ロシア・ポーランド－歴史の跡を巡る旅（③グダンスク）

2015/09/20 - 2015/09/22

シルバーウィークの前後に夏休みをくっつけ、社会人人生最長の休暇期間を取得し、初めてのロシアと2度目のポーランドを周遊。
一旦ロシアを抜けてポーランドはワルシャワを経由してバルト沿岸の港町グダンスクへ。

エリア グダンスク(ポーランド)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 船 徒歩
• 航空会社: LOTポーランド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

モスクワ・シェレメーチエヴォ空港からワルシャワ・ショパン空港へは、アエロフロート運行便を利用。
所要時間2時間程度なので機内食が出るのか不明だったが、この通りサンドイッチとジュースにお茶と軽めではあるものの、きちんと出た。味も悪くない。

ワルシャワ・ショパン空港に到着後、乗り換えの合間に免税エリアの売店にてプリペイドSIMカード購入。
ロシアでのSIMは初訪問という事もあり事前調達したが、ポーランドは前回もSIM入手が容易だった経験に基づいて現地調達。
売店では多種多様なSIMが売られていたが、電話不要でネットが使える奴でnanoサイズのを、というオーダに親切に答えてくれてplusのSIMを購入。
価格は15pln(600円弱)で、追加チャージ無しでも3GB利用可能とコストパフォーマンスは高い。

ワルシャワ ショパン空港 (WAW) 空港

ワルシャワからグダンスクへはボンバルディアQ400というターボプロップ旅客機に搭乗。
プロペラ付いた旅客機に乗るのはものすごく久しぶりかも。

ワルシャワ ショパン空港 (WAW) 空港

ワルシャワから1時間程度でグダンスク・レフ・ヴァウェンサ空港に到着。
空港名は独立自主管理労働組合「連帯」創設メンバーで、後にポーランド大統領になりポーランドの民主化に尽力した、レフ・ヴァウェンサ氏からとっている。
空港は最近新装オープンしたターミナルの模様で、新しく大変綺麗。

グダニスク レフ ワレサ空港 (GDN) 空港

新しくなったついでに鉄道駅も出来ていたのでグダンスク市内に鉄道で移動できるのかなと期待したが、当方到着時は「Gdańsk Wrzeszcz」駅止まりで、グダンスク本駅に直通する電車は無く、乗り換えが必要だったので、予定通り210番のバスで移動。
ターミナルが出来たばかりの模様だし、この辺はじきに改善されてグダンスク本駅に直行する便が増える事を期待。

グダニスク レフ ワレサ空港 (GDN) 空港

210番バスに乗車し、30分ちょっとでグダンスク本駅に到着。
バス乗車中に雨に降られたが、降りた頃には小雨になり駅の反対側には虹が。

グダンスク本駅 駅

宿泊したホテルは旧市街入り口近くにある「Wolne Miasto」。
グダンスク本駅から徒歩10分弱で到着。
写真は天気が良くなった翌日撮影のもの。

Hotel Wolne Miasto Old Town Gdańsk ホテル

ホテルにチェックイン後、雨が降ったり止んだりの旧市街を散策開始。
旧市街にかかる虹が綺麗。

この日は旧市街散策のみで終了し、晩御飯は運河沿いに位置するGoldwasserで。

ゴールドヴァッサー 地元の料理

海沿いの街だから魚料理かな、とおぼろげに考えていたが、店員が「腹減っているならお奨めのステーキのコースにしなよ(意訳)」との事だったので、それに従いコースを注文。
写真はメインのシャトーブリアンステーキ。
肉はミディアムレアで柔らかく、海外でこんなに旨いステーキを喰えるとは思わなかった。
腹一杯になり移動の疲れもあって、この日は早目に就寝．．．。

ゴールドヴァッサー 地元の料理

翌朝ホテルの窓より。
朝日が旧市街の街並みを照らして気持ち良い朝。窓を開けると結構寒い。
このホテルは朝食を別棟で取るのでダウンジャケット着て近くの別棟へ。

Hotel Wolne Miasto Old Town Gdańsk ホテル

朝食はビュッフェ形式に加えて、卵料理もオーダーするタイプ。
オムレツを選択したが、中に何を入れるかまで聞かれた。
朝からたっぷり頂いてグダンスク2日目の散策に出発．．．。

Hotel Wolne Miasto Old Town Gdańsk ホテル

まずはグダンスクの運河沿い、ヒルトンホテルのそばにある船着場に行き、ヴェステルプラッテ(Westerplatte)行きのフェリートラムF5番に乗船。料金は10pln。
同乗した西洋の方々はこの寒いのに外のデッキ席に陣取っているので、自分は風があたらない船室へ。

グダンスクは造船で栄えた町。レフ・ヴァウェンサもここの造船所の一労働者から労働組合を結成し、自由化運動に立ち上がり、最終的には大統領にまでなった。
という訳でヴェステルプラッテに行く途中には、造船所にいる様々な船を見る事が出来る。

ヴェステルプラッテにはフェリーで50分弱程度で到着。
バルト海を眺めながら暫く散歩コースを歩いていく．．．。

ヴェステルプラッテ 自然･景勝地

ヴェステルプラッテの散策コースを歩いていくと最終的にこの碑に辿り着く。
この地は、1939年9月1日にドイツの軍艦がポーランドの守備隊を砲撃して、第2次世界大戦が始まった場所。
あの悲惨な戦争を記憶しておくために、バルト海を見渡せるこの丘の上に記念碑が存在する。

ヴェステルプラッテ 自然･景勝地

グダンスク市内に戻る際は、フェリーに良い時間が無かったので、バスを利用。
この106番バスを使って30分程度でグダンスク本駅に戻る事が出来た。

ヴェステルプラッテ 自然･景勝地

グダンスク本駅に戻り昼食を取った後、本駅の北方向に数分程度歩いて連帯記念碑を訪問。
こちらは先程のレフ・ヴァウェンサが結成した労働組合「連帯」が非合法時代に政府の弾圧を受けていた頃に亡くなった労働者を弔うためのもの。
日本の労働組合からのメッセージが書かれた銘鈑もあった。

連帯記念碑 モニュメント・記念碑

ホテルに戻って休んだ後、旧市街中心部にある聖母マリア教会へ。
こちらは教会内部は無料で入れるが、さらに6pln支払って塔の屋上に登れる。

聖母マリア教会 (グダンスク) 寺院・教会

当然エレベータなどがある筈もなく、塔には階段で登る。
どの位の人間がこの階段を登っていて、階段は経年劣化してないのかな、等と馬鹿な事を考えながら400段登って屋上に到達。

聖母マリア教会 (グダンスク) 寺院・教会

塔の屋上からは旧市街を一望できる。
眼下には市庁舎とドゥザーギ広場が。
暫く街並みを楽しんだ後、また400段階段を下りて下界へ...。

聖母マリア教会 (グダンスク) 寺院・教会

2日目の晩御飯は、今度こそ魚料理という事でFISHMARKTというお店で。
ブイヤベースがお奨めという事で頂いたが、納得の旨さ。旨い料理にワインが進みまくり。
たらふく頂き、明日は早めの出発なので、早目に就寝...。

タルグ リブニィ フィッシュマルクト 地元の料理

翌朝は6時半頃にはチェックアウトしてグダンスク本駅へ。
駅内の売店では7時前なのに結構営業しているので、そこでポーランド名物のポンチュキ(ポーランド風ドーナッツ)を朝食として調達。

グダンスク本駅 駅

グダンスク本駅から7:19発のBiałystok(ビャウィストク)行きのTLKに乗車。
グダンスクを離れてケントシンへ向かう...。

グダンスク本駅 駅