2015秋エジプト～#2アスワンからアブシンベルへ、カイロ&ドーハ経由で帰国

2015/09/21 - 2015/09/23

シルバーウィークは南部エジプトへ。

ルクソールでカルナック神殿を堪能したあと、電車でドンドコアスワンへ移動。
日帰りでアブシンベルを目指します。

☆航空券
　カタール航空　東京～カイロ往復
　エジプト航空　カイロ→ルクソール、アスワン→カイロ

☆スケジュール
9/19　羽田～ドーハ～カイロ、カイロ～ルクソール　ルクソール泊
9/20　ルクソール西岸ツアー、カルナック神殿見学後、
　　　18：00の電車でアスワンへ　アスワン泊
9/21　アブシンベル日帰りツアー　アスワン泊
9/22　アスワン～カイロ
9/23　カイロ～ドーハ～成田

エリア アスワン(エジプト)

• 交通手段: 鉄道 タクシー 飛行機
• 航空会社: エジプト航空 カタール航空

ルクソールを18時に出発した電車は、4時間かかってアスワン到着。
今夜から鉄道駅のすぐ近くの安宿に２泊。

チェックインして部屋に荷物置いて、近くのスークへ。
明日の朝ごはんのバナナと水だけ買って部屋に戻ってゆっくり休む。

翌日。
朝3時起きで身支度。
3時半過ぎにツアーのミニバスが迎えに来た。

各ホテルから客をピックアっプし、アスワン郊外に集合。
そこからはエジプト軍のエスコートのもと、ツアーのバスが一列に連なってアブシンベルへ向かう。

途中、窓から日の出が見えた。

車内でほとんど寝ていて意識がないが、ドライバーはかなりの猛スピードで飛ばしていた。
飛ばせるほど道路がよく整備されていた。

4時間かかってアブシンベル到着。
2時間後の集合時間まで自由見学。

110ポンドだったかな、高い入場料払って遺跡へ。
ここまで来て入場しないという選択肢はない。
やはり学割の効く学生の時にきたかったな、エジプト。

ナセル湖を見ながら歩いていくと目の前に出た、ラメセス2世。
遺跡の内部は撮影禁止。

隣には、アブシンベル小神殿。
ラメセス2世が王妃のために作ったもの。

偉大なるファラオ、ラメセス2世。

アスワンハイダムの建設によりナセル湖に沈みかけてた古代遺跡は、それを阻止しようとユネスコが世界中からお金をかき集めたキャンペーンにより、水没を免れる。
この一大キャンペーンによってアブシンベルはその名を世界中に知らしめた。

しかし。期待値が大きかったせいか、なんだかなあというのも正直な気持ち。
エジプト史をちゃんと勉強すれば、壁のレリーフ、柱ひとつに感銘受けるんだろう。

人それぞれ思い入れが違うから全旅人にとってナンバーワンな場所ってあり得ない。
その中で、ディープな旅人の間で圧倒的に支持されるイエメンのサナアはやはり別格。

自由時間の時間持て余して、ツアーメンバーたちと木陰でおしゃべり。
私以外は長期旅行者で、エジプト人に精神的にやられていた。
ぼったくり、うそつき、しつこい。。。。(笑）

スーダンに早く抜けたいと嘆いていた。

確かにうっとおしくて私も喧嘩するけど、
生きていくためには彼らも仕方ないのだ。

犬とでも遊んでましょうかね。

駐車場からナセル湖を眺める。
ナイル川を堰き止めアスワンハイダムを造ることでできた人口湖。

ユーフラテス川をせき止めて造られたアサド湖を思い出しながらシリアへ想いを馳せる。
ラッカは今やイスラム国の本拠地。
湖に面して建っていたカラートジャーバル、まだあるのかな。。

この広い駐車場に、１０台ほどの大型バスやミニバスが集まる。

飲み物を求める観光客でカフェは大盛況。
土産物売り場は半分以上閉まったまま。

アブシンベルに１泊する人を除き、観光客は早朝にルクソールやカイロから一斉にやってきて、２時間ほどここに滞在して一斉に引き上げていく。

土産物屋などお店の稼ぎは、ほぼこの２時間が勝負という厳しい現実。

再びアスワンまで、軍の護衛付きで列をなして同じ道を引き返す。
車で隣に座っていたアメリカ人は、ホテルから持ってきた枕をバスに持ち込んでいた。
いいアイデアだね。

昼過ぎにアスワン到着。
お腹すいたー。同じツアーの旅行者と、鉄道駅スークにあったレストランでランチ。

肉団子のコフタをオーダー。
スパイス効いてて美味い。

これからスーダンへ向かう２名。イードでバスがでないかも言われていたが、無事にチケット買えたらしい。明日の早朝出発だそうだ。

午後２時過ぎ。暑くて歩いてられないので、いったんホテルへ戻って昼寝。

夕方起きて、活動再開。
まずは両替。銀行や両替屋はコロニーシュ側に集まっている。
ナイル川とほぼ平行しているスークを1キロほど歩いていく。

夕日が沈んだ後のナイル川。

昨年１０月にエチオピアのタナ湖で青ナイル、ウガンダのジンジャで白ナイル、今年2月にスーダンのハルツームで青ナイルと白ナイルの合流点を見た。

今、エジプトのナイル川が目の前に。
ナイル川を巡る旅、ひとまず完。

ナイル川クルーズは一度もできなかったな。

待ち合わせの時間までまだ時間があったので、適当な店で大好きなschweppesのザクロ味を買って、椅子に座って飲ませてもらう。

店の経営者としばらくおしゃべり。
以前はシャルムエルシェイクで観光客相手に店をやってたけど、観光客が激減した後は、ここアスワンでローカル相手に仕事しているという。
エジプト人のぼったくりっぷりをネタにすると、商売に熱心だから、と苦笑された。

さて、今夜は韓国人Pのおすすめのコシャリ屋で夜ご飯。
みんなのエジプト最後の晩餐が、エジプトの国民食コシャリ。

ソースが絶品で、これまで食べたコシャリで一番かも。

Pは何度も通っていて顔を覚えられていた。

４人で写真撮影しお別れ。
今夜から、明日の朝から、それぞれの目的地へ移動。
みんな元気でね！

ビールを買いにお店へ。

店にいたおじさんにいうと、奥のほうから出してきてくれた。

残念ながら冷えてないので、ホテルの冷蔵庫で冷やして明日の朝飲もう。

そのあとスークをぶらぶら。

クッキーが山盛り。
現地の人たちが次々に買い込んでいく。

クナーフェを売っていたので１ピース買い。
しぼりたてのザクロジュースと一緒に食べる。

もう数年前か。冬の寒いシリアのハマやダマスカスの街角で、温かいクナーフェ食べながらほっこりしてたなあ。

翌朝。ホテルで7時過ぎにアスワン空港までのタクシーを呼んでもらう。

朝ごはんは７時半からで間に合わない。
レセプションのお兄さんに、朝ごはんのファラーフェル食べたい。お店知ってる？って聞くと、探しに行ってくれてふたつも買ってきてくれた。
僕からの気持ちってごちそうになった。

昨夜買い込んだビールと一緒にいただく。
冷えてて美味いね。

朝8時55分、エジプト航空アスワン発カイロ行。
アスワン空港にはエジプト航空のラウンジがないので、お店で使えるドリンク券を2枚くれた。
ペットボトルの水とカフェオレを頼んだが、コーヒーがまずすぎる。。
水道水使ってるのか、コーヒーの香りがしなかった。

窓際を確保するも、飛行機の窓が汚なすぎてく外が見えないよ。

夜6時過ぎのドーハ行きのフライトまで6時間以上あるので、カイロ市内へ行くことも考えたが、空港のトランジットホテルでのんびりすることに決めた。

第3ターミナルのホテル予約カウンターで手配してもらう。
空港周辺で一番割安だったLe Passage Cairo Hotel & Casino。
送迎車でホテルへ。

車まで案内してくれたお姉さん。日本直行便が運休になって日本人観光客激減したわと。

お昼ご飯は、ウェルカムフルーツとアラブスウィーツ。

バスタブにお湯を張ってのんびりお風呂に入った後、ふかふかの布団で昼寝。

出発時刻の2時間前には、ホテルのシャトルバスで空港へ戻る。

カイロ空港第１ターミナル。
カタール空港のチェックインカウンターの場所が分かりにくくて、入る建物間違えてあちこち歩き回る。

出国も、、入国と同じくらいカオスだ。割り込みする人が続出、その中に日本人もいた。。

イミグレ過ぎてもすごい列。そしてこの列、これから乗るカタールのドーハ行きの列だった...

プライオリティパスPPが使えるラウンジが上の階にあったので、行列が引けるまでそこに退避。
ろくな食べ物飲み物なかったけど、立ちっぱなしよりまマシ。

18時10分、カイロ発ドーハ行き。

バスを降りて機内へ乗り込む直前、まさに日が沈もうとしていた。
旅の終盤にふさわしい風景。

ドーハまでは3時間のフライト。

後で写真見たら、赤ワインだのジントニックだのビールだの頼んでいたらしい。
ルクソールやアスワンではほとんど飲まなかったから、その反動ｗ

ドーハ到着後、セキュリティーチェックを終えて往路のトランジットで4時間以上居座ったラウンジへ再び戻る。

朝の時間帯より食べ物の種類が増えていた。

ドーハ空港では、翌日から始まる犠牲祭のために飾り付けが始まっていたが、間に合うのか？
ムスリムの人たちが楽しみな賑やかなお祭りがやってくる。アイードカリーム！

一方の私は、シルバーウィークを満喫してこれから日常に戻る。

ドーハ発成田空港行き。
日本往復共にカタール航空満席だった。