2015/09/28 - 2015/09/28
359位(同エリア1986件中)
玄白さん
第1編は、茶臼岳登頂後、峰の茶屋側に下り、牛ヶ首までのハイキング記録。
第2編(本編)では、例年より10日早く見頃を迎えた姥ケ平の紅葉を激写。ところが、ここで思わぬハプニングに遭遇。牛ヶ首から姥ケ平に下る途中で一人の女性登山者が転倒し、頭と肩に大怪我をして動けなくなった模様。通りかかった人の通報で、レスキュー隊(正式には栃木県消防防災航空隊)がヘリコプターで飛来し、わずか10分足らずでけが人をヘリに収容して飛び去った。その一部始終を目撃したのである。常総市の鬼怒川堤防決壊による洪水で孤立した住民をヘリで救助する様子はテレビで見たが、実際に目の前でヘリによる救出劇を見たのは初体験である。訓練を受け、それが仕事だと言ってしまえばそれまでだが、常人には不可能な危険な任務で人命救助に携わる隊員の皆さんには頭が下がる思いであった。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
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茶臼岳に登り、峰の茶屋跡〜牛ケ首ルートで牛ヶ首に到着。しばし休憩したあと姥ケ平へ下る。紅葉樹に囲まれた一角にぽっかりと砂地が見えているところを中心にした一帯が姥ケ平である。標高差150mほどだ。
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周りの紅葉を撮影しながら、下っていく。
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真っ赤に色づいたカエデが一際目を引く。
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すると後ろから「どいて下さ〜い」と声をかけながら小走りに下っていく男性が一人。さながらトレイルランナーのようだ。
牛ヶ首に向かう途中で小耳にはさんだ転倒して怪我をしたというハイカーのところに向かうようだ。那須山岳会の会員で自然公園指導員の腕章を持っている。
ロープウェイ駅で「連日、登山者の事故、怪我が発生しています。十分ご注意願います」というアナウンスが思い起こされる。 -
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中間付近で、牛ヶ首付近を見上げる。大勢のハイカーで賑わっている。
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怪我をした人のことが気になりつつも、見事な姥ケ平周辺の紅葉に圧倒され撮影しながら下っていく。
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姥ケ平まであと100mほどのところで、怪我をした女性ハイカーらしき人が登山道の隅でうずくまっているのを目撃。意識はあるようだが、歩くことができないようだ。
心配ではあるが、救助を求める連絡はしてあるようなので、先に行く。 -
姥ケ平に到着。
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大勢のハイカーが紅葉を見ながら休んでいる。
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「GREEN SUPPORT STAFF 関東森林管理局」というロゴが入ったチョッキを着た方が、「ここを離れてください。救助ヘリが来ます。ヘリが来ても決して手を振らないでください。救助を待っている人と間違えられます」とハイカーたちに触れて廻っている。どうやら、救助ヘリコプターが、ここに着陸するらしい。
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イチオシ
やがて、ヘリコプターが到着
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しかし、姥ケ平の砂地の広場に着陸すると思いきや、上空でホバーリングしている。
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先に下りた一人のレスキュー隊員が怪我をした人のところに走っていく。
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どうやら、着陸場所までけが人を移動できないと判断したようで、負傷した女性ハイカーがうずくまっている登山道の上空に移動した。ホバーリングしたままで、けが人を収容する作戦のようだ。
幸い、この日は風が弱く救助作業は順調に進んでいる。 -
2人一組で救助を行う。
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背中には怪我人を安全に収容するために、シュラフのようなものを背負っている。
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降下して10分ほどで、怪我をしたハイカーを収容。
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地上に残った隊員を収容して・・
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救助作業完了。
GREEN SUPPORT STAFFの人の話によると、怪我をした女性は、片手にストック、片手にカメラを持ち撮影しながら歩いていて、つまずいて転倒、頭と肩を岩にぶつけてしまった。頭を強打、肩も骨折しているようだということだった。 -
撮った写真のタイムスタンプから経過時間をまとめてみると・・・
10:30頃 女性ハイカーが転倒して大怪我をしたことを知る
10:49 救助に向かう自然公園指導員に追い越される
11:18 救助ヘリ到着
11:23 救助作業のため、レスキュー隊員地上に降下開始
11:31 怪我人収容完了
レスキュー隊の正式名は栃木県消防防災航空隊。栃木県県民生活部に所属し18名で編成、救助用ヘリ「おおるり号」一機を所有している。待機しているヘリポートは宇都宮市の隣りの芳賀町にある(栃木県消防防災航空隊HPによる) -
無事救助されて、やれやれ。山に限らず様々な災害救難救助に携わる方々には、本当に頭が下がる思いがする。
一安心したところで、紅葉撮影を続ける。 -
那須の紅葉のポスターなどでおなじみの噴煙を上げる茶臼岳と紅葉の絶景
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ハイマツの緑も入れて・・・
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イチオシ
縦位置でも一枚。何回でもシャッターを押してしまいたくなる絶景だ。
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日の出平の山裾の紅葉。
雲が流れている。雲間から射す日の光が、紅葉の鮮やかさを浮き立たせてくれる。 -
燃えるように真っ赤に紅葉したカエデ
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しつこい! また茶臼岳
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イチオシ
またまた茶臼岳
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イチオシ
姥ケ平から200mのところにひょうたん池という小さな池がある。水面に紅葉と茶臼岳が写り込む人気の撮影スポットである。
ただし、池のほとりは、3〜4人しか入れない狭い場所である。順番待ちで譲り合っての撮影である。なかには、「オレは遠くからわざわざ撮影しにきているんだ」といって場所を独占しようとするマナー知らずの者もいるらしい。幸いこの日はそんな不埒者はいなかった。 -
那須山麓は比較的風が強い場所だが、ひょうたん池はとても小さな池で周囲の木々が風をさえぎってくれるので、いつも水面は水鏡になっている。
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姥ケ平からひょうたん池までは立派な木道が整備されている。皇太子が、那須御用邸に滞在中、茶臼岳登山の折、ひょうたん池をご覧になるというので、作った木道だそうだ。
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ひょうたん池への木道の途中からの紅葉の眺め?
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ひょうたん池への木道の途中からの紅葉の眺め?
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姥ケ平に戻り、紅葉の撮影を続ける。
以下、同じような写真ばかりで恐縮だが、見事な紅葉の写真を並べてみた。 -
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赤い実をつけた常緑樹。樹の名前は?
ナナカマドより実は大きい。 -
イチオシ
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怪我人が無事レスキュー隊に救助され、姥ケ平に平穏さが戻ったところで、紅葉を眺めながらランチ。(コンビニで仕入れたパンと飲み物なので写真を撮るほどのことではない)
この後は、姥ケ平下、沼原分岐経由で秘湯三斗小屋温泉へ。
以下、那須岳紅葉登山と秘湯三斗小屋温泉(3)に続く。
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この旅行記へのコメント (5)
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- 琉球熱さん 2015/10/16 00:48:58
- レスキュー
- 玄白さん、こんにちは
見事な紅葉ですが、やはり救助の方が気になってしまいます。
私も何回かその現場に遭遇したことがあります。
特に、白馬大池で見た救助の現場は、正に玄白さんの目撃した事故と似ていて、救助ヘリが上空にホバリングしたままけが人を収容するその手際のよさに驚嘆したものです。
山間は風向きがコロコロと変わり、ホバリングにも相当な技術が必要とか。
白馬でも八ヶ岳でも、先日の谷川でも、救助ヘリや救急隊を目撃しています。
何があっても無事で帰還すること、これに勝るものはありませんね。
- 玄白さん からの返信 2015/10/16 13:25:56
- RE: レスキュー
- 琉球熱さん、こんにちは
今回の事故に遭遇して、山歩きでは初級者コースでも思わぬところに危険が潜んでいるものだと改めて認識した次第です。普段は意識していないのですが、悲しいことに久々の山歩きで体力の衰えを感じざるを得ませんでした。自分では動かしているつもりの足が上がっておらず、木の根に躓きヒヤッとしたことが何回かありました。標準タイムは気にせず、今まで以上に余裕を持った山歩き計画にしようと思いなおした那須岳山行でした。
玄白
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- 銭形幸一さん 2015/10/06 08:50:05
- 山岳救助隊
- おはようございます。
南アルプス南部歩いているときに静岡市の消防隊で山岳救助に携わってる方がトレランしてるのを目の当たりにしました。
私がひーこら歩いている登山道、弾丸のように駆け抜けて…
(°Д°)
トレラン日本一の望月選手ですが、山深い南アルプスでヘリより先に救護要請者のもとに文字通り駆けつけた逸話がある方です。
スポーツ、趣味でトレランしている人と違い、人命救助のためのトレーニングなので迫力が違います。
もっとも山が好きなのは同じなんですけどね。
それにしても紅葉綺麗ですね。
南アルプスにないような広々した草原、斜面、とても壮観です。
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- どりーまーさん 2015/10/04 21:09:42
- あまりの紅葉に見とれ、落ちそうな・落ちてしまった山旅に思う事。
- 玄白さん。
こんばんは。どりーまーです。
今回の那須岳山岳事故を目のあたりにして、カメラと山登りの付き合い方をお教えいただきました。
実は私もそうなんです。
山を登っている時には山登りだけ1つに集中すればいいのに、今がチャンスとばかりに写すのに夢中になるタイプです。
一度に2つの事をするのは、安定しない時が多いのでバランスを崩します。
山において帰るのもの。。山に感謝の気持ちと足跡だけ!とか。。。
今後も、はい〜只今帰りましたと言いたいので、肝に命じて再確認しました。
記事になる山岳事故が多いのでレスキュー隊の方々のご苦労も分かりました。
どりーまー
- 玄白さん からの返信 2015/10/04 23:27:54
- RE: あまりの紅葉に見とれ、落ちそうな・落ちてしまった山旅に思う事。
- どりーまーさん、こんばんは
山に登ってこそ出会える絶景に、ついつい歩きながら撮影するということは、得てしてありがちではありますね。特に、コンパクトカメラや携帯カメラでは片手で操作できますからね。しかし、アスファルト舗装の町中の道を歩くのとは違い、木の根や岩がゴロゴロしている山道は、思わぬ危険がつきもの。
お互い、気をつけましょう。
玄白
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