牛窓オリーブ園と八朔ひなかざり

2015/09/13 - 2015/09/14

岡山振興旅行券を使って、日本のエーゲ海「牛窓」を散策してきました。

丁度、牛窓では「八朔ひな飾り」という八朔（旧暦8月1日）の頃にひな人形を飾るというお祭りが行われていました。

ｵﾘｰﾌﾞ園ではﾌﾘﾏもあり、牛窓しおまち唐琴通りの雛人形を散策してまいりました。

宿泊はﾎﾃﾙﾘﾏｰﾆｰ。
沈み行く夕陽を見ながら、地中海料理を堪能し、綺麗な星空と展望風呂でゆっくりと日頃の疲れを癒やすことが出来ました。

エリア 牛窓(岡山)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 自家用車 徒歩

気持ちよい空の元、倉吉から牛窓に向けて出発です。

途中、奥津湖を眺めながら休憩し、弓削から山道に入り、赤磐市経由で牛窓を目指します。

山陽I.C近くのラーメン屋で昼食。

あっさり系の柚風味の出汁を選びましたが、結構美味しかったです。

瀬戸内市に入り、オリーブ園に向かいます。

牛窓、小豆島等、瀬戸内海に面するこの辺りは、地中海気候なのでしょうか、ｵﾘｰﾌﾞというｲﾒｰｼﾞが強くあります。

園内には山の斜面10haにわたって約2000本のオリーブが栽培されています。

丁度、ﾌﾘｰﾏｰｹｯﾄも開催されていました。

ｵﾘｰﾌﾞの木の向こうに、瀬戸内海が広がっています。

気持ちの良い天気です。

ｵﾘｰﾌﾞにも色々な種類があるんですね。

このようなPOPに食いつくのは、関西人だけでしょうか。

思わず「ﾄｯﾌﾟはどこだ！」と突っ込みたくなります。

展望台に上る、階段の壁面に描かれていました。

凄く爽やかな感じを受けますね。

展望台から、本日宿泊のﾎﾃﾙが見えました。

恋人達の聖地らしいです。

ｵﾘｰﾌﾞ園をおり、港に車を止めて歩き出しますと、一つ山側は古い街並みです。

この道沿いの家々に、おひな様が飾られています。

お店のｱｲｽｸﾘｰﾑの冷蔵庫の上にも、飾られていました。

約1km程の民家や商家の軒先約40カ所に、段飾り、内裏びな、掛けびな、地元の子供たちの手造りの愛らしい、おひな様が展示されています。

ひな飾りには、米粉の団子で山海の幸を表現した「ししこま」という、米粉のお団子で、たい、えび、かぼちゃ、みかん等の形をつくったお供えがさりました。

古式ゆかしいお雛様や、変わった嗜好の飾り等が施されていて、見ていて飽きません。

結構、年代物のお雛様ですね。

地元の郷土史を見ると、八朔は、早生の穂が実る時期と重なることから、「田の実（頼み）の節句」として、農家が初穂を恩人らに贈る風習があったということです。
雛祭りが盛んになった江戸時代以降、虫干しを兼ね、この時期に雛人形を飾る行事が生まれたということです。

立派なお雛様も、沢山展示されていました。

街全体が、お雛様で飾られています。

この場所って、お雛様を飾る場所として、作られているように思います。

新しいお家の窓にも、お雛様が・・・・。

八朔ひな飾りは、主に港町で受け継がれていたということですが、牛窓では高度成長期に廃れ、地元の住民ｸﾞﾙｰﾌﾟの人達により、2010年に年に復活させたということです。

今後も長く、新たな伝統を加えて続けて欲しいですね。

この新しいお家にも・・・。

ちゃんとお雛様が飾られていました。
「ししこま」もありますね。

何でもありの新聞屋さん。

地元の方々の会合でしょうか。

古い街並みを象徴するような、井戸もあるようです。

いまだ現役のようですね。

牛窓の歴史を展示する、海洋文化館。

旧牛窓警察署本館との事です。

樹齢150年と推察される大蘇鉄と、玄関のｽﾃﾝﾄﾞｸﾞﾗｽに文明開化の頃の浪漫が漂います。

中には、岡山県の重要有形民族文化財の指定を受けている山車8基のうちの2基が展示されています。

牛窓から前島を結ぶﾌｪﾘｰ。

片道5分の船旅ですが、ほぼ1時間に2往復。
6時〜22時まで、1日29往復あります。

”のんびり感”を堪能できる前島。
体内時計をﾘｾｯﾄする、散歩は如何でしょうか
渡った先には、心地よいゆったりとした空気が漂っている、らしいですよ。