地中海クルーズ 12 (ピレウス / アテネ)

2015/08/18 - 2015/09/03

ホーランド・アメリカのニュー・アムステルダムのクルーズ記
詳細は　http://www.coyote2009.blogspot.com で公開中

出発10日前に急遽旅行を決定。
初の独りクルーズの旅です。

8/18 (TUE). HND-LHR, London (UK)
8/19 (WED). LHR-DUS-VCE
8/20 (THU). Venice (Italy)
8/21 (FRI). Day at Sea
8/22 (SAT). Katakolon/Olympia (Greece)
8/23 (SUN). Third/Santorini (Greece)
8/24 (MON). Istanbul (Turkey)
8/25 (TUE). Istanbul (Turkey)
8/26 (WED). Mytilene/Lesbos (Greece)
8/27 (THU). Kusadasi/Ephesus (Turkey)
8/28 (FRI). Piraeus/Athens (Greece)
8/29 (SAT). Argostoli/Cephalonia (Greece)
8/30 (SUN). Sea Day
8/31 (MON). Venice (Italy)
9/1 (TUE). Venice (Italy).
VCE-DUS-HEL
9/2 (WED). Helsinki (Finland)
HEL-NRT

エリア アテネ(ギリシャ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 高速・路線バス 船
• 旅行の手配内容: 個別手配

8/28 (金) 天気 : 晴れ 気温 : 34°C

9時に港に入ると、AターミナルにCelebrity の Equinox と Reflaction
同じBターミナルに、ギリシャの島々を回る Celestyal Cruises の船が。

ピレウス港 船系

ピレウス港はアテネの玄関口。
まずはアテネまで繰り出すことに。
この日もツアーには参加せず自力観光。

この日の同行者はAUS夫婦、US女性、UK女性との5人。
まずはアクロポリス目指して移動。

港からアクロポリスまでは

① 港から徒歩30分 → ピレウス駅からトラムでアクロポリス30分
② 港から路線バスでピレウス駅 (10分) → トラムでアクロポリス
③ タクシー

という方法があるが、今年5月から 港からアクロポリスまで高速バスのサービスが始まったという情報を入手。

バスはターミナルゲートを出て、幹線道路沿いの停留所から乗り込む。
アテネ市内のバス、トラム、地下鉄の共通1日券であれば、
ドライバー及び券売機から?4で購入可能。

ピレウス港 船系

バスは港からシンタグマの間を巡回し30分間隔で運行。(所要時間30〜40分)
クルーズ客が乗り込むこのバス、入港時間及び出港時間はかなり混む。
バスの車両は普通の市バスと同じ。

とりあえずアクロポリスで下車。

アテネのアクロポリス 史跡・遺跡

キモンの壁
アクロポリスの丘の側面は石を積み上げて防御壁とされている。
760メートルの長さ、高さは最高で10メートル、壁の厚さは3.5メートル〜6メートルと言われている。

アテネのアクロポリス 史跡・遺跡

ディオニュソス劇場

ギリシャ神話のワインと豊穣、酩酊の神ディオニソスの聖域に建てられた野外劇場。
ディオニュソス祭りも行われた。
紀元前325年に建設され、収容人数は12,000〜17,000。
観客席の前列中央にはVIP席と見られるものが残っている。

アテネのアクロポリス 史跡・遺跡

丘の中腹から見たディオニュソス劇場、その多くに小さくゼウス神殿も見える。

アテネのアクロポリス 史跡・遺跡

イロド・アティコス音楽堂

アテネの大富豪イロド・アティスコは、父親の遺産を公共建設費に寄付をしていた。
この音楽堂は彼の妻の追悼として161年に建てられたもの。

3階構造、収容人数は5,000人。木製の屋根がついていたと言われている。

現在も野外劇場として使用されることもあり、これまでマリア・カラス、
ルチアーノ・パバロッティ、アンドレア・ボッチェリ、ホセ・カレーラス、エルトン・ジョンにここで公演を行っている。
また日本の能もここで披露されたことがあるという。

イロド アティコス音楽堂 劇場・ホール・ショー

こちらは正面がプロビレア、左手前に見えるにがピナコテク。

パルテノンへの入り口。

アテネのアクロポリス 史跡・遺跡

丘の上に上がると、足元は大理石で覆われている。
写真の通り、長年人の足跡で磨かれてしまっている石畳はツルツル。

滑りにくい靴での観光は必須。
私自身、滑りにくい靴で歩いていたが、何度も滑っていた。

アテネのアクロポリス 史跡・遺跡

パルテノン神殿

第何期目かはわからないが、今大規模な修復工事が始まったと聞いた。
足場が組まれ、クレーンで大理石の塊を積み上げている。

工事中で残念と思いながら、古代の人たちはどんな方法でこれだけの建築物を建てたんだろうと考えずにはいられない。
今はいろんなテクノロジーを駆使し作り上げるが、この時代の人たちは
これだけのものを設計し、作り上げる…
当時の文明は私たちが想像しているものよりも遥かに進んでいたのかもしれない。

パルテノン神殿 史跡・遺跡

長さ70メートル、幅31メートルの神殿。
ドリア式の列柱は高さが10メートル、直径2メートル。
合計46本の柱で周囲を囲み、柱はやや内側に傾いて建てられている。

柱は当時輪切りの積み重ねだったという。
発掘された時には割れているものも多く、再建させる際はパズル合わせ。
足りない箇所はレプリカ？で補っているという。
写真で見るとわかりやすいが、色が違う部分が仮のもの。

今行われている修復工事では、新たに発掘された部分のはめ込みや、
新たな部分の建増しを行うそう。
(写真は敢えて色の違いがわかるように加工してます)

パルテノン神殿 史跡・遺跡

パルテノン神殿の後ろ姿。

パルテノン神殿 史跡・遺跡

こちらはパルテノンから見た、古代アゴラ遺跡にあるヘファイストス神殿。
ギリシャ内で最も原型を残している神殿。
建築時期はパルテノン神殿とほぼ同時期の紀元前450〜450年。

アテネのアクロポリス 史跡・遺跡

こちらもパルテノンから見たゼウス神殿。
かつては104本あった柱も現在は15本。
紀元前515年、パルテノンができる前に、アテネの僭主ペイシストラトスに寄って着工されるも、彼の失脚により中断。
その後何度も建設と中断が繰り返され、2世紀になってようやく完成した神殿。

アテネのアクロポリス 史跡・遺跡

エレクティオン(奥の建物)
紀元前421〜407年に建設。
ギリシャ神話の英雄エレクテウスに捧げられた。
複数の隣接している神聖な聖跡や祭祀所が設けられ、複雑なデザインとなっている。

手前の石の塊はアテナ古神殿跡、祭殿跡。

アテネのアクロポリス 史跡・遺跡

祭殿の南側には6体の少女像が柱として立っている。

アテネのアクロポリス 史跡・遺跡

アレオパゴスの丘から見るアクロポリス

アレオパゴスの丘 自然･景勝地

聖アポロストル教会

古代アゴラ内にある正教会の聖堂。
10世紀末から11世紀頃のビザンティン時代に建てられた聖堂。

聖堂の中に描かれている聖アントニオ

アタロスの柱廊

ギリシャ遺跡の中で、唯一完全に復元された建造物。
長さ115メートル、幅20メートルの2階建。
1階の外側にはドリア式の列柱が45本
中央部にはイオニア式の列柱が22本
2階外側はイオニア式、中央部はエジプト式棕梠柱頭の列柱

アッタロスの柱廊 (古代アゴラ博物館) 博物館・美術館・ギャラリー

アタロスの柱廊は銅像が並ぶ博物館

こちらは勝利の女神ニケの像

アッタロスの柱廊 (古代アゴラ博物館) 博物館・美術館・ギャラリー

ギリシャ彫刻といえば、人体の美しさを究極に表現したものとも言われている。
体を鍛え美しい肉体を作ることで神に近づく、さらには神になるという信仰もあったとか。
当時のモデルはそれふさわしい肉体を持った人がなっていたのでしょう。
この写真の像はまだ少年？
肉体美までは持ち合わせてないような…

アッタロスの柱廊 (古代アゴラ博物館) 博物館・美術館・ギャラリー

アグリッパ音楽堂

紀元前15世紀ごろローマ将軍アグリッパが建造した音楽堂、2階建。

こちらは音楽堂前に立っていたとされている巨人とトリトンの像

アグリッパの音楽堂 史跡・遺跡

遺跡観光を終え、AUS夫妻とはここで分かれ、US女性とUK女性と3人で街散策

この日も晴天でとにかく暑い。
ってことで、歩きながらまずビールで喉を潤し、
そしてサンドイッチをかじり、
デザートはもちろんグリークフローズンヨーグルト！
プレーンに蜂蜜

モナスティラキ広場にあるパンタナサ聖堂
10世紀ごろに建てられた聖堂、修道院

モナスティラキ駅 (地下鉄) 駅

カプニカレア教会

エルムー通りのど真ん中に建つ教会
アテネが首都になったとき、区画整理で破壊されかけたが、
国王オットーの父であるバイエルン王ルードヴィヒの意見で保存が決まった。

観光を終えてシンタグマ広場よりバスに乗って港に。
時間があればピレウスの街を散策したがったが、
微妙な時間だったため断念。

ピレウス港 船系