静岡県富士市　つけナポリタンを食べに岳南電車で吉原本町へ(2015年9月)

2015/09/14 - 2015/09/15

静岡旅行の1日目。
静岡駅から、富士市吉原につけナポリタンを食べに行きます。

ここでは、JRと岳南電車を利用した行き方を記録しています。

エリア 富士(静岡)

• 旅行の満足度: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

今回の旅行は静岡駅から。
1日目は、吉原のあと、三嶋大社、韮山反射炉、沼津港と巡る予定にしていましたので、JR東海が通年発売している「富士山満喫きっぷ」を利用します。
「富士山満喫きっぷ」で巡れる場所を選んで計画を立てたという方が正しいかも知れません。

「富士山満喫きっぷ」は、JR東海道線(静岡〜熱海)、JR身延線(富士〜芝川)、JR御殿場線(沼津〜駿河小山)の他、伊豆箱根鉄道駿豆線、伊豆箱根バスの一部路線、しずてつジャストラインの一部路線、駿河湾フェリー、日本平ロープウェイなどが乗り放題となる切符で、静岡県東部の鉄道やバスでの観光に便利です。

約40分で、富士市の吉原(よしわら)駅に着きます。
JRのホームの静岡寄りに、岳南電車のホームがあります。

吉原の中心部へは、JR吉原から岳南電車に乗り換えて吉原本町駅まで行きます。

吉原駅 駅

岳南電車乗り換え用の階段から跨線橋を渡って・・・

岳南電車の乗り換え口へ。
写真は駅舎の外から窓口を撮ったところ。
右側が岳南電車のホーム、中央やや左の自動改札機を通って左側がJRへの跨線橋があります。

岳南電車は自動券売機はなく、切符は窓口での販売となっています。
岳南電車は、富士山満喫きっぷの適用外なので切符を買います。
「どちらまでですか？」
「吉原本町まで」
「210円です」

岳南の吉原駅の改札内からJRへの乗り換え改札口の様子。
岳南電車の窓口で、JRの切符も買えますが、磁気券ではない硬券です。
JRの自動改札が設置されていますが、岳南電車で買った切符は、
この吉原駅の自動改札にも、また降りる駅(例えば静岡駅)の自動改札にも投入できませんので注意が必要です。
有人改札を通りましょう。

硬券とはこういう券です。
鋏を入れてもらいます。

帰りに吉原駅で下車した後、裏面に無効印を押してもらって、記念に貰ってきました。

岳南電車の吉原駅のホーム。
屋根を支える柱の形が特徴的です。

1両の電車が到着しました。
折り返し、岳南江尾(がくなんえのお)行きになります。
見るからに、相当古い型のようです。

2駅、5分で吉原宿の中心地に近い、吉原本町(よしわらほんちょう)駅に着きました。
民家のすぐ裏側にある駅です。

岳南電車は、この先、終点の岳南江尾(がくなんえのお)まで約30分、工場地帯を縫って走る路線です。今回は終点まで行く時間がなかったのですが、主要幹線(東海道線)からちょっと寄り道の感覚で行ける、ちょっと変わったローカル路線で、会社としても工場夜景などを推しているようです。いつかまた静岡を訪れる機会があれば、夜の岳南電車も乗って見たいと思います。

吉原本町駅 駅

駅を出て、駅前の道を左に進み、吉原の中心地の方に向かいます。
振り返って吉原本町駅を見たところ。

ここは東海道五十三次、14番目の吉原宿として栄えた宿場町。
当初は駿河湾に近い、現在の吉原駅の付近(元吉原)に宿場があったのですが、
何度も津波の被害にあったため、やや内陸の吉原本町に宿場が移転してきました。

今ではややシャッターを降ろしたままの店が気になる商店街ですが、
宿場町として古くから栄えてきたであろう歴史を窺える立派なアーケード街です。

ここ、吉原本町は、ご当地グルメ「つけナポリタン」の発祥の地であります。
今回は、つけナポリタンを食べに、吉原までやってきたのです。

調べてみると、15年9月現在でつけナポリタンを食べられる店は、ほとんどが吉原本町にあり、同じ富士市内でも、富士駅や吉原駅周辺で食べられる有力情報は得られませんでした。新幹線の新富士駅の近くにはあるようです。メニューからなくなった飲食店や、またお店自体もなくなっている事もあるので、調べているうちに、こうなったら元祖のお店で食べようと思い、吉原本町まで向かったのでした。

そのつけナポリタンの元祖がここ、アドニス。
折角はるばる九州から食べに行くのですから、やはり元祖ですね。

吉原本町駅から、アーケードの通りをまっすぐに進んで徒歩8分です。
ちなみに吉原のバスターミナルでもある「吉原中央駅」(駅と言ってもバスターミナル)からも近く、徒歩1、2分というところです。

COFFEE SHOP アドニス グルメ・レストラン

ただ、調べてみるとなかなかここでつけナポリタンを食べるには予習が必要で(^_^;)
営業は10時からですが、つけナポリタンの提供は11時から。
しかも、ゆで時間が6分半かかる上に一度に6食しか作れないとの事。
土日や混雑期は30分や1時間待った、などという情報も少なくなく、またランチタイムを大きく過ぎると、完売する事もあるようで、
こうなったら、平日の11時に行くしかない、と決めて訪れたのでした(^_^;)
ちなみに火曜日は定休日になっています。

自分でもなぜ他の予定を変更してまで「つけナポリタン」を食べるのにこだわったのかもわからないのですが(ﾉ∀`)

10時48分に吉原本町駅について、店の前に着いたのが10時58分。
先客は4組6名様。3人組だけが3人ともつけナポリタンを注文し、他の個人3名様は地元の方のようで、それぞれカレーやコーヒーなどを注文されていました。
私も11時ちょうどくらいにつけナポリタンを注文します。

11時16分、お店の方が「まもなく出来ます」と紙エプロンを持ってきてくれて、
それからもう少し経ってから、ようやく来ました。
注文から20分かかりました。

麺にはサクラエビが入っています。
レモンは途中から麺にかけて食べます。

つけ汁には、玉子、チーズ、チンゲン菜、マッシュルームの下に、鶏肉も入っています。
これが意外とボリュームがあって、喫茶店のメニューとしては、満足感がある量だと思います。
土日など混雑期はお断りされる事もあるという替え玉もあるようですが、ランチとしては十分な量はあるんじゃないのかなという気がしました。

想像を上回る！というほどではなかったですが、美味しかったです。
わざわざ予定を組んではるばるやってきた甲斐はあったかなと満足。

この後、再び岳南電車で吉原駅に戻り、次は三島に向かいます。
ちなみに、岳南電車は日中は1時間に2本程度。
私は急いで食べたのですが、当初の予定より1本早い11時39分の吉原行きに間に合いました。つまり10分くらいで完食している(^_^;)
アドニスに電車で訪れる場合は、駅からの移動時間や、つけナポリタンの提供時間を考慮して、しっかり時間には余裕を持った計画が必要です。