2015/09/11 - 2015/09/15
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JR線・旧国鉄転換線(未成路線含む)の未乗区間の乗車。
今回は函館本線、富良野線、根室本線、留萌本線、室蘭本線、石勝線夕張支線、札沼線、日高本線に乗車。その他に羽幌線(沿岸バス)、天北線(宗谷バス)、興浜北線(宗谷バス)、興浜南線(北紋バス)、名寄本線(名士バス)の代替バスに乗車。
この日(9月14日)は、石勝線夕張支線、根室本線、札沼線、日高本線に乗車。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
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朝の苫小牧駅。
今日が実質最終日。日高本線の運休区間である鵡川−様似間を除いて、北海道内のJR線は全線乗車する予定でいる。
ずっと天気には恵まれなかったが、今日は悪くなさそうだ。 -
今日はまず、昨日初乗りした室蘭本線の列車で追分へ向かう。
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案外多くの人が乗っている。
平日なので学生姿もちらほら見えるが、鉄道旅行客のような人も目立つ。 -
沼ノ端駅。
かなり濃い霧である。苫小牧では天気がよいと思っていたが、さっそく怪しくなってきた。 -
早来駅。
飛行機で新千歳空港へ着陸するときは、このあたりの景観を上空から眺めているのだと思う。何にもない原野のような印象だったが、それで想像しているよりは人家もあって開けている。 -
安平駅。
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追分駅に到着。ここで石勝線に乗り換える。
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乗り換えに20分近くあるので、一度改札を出てみる。
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駅前のバス停。
時刻表を見ると、さっき通ってきた早来駅行きが2本、遠浅駅行きが1本のみと寂しい。 -
SLの動輪が保存されていた。
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駅の待合室に写真や地図が展示されていた。
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昭和25年。
国鉄と私鉄の区別がなさそうだ。
長万部あたりから札幌、帯広と、ほとんど一直線に貫いている赤い太線はなんだろう。計画線でもなさそうだが。 -
昭和29年。
これも昭和25年の地図と同じく、国鉄と私鉄が黒線で示されている。
予定図と書いてある通り、北海道4県制というのは、おそらく構想のものだろう。調べてみると、過去には北海道には3県1局制の時代があったという。 -
昭和37年。
これは国鉄で発行したもののようで、鉄道に関しては前の2つのものより少し詳しい。記憶にある路線図に近い状態だ。
私鉄は赤い細い線で表示してあるようである。 -
ここからは7:08の石勝線の夕張行きに乗車。
通学の流れとは逆なのか、学生の姿は少ない。 -
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滝ノ上駅。
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十三里駅。
この旅行から帰って知ったのだが、追分から一つ目の東追分駅とこの十三里駅、あと初日に通った秘境駅として有名な室蘭本線の小幌駅は、利用実績が少ないためJR北海道が廃駅とする方針なのだという。
見たところ農場か農園のようなものが駅前にありそうではある。 -
新夕張駅に到着。
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7分停車。あまり時間はないが、一度改札を出る。
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旧紅葉山駅の駅名票があったが、当時のものではなさそうだ。
新夕張駅は現在の石勝線が開通するにあたって、ほぼ真隣に位置していた紅葉山駅を新しくしてできた駅である。つまり、あくまで紅葉山駅が移転、改称されて現在の新夕張駅になったということで、紅葉山と新夕張は歴史的に連続性のある同一の駅だという扱いになっている。
その頃は追分から分岐する夕張線という路線名で、紅葉山から夕張方面と、登川方面に分岐しており、登川方面は支線という扱いになっていた。
石勝線の開通時に、夕張線は石勝線と改称され、新夕張−夕張間は石勝線の支線とされてしまった。同時に、石勝線とおおむね並行している登川支線は廃止となっている。 -
ホームから駅前を望む。
新夕張の駅は高台に位置しており、そこを下ったすぐのところに旧紅葉山駅はあったという。 -
新夕張からは高校生がたくさん乗車してきた。
新夕張を出ると、再び天気が回復してきた。 -
清水沢駅。
一つ前の南清水沢では、学生の乗り降りが多かった。 -
終点の夕張駅に到着。これで石勝線夕張支線は完乗。
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夕張駅は何回か移転しており、その度に路線は短縮され、現在の夕張駅は歴代の夕張駅の中では最も新夕張側に位置しているという。
かつては夕張線という炭鉱路線で、数々の私鉄も分岐していたのだが、寂れている町並み以外にその痕跡はここまで見てとれない。 -
駅前の立派なホテルにはバス停が設置されていた。
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13分の滞在で、8:30発の折り返しの追分行きで引き返す。
帰りの列車には高校生も乗っておらず。わずかに地元のお客が乗っているほかに、鉄道旅行客が何人か乗っている程度であった。 -
鹿ノ谷駅。
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南清水沢駅。
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沼ノ沢駅。
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新夕張駅へ戻ってきた。
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7分の待ち合わせで、帯広行き特急に乗換えなのだが、少し遅れているという。
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再びホームから駅前を眺める。
すぐ前に広場のようなものがみれられるが、あのあたりがかつての紅葉山駅跡地であろう。 -
4分ほど送れて特急が到着。
新夕張−新得間は、普通列車の運行がなく、普通乗車券や青春18きっぷ、北海道&東日本パスのような普通列車専用のきっぷでも、追加料金不要で特急自由席に乗車できる特例がある。
その他の区間にまたがらないなどの細かい条件もあるが、今回は新夕張から新得まで乗車するので、その条件を満たしている。
ありがたく特急のリクライニングシートに座らせてもらう。 -
新夕張と占冠の間にあった楓駅は、十年位前に廃駅になってしまった。晩年は1日1往復しか列車が運行されていなかった。
痕跡を見てみたいと思い左側の車窓に注目していると、ここだと思える見覚えのあるアパートのような建物が目に入るが、かなりのスピードで通過してしまう。
一瞬だったので見落としたのかもしれないが、ホームも駅舎も見当たらなかった。撤去されたのかもしれない。 -
占冠駅。
占冠村の人は、石勝線ができるまではどのように札幌に出ていたのだろうか、と思う。根室本線の金山駅、旧富内線の日高町駅、それから今通ってきた新夕張駅(紅葉山駅)か旧夕張線の登川駅あたりに出るのだろうが、どれも中途半端に遠いし、そこから札幌までもいずれも不便である。
1日がかりではないかと思う。 -
トマム駅。
つい先日廃止された寝台特急北斗星も、「北斗星トマムスキー号」として、この駅まで臨時で乗り入れていた時期があった。 -
4分の遅延をあまり回復しないまま新得駅に到着。
予定では10:06に到着で、乗り換える列車は10:09発の根室本線の滝川行き快速なのだが、特急がホームに滑り込んだ頃にはすでに10:09になっていた。
とりあえず急いで跨線橋を渡って2両編成の快速に駆け込む。
他に乗り換えるお客もおり、滝川行きの快速は、若干の遅れで新得駅を発車した。 -
根室本線は滝川−新得間が未乗区間だったが、2日前に富良野−滝川間を乗車したので、残るは新得−富良野間である。
新得からしばらくは、今特急で通ってきた石勝線を戻る格好になる。 -
新得から、占冠、落合方面への線路は、地図を見ていただければわかると思うが、高低差を克服するために大きく迂回する、いわゆるヘアピンカーブ状になっている。
私は、通る度にこの区間で線路の迂回ぶりを観察したいと思って眺めるのだが、今まで一度も線路を確認できたことがない。
釜石線にも似たようなヘアピンカーブがあり、こちらは容易に線路を見つけられるのだが、今乗っている新得−落合・トマム間のものは何度通ってもわからない。
今回もよくわからないままヘアピンカーブ後のトンネルに入ってしまった。 -
石勝線と分岐して最初の駅が落合だが、この列車は通過する。
下り列車がこの列車との待ち合わせのため停車しているのが見える。この下り列車が2日前に旭川から富良野まで乗った快速帯広行きである。こちらも同じ快速だが、汽笛を鳴らしてそっと通過する。 -
それにしても北海道らしい広大な自然が広がる、景色の良い区間である。
石勝線が開通してから、特急が走らなくなってしまったのが惜しい。 -
新得から40分近く走って幾寅駅。
映画「鉄道員」で使用された駅だ。車両が見えるが、映画で使用されたものなのだろう。 -
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これは金山湖。
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この先は金山駅で、先ほど通ってきた占冠村へのバスが出ているがこの列車は通過する。
金山駅を通過する列車は一日にこの列車だけである。 -
山部駅。
だいぶ開けて町らしくなってきた。 -
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富良野駅に到着。これで根室本線は完乗。
この列車は降りずに、このまま滝川まで乗り続ける。 -
空知川を渡る。
天気は晴れており、2日前とは少し印象が違う。 -
青い空に雲が映えて、のどかな風景である。
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芦別駅。
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空と雲が美しくて見上げてしまう。
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通過した平岸駅。
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赤平駅。
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また少し雲が増えてきた。
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入道雲のように見える。
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12:23、新得での遅れを取り戻して、この旅4度目の滝川駅に到着。
次に乗るのは、新十津川発12:59の札沼線の普通列車である。
昨日、滝川駅隣のバスターミナルを見てみたが、新十津川方面のバスはあるものの都合のいい時間にはなさそうだったので、タクシーで新十津川駅に向うことにする。10分強見れば十分着けるだろう。 -
昼食にちょうどいい時間帯で、新十津川駅までの移動時間を考慮しても二十分強くらいの時間は捻出できそうなのだが、先日確認したとおり、滝川駅には立ち食いそばはないし駅前にコンビニもない。
あまり期待しないで駅のキオスクを覗いてみると、やはり弁当やおにぎりのような食事になりそうなものは何もない。仕方がないのでビールとつまみ、スナック菓子を買ってタクシーに乗り込む。
とりあえず新十津川駅まで行けば、役場が近くにあるようだし、コンビニの1軒くらいはあるかもしれない。
タクシーで走り出すとしばらくして大粒の雨が降り出した。先ほど車窓から見た入道雲の仕業だろうか。
石狩川を渡って10分ほどで新十津川の駅に着いたが、雨脚も強くなってきている。 -
タクシー料金を払って駅に入る。列車を待っている人は誰もいない。
そこに、ちょうど新十津川どまりの列車が入ってきた。この列車が折り返しの12:59発の列車になる。
この列車にはかなりのお客さんが乗っていて、といっても地元の客という風ではなく、札沼線に乗りに来た客、という感じであるが、とにかく20人くらいのお客さんが降りてきて閑散とした駅が賑やかになる。 -
これから乗る札沼線は、桑園−新十津川間を結んでいて、北海道医療大学駅を境にして輸送形態を異にしている。
北海道医療大学駅までは本数も多く、全列車が札幌駅に直通する札幌の近郊区間なのだが、そこから先新十津川駅までは本数も減り、純然たるローカル線なのである。
特に浦臼−新十津川間に至っては日に3往復という、8月に乗った三江線、木次線、芸備線に肩を並べる閑散振りである。
おまけに、この旅行から帰ってきてから発表された9月末の報道では、来年の3月のダイヤ改正で3往復から1往復に減便することが発表されている。
何故廃止でなく1往復に減便なのか、やや理解に苦しむ状況でもあるのだが、とにかく他の追随を許さない独走っぷりで、こうなるとローカル線の王者と言っていいような風格まで漂ってくる。 -
役場の通りまで出てコンビニでも探したいのだが、雨脚がなかなか弱まらないので、駅で写真を撮影する。
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1日3往復の時刻表。
1往復となると、近年では石勝線の楓駅以来であろうか。 -
かつては留萌本線の石狩沼田まで通じていた線路だが、もはやこの駅も風前の灯かもしれない。
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駅の横に小さな牧場があって、ポニーが飼われていた。誰が世話をしているのだろうか。
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少し雨脚が弱まってきたが、列車の発車までの時間も少なくなってきている。今から役場まで出歩くには時間もない。
駅前には小さな商店と病院があるが、覗いてみると商店には食べ物を置いてなさそうである。
病院は結構な規模で、入院施設もありそうに見える。入院患者がいれば売店くらいはあるに違いない。 -
病院に入り受付の女性に聞くと、期待に反して売店はなく自動販売機しかないという。
念のため自販機コーナーを覗くと、カップヌードルの自販機が目に入った。1つ150円と、コンビニより安く良心的な価格である。
ありがたくこちらで1つ購入し、車内でいただくことにする。 -
ここまで乗ってきた人で折り返す人はそんなにいないようで、6〜7人程度と折り返しの車内は空いている。
カップ麺を車内で食べるのは初めての経験であるが、匂いも強く周囲にはやや迷惑である。幸い折り返しの車内は乗客も少なく、そそくさといただく。 -
新十津川駅を出発して最初の駅、下徳富駅。
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新十津川駅とよく似た駅舎の形である。
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南下徳富駅。
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沿線は開けた田園地帯で、民家もないわけではなさそうだ。
ローカル線の一番のお得意様は、大概高校生と決まっている。新十津川の駅からはそう遠くないところに高校もあるはずだが、滝川から10分ほどで着くのだからバスのほうが便利なのかもしれない。 -
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於札内駅。
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年季の入った駅名票だ。
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カップ麺を食べ終えたので、滝川駅で買っておいたビールとおつまみをいただく。
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浦臼駅に到着。
ここまでの区間が、来年のダイヤ改正で1往復になる区間である。 -
札的駅。
少し民家が目立つようになってきた。 -
晩生内駅。
ここもホーム側の屋根の形が新十津川などと似ている。 -
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札比内駅。
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このようなのんびりした田園風景が広がっている。のんびりしているが、あまり北海道らしさはない。
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豊ヶ岡駅。
森の中にあるような駅だ。 -
石狩月形駅。
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知来乙駅。
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月ヶ岡駅。
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中小屋駅。
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札沼線ではここまで貨車の再利用の駅舎は見なかったが、ここから3駅連続して貨車の再利用の駅だった。
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本中小屋駅。
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石狩金沢駅。
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北海道医療大学駅ではたくさんの大学生が乗車してきて、終点の石狩当別駅に到着。
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ここで15分くらい時間があったので改札を出てみる。
乗り換える列車は隣の北海道医療大学駅が始発で、とても混雑していて札幌まで立ちっぱなしだった。 -
途中の桑園駅で札沼線完乗。そのまま直通して札幌駅に到着。
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この後は、昨日の夜に初乗りしてしまった室蘭本線沼ノ端−岩見沢間に乗るために、函館本線で岩見沢へ向かう。
この区間は本来なら今日が初乗りの予定であった。
その前に野暮用で郵便局へ寄る必要があったので、調べてみると駅前に程近いところに郵便局がある野幌駅で下車する。 -
ずいぶんときれいな駅舎であるが、ここは昔夕張までの私鉄が分岐していた駅である。
駅に置いてあった配布用のバスの時刻表を見ると、現在でも夕張までバス路線が運行されているようだった。 -
昨日以来の岩見沢駅に到着。
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16:29発の苫小牧行きに乗車。今日は明るいうちに乗ることができる。
車内は制服姿の高校生で混雑していた。 -
しばらくは函館本線に沿い、町並みから抜けたあたりで左に分かれる。左手の遠くに岩見沢の町並みを見ながら水田地帯を走る。
その町並みが途切れると今度は原っぱのようなところが広がり、雨上がりの虹がきれいにかかっている。
志文、栗沢、栗丘と昨日と同じようなお客の乗り降りであるが、どうやらその次の栗山が大きな町らしく、かなりの数の高校生が降りて、車内は空いてきた。 -
由仁駅。
ここから追分までは、ほとんど真っ直ぐな直線のような線路だった。 -
三川駅。
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かなり長い間虹が消えないで見られた。
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追分駅へ到着。
朝に乗り換えて以来、約10時間で一周してきた感じである。 -
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安平駅。
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早来駅。
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遠浅駅。
ここまで、岩見沢からの各駅の駅舎は、建物の雰囲気がよく似ているものが多い。 -
ほぼ12時間ぶりの苫小牧駅に到着。
昨日暗くなってから乗った室蘭本線も日のあるうちに今日再乗車できたし、ここまで順調に日程をこなせて一応満足である。
ここまでで、北海道内の未乗線区は日高本線の苫小牧−様似間の全線のみとなっている。これが今回の日程を組む上で大変な曲者で、最後まで悩ませられた。
日高本線は鵡川−様似間で運休が続いて代行バスが運行されている。厚賀−大狩部間で線路の路盤が脆弱になっているためなのだが、復旧費用の問題もあり、かつ昨今のローカル線事情を見ると、復旧されるかそのまま廃止にされるかも、どうも微妙な気がする。今回その日高本線に乗るか見送るか、最後まで悩んだ。
日高本線全線に乗ろうとすると、ぱっと思いつくのが単純に苫小牧−様似間を往復する方法と、帯広から旧広尾線の代替バスで広尾へ出て、JRバスで襟裳岬を経由し様似へ出て日高本線に乗って苫小牧へ、あるいはその逆のルートを辿る片道コースである。
調べてみると後者はそれなりに接続もよいのだが、それでも1日がかりのコースで今回の日程では1日を捻出する余裕はなかった。
単純に往復するだけの前者のほうは、代行バスの時刻表を見ていただくのが早いのだが、苫小牧から様似まで往復300キロ、短い距離ではないが1日で往復するくらい造作もないことのようなのだが、そうは問屋が卸さない。
唯一可能性のありそうな7:58に苫小牧を出る鵡川行きに乗ると、静内での代行バスの接続が致命的に悪くて3時間待たされた挙句、終点の様似は15:38に着くのだが、その4分前の15:34に、その日のうちに苫小牧までたどり着ける最終バスが発車するというダイヤになっている。
運休前のダイヤを見ると、苫小牧を14:19の列車に乗れば様似には18:00に着き、18:27という折り返しの苫小牧行きで21:27には苫小牧に着いていた。
こんな乗り方をする客のために代行バスのダイヤを組んでいるわけではないから文句を言うつもりもないが、このダイヤがゆえに今回はあきらめなければならなかったのだが、それだけではない。
日高本線の代行バスは、同じ代行バスといっても全路線の中間部分の運休のような只見線とはわけが違う。只見線の運休区間も廃止されるか復旧するか微妙なのだが、あちらは場合は全線乗り通すのに代行バスに乗るのが合理的で自然だから乗車して結果復旧されずそのまま廃止になったとしても、それほど心が痛まない。
一方日高本線の場合は、盲腸線の末端区間が運休区間、しかも全路線150キロのうち運休区間は120キロ超の長距離に及ぶ。現在鉄道で営業運転されている区間は苫小牧−鵡川間の30キロ程度にしか過ぎない。
今回代行バスに乗っておくとして、そのまま廃止にされれば、日高本線運休区間に乗車した記録にはなるが、鉄道で乗り直す機会もなく、これはどうも釈然としない。
かといって、復旧されればどうせ鉄道で乗りなおすことになる。そうなると、今回わざわざ代行バスに乗るのも無駄な気がしてくる。ならば、このまま廃止になるか復旧されるかは不明だが、とりあえず乗らないでおくほうがいいような気がする。
しかし乗らなければ乗らないで、いつまでたってもJR全線完乗という記録にはならない。これはこれで消化不良ではあるが仕方がない。
今現在わかっている情報では、復旧されるとしても早くて2019年ごろになるという。それならばまだ時間もだいぶある。気が変わったら改めて乗りに来ればいいだろう。 -
もう一点はっきりしないことがあって、それは苫小牧−鵡川間の行方である。運休区間が復旧する方向になった場合はいいのだが、鵡川−様似間の運休区間が廃止となった場合、それに道連れにされる形で廃止されるということはあるのだろうか。
そんなことは地元自治体やJR北海道のそれなりの立場にある人ならばわかるのだろうが、私などの地元民でもないただの鉄道旅行者の与り知るところではない。
今回の日程では、明日の朝の飛行機で東京に戻らなければいけないことになっていて、計画段階で、昨日乗った天北線代替バスと日高本線の両方を乗ることはどう計画しても無理そうである。今回はどちらかをあきらめなければならない。
これらの事情を勘案し、最低でも2019年まで復旧しない日高本線と、2016年10月には廃止される天北線代替バスとを天秤にかけて、結局今回は日高本線はあきらめることにしたのである。
だが、天北線代替バスに乗っても、苫小牧−鵡川間の鉄道で営業されている区間だけならば乗れないこともない。ただし日の落ちた後の列車にしか乗れそうもない。外の景色が見えないなら乗らないでもいいかとも思ったが、先に書いたように、運休区間の巻き添えを食ってそのまま廃止になったら、それはそれで乗っておけばよかったと後悔するだろう。
そういう心の葛藤を抱えながら、結局苫小牧−鵡川間の鉄道で営業されている区間だけは、日が落ちた夜ではあるが乗車することにしたのであった。どうにも中途半端だが、これ以上の納得できる結論は出なかった。 -
そういうわけで、次に乗るのは19:04の鵡川行きである。まだ1時間以上時間があるので、食事を済ませてしまいたい。
昨日名寄の食堂で味噌ラーメンが食べられなかったので、苫小牧の駅前のラーメン屋に入る。普通の味噌と濃厚味噌という2種類があり、普通のものをいただいたが、これでもかなりどろっとしたスープで満足した。
駅に戻るともうすでにホームに2両編成の列車が入線しており、帰宅する高校生たちが列を作っていた。 -
列車案内の表示は静内行きになっている。鵡川から先はあくまで列車の代行であって、1本の列車という扱いなのだろう。
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もう外は真っ暗である。苫小牧の街中を抜けて街灯がなくなると何も見えない。
車内は高校生で賑やかである。この列車は鵡川まで2つの駅に止まるが、ほとんど誰も降りない。
途中、おそらく苫小牧東港だろうと思うような港に大きな船が止まっている。どうも輪郭からして貨物船というよりはフェリーか客船のようだ。
調べてみると、苫小牧東港を19:30に出る秋田経由の新潟行きという新日本海フェリーがあるので、おそらくこれだろう。
そんな事を思いながら真っ暗な中を走り、19:32に鵡川駅に着いた。
これで今現在鉄道で乗れる日高本線に関しては完乗ということになる。 -
車内はたくさんの高校生たちで混雑しており、一番前のドアからしか降りれないので渋滞している。
私は2両目に乗ったので、彼らが降りるのを待ってから、一番最後のほうに降りた。 -
駅前には鵡川から先、静内まで行く代行バスが止まっていた。
高校生たちが続々と乗り込んでいく。
それ以外にも、駅まで迎えに来てもらって自家用車で駅から去っていく高校生も多い。 -
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数えてみると30人くらいは乗っていそうである。繁盛しているのは嬉しい。
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静内行きの代行バスが発車。
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バスが去って静かになる。
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夜の闇に浮かぶ鵡川駅。
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駅と交通ターミナルが一緒になっていて、中にはバスの時刻表がある。
日高町行きという表示が見えるが一日一本しかない。その他に平取行きが1本ある。
一見、かつて鵡川駅から分岐していた、旧国鉄富内線の代替バスのようだが、実は経由が富内線とは完全には一致しない。そもそも平取は富内線は経由していない。
一致しているのは振内−日高町間の末端部分だけで、鵡川−振内間でこのバスは富川、平取を経由している。どちらかというとかつての沙流鉄道と並行する経路である。
では根元部分はどうなっているかというと、鵡川−富内間は町営バスに移管されているのだが、富内−振内間は十年近く前から公共交通機関が失われている。
かつてはどうだったのかはわからないが、現在のお客の流動を考えると、富内から振内へトンネルで抜ける富内線のルートが不自然なのであって、かつての沙流鉄道を辿る現行のバスルートのほうが自然なように見える。 -
しばらくすると静内方面からのバスがやってきた。お客さんが1人降りただけであった。
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駅前にはバス停がいくつか見えたが、町営バスのポールは見えない。交通ターミナルの中にも町営バスの案内はなさそうであった。もう暗くてわからないが、どこかにあるのだろうか。
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19:59発の折り返しの苫小牧行きに乗車。2両編成の1両を切り離し、1両での運用のようである。この列車は空いている。
切り離したもう1両は更に1時間停留して、この次の21:00発の列車になるのだろう。 -
帰りの列車からは苫小牧東港で船は見えなかった。
途中の勇払駅にて。 -
苫小牧駅に到着。今日はこの後札幌まで行く。
今日は札幌にホテルを予約している。明日は朝の飛行機で東京に帰る予定にしている。 -
札幌行き普通列車に乗り換え。
途中の南千歳で後から来る快速に乗り換えた。このほうが少し早く札幌に着ける。 -
わざわざ乗り換えてまで早めに札幌に着きたかった目的はこれ。
札幌駅に着いたのが21:55、はまなすの発車が22:00と5分しかないが、少しだけ見学できる。
南千歳で乗り換えないと札幌着は22:05だから、はまなすの発車には間に合わない。 -
北斗星亡き後、定期の客車寝台を繋げた最後の列車になってしまった。
これに乗って陸路で帰京してもよかったのだが、今回の北海道旅行は結構ハードスケジュールだったと思うので無理はしなかった。
今日は平日だが結構混んでいる。来年の北海道新幹線開業時に、カシオペアとともに廃止されることが決まっているから、これから先廃止までは混む一方だろう。
多分もう乗る機会はないと思う。 -
-
この間の冬に青森駅で見たときより、更に外装が悪くなっているように見える。
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-
今日で実質的に最終日となる。
全てを予定通りに終えられ、北海道内のJRの未乗線区は運休中の日高本線鵡川−様似間のみとなった。北海道以外の未乗線区は東北新幹線の盛岡−新青森間のみとなり、いよいよ先が見えてきた感じもあるが、運休中の区間についてはすっきりしない事になりそうではある。
苫小牧でラーメンを食べたが、一人で少し祝杯をあげたい。
今日は札幌で泊まり、明日は朝の便で帰京する。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- 黒田(温泉)さん 2015/10/28 22:38:26
- 北海道
- bibouさん
今晩は!
北海道、それも列車旅、羨ましいです。
是非私も実現させたいものです。
10月25日、栃木県の今日栗山村の「噴泉塔」という「奥鬼怒 湯沢」
の奥地の温泉に「命からがらの探検」に行きました。
後日ホームページを作成します。
今は、掲示板にちょこっと書いています。
http://www.photobb.net/bbs.cgi?id=120227&pid=
※「噴泉塔」直下の温泉は、命が惜しいから入らず、もう少し下流の
「広河原の湯」に浸かって来ました!
- bibouさん からの返信 2015/12/13 23:49:50
- RE: 北海道
- 黒田様
こんばんは。私の拙い旅行記を御覧いただいてありがとうございます。
秘湯探検には危険が伴って大変ですね。
北海道の秘湯など、さぞかし素晴らしいでしょうが、熊対策などもしなければならず難易度は高そうですね。
ありがとうございました。
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