西馬音内盆踊り

2015/08/18 - 2015/08/18

日が暮れて初秋の風がささめく秋田は羽後町西馬音内。

篝火の焚かれた中、幾重にも美しく接がれた"端縫い"の衣と藍染めの絞りの浴衣を纏い、深い編み笠や漆黒の"彦三頭巾"を被り顔を隠して亡者のように妖艶かつ格調高く踊る『日本三大盆踊り』のひとつ『西馬音内盆踊り』へ行ってきました。

毎年８月１６日から１８日まで行われ、７００年もの昔から現在まで踊り継がれてきたこの盆踊りは、地方や歌い手による西馬音内の方言で唄われる明るい曲調の"音頭"と哀調漂う"がんけ"が流れる中、
指の先まで美しく艶やかな踊りに魅了され、篝火の灯りと相まってさながら夢幻の趣を醸していました。

湯沢駅に着いてからは『日本名水百選』にも選ばれている『力水』を飲みに行き、
盆踊り前は羽後町内を散策し、あちこちで飾られている絹で作られた"端縫"を見て回って実物の優美さに魅入り、
僕はよそ者なのにも拘わらず地元の若い踊り手の子との撮影大会に巻き込まれて恐縮し、
"西馬音内そば"の元祖『弥助そば』で激ウマそばを食べたり、
『菓子舗・木村屋』でお店の人と仲良くなってお菓子を買ったり、
『両関酒造』と『木村酒造』の人たちと盛り上がったりと素晴らしい秋田の旅の幕開けになりました。

エリア 湯沢(秋田)(秋田)

名水百選の力水。

羽後町・西馬音内。