私はこの九分にこれまで3回訪れた。初めて行ったのは今から10年以上も前で、当時台湾人、今は帰化して日本人になった大学の友人に「非情城市」という映画を紹介されてビデオで見てから一度は訪れたいと思うようになった。その友人に台湾に連れて行ってもらったときに、観光したのが最初であった。トニー・レオンが演じる主人公が、日本の統治下から離れ国民党の支配に移っていく激動の時代を生き、そして死んでいくというストーリーである。私はこの映画を見て、日本と台湾の深い縁を感じないではいられず、九分は是非訪れてみたいと思うようになった。九分の街を歩いていると、私はこの「非情城市」という映画と日本と台湾の浅からぬ縁を感じないわけにはいかない。あの有名な坂は息が切れるけれども、やはり映画の有名な場面で登場し、何回も上り降りしながら歴史の重みを体感できる。日本に帰り、またあの映画を見るとまた訪れたくなって、今回で3回目となった。感慨の深さはいまだに変わらない。今では観光地となって、パッケージツアーにも組み込まれるほど有名になっているけれど、一体どれほどの人があの映画を見、台湾と日本の歴史について造詣を深めているのだろうか。日本と台湾の歴史を知らなければ、あの2時間にわたる超大作を飽きずに見続けることはできないであろうし、あの映画を見ずして九分を訪れるのは、私には到底理解の及ぶところではない。

日本と台湾の深い縁に思いをはせる。

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2014/10/10 - 2014/10/10

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#遺跡・歴史

asianguideさん

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私はこの九分にこれまで3回訪れた。初めて行ったのは今から10年以上も前で、当時台湾人、今は帰化して日本人になった大学の友人に「非情城市」という映画を紹介されてビデオで見てから一度は訪れたいと思うようになった。その友人に台湾に連れて行ってもらったときに、観光したのが最初であった。トニー・レオンが演じる主人公が、日本の統治下から離れ国民党の支配に移っていく激動の時代を生き、そして死んでいくというストーリーである。私はこの映画を見て、日本と台湾の深い縁を感じないではいられず、九分は是非訪れてみたいと思うようになった。九分の街を歩いていると、私はこの「非情城市」という映画と日本と台湾の浅からぬ縁を感じないわけにはいかない。あの有名な坂は息が切れるけれども、やはり映画の有名な場面で登場し、何回も上り降りしながら歴史の重みを体感できる。日本に帰り、またあの映画を見るとまた訪れたくなって、今回で3回目となった。感慨の深さはいまだに変わらない。今では観光地となって、パッケージツアーにも組み込まれるほど有名になっているけれど、一体どれほどの人があの映画を見、台湾と日本の歴史について造詣を深めているのだろうか。日本と台湾の歴史を知らなければ、あの2時間にわたる超大作を飽きずに見続けることはできないであろうし、あの映画を見ずして九分を訪れるのは、私には到底理解の及ぶところではない。