2015/08/19 - 2015/08/20
91位(同エリア141件中)
ミッチーさん
絢爛豪華な十の屋台が夜の闇を光々と照らし、勇壮かつ躍動感溢れる囃子が早朝まで二日間夜通し続く『日本三大囃子』のひとつ、秋田・鹿角花輪の『花輪ばやし』。
鹿角花輪駅を降りるとすでに屋台が入場のスタンバイをしていて、駅前の広場を回りながら徐々に横一列に一同に揃う。
ある屋台は上下に揺らしながら囃子を響かせ、その他の屋台のそれぞれの姿にも、流れる囃子の迫力も圧巻でした。
毎年8月19日と20日に行われ、朝まで続く祭りなので寝る気はなく宿を取ってなかったので、その前の腹ごしらえのために町を歩き、良い店なんじゃないか?センサーが働いて入ったお店は『平和軒』。
『奈良亀』の豆腐、"鹿角牛"、"八幡平ポーク"などの地元の料理に舌鼓しつつ『千歳盛・純米吟醸・花輪ばやし』を飲んでオーナーと話していたら何と!急遽祭りに特別に参加させてもらえることに!
法被をお借りして十の町の内、"新町"の屋台に曳き手として参加させてもらい、重鎮の座る席で少し見学させてもらってからいざ出陣。
屋台は"腰抜け屋台"と呼ばれ、囃子の太鼓は屋台のスピードに合わせて叩くのが特徴。
42才の厄年になったら現役を退かなければならない。
提灯の持ち手を"外交"といい、町境で他の屋台と会った時には話し合いをし、納得がいったら提灯を置くとのこと。
止まった時に前後に置いた提灯が自分たちの縄張りで、それを越えたり提灯を倒すとケンカになるそう。
時と場合によっては屋台同士をぶつけてどっちが町境を越えたか争うこともある。
そして他の町内に入る時には必ず"外交"がその町内に挨拶してお酒をイッキし、その間曳き手は身を低くして待つなど様々な取り決めがあって、
みんなで朝まで屋台を曳いて酒を飲んだり掛け声を上げたりと超楽しい祭りでした。
二日間の初日はこの祭りのメイン、神様に挨拶して町内に引き上げる"朝詰め"が行われ、神様にお参りをする"枡形行事"では囃子が一旦止み、厳粛な雰囲気の中で"枡形サンサ"も行われ、朝6時過ぎ頃に祭りは終了。
打ち上げの後『平和軒』の大部屋に泊まらせてもらい、二日目の祭りも参加させてもらえるとのことで昼から楽しんでます。
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