アルゼンチン(ブエノスアイレス）を安全に旅行するために計画したこと

2015/09/21 - 2015/10/02

10月2日、無事にアルゼンチンから帰国しました。
情報が少なく、航空券を買ってから悩みぬいたこの旅行は、結果的には素晴らしい思い出と再訪を望む旅となりました。

ブエノスアイレスでの治安の悪化の情報は、航空券を購入してから、そして現地での日程を決定してから入ってきたものでした。
南米のパリと称されるブエノスアイレス。
南米の中では比較的治安がいいというはずでした。
しかし...。
４トラベルの投稿者の方々の遭遇された出来事、それ以外にも情報が少ない中で出てくるのは強盗殺人事件の記事や強盗に遭遇したブログ。
インターネットで検索をどんなに繰り返しても、その話ばかりが繰り返されるのでした。

（行こうと思った訳）
テレビでロスグラシアス国立公園の氷河を見たのが昨年の秋。
是非この目で見てみたいと思い、航空券を手配したのがそれから数か月後の12月。

その時にはすでに次の春にスペイン再訪を決定し旅程を立てていた時期だったので、次に長期で仕事を休める9月の日程で早々と購入してしまったのでした。

（情報収集）
スペイン旅行の細かな計画をたてていた時期だったので、アルゼンチンの旅程を立てるのは億劫でした。
また、インターネットで検索しても欲しい情報がなかなか出てきませんでした。
おまけに購入した最新版の「地球の歩き方」も、2013年の印刷の内容からほぼ変更がなされていないようでしたし、円とアルゼンチンペソのレートもいつのものかも想像できないくらい違っていました。　
あまりにも遠く、情報の少ない国でしたので、現地のツアー会社のHPを調べてみることにしました。

いくつか調べて見積りを取った旅行社は日系の文野旅行社さんでした。
ヨーロッパ旅行のようにはいかない交通機関の利用や移動距離が半端ではない国内の観光地、ここはいっそ現地ツアーに乗っかってちょっと自分の希望をアレンジしてと...。
そこで、入れてしまったのがブエノスアイレスでの滞在でした。

通常ツアーだと朝到着し、そのまま市内観光をする、そして翌日移動するというのが基本のようでした。

到着したらホテルに直行したい、そして翌日ゆっくり自分たちで歩きたい。ブエノスアイレスをゆっくり見て歩きたい。
帰国はブエノスアイレスで再度ゆっくり滞在した後にしたい。
これが後で最大の悩みになってしまったのでした。

（日程）
下記が今回の日程です。

9/21　日本出国（到着後ホテルに直行するため夜到着のカタール便を購入）
9/22　20時50分エセイサ国際空港着
9/23　ブエノスアイレス滞在（夜タンゴショー）ブエノスアイレス泊
9/24　イグアスへ移動　イグアス泊
9/25　アルゼンチン側イグアスの滝観光（グランアベントゥラツアー）
　　　　ブエノスアイレスに移動　ブエノスアイレス泊
9/26　カラファテに移動　カラファテ泊
9/27　ペリトモレノ氷河観光・サファリナウティコツアー　カラファテ泊
9/28　リオ・デ・イエロ・エクスプレス氷河観光クルーズ
　　　　ブエノスアイレスに移動　ブエノスアイレス泊
9/29 ブエノスアイレス滞在　　ブエノスアイレス泊
　　　（夜コロン劇場でオペラ鑑賞　チケットはウェブで直接購入）
9/30　ブエノスアイレス滞在　夜エセイサ国際空港より帰国便に搭乗
10/1 機内
10/2　日本帰国

この旅程では、文野旅行社さんに依頼した日程でホテルと空港間のプライベートでの送迎がありました。

また、各地でのツアーについてもお願いをしていたので、イグアスでの2日間はプライベートのガイド付でした。
カリファテでは、クルーズ申し込み旅行会社による空港とホテル間、クルーズツアー日のホテルまでの送迎がありました。

（滞在についての悩み）
悩んだのが、ブエノスアイレス滞在の日です。
危ない話ばかりが出てくる中で、自由に市内を歩いても大丈夫だろうかと日を追うごとに心配になってきました。
一番の悩みは、コロン劇場でのオペラ鑑賞です。開始時間は夜の8時。スペインやほかのヨーロッパの国のように夜10時頃まで明るくはないことがわかりました。季節は春になったばかりです。日没は夕方でした。

サン・ニコラス広場でのカメラに絡んだ殺人事件。好きなようにはカメラも出せないような状況？

コロン劇場周辺の諸事情で、送るのはできるけどお迎えは難しいという話でした。
歩いて15分くらいの距離です。夜の街をどうやって帰ろうか...。
4トラベルにも質問させて頂きました。
その頃、日通ペリカントラベルのアルゼンチン店にも問い合わせしていました。
ホテルとコロン劇場間の車での送迎は、片道80ドル。高いけれど安全はにかえられない。
メールでのやり取りの中で、落ち合う難しさを感じました。
もう頑張ってしっかり歩いて帰るしかないと思いました。

ゴールデンウィークも終わり、スペイン旅行から帰ってきてブログの作成もそこそこに、今度は本格的にブエノスアイレスでの空いた日が気になりだしました。

結局、第一に安全を考え、すべての日程に現地ツアーを入れることにしました。
滞在初日は市内観光ツアーに、9/29はティグレとパラナ川のツアー、最終日はラ・プラタまでのツアーとすべてグレイラインのツアーに参加しました。

すべてのツアーがホテルまでの送迎付きでそれだけだと完全に危険から遠ざかることができそうでした。

前にも書いた通り、問題はコロン劇場のみです。

結果的には、ツアーは終日ではなかったので、空いた時間は街の中を歩き回りました。
コロン劇場からの帰るルートも前もって昼間に歩きながら決定しました。
到着日、イグアスからとカリファテからの移動日ともブエノスアイレスには夜の10時過ぎにホテルに到着したので、人通り等の確認ができました。
一幕が終わった夜の10時過ぎ、決めていたルートで足早にホテルまで帰りました。

充分に危険回避に頑張った結果、幸いにも一度も危険な目に遭うことはありませんでした。
あまりの取り越し苦労だったのでしょうか。


アルゼンチンはいいところです。
自然の美しさ、雄大さ、引き込まれるような魅力があります。
優しい人もたくさんいます。

またいつか行きたいなと思います。

エリア ブエノスアイレス(アルゼンチン)

• 旅行の満足度: 4.0

• 交通手段: 観光バス タクシー 徒歩

ガリレオ・ガリレイプラネタリウム（車窓から）

滞在初日、とりあえずブエノスアイレスがどんなところか見るために市内観光ツアーに参加。
大雨になり、足早のツアーでは車窓からの写真もうまく撮れません。

国立図書館（車窓から）

市内観光ツアーでは、2か所の観光名所でバスを降りて自由に観光することができます。
ただし時間はここ大統領府前では約25分間でした。

大統領府（カサ・ローサ）

この雨では5月広場も人通りはまばらです。

再びバスから
ボカ ジュニアーズ スタジアム（車窓から）

再びバスから
ボカ ジュニアーズ スタジアム（車窓から）

市内観光ツアーでバスを降りて自由に観光できる2か所目はカミニート。

お決まりのカミニートのカラフルな建物。

カミニートのカラフルな建物。

市内観光ツアーではガイドのアシュレンがすごく早口なスペイン語と英語で交互に説明をしました。
それを聞いて両方の語学の言葉の感じを掴んだこともツアーに参加したメリットだと思います。

夜は文野旅行社さんが手配してくれたタンゴショーへ。
ESQUINA CARLOS GARDEL

ESQUINA CARLOS GARDEL

ステージはまだ幕が下りたままです。

最初に食事をします。
飲み物の希望を聞きに来ましたが、最初に選んだ物のみのようです。
赤ワインをお願いしましたが、なくなるとすぐに満たしてくれます。
飲みやすい美味しいワインでした。

一皿目の料理。

二皿目はお肉にしました。

この後デザートとコーヒーが付きました。

タンゴショーが始まりました。

合間にはタンゴの歌と楽団の演奏が入ります。

ステージ上部の楽団。

タンゴショー

タンゴショー

タンゴショーフィナーレ

とても楽しいショーでした。