2015秋エジプト～#1ドーハ・カイロ経由でルクソール

2015/09/19 - 2015/09/21

シルバーウィークは南部エジプトへ。
去年まで海外で仕事していて、この大型連休の恩恵を受けるのは今年が初めて！なのに次回は11年後のようで…。
今年のゴールデンウィークのチケット争奪戦に出遅れてたので、この旅のチケットは年明け早々とカタール航空のセールで入手してました。

エジプトは今回で4度目。
初エジプトはシーワオアシス＆アレキサンドリア、2度目はバハレイヤオアシスの黒・白砂漠＆ちょこっとカイロ、3度目は今年2月にスーダンビザを取るためにカイロ1泊。実はカイロはほとんど見れておらず、ピラミッドもまだという（笑）仕方ないのでまた戻ってきます。

☆航空券
　カタール航空　東京～カイロ往復
　エジプト航空　カイロ→ルクソール、アスワン→カイロ

☆スケジュール
9/19　羽田～ドーハ～カイロ、カイロ～ルクソール　ルクソール泊
9/20　ルクソール西岸ツアー、カルナック神殿見学後、
　　　18：00の電車でアスワンへ　アスワン泊
9/21　アブシンベル日帰りツアー　アスワン泊
9/22　アスワン～カイロ
9/23　カイロ～ドーハ～成田

エリア ルクソール(エジプト)

• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩 飛行機
• 航空会社: エジプト航空 カタール航空

仕事を終えて一旦帰宅して、荷物をもって羽田空港へ。
カタール航空ＱＲは出発時刻１５分繰り上がってた。

シルバーウィークだけに、ドーハまでのフライトは満席。チェックイン時にリクエストして非常口席を確保してもらう、窓側はタッチの差で取られて通路席に。

エアベルリン様のステータスマッチのおかげで来年６月までワンワールドサファイア。JALサクララウンジでシャワーの順番待ちの間夕食。カレーうまい。
ラウンジは激混みでランチタイムの社員食堂のようだった。

搭乗時刻に早々と乗り込み、機内食もパスしてひたすら寝る。
カイロ到着の３時間ほど前の朝食で起きる。ここから「オペラ座の怪人」の映画版を見て、ミュージカル見たくなっちゃった。

早朝ドーハ到着。
ここのトランジットは早朝の時間は人が多い。

3時間半のトランジットはOWサファイアで使える小さなビジネスラウンジで。
カタール航空専用のビジネスラウンジとは雲泥の差だけど、長椅子で寝るよりはマシかな。ここも混雑していて相席。

お酒ないし食事の種類も多くないが、味はまあまあ。
バクラバがあったのが嬉しかった。

ドーハ国際空港 (DOH) 空港

そろそろ搭乗しようかと掲示板見ると、カイロ行きが９時→９時４５分、さらに１０時５０分と変更に。
さらに2時間以上いるのかここに。
もう飲みたいもの、食べたいものもないので、お茶で粘る。

ドーハ発カイロ行き。
このフライト、エジプシャン達が好き勝手していて、ＣＡに怒鳴り散らしてるし、着陸してまだ滑走路にいるのにトイレに駆け込んだり。インドパキスタン路線と同じくらい強烈。

そして3時間遅れでカイロ到着。
5時間以上あったカイロでの国内線乗り継ぎは大幅に短縮され、私としては嬉しかった。ドーハのラウンジの方が少し豪華だから。

カイロ空港で２５ドルのアライバルビザ取得。

長蛇の列のパスポートコントロールに並ぶ。割り込むやつらがいるからなかなか進まない。近くにいたエジプト人に、こんなごちゃごちゃで申し訳ないと謝られたｗ

ターミナル１のアライバルホール３の建物を出て、メトロ（モノレール）で３タミまで移動。途中停電でストップ、その後降ろされたのは工事中の第２ターミナル、改装中で砂埃が舞っていた。

ルクソール行にチェックインし、エジプト航空のラウンジでノンアルコールビール。目的地まであと1フライト。
そろそろ昨日家を出てから24時間だ。

カイロ発ルクソール行き。
もうすぐ地平線に夕日が沈みそう。
フライトの間ナイル川見えそうにない。

ルクソール空港到着は午後7時過ぎ。外は真っ暗。
空港にいたタクシー55ポンド、約800円で市内まで。

空港敷地外に出れば市内までのミニバスが走ってたので、昼間ならこっち使ったな。たったの1ポンド、15円。

ルクソールのホテルは、Boomerang Hotel。エアコン付バストイレ共同のシングルが70ポンド。

ルクソールはカルナック神殿だけ見て午前中にアスワンに電車で向かうつもりだったが、西岸ツアー、王家の谷やハトシェプスト女王葬祭殿などが一人４０ポンドだったので参加することにした。

エジプト2日目。
天気いいな〜洗濯物もものすごくよく乾く。

ツアー出発は朝8時なので、その前の朝ごはん。
ホテルに朝ごはんついてないので、近くのファラーフェル屋で。

ひよこ豆のコロッケに、野菜、揚げなす、ポテトを挟んだサンドイッチ。
この辺の典型的な朝ごはん。

小ぶりだったので、2つ注文。ひとつ５ポンド、７５円。

午前８時前にツアーのバンがやってきて西岸ツアースタート。
ツアー代４０ポンドの他、入場料２００ポンド。
王家の谷のツタンカーメン王の墓など見たい人は別料金。

１０名は乗れるだろう車には、日本人４名とアメリカ人１名の５人だけ。

以前１日あたり１万人いた観光客も、革命後は３００人に満たないとガイドのアラディンさん。
「アラジンと魔法のランプ」のアラジンか！
じゃあ私はジャスミンってことになった。（ツアーの女性一人）

最初は高さ18メートルのメムノンの巨像
一つ一つの遺跡がでかい。

ルクソールのナイル川西岸。

日の沈む場所は死後の世界と考えられ、古代ファラオたちの墓場がたくさんある。ここが王家の谷。
ここに永住の地を求め作られた墓は、のちにその財宝目当ての強盗たちの格好の餌食となった。

遺跡の中、いくつか集落があった。
政府は彼らを強制移住させようとしているが、居座ったまま。

日陰で休んでる人たち。

朝９時前だというのに、暑い。
こんな日差しの下で立ってられないよね。

ラムセス３世葬祭殿
Medinet Habu

西岸ではアラディンおススメ、お気に入りの遺跡らしい。
いや、ここ、ハトシェプスト女王葬祭殿なんかよりよっぽど気に入ったｗ

ラメセス３世はラメセス２世の息子ではなく、もっと後のファラオ。

入口で修復作業がなされていた。

第一塔門に描かれた、敵を討つラメセス３世のレリーフ。

この構図、この辺のいろんな遺跡でみかけるよね。

所々には当時の色が残っている。
未だにこの鮮やかな青。

はるか遠い昔はさぞ華やかな色だったんだろうな。

素晴らしい列柱のいくつかのレリーフにも色彩が残っている。

下の部分しか残っていない列柱。

ちなみにこの世界遺産、我々がいた間は貸切でした。
こんな閑古鳥ないてたら観光客にはありがたいが、現地の人たち、たまりません。。

このあと王家の谷へ。
カメラ持ち込み禁止のため、写真なし。

ロシア人が、フラッシュ禁止とされてる場所でバシバシ撮るから、内部の壁画が傷つき、写真持ち込みも禁止になったとか。
禁止と書いてるくらいじゃ効果なかったのね。。

お土産屋見学の後、何も欲しいものがなかったので買わなかったけど、ミントティーをいただいた後は、ハトシェプスト女王葬祭殿へ

これを見にルクソールへ行きを計画していた１９９７年、ちょうどルクソール事件が起こり渡航を諦めた。
ガイドのアラディンもその日いつものようにガイドをしていたが、その日ハトシェプストを後回しにしてその場にいなかったため、危機一髪だったらしい。

あこがれ続けて２０年近く。
しかし今目の前にしてみると、なんだろ、このちょっとガッカリ感。
確かに規模はでかいけど、感動が沸き起こらず。
修復の仕方かなあ。。

ハトシェプスト女王葬祭殿 山・渓谷

同じツアーのアメリカ人と二人して残念な遺跡だねと。

彼の一番のお気に入りはアンコールワットだとか。うん、私も大好き。あれは世界に誇れるアジアの遺跡だね。

ハトシェプストって覚えにくいから、「ホットチキンスープ」と覚えたらいいって。。

西岸から東岸へは、町の中心から外れたところに掛かっているこの橋を渡る。

橋の近くには、観光客がマックスいたころナイル川クルーズに使われていた船たちが放置されたままになっていた。

環境は違えど、カラカルパクスタンのムイナク、干上がったアラル海に放置された船の墓場を思い出さずにはいられない。

西岸ツアーを終えて、午後１時過ぎホテルに戻ってきた。

持参した１リットルの水を飲みほしたので、近くのジューススタンドでマンゴージュース。３ポンド、45円。
足りないので大コップのマンゴジュースをもう１杯、５ポンド、75円。

午後２時過ぎ、炎天下で太陽ギラギラ。
あー、観光どうしよう。ホテルの冷房の効いた共用スペースが居心地いいなあ。

でも、カルナック神殿見ずには帰れません！

ミニバスが来るたびに「カルナック行く？」と尋ねるが、ドライバーなかなか首を縦に振ってくれず。
現地の人たちに手伝ってもらいながら、やっと見つけた車に乗り込む。

１０分ほどミニバスに乗ってると、神殿が見えてきた。
周りの人たちに、ココだよって言われて降りる。

繁栄した古代首都テーベに建てられたカルナック神殿。

スフィンクス参道を抜けすすんでいくと、

カルナック神殿 城・宮殿

目の前に現れた大列柱。

ハトシェプスと女王とトトメス１世の２本のオベリスクが目を引く。

警備のおじさんが、「グッドビュー見たい？ノーバクシーシ」といってついてくる。

高いところに案内してもらえるそうだが、登るのタダ降りるの１００ドル、とか言ってくるんだろう。
興味がないと言って断るが、しばらく付きまとわれた。

聖なる池。この先で、夜は音と光のショーが開かれる。

今夜１８時の電車でルクソールを後にしなければならないので、残念ながら見られない。

再びスフィンクス参道に戻って振り返る。
こんなに人の少ないカルナックって珍しいだろうね。

ミニバスでホテルへ戻る。
ここからルクソール神殿までは参道となっていた、その道が道路のわきに残っていた。

１８時ルクソール発、アスワン行。
切符売り場で指定チケット売ってくれなかった（買えなかった）ので、車内で買うはめに。
この電車ものすごく混んでて、空いてる席がなく、連結部分に立ちっぱなし。クーラー効かないので暑いよ。

１時間ほど走った駅で降りる人が、座りなさいと席まで案内してくれた。
助かったー。

アスワンの手前の駅でほとんどの人が下りて行った。
ガランとした車内にの床にはみんなの置き土産（ゴミ）が散乱して、ゴミ置き場のようだった。

夜１０時過ぎアスワン到着。
今夜の宿は駅の近くの安宿。すぐ隣はスーク。
アブシンベルツアーを申し込んで、スークで果物と水だけ買う。

明日は早３時起きでツアーだ。寝坊しないようにしなきゃ。

この旅行記へのコメント （2）

• いつのんさん 2015/10/22 14:08:52

  カイロ、ルクソールあたりは安全でしょうか？

  
  sunnyさん、こんにちわ。
  
  空美？のいつです(笑）
  先日アップルさんのオフ会では色々
  貴重なお話聞かせていただき有難うございました・・ペコリと！
  
  ところでエジプト旅行記拝見したのですが
  治安はもう大丈夫でしょうか？
  肝っ玉、座ってられる貴女様には何とも無いのでしょうが
  ヘタレな高齢者一人旅で大丈夫でしょうか？
  
  前々からここら何時かはと思ってるんですが
  お教えいただけると幸いザンス！
  今のとこ、ツアーでも探そうかなとも・・アハ！
  
  ところで先だって南ア＆ナミビア行ってきました。
  とても旅行記参考になりました。
  取り急ぎお礼まで！
  
  いつのん
  

  sunnyさん からの返信 2015/10/23 13:20:54

  RE: カイロ、ルクソールあたりは安全でしょうか？

  いつのんさん
  
  こんにちは。
  先日はゴージャスな旅の話、楽しかったです。
  ブログでお写真拝見してたので初めてお会いした気はしませんでした。
  
  さて、エジプト旅行、カイロは空港だけだったのでわかりませんが、私が行ったときはルクソールやアスワンでは普通に出歩けてました。
  ただ、9月にメキシコ人観光客が被害にあった白砂漠は、ツアーがキャンセルになったと言ってました。
  一人旅されてる方はいましたが、少数で、ツアー客がほとんどでした。
  不安定な状況は変わりがないので、最後は運、ですかね。。こればかりは的確に回答できずにすみません。
  
  ナミブ砂漠旅行記、後程伺いますね〜。
  
  sunny