2008/06/12 - 2008/06/15
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ラブラーさん
2008年6月、男一人で約38日間の船の旅に出かけました。今回は、6月12日に日本を経ち、ロンドンを経由してギリシャに行き、6月15日にピレウス港で乗船し、ヨーロッパの都市を経て、特に行ってみたかったアイスランドとグリーンランドに立ち寄り、7月14日にニューヨークで下船し、そこで1週間を過ごしました。すなわち、約1か月間ヨーロッパからアメリカへの船旅を行い、アテネとニューヨークで約9日間を過ごす旅です。
主な日程は次のとおりです。
2008年6月12日(木):成田から日本を出発してロンドン経由でアテネに向かいました。
6月13日(金):アテネ到着と市内観光
6月14日(土):エーゲ海ミニクルーズへ
6月15日(日):ピースボートに乗船
6月16日(月):ピレウス港から出港
6月17日(火):イオニア海をクルージング
6月18日(水):エルコラーノ遺跡とヴェスビオ山ハイキング
6月19日(木):地中海クルーズ
6月20日(金):バルセロナ観光とフラメンコ鑑賞
6月21日(土):地中海をクルージング
6月22日(日):ジブラルタル貝海狭へ
6月23日(月):大西洋をクルージング
6月24日(火):フォーマルディナーとフォーマルダンス
6月25日(水):フランスのル・アブールとエトルタ
6月26日(木):北海をクルージング
6月27日(金):アムステルダム市内観光
6月28日(土):ノルウェイへ
6月29日(日):北の街ベルゲン観光
6月30日(月):ソグネフィヨルドへ
7月1日(火) :行ってみたかった北の海へ
7月2日(水) :北極海をクルージング
7月3日(木) :アイスランド・レイキャビック
7月4日(金) :グリーンランドに向けて航行
7月5日(土) :クルージング
7月6日(日) :クルージング
7月7日(月) :グリーンランド・ヌークに着く
7月8日(火) :クルージング・船酔い
7月9日(水) :クルージング・フォーマルディナー
7月10日(木):クルージング・アースデイ
7月11日(金):クルージング
7月12日(土):クルージング・ラストダンス
7月13日(日):暁のニューヨーク(NY)港と市内観光
7月14日(月):NYでのエコ体験と下船
7月15日(火):NY市内散策と大リーグ・オールスターパレード
7月16日(水):ボストン観光
7月17日(木):ナイアガラの滝観光
7月18日(金):JFK空港から帰国へ
7月19日(土): 帰国
今回は、成田からアテネと、アテネ市内観光及びエーゲ海ミニクルーズを紹介します。
6月13日(金):アテネ到着と市内観光
6月14日(土):エーゲ海ミニクルーズへ
6月15日(日):乗船
なお、この旅行記は、トラベルヴォイス新聞社から「男ひとり地球半周船の旅」として販売されています。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 船 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
2008年6月12日(木):成田からギリシャへ
成田空港第一ターミナルの北ウイングに11時頃に到着しました。
登場手続きをすませ、座席は37Cの通路側を選びました。 -
英国航空BA008便は、約1時間10分遅れの14時30分になっていました。
飛行時間は約11時間である。乗り継ぎ地のロンドンヒースロー空港では乗り継ぎに約4時間あるので、間に合いそうである。 -
離陸後、秋田を経て、ロシアの上空を飛行していましたが、飛行は西に移動しているので、外はずっと明るく昼間のままででした。
飛行機からロシアを陸地をみるともう夏のせいか、氷土ではなく池のようでした。 -
ロンドンヒースロー空港で乗り継ぎ、BA634便でギリシャのアテネに向かいました。
アテネのエレフテリウス・ヴェニゼウス空港に午前2時半頃につきました。4時過ぎに空港から、バスでアテネ市内に向かい、シンタグマ公園に到着しました。 -
この公園で明るくなるまで町、その後、タクシーでオモニア広場近くの「アマリリスホテル」に向かいました。
荷物をホテルに預け、土地勘を養うため朝のオモニア広場やホテル近辺を散策しました。この広場の下が地下鉄の駅になっています。 -
今日は、アテネ市内の半日市内観光です。ホテルまでバスが迎えにきました。このコースは英語による説明のため、ほとんどが外国人でしたが、6人の日本人が乗っていました。
観光コースは、アテネ競技場、ゼウス神殿、アクロポリスを回るコースです。アテネ競技場は1896年に第1回のオリンピックが開催されたときに作られた競技場で、観客席が大理石で作られており、馬蹄型をしています。 -
イチオシ
ゼウス神殿は、広い広場に10数本の円柱が立っているだけでしたが、以前はパルテノン神殿よりも大きい神殿だったそうです。ここからもアクロポリスがよく見えました。
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約22年前にギリシャに来たときは、12月24日のクリスマスイブのためアクロポリスは閉まっており入れませんでした。そこで、今回はギリシャから旅を始めることにし、前回入れなかったアクロポリスに行こうと思っていました。見学時間は約2時間あり、懐かしく気持ちが高ぶるのを感じました。
約10分でアクロポリスに到着し、入場しました。途中の道は整備されていましたが、ところどころに岩や大理石の歩道があり滑りやすい。
途中の坂から下をみるとヘロド・アティクス音楽堂や円形劇場が見えました。ギリシャやローマの遺跡によく見られる半円形の石段の構造物です。 -
九十九折の細い道を上がって前門に入りました。門を抜けると、右斜め表面にあのパルテノン神殿が見えました。22年ぶりに入ることができ、宿題の1つを終わせた気分です。
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イチオシ
アクロポリスからの眺めもすばらしく、アテネ市内が一望でき、リカヴィトスの丘が見えました。リカヴィトスの丘は、アテネの中心部にある最も高い丘で、標高277mの岩山で、狼の丘という意味だそうです。
半日観光が終わり、ホテル近くのオモニア広場まで送ってくれました。日本の家に電話をして、妻にアテネに無事に着いたことを報告しました。ホテル近くのレストランで昼食をとり、2時頃にホテルに戻り、チェックインをして部屋に入り、荷物の整理をしました。シャワーを浴びて一休みしていたら長旅の疲れと時差で眠くなり、ひと寝入りしてしまいました。目がさめたら、夜の9時を回っており、この周辺は夜の治安が悪いとのことだったので、その日は外出することを止めテレビのニュースを聞いて、再び寝ました。 -
6月14日:エーゲ海ミニクルーズへ
今日は、エギナ、ポロス、イドラの3つの島を巡るミニエーゲ海クルーズの旅です。前回は、大雨のため、ミニクルーズに行けず、やはり、宿題になっていました。そこで、アテネではこのミニクルーズに行きたいと思っていました。
8時半頃、ピレウス港の埠頭に着き、乗船しました。
港を出て暫くすると、紺碧の海、白い波、雲なしの快晴でしたが、風が強い。前回の嵐とは大違いである。絶好のエーゲ海クルーズ日和でした。 -
エギナ島
10時過ぎ到着。ホテルで一緒だったご夫婦と一緒に島内を歩いて観光しました。 -
港には、たくさんのヨットが係留されていました。
これらは、ヨーロッパ各地から自家用のヨットで旅をして、この島に立ち寄っているようである。 -
また、港には、これらのヨット客を目当てにバナナ、スイカ、オレンジなど色とりどりの果物を並べた果物屋さんが店を広げていました。
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青い海と空、エーゲ海は明るく澄んでいました。
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島内は、観光地のためかしゃれたレストランや土産物屋さんが細い路地の両側に軒を連ねていました。街の中はきれいでした。
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街の中には小さな教会もありました。
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船に戻る途中、蛸を焼いている匂いに誘われて店に入り、蛸をつまみにしてビールを飲みました。エーゲ海の青い海と空を眺め、うまい蛸を食べながら昼間からビールを飲むなどの贅沢を味わいました。まだ、旅は始まったばかりです。
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11時55分に出港し、ポロス島に向かいました。
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イチオシ
ポロス島への船旅は、船尾のデッキのイスに腰掛け、ポールモーリアの「L’AMOUR EST BLUE:恋はいずいろ」の曲を聴きながらカモメと白い波の航跡をいつまでも眺めていました。
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ポロス島
約1時間でポロス島に到着しました。 -
あまり自由時間がなかったので、海岸を歩いて観光した。島にはほとんど緑はなかったが、白いレンガ作りの家々の庭や道路沿いにオレンジ色の実をつけた木が茂っていました。なかなか落ち着いた雰囲気である。
1時55分出港。 -
イドラ島
2時55分到着。船が島に近づくとオレンジ色の屋根と白い壁に統一された建物が印象的でした。 -
小さな港に接岸した後、約2時間の自由行動があったので、船内で知り合ったバックパッカードのおじさんと島内を散策しました。
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島の中には古い大砲が据えられており、エーゲ海での古の戦争の物語を思い浮かべました。
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おじさんは海水パンツを持ってきたので泳ぎたいとのことなので別れ、1人で島内を巡る。狭い島なのですぐに見終わってしまいました。
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お腹がすいたので、小さな食堂に入り、串焼きの羊肉にタマネギ、トマトを薄いパン(ピタ)ではさんだスブラキピタと缶ビールを注文しました。日本円で500円くらいです。スブラキピタはなかなか美味でした。
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7時前にピレウスに戻りました。ピレウス駅前の歩道橋の上からピレウス港を眺めると22年前のピレウス港の面影はなく、多くのビルが立ち並ぶ街に変わっていました。
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イチオシ
歩道橋から暫く眺めていると太陽が西の空に沈んでいくところでした。時計を見るともう夜の8時半を回っていましたが、まだ明るかった。カメラに夕日が沈む光景を収め、ピレウス駅から地下鉄に乗り、ホテルに戻りました。
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6月15日(日):リカビストス見学
ピレウス港からの乗船時間は、12時からなので市内観光に出かけました。最初にリカヴィトスの丘に行ってみることにしました。 -
オモニア広場から地下鉄でシンタグマ広場行き、そこで空港行きの電車に乗り換え、エバンゲリズモス駅で降りました。駅を降りてから、若いお兄さんにリカヴィトスの丘への行き方を聞き、ケーブルカー乗り場まで歩いて行きました。
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9時発のケーブルカーで、丘の頂上には2〜3分で到着した。頂上には、白い教会があり、既に日曜の礼拝が始まっていました。この頂上からの見晴らしはすばらしくアテネ市内を360度見渡すことができます。
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ちょうど左手に一昨日見たアクロポリスが手に取るように見えました。また、昨日行ったピレウス港も見ることができます。やはり、この丘からの展望は最高です。
この後、ケーブルカーで下山し、市内を歩いて回り、ホテルに戻りました。
荷物を整理してPBに乗船する準備を始めました。
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