夏休みは全国大会出場の後輩を応援ついでに福島城巡り　③いまだ震災から復旧作業中の白河小峰城見て、そのまま東北本線で帰宅

2015/08/19 - 2015/08/22

夏休みをお盆の一週後に取得し、久々日本の世界遺産巡りで知床に行こうと飛行機・ホテル等予約をしていた所に、出身中学野球部の後輩が全国大会出場との知らせが。
しかもその全国大会が、ちょうど夏休み初日から福島で開催されるとの事。

これはＯＢとして行っておくべきかなと。
今まで何も貢献していない事を反省し、今回頼もしい後輩に声援を送りに福島に行ってきました。

で、そのついでといってはなんですが、そのまま福島を放浪してしまおうと。ちょうど福島には大学の同級生がいて、訪問する事伝えたら、都合つけて食事に付き合ってもらえると言ってもらえたので、今年の夏は福島に染まっちゃいます。

最終日は郡山から白河に向かい白河小峰城を見学。そのまま東北本線を南下し続けて宇都宮でランチした後、横浜まで帰ります。
白河小峰城は、いまだ震災の傷跡癒えず、修復作業が続いております。
個人的には会津城よりもこじんまりとして雰囲気があってよかったなぁ～。修復作業が上手く進むことを希望してなりません。

エリア 白河(福島)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 4.0
• グルメ: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

ホテルチェックアウトして郡山駅へ。
この日は土曜日。まだあまり人出ていませんね。

郡山駅 駅

今日は郡山駅から東北本線を南下して、そのまま帰ろうと思います。
まずは白河まで。黒磯行き発車まで40分。
しばらく改札入ったそばのベンチでぼんやりしてますか。

それにしても水郡線。
次の列車出発が3時間半後って・・・ちょっとそそられましたが、その後あの水害が。早期復興を切に願います。

郡山駅 駅

こんな感じで、iPhone、iPadいじりつつ、奥の東北新幹線改札から降りる人をぼけっとウォッチングしてると、人の流れがわかってきました。

郡山駅 駅

そう、昨日もチラッと言いましたが、この赤く染まった一番ホーム、磐越西線へと、大多数の客がドンドン吸い込まれて行くのでした。
この姿を見ると、郡山自体を目的でっていう観光客は、ほとんどいないように思われますね。

郡山駅 駅

そんな事しているうちに発車時刻が近づいてきました。
既にホームで待ってました。おかげで座れなかったよ。

水郡線はピンクのラインの先にあります。

奥にチラッと浴衣姿の女子２名。
この日途中の須賀川で花火大会があったみたいで、車窓や白河駅でもそのような姿を見かけました。

郡山駅 駅

という事で郡山駅出発です。

郡山駅 駅

郡山から30分ちょっとで白河駅に到着。
向こうに城がチラッと見えています。

白河駅 駅

そして電車は黒磯に向けて旅立って行くのであった。

白河駅 駅

改めて白河小峰城を確認。
駅から歩いてサクッと行けそうな所なので良かったです。

白河駅 駅

白河小峰城ＵＰ
小さいですが雰囲気有りそうな感じです。

白河駅 駅

改札に向かう途中で振り返ってみると、そういえばこの造り、どこかで見たことあるなぁ〜
富岡製糸場の繰糸場で見た、トラス構造と同じですね。
という事はこの駅舎自体も年期が入っているって事ですかね。

改札出て駅舎を見ると、レトロ感が漂ってくるような代物でした。
私と同じように写真を撮る人も。

白河駅 駅

近くで駅舎を撮影。
昔はこんな感じの駅多かったですよね！と言えるほど駅見てないですが、そんな感じがしました。

白河駅 駅

駅隣りには観光案内所。
まぁ、今回はもう目的が決まってますし、その場所も一目瞭然だったので、中には入らずです。

白河駅 駅

そろそろ前の人も恐らく向かっているであろう目的の場所に向かいます。

白河駅 駅

駅左にあるこの通路を通れば、白河小峰城はすぐ。
通路の両壁には白河観光名所の説明が書かれていました。

これら三都市、友好都市だそうです。

先に進み、城の敷地まで来たのですが、この看板。
地震って4年前の震災の事しかないよなぁ〜。
まだダメージ残っている場所があることを改めて実感。

小峰城 名所・史跡

奥にはがっつり工事しているその姿が。
ここからも入れたみたいですが、今は固く閉ざされています。
どうやらここバラ園だったみたいですね。

小峰城 名所・史跡

では、こちらの門から入るとします。
白河小峰城は、今、城山公園として、市民の憩いの場となっています。
市の広報みたいな説明ですいません。

小峰城 名所・史跡

敷地内に入り、石碑の所で天守を見ていますが、手前には白いフェンスがはりめぐされています。
これ、中に入れないって事かな〜。

小峰城 名所・史跡

その近くには、城の復旧に向けた取り組みや状況が説明されています。

小峰城 名所・史跡

工事現場に向かうような感じですが、中には入れるようです。
安心しました。

小峰城 名所・史跡

安心した所で、まず先に白河集古館で城の歴史を学ぼうかなと。
この中に日本百名城のスタンプがあります。

小峰城 名所・史跡

集古館の手前にあったこの緑のスペース。
空堀跡かなとも思いましたが、特に説明書きは無し。
まぁ多分あってるでしょう。

小峰城歴史館 名所・史跡

白河集古苑です。
中では大定信展と題し、松平定信の軌跡に関する資料が展示されていました。入場料320円。
小中高校生は無料みたいです。

小峰城歴史館 名所・史跡

内部は撮影NGでしたので、外に展示されたものを。
内容は・・・正直今一つでした。
展示物の数が少なかったというのが一番です。
まぁ、スタンプ押せて涼めたからいいやと前向きに考えます。

小峰城歴史館 名所・史跡

集古苑全体はこんな感じです。
ちなみにこの「集古苑」という言葉、読みは「しゅうこえん」ですが、「しゅうこ」で「集古」に変換できません。
造語なのかな？

では天守の方に向かいます。

白いフェンスの向こうでは重機が動いています。
そのフェンスを利用して、城に関する説明書きがされてました。

小峰城 名所・史跡

先ほどの入口から、城の本丸へ。
私もちょっと戸惑った通りに、他の観光客も戸惑っていたようで、ここから出てきた私に対して「中入れるんですか？」と尋ねる人も。

小峰城 名所・史跡

入ってすぐ見えた濠と石垣。
崩落せずに残っています。

小峰城 名所・史跡

この辺りは櫻門跡。石垣もしっかり残っています。

小峰城 名所・史跡

この階段を上がると、本丸跡になります。

小峰城 名所・史跡

本丸跡から天守を見ます。
ここから見るだけだと、震災のダメージなど無いように見えるんですけどね。

小峰城 名所・史跡

見下ろすと左側半分完全に仕切られて復旧作業中となっています。

小峰城 名所・史跡

加えて、二の丸跡奥にもフェンスが張られて、石垣の上に登れないような状態になっています。

小峰城 名所・史跡

石垣の上はいい散策ルートなのでしょうが、崩落してたり、崩落の恐れがあるとの事で立ち入り禁止。

実際ここも今年に入ってから入れるようになったみたいですね。

小峰城 名所・史跡

ちょっと近づいてみましたが、確かに地滑り跡が。
これは無理ですね。

小峰城 名所・史跡

ここまで復旧したことを感謝した上で天守に入りたいと思います。

小峰城 名所・史跡

本丸御殿跡の石碑。
畳にして707畳もの広さがあったそうな。

小峰城 名所・史跡

この階段登ったら天守です。

小峰城 名所・史跡

遮るものがないので、そばを通る電車の音が良く響きます。
久々に相当数の車両連結してる、長〜い貨物列車を見ました。

小峰城 名所・史跡

登った先は天守の周り以外はほぼ立ち入り禁止となっていて、この先も入る事ができません。
使われないベンチが寂しそうに置かれています。

小峰城 名所・史跡

外がこんな状態なので仕方ないのですけどね。

小峰城 名所・史跡

こちらが天守となります。

天守といっていましたが、実際は三重櫓として建てられていたものが天守の代わりとなっていたという状態みたいです。

小峰城 名所・史跡

そばに植えられたこの桜。何か曰く付きのような感じで説明書きを見ると、
「おとめ桜」といい、人柱となったおとめという女性の埋められたと思われる場所に立っているとの事。

如何にもという内容でした。

小峰城 名所・史跡

天守（櫓）の中に入りました。無料です。
ここの入口にも日本百名城のスタンプがありました。

中は一見新しい造り。

小峰城 名所・史跡

ですが、このような昔の鉄砲跡なんかも残されています。

小峰城 名所・史跡

上に上がる階段は、現存天守にありがちな急傾斜の階段でした。
一応上に上がる人数に制限あるみたいです。

この時は人も少なかったので、待つような事はありませんでした。

小峰城 名所・史跡

２層目の窓から白河駅、市街地訪問を望んだ所。
枠の隙間から撮ったので、左少し枠が写ってます。

小峰城 名所・史跡

もう一層上に上がります。

小峰城 名所・史跡

第三層。要は一番上です。
それほど広くはありません。

小峰城 名所・史跡

窓が中途半端な状態で開いているので、これが限界。

小峰城 名所・史跡

反対側には社員寮のような建物が見えるのみでした。
下に降りましょう。

小峰城 名所・史跡

ここが通れるようになるのはいつになるのでしょうか？
Webには来年復旧するようなことも書いてありましたが。

小峰城 名所・史跡

立派な門構え。

小峰城 名所・史跡

そこから天守を見上げてみる。
どんよりしてますが、何とか天気は持ちそうです。

小峰城 名所・史跡

多聞櫓跡。
この響き、どうしてもイブキタモンヤグラの事しか思い出せない。

小峰城 名所・史跡

これで一通り見ましたが、時間もあるので堀の外側を一周してみますかね。

小峰城 名所・史跡

この辺り、立ち入り禁止地域ですが、桜の季節とかはいい感じなんでしょうね。

小峰城 名所・史跡

水草に覆われた濠の周りを一周します。

小峰城 名所・史跡

四分の一周位した所ですが、ここが一番ダメージがあった所みたいですね。
崩れた部分はブルーのシートに覆われていて、残っている石には番号が振られています。
これ組み合わせていくって事ですよね。気が遠くなります。復旧に時間がかかるのもわかります。

小峰城 名所・史跡

丁度半周したところ。城の裏側に来ました。
ここまで来るのなんて私だけですよ。
時々住民の車が通るのみです。

小峰城 名所・史跡

半周しただけど、違う白河小峰城の姿が見る事ができました。
暑いけど来てよかったです。

小峰城 名所・史跡

行けるかどうかわからないけど、この道通ってみます。
ここ通れなかったら、相当遠回りすることになりそう。

小峰城 名所・史跡

無事通れました。
この暑い中余計な距離歩かなくて良かったです。

小峰城 名所・史跡

こちらに来たおかげで、別の石垣見る事ができました。

小峰城 名所・史跡

フェンスの上から中を撮影。
この辺りも公開されてたっぽいですけどね。
今では立ち入り禁止です。

小峰城 名所・史跡

これで丁度一周です。
駅に向かいましょう。

小峰城 名所・史跡

クラシカルな造りの白河駅に戻って来ました。
中には大正時代っぽい雰囲気のカフェがあります。

白河駅 駅

あ、これの事ですね。
「えきかふぇ」です。

白河駅 駅

昼時ということでここで食事というのも考えたのですが、白河名物といえば、またラーメンか・・・

なので、宇都宮まで行って餃子食べる事にしました。

白河駅 駅

一時間に一本走ってる感じです。
一本を除いて全て黒磯終点です。

改めて白河駅ホームを撮影。
何かドラマの撮影に使えそうな雰囲気ですね。

白河駅 駅

30分程待った後、黒磯行き到着。
って2両かよ！短ぇなぁ〜。
と言っても仕方ありません。30分程なので我慢します。

白河駅 駅

時間ピッタリに黒磯駅到着です。
普通列車は全てこの駅止まり。
確かこの駅で直流と交流切り替わるんでしたっけ？

黒磯駅 駅

ちょっと時間あったので外出てみました。
とはいえ、駅前は特に何もないので、すぐ改札の中に戻ります。

黒磯駅 駅

改札中に入るとこのようなものが。
月並みですが「懐かしい〜」の言葉が出てきます。

黒磯駅 駅

宇都宮駅到着です。
ここまでくればもうこっちのものです（何が？）

という事で餃子を食べに行きます。
まぁとりあえずメジャーどころの「みんみん」に行ってみましたが、駅ビル店は30分待ち・・・無理だな。

宇都宮駅 駅

ならばと東口店の方も見るとこちらも長蛇の列・・・マジか！
で、隣の健太餃子がすぐ入れたので入店。
餃子とビールで腹を満たしました。

味はまぁ美味しかったですよ。それほど大騒ぎするほどではないですけどね。

店から出た所で、もう一度みんみん見たら数人しか並んでない。
という事で折角なのでもう一皿食すことにしました。

味はまぁ美味しかったです。こちらも大騒ぎするほどではないですがね。

宇都宮みんみん 駅東口店 グルメ・レストラン

と餃子屋二軒ハシゴし、後は帰るのみ。
餃子、ビール、ライスとデブまっしぐらの食事後に立って帰るのは辛いので、グリーン車に座っていきます。

以上、これが今年の夏休みでした。

宇都宮駅 駅