゲル国際空港 (TXL) 空港

まずはベルリン・テーゲル空港からairBalticでラトビアの首都リガへ。
ラトビアもシェンゲン加盟国なので、ベルリンでは出国審査は無し。

ベルリン テーゲル国際空港 (TXL) 空港

ラトビアはリガ国際空港に到着し、出国審査後、サンクトペテルブルグへ。
成田からモスクワに向かった時と同様に、搭乗待ちの間に係員がビザのチェックを行っていた。
ちなみにベルリン-リガ間も、リガ-サンクトペテルブルグ間もボンバルディアQ400に搭乗。この旅行で3回もプロペラ機に乗った事に。
この旅行2度目のロシアへ．．．。

リーガ空港 (RIX) 空港