2015/09/08 - 2015/09/08
409位(同エリア1652件中)
JBさん
半世紀近くも前のボーイスカウト(夜間ハイキング)で覚えた歌。
♪キャンプまであと100マイル さあ、歩いて休んで99マイル♪
そういえば、もう一つあった。
♪クイカイマニマニマニマニダスキー、クイカイコークイカイカム。オニコディーモー、オシャリヤリウンパー♪、だっけかなあ。だけどこれって何だったのだろう。まあいいか。そんなことより縄文杉。
「大きかったなあ。それよりなにより平日の運動量「無し」の私には遠かったなあ。」
*夫婦杉を超えて縄文杉まであと少し。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- レンタカー JALグループ 徒歩
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-
屋久島では、ひと月に35日は雨が降るという。
海から2000メートル近くを一気に駆け上る山岳地形に、山が恒に雲を纏うからだ。
それは、人が住む海沿いの平地が晴れであれ雨であれ、「御山は霧のベールを外さない。」ことを意味している。
*宮之浦川の河口付近 -
朝4時40分発の2便シャトルバスで、ヤクスギ自然館から荒川登山口へ向かう。
専用道に入ると、一車線になった道がくねる(30分ほど)。
乗り物の揺れに弱い私。トラベルミンで備えたが、路面舗装のおかげか難なく乗り切れた(バックは抱えず足元に)。 -
小雨の中。
各自で持参した朝食の後、ガイドをお願いした「こだま」谷山さん( http://kodamaannai.p-kit.com/page0002.html )の案内で、6時8分に荒川登山口を出発。 -
インディー感いっぱいのトンネルを抜けると
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あたりまえだが、今日は雨(平地は晴れ!)。
軌道内の枕木上を歩くよう指導される。
枕木に躓いてのレール打撲が多いとのこと。 -
都会暮らしには周囲のすべてが新鮮だ。
周りが少し開けると
「お〜!、ワイルド!」。 -
そんな都会人の感慨を知ってか知らずか、ガイド氏はスタスタさっさと。
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ぽけ〜っと周囲の風景に見とれていた私も、遅れじと続く。が、ふと下をみた。
案外な高さだが、手すり等もちろんなく。
実は「とても危険」状況だと、認識する。秘かに足元を確認しつつ…。 -
谷山さん曰く。
「小杉(コスギ)ですね。大きくたって千年未満は屋久杉とは呼んでもらえません。」とのこと。 -
「普通とは危険な状況である。」を自覚した人は、植物解説中も勝手に軌道を外れたりはしない。
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幻想的な沢流れの中
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切り株に新しい生命が宿り
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写真の中にキラキラと妖精が映ろうとも…。
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もちろんワイルドでも
軌道内をただ歩む。 -
かって集落のあった小杉谷に入って行く。
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ここからは枕木ではなく、木道。
「一般道から高速に入る」感。 -
周囲を見渡せば鬱蒼とした原生林(景色を眺めるのは立ち止まってから!)。
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なんと、後ろから警笛を鳴らしつトロッコがやってきた。
この線路。
まだ現役だったんだ! -
トロッコ道終点の『大株歩道入り口(最後の常設トイレ場所:トロッコは屎尿運搬用)。』
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ここまで8.1km(高低差300m)のトロッコ道。
が、縄文杉へはここからの2.5km(高低差400m)の方が「本番!」 -
ルート状態も一変する。
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例えば「こんな感じ」、…かな。
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ウィルソン株を超えると、通称「地獄の1〜3丁目」。
100mほどの高さを一気に登る。 -
横を見れば、視界に入る木々もグッと鋭角に…。
それでも一歩一歩。。。
「いつか終わる。」を信じて…。 -
仕事率方式で左右に。…ひと息づつ。
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「途中の休憩にガイドの力量を見た!」とか、能書きのひとつも言いたいところだが…。
ただただ
「若いっていいなあ。親父はそろそろ膝が、膝があ…。」 -
地獄巡りの行程半分を示す25番札(札ひとつ50mで50番まである)。
「よし、半分来たぞ!」と気合が入るより
「え〜、まだ半分なの(T_T)」が正直な気持ち。
元というか曾ては体育会系の…、意地とプライドがあああ〜。 -
それでも
「ヒメシャラがとても綺麗ですよね。」とかの谷山さんの言葉に載せられながら、ただ歩く。歩く。 -
大王杉でひと息。
写真タイムも入れて、ふた息。
縄文杉までは、もうひと頑張り。 -
この写真。
「こんな急な階段を登ったんですよ。」の心算で撮ったのだが
既に私の膝が曲がってなく…(>_<)。 -
夫婦杉を超えると
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ルートは若干なだらか。
周囲に目を向ける余裕も出てくる。 -
少し下って。
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登って。
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登って。
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順番に。
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くぐって。
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また下る。
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縄文杉はすぐ上だ。
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雨が強くなったので、いったん縄文杉はパス。先に200mほど上の高塚小屋まで登って昼食を取ることにする(って、もちろんガイド氏の判断)。
谷山さん手製の味噌汁。弁当にアルファ米を持ってきていた私に「ニャンコ飯(マンマ)もいいなあ。」って。おかげさまで自分でも驚くくらい体力回復する。 -
「やっと目標地点に到着できた!」
「精神力だけでも、何とかここまでの11kmを登ってこれた。」と。
確かにそれはそれで結構かもしれないが、同時にそれは11kmを下らなければ「帰れない」ことをも意味する。
結局、荒川登山口に帰りついたのは、16時過ぎ。
休憩込み10時間17分の縄文杉トレッキングとなった。
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