2015/07/10 - 2015/07/10
859位(同エリア1839件中)
まみさん
2015/07/10金 モスクワ観光第8日目
・モスクワ動物園(10:15-15:10約5時間(休憩1時間40分))
・キリスト救世主教会(16:00-16:30)
・プーシキン記念美術館・ヨーロッパコレクション部(16:40-18:30)
・ゴーゴリ・モーゴリで夕食
【モスクワ泊:マキシマ・パノラマ・ホテル】
ロシアで西欧美術を見てどうするの、と思ったりしましたが、よく考えたらサンクトペテルブルグに行くなら、エルミタージュ美術館は必見で、エルミタージュ美術館にはロシア絵画やフォークロア展示もあるけれど、やはり有名なのは西欧美術。
ということは、別にロシアで西欧美術を見るのはちっともおかしくなく、しかも、いまの西洋美術史の中で圧倒的人気を誇る印象派絵画の画家たちを見いだしたのは、むしろロシア人の実業家たちです。
なので、ロシアと西欧美術は切っても切れない関係にあるのです。
ということを思い出し、モスクワ動物園を再訪した本日の午後は、プーシキン記念美術館に行くことにしました。
といっても、旅程に余裕がなければ、やはりもっとロシアロシアしたものが見られる見どころや博物館の方を優先したと思います。
15年前のはじめてのロシア旅行のときも、西欧絵画を見るなら、西欧でなくっちゃ、と思ってプーシキン美術館を外したことを覚えています。
しかし帰国後、渋谷の文化村ミュージーアムでプーシキン美術館蔵の西洋絵画展が行われて見に行きました。
マティスの『金魚』がポスターになっていて、私もそれがとても気に入ったのを覚えています。
ガイドブックをよく読めば、『金魚』がプーシキン美術館にあることを思い出せたと思いますが、いざプーシキン美術館で出会うまで忘れていました。
印象派絵画は私にとって西洋絵画の登竜門であり、20世紀絵画は抽象絵画やアクション・ペインティング、ポップ・アートあたりまで、大好きでした。
その後に好みはプリミティブな中世絵画や東欧のフォークロアアート、そして写真撮影の観点から二次元絵画より三次元コレクションの方へと重心が移ってしまいましたが、プーシキン美術館で出会えた絵画は、私を絵画鑑賞趣味にいざなってくれた原点の絵ばかりでした。
どっとなつかしさが押し寄せてきました。
それに、2006年に欧米絵画だけ分館となったプーシキン美術館は、そのせいか思ったより規模が大きくなく、ゆっくり鑑賞するには適度なコレクション数でした。
見学者も多くなく、2年前の2013年のエルミタージュ美術館再訪のときのことを思い出すと、あれよりずっと落ち着いてゆったりと鑑賞できるところも良いと思いました。
キリスト救世主教会がせっかく近くにあるので、そちらを先に見学したため、ひょっとしたらプーシキン美術館で時間が足らなくなるかも、心配しましたが、大丈夫でした。ゆっくり鑑賞しても、2時間ほどで終わりました。
それはたぶん、もともと日本で紹介されている絵も多いので、写真を撮りまくりすぎなかったせいもあるでしょう。
といっても、やはりこれぞ、と思った絵は、どれをそう思ったか覚えていたくて、写真を撮ってしまうのです。
<2015年ロシア再訪旅行の簡易旅程>
06/30火 職場から成田のホテルに前泊
07/01水 成田第2空港からJALでモスクワへ&モスクワちょっと観光
07/02木 モスクワ半日観光&S7航空でカザンへ
07/03金 カザン観光1日目(クレムリンと国立博物館)
07/04土 カザン観光2日目(現地ツアーに参加)
07/05日 S7航空でモスクワへ&モスクワ半日観光
07/06月 モスクワ観光4日目&ニクーリン・サーカス
07/07火 モスクワ観光5日目&ククラチョフの猫劇場
07/08水 モスクワ観光6日目&ボリショイ・サーカス
07/09木 モスクワ観光7日目(赤の広場とモスクワ動物園)
07/10金 モスクワ観光8日目(モスクワ動物園とプーシキン美術館)★
07/11土 モスクワ観光9日目(アルバート街と東洋博物館)
07/12日 モスクワ半日観光&出国
07/13月 成田第2空港着(猛暑のピークの帰宅)
※この旅行記の対象の日に★印をつけました。
詳細旅程はもう1つのブログ「まみ’s Travel Diarty」
(http://mami1.cocolog-nifty.com/)
の記事に、ハイライト写真と共に前後編に分けて掲載しました。
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2015/07/2015-fd3f.html
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2015/07/2015-7006.html
「世界屈指の西洋美術コレクション プーシキン記念美術館・ヨーロッパコレクション部
2006年8月に新たに開館した、プーシキン記念美術館のヨーロッパコレクション部。正式名は「19〜20世紀、ヨーロッパ・アメリカ芸術ギャラリー」。かつての個人コレクション部の建物を改装して使用している。
この美術館のコレクションの基礎になっているのは、19世紀後半〜20世紀初頭に活躍したロシア人収集家、セルゲイ・シチューキン(1854〜1936年)とイワン・モロゾフ(1871〜1921年)のふたりのコレクションである。ふたりともモスクワの実業家であったが、優れた審美眼をもち、パリで印象派絵画を中心に多くの作品を購入し、ロシアへ持ち帰った。特にシチューキンは自身の感性に基づき、まだ評価の定まっていなかったマティスの代表作とされる『ダンス』や『金魚』も、シチューキンがマティスに制作を直接依頼したものである。
トレチャコフと同様、ふたりもまた、収集した絵画を一般に公開することで、ロシアの文化芸術に貢献したいという願望をもっていた。それぞれの邸宅には壁いっぱいに絵画が飾られ、事実上の美術館となっていたが、革命後にふたりの財産はすべて没収され、1918年にシチューキン邸が第一西洋近代美術館に、モロゾフ邸が第二西洋近代美術館となり、1923年には合併して国立西洋近代美術館となる。その後、1948年にふたりのコレクションはエルミタージュとプーシキン、ふたつの美術館に分割して展示されることとなった。これが現在のプーシキン記念美術館における西洋美術コレクションの成り立ちである。
入口は建物の脇にあり、カッサ(チケット売り場)は地下にある。1〜3階が展示室になっていて、展示室は全部で26室。著名な作品がほぼ時代順に並べられている。おもな展示作品に、エドガー・ドガ『写真スタジオでポーズする踊り子』(1875年)、クロード・モネ『白い睡蓮』(1899年)、アンリ・マティス『金魚』(1911年)など。質、量とも世界屈指のコレクションであり、展示室内の雰囲気もよい。」
(「地球の歩き方 ロシア 2014〜15年版」より)
-
地下鉄クロポントキンスカヤ駅を出たら目の前にあったキリスト救世主教会
プーシキン美術館と通りへだててすぐ近くにありました。
これは裏の庭園側。
ここは再訪するつもりはなかったのですが、ここに到着した時点で16時で、プーシキン美術館は19時まで開いています。
教会ならば30分もあれば見学できるはずだし、せっかくこんな目の前にあるので、素通りするのはもったいなくなり、先にこちらを見学してから美術館に行くことにし、16時から16時半まで見学しました。
キリスト救世主教会は、現役の教会なので無料ですが、内部は撮影禁止。
中に入るのに念入りなセキュリティチェックが必要でした。 -
プーシキン美術館の前にキリスト救世主教会を再訪する
救世主教会を訪れたのは、初ロシア旅行の2000年度。
現地市内観光ツアーに参加して、その中で訪れました。
あのときは、バチカン公国やローマのサン・ピエトロ寺院など、もっと大規模な教会の記憶がまだ私の中で鮮明に残っていたので、ここはそれほどの規模ではないな、などという感想を抱いた覚えがあります。
それに、ソ連崩壊後、現代技術をもってして短期間で再建されたことを知っていたせいもあり、建物に重厚さがあまりない、などとも。
だけど、15年後の今となっては、その後、西欧はほとんどご無沙汰で、ロシアほど金持ちでない東欧諸国を旅行してきて、むしろこぢんまりした小さな田舎の教会をたくさん見てきたので、改めてこの教会の巨大さと贅沢さに目を見はりました。
正教会では、ミサの最中に信者は座らないので、原則、イスがありません。ときどきあるイスは、体が不自由な人やお年寄り向けです。
なので、カトリック教会よりも狭くても、収容できる信者の数はずっと多くなります。 -
10-22mmの超広角レンズで近くからドーンと撮ったプーシキン美術館・ヨーロッパコレクション部
プーシキン美術館がエルミタージュ美術館に巨大であれば全然時間が足らなかったと思いますが、そこまで巨大ではなく、思ったよりこぢんまりしていたので(「歩き方」には展示室が26室と書かれてありましたね)、ゆっくり見学しても、約2時間で見て回れました。
誤って彫刻博物館に入ったら困るので、入口できちんと、ヨーロッパコレクション部であることを確認しました。
チケットは300ルーブル。撮影代は別途不要。
(2015年7月現在、1ルーブル=約3円で換算) -
荷物を預けて身軽になり、16時40分に鑑賞開始
展示室は1階から。
フロアは西欧式なので、展示室は階段を上がった1つ上の階から開始します。
途中の半2階のようなフロアには古典的な彫刻が展示されていましたが、ささっと見てすませました。
1階の展示室(日本式に数えると2階で、写真に写っている扉)は企画展示室でした。
開催中のものは、風景画中心の19世紀末のとある画家の作品と、その同時代展だったと思いますが、あとで時間が足らなくなると困ると思ったので、これもほぼスルーしてしまいました。 -
まず写真を撮ったのは、ロシアの国民的画家イリヤ・レーピンの作品
レーピンの作品もあったんだ、という気持ちもありました。
「ヴェラ・レーピンの肖像」
1874年制作 -
印象派的な筆遣いで子供の表情が実に適格に描かれていて
子供は喜んで絵のモデルになったのではなさそうです。
ちょっと泣きそうな表情がいいです。 -
「パグ犬を抱いた婦人」
シャルル・シャプリン(1825-1891)
胸が見えそうにまではだけた色っぽい姿ですが、モデルの無邪気な表情から、画家に気を許しているんだろうと思います。
そんなことが伺えたと同時に、肌の美しさにも目が吸い寄せられました。
ちなみに、画家の名は英語表記だとCharles Chaplin。
すなおに読むとチャールズ・チャップリンなのですが、かの名優のチャップリンとは生没年が違います。
ロシア語表記では、シャルル・シャプリンと読めました。フランス人? -
腕の中のワンちゃん、可愛い!
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仮面をかぶった群衆の絵は……
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言わずと知れたゴヤの作品
「カーニバル」
1812-1816年制作
ゴヤの絵に漂う不気味な雰囲気には、怖いもの見たさの気分で惹かれるものがあります。 -
美しすぎる聖母マリア像は
-
言われてみれば確かにアングルが描く美女そのもの
「聖母マリアと聖杯」
1841年制作
背後に描かれているヨハネが、ちょっとすけべ爺さんに見えてしまうくらい(笑)、美しいマリアです。 -
印象派画家が描くこういうパリの街並みは昔は1番大好きだった@
カミーユ・ピサロの「オペラ通り(雪の効果。朝)」
1898年制作
いまは別に好きではないというわけではないです。
好みが広がってしまい、他にたくさん好きなタイプの絵が出現してしまったというわけです。
こういう絵は細部を見るのが楽しいです。 -
通りを行く馬車
ちょちょいと簡単そうな筆致でありながら、それとしか見えないように描けるのって、ほんとにすばらしいです。
たとえとしては変かもしれませんが、見る人の経験と想像によって適格に補わせるところなど、パントマイムの見事さに通じるように思います。 -
噴水とその回りの人々
-
雨だれに光が反射したガラス越しのような、まさしくドガらしい一枚
「青い踊り子たち」
1898年制作
ドガが描くバレリーナたちは、妖精というよりは、どこか肉体の生々しさを感じさせると思います。
楽屋シーンだから余計そう感じるのかもしれません。 -
舞台のために身繕いをするダンサー
舞台の前の緊張感も感じられます。 -
言わずと知れたルノワールの絵
「庭で(ムーラン・ドゥ・ラ・ギャレットの木の下)」
1876-1880年制作 -
私が注目したのは、たてラインの模様が美しいこの衣装@
-
ルノワールの絵はやっぱり女性像がいい
「黒服の少女」
1882年代制作
展示の中にはルノワールの花瓶の静物画もありました。
この絵は、2人の少女それぞれの表情がいいです。 -
半分甘え、半分すねたような表情が可愛らしい
指の位置もいいです。 -
確か有名な絵だけどたくさんバージョンがあるうちの一枚
クロード・モネの「エトルタ崖」
1886年制作
日没直後、まだ夕日が残っている幻想的な黄昏のときの風景を描いたものでしょう。
実際の風景も、息を飲むような美しさでしょうね。 -
こういう絵は全体と細部とに分けて撮りたくなる
クロード・モネの「カプチン通り」
1873年制作 -
通りの群衆に注目
よくぞこんな簡単な筆致でここまで生き生きと描けるものかと、いつも感心してしまいます。 -
こんなに有名な絵がここにあったのか!
と思って撮りました。
さすが、プーシキン美術館。
クロード・モネの「日没のルーアン大聖堂」
1894年制作 -
光にとろけそうな入口付近
-
すばらしいことにこちらとペアで展示
というか、この絵は少なくとも2バージョン展示してあってほしいです。
クロード・モネの「昼間のルーアン大聖堂(扉とアルバン塔)」
1894年制作 -
昼間の方が強い光に当たって入口の影が濃い
-
何バージョンか描かれているけど、超有名なモネの絵
モネ自身の庭を描いた有名な絵の一枚。
まずはできるだけ全体を撮りました。
絵だけでなく、こんなステキな風景は、ぜひ実物が見たくなります。
「白いスイレン」
1899年 -
近づいてみると、うーん、スイレンに見えない(笑)
-
縦長構図にしてみた@
橋を全部ファインダーの中に入れるよりも、この方が構図的に好みかも。 -
あこがれたセザンヌの風景画
セザンヌの、風景すら、一枚一枚の色のタイルの組み合わせとして眺めて描こうとしたというところが、とても面白かったのです。
考えてみたらモザイク画はもともとそうでしたね。
「クレタイユのマルヌ川に架かる橋(マルヌ岸)」
1894-1895年制作 -
橋まわりに注目
セザンヌは故郷の身近な風景を何度も描いたので、「マルヌ岸」というタイトル絵は他にもあるようです。 -
でたーっ、セザンヌのヴィクトワール山
さまざまなバージョンがあるセザンヌのヴィクトワール山の絵ですが、こういう色合いのものはカタログや写真でも見たことがなかった気がします。
秋の紅葉の風景かな、と思いましたが、そう思うのは日本人だからかもしれません。
日本と違い、ヨーロッパの秋に色付く木々の色のほとんどは黄色だと思うので。
「レ・ルーヴから眺めタ聖ヴィクトワール山(エクス・アン・プロヴァンスの眺め)」
1906年制作 -
点描画家のシニャックの絵も私のお気に入り
まず全体を撮ろうとすると、点描であることは目立ちません。
点描のせいで、時が止まったような不思議な感覚が漂ってくるくらいです。
「サン・ブリアックの海岸」
1890年制作 -
一部だけ切り取ってみると、色が見事に鮮やかに
-
砂浜に咲く草花は豪華な衣装を着た女優のよう
あたりまえですが、草花の影まできちんと点描です。 -
砂浜に咲く草花は豪華な衣装を着た女優のよう
あたりまえですが、草花の影まできちんと点描です。 -
カラフルな松の木と、木の下のベビーカーのようなものに注目
残念ながら同じ点描画家のスーラの絵は展示されていませんでした。 -
荒々しく塗りたくられた絵の具の勢いがステキな海の絵は
プレートを見てやっぱり!
と思った、ゴッホの絵でした。
「サントマリーの海」
1888年制作 -
荒波に翻弄される帆船にクローズアップさせた構図で
-
ゴッホが描いたプリミティブな田園風景
こういう絵はとても好みでしたが、いまでも変わらずとても好みです。
実物を見て、写真にも撮りたいと思う風景です。
「馬車と列車のある風景」
1890年制作 -
写真で切り取って構図を変えてみる面白さ
農夫も目立たせるようにしてみました。
私が持っているレンズで、10-22mmの超広角ズームレンズだったらさっきの全体の絵のような構図で撮れそうですが、ふだん使いの18-270mmの広角ズームレンズだったら、むしろこんなかんじになるかな、なんて思いながら。 -
もくもくと煙をたてて走る汽車に注目
近づいて見ると、汽車は思った以上に丁寧に描かれていました。 -
後期印象派のカラフルな絵が並ぶ展示室の様子
部屋の中心にはこのように彫刻が展示されていたりしました。 -
ゴーギャンの絵が並んだ、いわばゴーギャン・ルーム
-
色彩配置の美しさにも見とれるゴーギャンの絵
昔はゴーギャンの絵が苦手でした。
というのも、描かれたタヒチの女性が美人に見えなかったからです(苦笑)。 -
子犬たちが可愛い@
撮影散策として動物園通いをするようになり、ついつい可愛い動物に目が引き寄せられます。 -
よく見たら母犬らしきワンちゃんがそばで昼寝中
-
プーシキン美術館の建物の模型
中に絵が展示されているところまで、そっくりに作られていました。 -
ブールデルの少女像を中心に
説明プレートを見るまで、ブールデルの彫刻だと気付きませんでした。
「たれっ尻のブールデル」と呼ばれたブールデルは、ふくよかな女性裸像が多かったので。
「休憩する彫刻家」
1905-1908年制作 -
こんなアングルも魅力的@
彫刻は三次元なので、いろんなアングルから眺めることができて、それぞれ印象が変わるのが面白いです。
この像を後ろから撮ろうと思ったきっかけは、別の見学者が、実をいうともっときわどい位置から、この子を撮影していたからでした(笑)。
ただ、それを見て、後ろから撮るのも面白いんじゃないか、と気づいたのです。 -
ナビ派のドニの描く美しい肌の女性
「画家の妻マルタ・ドニの肖像」
1893年制作
画家の目には奥さんが世界で一番女性として映っているのでしょう。
体に比して手がちょっと小さいのが、かえって胸元の美しさを強調している気がしました。 -
ヘンゼルとグレーテルの森のような背景
-
けだるげで、今にも涙を浮かべそうな女性像に惹かれて
ヴァン・ドンゲンの「スペイン女性」
1911年制作
中国服を着ているのかと思ったので、東洋人かとも、ちらっと思ったりしました。 -
目元だけを切り取っ手、アバヤを着た女性風に
アバヤでは、鼻が隠れましたっけ。
こうやってよく見ると、瞳の中に緑を入れたりして、丁寧に描かれていることが分かりました。 -
こういう筆致の絵はやっぱり好きだなぁと思ったら
私の大好きなヴラマンクの絵でした。
もっとも、私がとりわけ好きなヴラマンクの絵は、嵐のシーンの黒を多用した風景画です。
「セーヌ河畔の荷船」
1905-1906年制作 -
タテ構図にしてみる
波の描き方がとりわけいいです。
ドイツ絵画史の中でフォーヴィズムはお気に入りなのですが、ヴラマンクもフォーヴィズムの画家です。 -
荒々しいタッチの色彩のワルツの風景にも見える
さすがフォーヴィズム画家のドラン!
「帆を乾かす」
1905年制作 -
水面や波止場の人々の描き方に迫る
-
ヴラマンクの絵の中でもとりわけ私好みに近いがあった!!
これは嬉しかったです。
ヴラマンクが気に入ったは、ずーっと昔に日本の美術展で見た「ヴラマンク」展のおかげです。
あのときに買った大型複製画は、いまでも部屋に飾ってあります。
飾りっぱなし、ともいうけれど。
「嵐」
1912年制作 -
嵐に翻弄される木をもっとメインに
私の部屋に飾ってあるヴラマンクの絵は、実はもっと真っ黒です。
嵐の雨風を表わす白いラインが、黒の美しさをとても引き立てているのです。 -
やっぱりロシアにある西欧美術といえばマティス!
マティスの絵の良さは、写真が趣味になってから、ますます感じられるようになった気がします。
つまり、以前よりも、モチーフや被写体を超えた色と構図の面白さが鑑賞できるようになった気がします。
「オリエンタルなカーペットの上の彫刻と花瓶(窓辺の静物)」
1908年制作 -
同じ絵の残りの部分
画家は構図と配色に計算しつくしたのでしょうが、全体であっても、どこを切り取っても、すばらしい絵になる気がします。 -
マティスの絵が贅沢に並んだマティス・ルーム
ロシアでマティスの絵をじっくり鑑賞したかったら、エルミタージュ美術館よりもこちらでしょうね。
「ダンス」の別バージョンもあります。 -
エキゾチックな景色に惹かれて
マティスの「窓から眺めた景色、タンジール」
1912年制作
モロッコに行ったことはないのですが、タンジールの地名にピンときました。
このロシア旅行に行く前の2015年6月からNHKで放映を開始した「情熱のシーラ」のおかげですね。
窓辺のザクロも気になりました@ -
なつかしのマティスの「金魚」!
初めてロシアを旅行したのは2000年。
その後、日本で開催されたロシアの美術館の企画展には、ロシアへのなつかしさもあって、足を運びました。
その中にプーシキン美術館展もあって、このマティスの「金魚」がポスターやチラシにも選ばれた看板の絵でした。
いま見ても、とても惹かれる絵でした。
アンバランスまでに大きな金魚鉢がいいです。
藤色が多用されている配色も好みです。
「金魚」
1911年制作 -
主役の金魚たちに注目
口をぱくぱくさせている様子がよく分かります。
こうなると、絵を見る目よりも、動物を見る目に(苦笑)。 -
せっかくなので全体を撮ったユトリロのパリの街角の絵
はじめの頃の海外旅行でパリにあこがれたのは、ユトリロの絵の影響でもありました。
とはいえ、モンマルトル界隈は、サクレ・クール寺院を訪れた以外、回らなかったですけど。
「モンマルトルのモン・セニ通り」
1948年頃に制作 -
カメラでも撮りたくなる魅力の街並み
坂道って撮り甲斐がありますから。 -
デ・キリコの絵かと思ったらこれもドランの絵
というのも、人の姿のない、別次元の世界に見えたからです。
「カーニュの旧市街」
1910年制作 -
キュビズムのブラックのまだ被写体が分かる絵
抽象絵画で一番好みなのは、抽象的に崩されても、被写体が分かる程度のものだったりします。
「ロシェ・ギュイオンの城」
1909年 -
これも被写体がある程度分かる抽象画で、とても私好み!
アンドレ・ロト。どなたでしたっけ?
「家のある風景」
1920年代 -
ミロの絵が1枚、やっぱり撮影しておかなくちゃね
このくらいになるとだんだんとタイトルがあまり意味をなさなくなります。少なくとも私にとっては。
画家もイメージのままに描いて、タイトルをつけるのをはしょったのではないかしらねぇ。
「コンポジション」
1927年 -
フェルナン・レジェの陶器の作品
私にとって珍しい、レジェの三次元的作品。
レジェの独特な世界もわりと好きです。
初期SFの世界みたいで。
そのわりに悲壮感はなく、明るい感じも漂っているところなども。
「赤い背景のアクロバット」
1953年 -
私にとってレジェの珍しい作品が2つも!
モチーフの子供は、いかにもレジェらしいけれど、レジェも陶器の作品を制作していたとは知りませんでした。
でも、ピカソも陶器を制作していたから、この時代の画家たちが絵画に飽き足らずいろんな挑戦をしたのはふつうなのでしょう。
「花をもった子供」
1953年制作 -
細部を見ると、どこか漫画チック
さわっちゃいけないけれど、さわって手ざわりを確かめたくなりました。
かわりにカメラでうんと近付いて、立体感が分かるようにななめから撮影。 -
階段を見下ろせる窓際に置かれたアルプの作品
アルプの作品は、現代的なインテリアにとても合うと思います。
「有翼の生物」
1961年制作 -
ロシアの印象画家の絵といえるかな
ラリノフの名は記憶にありますが、こういう絵を描く人でしたっけ。
でも、好みなので写真に撮りました。
「静物。シャンパンとバラ」
1928年 -
絵の具が浮かび上がるほど塗りたくられたバラがいい@
ラリノフはロシア・アヴァンギャルドの画家ですが、アヴァンギャルドってよく分からないけど、案外好みの絵があります。 -
やっぱりあったね、シャガールの作品
これは細部に注目し甲斐のある絵でしたので、まずは全体を撮りました。
「ノクターン(夜景)」
1947年制作 -
月夜に照らされた村の様子
こんな村をまた旅行してみたいです。 -
別のシャガールの絵にも釘付け@
「画家と彼の婚約者」
1980年制作 -
まずは恋人たちがより親密そうに見えるように
-
背景はパリの街並み
メルヘンチックなタッチです。
パリじゃなくてもっと田舎かも。 -
映画的で、初期SF的で、はっと目を引く構図と色彩で
そんな理屈を考えずとも魅せられた絵でした。
そして原画だからこそ分かる細部にも注目しました。
「将来の徴候」
ハンス・グリュンディク(Hans Grundig)
1935年制作 -
燃え盛り、崩れたビル群と、逃げ惑う人々に見えるような見えないような異様な前景
こうやって切り取ると災害の被害にも見えます。 -
長い塔と玉ネギ型の屋根の建物が見える……
-
空に飛び交う光から、戦争のせいだと分かる
ロシア正教会らしい塔や屋根がたくさんあります。
ひょっとしてモスクワでしょうか。 -
死んだ動物たちや逃げる力も奪われた人々の姿
-
デ・キリコの荒涼たる世界は、やりきれない悪夢のようなのに、やはり引かれるものがあります。
一種の自浄作用があるのかも。
「大きな塔」
1921年制作 -
ぽつんとある人影が異様な静けさを強調する
でも、真っ昼間のシエスタの南欧の田舎のイメージもあるかも!? -
存在感のある男の絵
タイトルは英語が併記されていましたが、私の力が足らなくてちょっと意味不明。
一見、卵焼きに見えたものは、なつかしのレコードプレーヤーでした。
レナート・ギュトゥーソ(Renato Guttuso)
「カラブリア人労働者のローマの日曜日」
(レコードプレーヤーのあるロッコ)
1960-1961年制作 -
この人物のこの表情を絵のモデルにしたくなるのも分かるかも
もちろん、画家がこの魅力を絵の中で引き出したことは、いうまでもありません。 -
可愛らしい枢機卿の絵に見惚れる
ジャコモ・マンズー(Giacomo Manzu)
「枢機卿」
1964年制作
服からちょっと出た手が、お母さんのスカートの影に半分かくれて様子を伺う子供みたいです。
全体のこのフォルムも気に入りました。 -
どこか惹かれたスケッチタッチのパリのノートルダム寺院
ベルナルド・ブュッフェ(Bernard Buffet)
「ノートルダム・ド・パリ」
1989年制作
よくあるアングルなのに、不思議と惹かれました。
写真では、原画の圧倒的な巨大さが分からないので残念ですが、ポストカードサイズにしても見応えがある絵です。 -
大きな首にギョッ!
「二人の労働者」
エドワード・ドブルニック(Edward Dwurnik)
ポーランドの画家
1985年制作
いかにも20世紀の社会主義絵画っぽいと思ったのですが、制作年を見ると、もっと最近でした。 -
これはきっと誰か政治家の風刺では?
-
夕方の太陽の輝きを受けたキリスト救世主教会
アルバート街を再訪し、東洋博物館がハイライトとなった第11日目の旅行記へとつづく。
まことプーシキン美術館は、他との観光とくみあわせて半日足らずでもゆったりと鑑賞するのにちょうどよい美術館でした。
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