2015/09/12 - 2015/09/13
126位(同エリア248件中)
ケイホウさん
自然・歴史・神話が残る熊野は平成16年、世界遺産に登録されました。
熊野三山とは熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社の総称です。
四国遍路は区切りで歩きましたが、歩いてこそ見える景色もあり、熊野もいつか歩きたいと思いつつ、まだ歩けていません。
今回は車ですが、大門坂から那智大社・那智の滝まで歩きます。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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自宅を6時に出発。8:27花の窟神社着。
道中、途中から太平洋を望む海岸線は美しく、この海岸線に沿って、花の窟や獅子岩などがあります。 -
鳥居をくぐり参道を進みます。
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正面に社務所。ご朱印や祈願受付をされてます。
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社務所を抜けると巨岩が見えています。
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国産みの神、イザナミノミコトの御陵とされています。県道42号線のすぐそばですが静寂な空間です。
境内の一角にイザナミノミコトが死ぬ原因となった子である火の神、カグツチの墓が向かい合うようにありました。 -
高さ45mの巨大な岩そのものがご神体。
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こじんまりとした円形の境内は木々に囲まれて時が止まったような静けさです。
左に社務所が見えています。 -
速玉大社に9:20着。神門をくぐります。
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神門をくぐると晴れやかな青空の下、朱塗りの社は厳かで美しい。
境内は瑞垣に囲まれて、向かって左に拝殿が建っています。
神殿は4棟。第一殿に「結宮」、第二殿に主祭神の速玉大神(はやたまのおおかみ)を祀る「速玉宮」。
第五殿に高倉下命を祀る「神倉宮」。熊野三山で「神倉宮」を祀るのはここだけだそうです。それぞれの社には鈴門が設えられています。 -
拝殿
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駐車場から入ると鳥居をくぐらず境内に入ってしまいます。なので、一の鳥居まで戻ります。右手にご神木の「ナギの木」。平清盛の嫡男の平重盛のお手植えと伝えられています。国の天然記念物。
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さらに進むと矢咫烏神社と手力男(たぢからお)神社。
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矢咫烏神社と手力男(たぢからお)神社の由緒が書かれた案内板
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一の鳥居。この橋の前の道を通り駐車場へいきました。
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神倉神社
速玉大社からは数分で神倉神社に到着。9:55着。
神倉山という小高い山の中腹にあり、巨大な岩がご神体です。
ゴトビキ岩は熊野の三神が降臨した所と伝えられています。
橋の右手前に「下馬」の石碑。奥に猿田彦神社の鳥居が見えています。 -
猿田彦神社。社の横の小さな流れで幼い子が水遊びをしていました。
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手水場
「石段を上がられる方への注意書き」がありました。
ゴトビキ岩へは自然石を積み重ねた500段あまりの急勾配が続き上り下りが大変危険です。以下の点にご注意ください。
・高齢の方、足腰のバランスの悪い方、飲酒している方、小さい子ども連れの方は上らないこと
・石段の端は絶対歩かない事、バランスをくずしたら大怪我をしますので必ず真ん中を通ってください
上り始めて誰もが納得するであろう注意書きでした。 -
神倉神社への上り口。壁のように積み上げられた石段は538段あり、上り口には杖も置いてあります。
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頭がクラクラするような急勾配で杖を借りましたが、私は足がすくんで両手も使って登っていくので途中はジャマになりました。地元の老人らしき人たちと前後しながら登りましたが、とてもお元気で普通に上って行かれます。
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急勾配は最初のうち(10分位?)だけで、途中からはこんな穏やかな道になります。木漏れ日のさす気持ちのいい道です。
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見えてきました。奥に見える朱色の鳥居を左に入っていきます。
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さらに奥に進みます。
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巨岩に寄り添うように社が建っています。石段を上がり参拝。
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社の前から新宮市内が見渡せます。遠くに太平洋が見えます。
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社で参拝を終え、帰ろうとした時、急勾配の石段で前後した地元の老人グループに声をかけられた。先ほどの斜面の上から、「ここをお参りしたか?上がって来なさい」というので斜面をよじ登るとゴトビキ岩が。左側の岩に手をあて願い事をすると叶うと、その老人は言った。人によっては霊気を感じる人もいるという。言われた通りに左側の岩に手を当て願った。霊気は感じなかったけれど、スーッと冷気が頬をかすめた。苔むした岩と冷気、ここに漂う空気は畏怖さえ感じられました。
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コドビキ岩の前の一段下の平らな所。ここで昔はお参りしたんやと老人が教えてくれた。中央の木の奥、ほんのり薄暗い部分にゴトビキ岩が。
説明してくれた老人のシャツの袖だけ写ってます。 -
ごらんのように手すりもない斜面の上の、一人が歩ける位の細い平らな部分を歩きます。
◎注意書きにあったように、危険ですので行かれる方は注意が必要です。滑りやすいので雨の日などは特に注意が必要だと思います。 -
急勾配の石段の所まで戻ってきました。朱色の社の傍に「女坂」の看板が見えました。こちらの方が緩やかかもと思い、この道を帰ることに。
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ところが、薄暗く歩きにくい山道で。
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途中、右へ行くか左か迷ったりしながら進みます。
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出てきた所が鳥居のすぐ近くの石段。右側の斜面が下りてきた道。どちらが楽だったかわかりませんが、戻ってきました。これから補陀洛山寺に行き、大門坂から那智大社に向かいますが、その前に美味しいマグロを求めて那智漁港あたりへ行く事に。10:45出発。
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11;00漁港の前の駐車場着。少し歩いて探しましたがまだ開いてないお店が多く、11:00開店のお店が駐車場の目の前にあり、こちらでランチをする事に。カウンターと小上がり三卓だけのこじんまりしたお店でしたが、カウンターには地元の常連客らしき人も何人かいました。まぐろ丼とまぐろの竜田揚げを注文。写真の小鉢はマグロの佃煮。写真の色合いが悪いのが残念ですが、漬けマグロで肉厚、食べ応えのあるマグロ丼でした。こんなに厚みのあるマグロは初めてです。一切れが普段買ってる刺身の2〜3枚分はありました。マグロの竜田揚げも美味しかったです。後から入ってきた二人づれは海鮮丼を注文。因みに地元客は天ぷら定食でした。旅行者の方がマグロにこだわるのかもしれません。
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お食事処おがわ
海鮮は高いというイメージがありましたが以外にリーズナブルで、さらにランチ価格があり食べたマグロ丼は860円。落ちついた店内はくつろげました。 -
大門坂の前に補陀洛山寺に立ち寄ります。
平安時代、はるか南方の海の彼方に浄土(補陀洛)があるという信仰が生まれ、そこに向かって小船に乗って船出することを補陀洛渡海という。
実際に船出した上人たちに思いを馳せ、お参りに。御本尊は十一面千手観音。重要文化財。
御朱印をお願いすると担当の方が(住職?)「本当は秘仏だが、扉を開けましょうか。しかし有料で500円いりますが」と言われる。是非拝観したいと申し出ると、鍵を開け扉を開いて下さった。秘仏拝観は薄暗いイメージですがとても明るい照明でした。ご本尊の説明やこのお寺以外のすばらしい十一面千手観音のお話も聞かせていただいた。ご本尊は丸みをおびた優しいお顔立ちでお会いできた事に感謝。 -
境内の一角にある復元された渡海船。こんな小さな船で船出したのですね。
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補陀洛山寺の手水場の右奥に熊野三所大神社が見えています。
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熊野三所大神社(くまのさんしょおおみわやしろ)
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境内にあった案内板に書かれていたのは
①御祭神(国指定重要文化財)
家津美御子大神
夫須美大神
速玉大神
②摂社(石宝殿)
丹敷戸畔命(にしきとべのみこと・地主の神)
三狐神(食物の神)
若宮跡(浜の宮王子跡)
渚の森にあり、社殿は宝永の津波で流出
③由緒
古来「渚の森」「浜の宮王子社」「熊野三所権現」と称せられ補陀洛山寺との、 神仏習合の形態が今に残り、本殿のすぐ前で参拝ができる数少ない神社である
他、熊野年代記・平家物語・熊野詣日記などに記された内容の説明などが書かれてありました。
これから大門坂に向かいます。 -
大門坂駐車場に設置してあった案内板。駐車場には東屋もあり、休憩している人たちもいました。ここから歩きます。12:40発。
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大門坂入口。しばらく舗装された狭い道が続きます。
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大阪屋旅館跡。南方熊楠(みなみかたくまぐす)がここに滞在して那智山中の植物調査を行いました。那智原生林の伐採計画を知り保護に力を尽くしたそうです。
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鳥居の向こうに振ヶ瀬橋が見えています。
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振ヶ瀬橋の手前の案内板
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振ヶ瀬橋。この橋が俗界と聖域とを振り分ける境の橋といわれています。
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橋を渡るとすぐに大門坂茶屋。
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大門坂茶屋内部。平安衣装の貸し出しを行っていて着付けもしてくれます。
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夫婦杉。前方の囲いは工事中。
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多富気王子。中辺路最後の王子社。
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多富気王子の右奥に庚申が祀られていました。
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苔むした石段を上がります。約600mの石段が続きます。
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出会う人はわずかです。平坦なように見えますがずっと上り坂。息切れの音だけが聞こえます。
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正面が明るくなってきました。ゴールに近づいています。
途中で車道が見えました。熊野古道バス停も近くにあるようです。 -
石段を上がりきると広場に出ます。ここにはかって仁王像が立つ大門があったとか。右巡礼道の石柱にしたがって進みます。
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この石段を上がると那智山観光センターの前にでます。とにかく今日は暑いです。まずは観光センターに入り、カキ氷を注文。店内でくつろぐ人のほとんどがカキ氷を手にしています。少し休憩して那智大社に向かいます。
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熊野那智大社参道入口。ここから約450段の石段を上ります。
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熊野那智大社の石柱と一の鳥居。
参道の石段を上がってくると左右に石段が分かれる所へ着きます。左が那智大社の鳥居。右の石段を上がれば西国三十三ヶ所観音霊場第一番札所の青岸渡寺です。今日は鳥居をくぐり那智大社へ向かいます。 -
那智大社拝殿
第四殿「西御前」に主祭神の熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)が祀られています。
第一殿に滝をご神体とする「瀧宮」。「瀧宮」を祀るのは熊野三山でここだけだそうです。 -
熊野那智大社社殿八社
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那智の樟。樹齢約800年。根幹部は空洞化しています。平重盛のお手植えと伝わっています。
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御祈願・御朱印の受付所。奥に東門が見えています。
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東門。奥に見えているのが青岸渡寺。石段を数段下りると青岸渡寺境内です。
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青岸渡寺本堂内は観音霊場の団体客でごった返しています。「○○○の方はこちらへ!」先達らしき人の大きな声が響きます。お参りをすませ外に出て、正面の回廊から那智大社を見ます。那智大社社殿は那智の滝の滝口と同じ高さに立っているそうです。
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回廊を左に回って那智の滝を望みます。
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青岸渡寺とタブノキ。タブノキは樹齢700年。和歌山県指定天然記念物。
青岸渡寺の本堂前は沢山の人でしたが、少しそれると静かです。ここから三重の塔へ行きます。 -
三重の塔と滝が見えてきました。
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三重の塔内部に入ります。4Fと2Fに入れます。
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三重の塔4Fからの滝。滝つぼまで見えます。塔の周りに網が張り巡らせていましたが、滝の撮影スポットだけ網があけてありました。
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肉眼だとこんな感じに見えます。雄大です。
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歩いてきた方向を振り返ると太平洋が見えます。
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三重の塔から那智の滝へ行きます。ここから下りていきます。
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途中にある「伏拝」と案内板のあった広場から鎌倉積みの石段を下ります。
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那智の滝参道入口に着きました。
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飛瀧神社(ひろうじんじゃ)の鳥居をくぐります。
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「右側通行」に従って石段を下ります。
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約200mくらい下りると広場(滝本)に着きます。那智の滝です。先週の台風の雨の影響もあるのでしょうか、ものすごい水量で流れ落ちる爆音が響きます。
落口の幅13m、高さが133mの垂直に切り立った岩肌を落下しているそうです。 -
滝がご神体。
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お滝拝所入口。入口で300円を払うと「飛瀧神社延命御守」をいただけました。
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お滝拝所。滝を間近で見ることができます。水しぶきが霧となって当たり一面を覆っています。両手を広げて全身に水しぶきを受け止めている人もいました。
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お滝祈願所。手前に線香が奥に絵馬がかけられています。神社の方にお尋ねすると、昔は修験道の方の祈願所であったとか。神仏習合のなごりですとの事。
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祈願所内部。正面奥に白く見えているのは滝。
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熊野那智大社の「牛王宝印(ごおうほういん)」。
熊野三山の「牛王宝印(ごおうほういん)」は三社で烏の数と模様が異なり、本宮大社は88羽。速玉大社は48羽。那智大社は72羽。宝珠と烏の組み合わせで文字を表しているそうです。
牛王宝印は厄除けの護符ですが、裏面に誓約文を書き相手に渡すという使い方もされ、これに背いたら神罰を被るとされていたそうです。、 -
戻る時、平安衣装の人に出会いました。あの大門坂茶屋で着付けをしたのでしょうか。付き添いの人もいます。
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夫婦杉まで戻ってきました。右奥の屋根が大門坂茶屋。
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振ヶ瀬橋。橋を渡って俗界に戻ります。
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彼岸花が一輪咲いていました。大門坂駐車場(無料)には15:50着。これから今日の宿泊先に向かいます。
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休暇村南紀勝浦。宇久井半島の高台にあり、斜面を利用して建てられていています。
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館内のレストランで夕食。これで二人前のお刺身。この後も食べきれない量のお料理をいただきました。美味しかったです。
土曜日に一人部屋希望で、グルメプランだけ空室がありました。どうしても泊まりたかったので予約。口コミで人気のお宿でした。当日も満室のようで、とても忙しそうでしたが、スタッフの対応も気持ちの良いものでした。 -
ここでは料理のコース全てにミニバイキングがついています。種類も豊富です。天ぷらなどは「只今、えびの天ぷらが揚がりました」とスタッフが大きな声で知らせてくれてました。特に気に入ったのは、釜飯バイキング。写真のお釜に材料を入れ、自分のテーブルで炊き上げます。30分くらいかかるので早めにセットしておくといいかもしれません。おこげもある美味しい釜飯をいただきました。もうお腹いっぱい。
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釜飯にいれる具材です。好きなものを好きなだけ。
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写真に写せないのが残念ですが、お風呂が、それも露天風呂が良かったです。遮るものが何もない開放感あふれる岩風呂。太平洋を眺めながらの入浴でした。他に陶器風呂、白濁した気泡風呂など三種類の露天風呂が楽しめます。内風呂からも太平洋が望めますが、吹く風も爽やかで露天風呂には何度も入浴してしまいました。夜更けの星空もきれいでした。この廊下の奥に浴場があります。
明日は熊野本宮大社へ参詣です。
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