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半世紀近くも前のボーイスカウト(夜間ハイキング)で覚えた歌。<br />♪キャンプまであと100マイル さあ、歩いて休んで99マイル♪<br /><br />そういえば、もう一つあった。<br />♪クイカイマニマニマニマニダスキー、クイカイコークイカイカム。オニコディーモー、オシャリヤリウンパー♪、だっけかなあ。だけどこれって何だったのだろう。まあいいか。そんなことより縄文杉。<br />「大きかったなあ。それよりなにより平日の運動量「無し」の私には遠かったなあ。」<br /><br />*夫婦杉を超えて縄文杉まであと少し。

…、…歩いた。(鹿児島県 熊毛郡 屋久島町Vol.2-①:縄文杉(行程))

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2015/09/08 - 2015/09/08

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半世紀近くも前のボーイスカウト(夜間ハイキング)で覚えた歌。
♪キャンプまであと100マイル さあ、歩いて休んで99マイル♪

そういえば、もう一つあった。
♪クイカイマニマニマニマニダスキー、クイカイコークイカイカム。オニコディーモー、オシャリヤリウンパー♪、だっけかなあ。だけどこれって何だったのだろう。まあいいか。そんなことより縄文杉。
「大きかったなあ。それよりなにより平日の運動量「無し」の私には遠かったなあ。」

*夫婦杉を超えて縄文杉まであと少し。

旅行の満足度
5.0
同行者
家族旅行
交通手段
レンタカー JALグループ 徒歩

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  • 屋久島では、ひと月に35日は雨が降るという。<br />海から2000メートル近くを一気に駆け上る山岳地形に、山が恒に雲を纏うからだ。<br />それは、人が住む海沿いの平地が晴れであれ雨であれ、「御山は霧のベールを外さない。」ことを意味している。<br /><br />*宮之浦川の河口付近

    屋久島では、ひと月に35日は雨が降るという。
    海から2000メートル近くを一気に駆け上る山岳地形に、山が恒に雲を纏うからだ。
    それは、人が住む海沿いの平地が晴れであれ雨であれ、「御山は霧のベールを外さない。」ことを意味している。

    *宮之浦川の河口付近

  • 朝4時40分発の2便シャトルバスで、ヤクスギ自然館から荒川登山口へ向かう。<br />専用道に入ると、一車線になった道がくねる(30分ほど)。<br /><br />乗り物の揺れに弱い私。トラベルミンで備えたが、路面舗装のおかげか難なく乗り切れた(バックは抱えず足元に)。<br /><br />

    朝4時40分発の2便シャトルバスで、ヤクスギ自然館から荒川登山口へ向かう。
    専用道に入ると、一車線になった道がくねる(30分ほど)。

    乗り物の揺れに弱い私。トラベルミンで備えたが、路面舗装のおかげか難なく乗り切れた(バックは抱えず足元に)。

  • 小雨の中。<br />各自で持参した朝食の後、ガイドをお願いした「こだま」谷山さん( http://kodamaannai.p-kit.com/page0002.html )の案内で、6時8分に荒川登山口を出発。<br /><br />

    小雨の中。
    各自で持参した朝食の後、ガイドをお願いした「こだま」谷山さん( http://kodamaannai.p-kit.com/page0002.html )の案内で、6時8分に荒川登山口を出発。

  • インディー感いっぱいのトンネルを抜けると

    インディー感いっぱいのトンネルを抜けると

  • あたりまえだが、今日は雨(平地は晴れ!)。<br /><br />軌道内の枕木上を歩くよう指導される。<br />枕木に躓いてのレール打撲が多いとのこと。

    あたりまえだが、今日は雨(平地は晴れ!)。

    軌道内の枕木上を歩くよう指導される。
    枕木に躓いてのレール打撲が多いとのこと。

  • 都会暮らしには周囲のすべてが新鮮だ。<br /><br />周りが少し開けると<br />「お〜!、ワイルド!」。

    都会暮らしには周囲のすべてが新鮮だ。

    周りが少し開けると
    「お〜!、ワイルド!」。

  • そんな都会人の感慨を知ってか知らずか、ガイド氏はスタスタさっさと。

    そんな都会人の感慨を知ってか知らずか、ガイド氏はスタスタさっさと。

  • ぽけ〜っと周囲の風景に見とれていた私も、遅れじと続く。が、ふと下をみた。<br />案外な高さだが、手すり等もちろんなく。<br /><br />実は「とても危険」状況だと、認識する。秘かに足元を確認しつつ…。

    ぽけ〜っと周囲の風景に見とれていた私も、遅れじと続く。が、ふと下をみた。
    案外な高さだが、手すり等もちろんなく。

    実は「とても危険」状況だと、認識する。秘かに足元を確認しつつ…。

  • 谷山さん曰く。<br /><br />「小杉(コスギ)ですね。大きくたって千年未満は屋久杉とは呼んでもらえません。」とのこと。

    谷山さん曰く。

    「小杉(コスギ)ですね。大きくたって千年未満は屋久杉とは呼んでもらえません。」とのこと。

  • 「普通とは危険な状況である。」を自覚した人は、植物解説中も勝手に軌道を外れたりはしない。

    「普通とは危険な状況である。」を自覚した人は、植物解説中も勝手に軌道を外れたりはしない。

  • 幻想的な沢流れの中

    幻想的な沢流れの中

  • 切り株に新しい生命が宿り

    切り株に新しい生命が宿り

  • 写真の中にキラキラと妖精が映ろうとも…。

    写真の中にキラキラと妖精が映ろうとも…。

  • もちろんワイルドでも<br />軌道内をただ歩む。

    もちろんワイルドでも
    軌道内をただ歩む。

  • かって集落のあった小杉谷に入って行く。

    かって集落のあった小杉谷に入って行く。

  • ここからは枕木ではなく、木道。<br /><br />「一般道から高速に入る」感。

    ここからは枕木ではなく、木道。

    「一般道から高速に入る」感。

  • 周囲を見渡せば鬱蒼とした原生林(景色を眺めるのは立ち止まってから!)。

    周囲を見渡せば鬱蒼とした原生林(景色を眺めるのは立ち止まってから!)。

  • なんと、後ろから警笛を鳴らしつトロッコがやってきた。<br /><br />この線路。<br />まだ現役だったんだ!

    なんと、後ろから警笛を鳴らしつトロッコがやってきた。

    この線路。
    まだ現役だったんだ!

  • トロッコ道終点の『大株歩道入り口(最後の常設トイレ場所:トロッコは屎尿運搬用)。』<br />

    トロッコ道終点の『大株歩道入り口(最後の常設トイレ場所:トロッコは屎尿運搬用)。』

  • ここまで8.1km(高低差300m)のトロッコ道。<br /><br />が、縄文杉へはここからの2.5km(高低差400m)の方が「本番!」<br /><br /><br /><br /><br />

    ここまで8.1km(高低差300m)のトロッコ道。

    が、縄文杉へはここからの2.5km(高低差400m)の方が「本番!」




  • ルート状態も一変する。

    ルート状態も一変する。

  • 例えば「こんな感じ」、…かな。

    例えば「こんな感じ」、…かな。

  • ウィルソン株を超えると、通称「地獄の1〜3丁目」。<br /><br />100mほどの高さを一気に登る。

    ウィルソン株を超えると、通称「地獄の1〜3丁目」。

    100mほどの高さを一気に登る。

  • 横を見れば、視界に入る木々もグッと鋭角に…。<br /><br />それでも一歩一歩。。。<br />「いつか終わる。」を信じて…。<br /><br /><br />

    横を見れば、視界に入る木々もグッと鋭角に…。

    それでも一歩一歩。。。
    「いつか終わる。」を信じて…。


  • 仕事率方式で左右に。…ひと息づつ。

    仕事率方式で左右に。…ひと息づつ。

  • 「途中の休憩にガイドの力量を見た!」とか、能書きのひとつも言いたいところだが…。<br /><br />ただただ<br />「若いっていいなあ。親父はそろそろ膝が、膝があ…。」

    「途中の休憩にガイドの力量を見た!」とか、能書きのひとつも言いたいところだが…。

    ただただ
    「若いっていいなあ。親父はそろそろ膝が、膝があ…。」

  • 地獄巡りの行程半分を示す25番札(札ひとつ50mで50番まである)。<br /><br />「よし、半分来たぞ!」と気合が入るより<br />「え〜、まだ半分なの(T_T)」が正直な気持ち。<br /><br />元というか曾ては体育会系の…、意地とプライドがあああ〜。

    地獄巡りの行程半分を示す25番札(札ひとつ50mで50番まである)。

    「よし、半分来たぞ!」と気合が入るより
    「え〜、まだ半分なの(T_T)」が正直な気持ち。

    元というか曾ては体育会系の…、意地とプライドがあああ〜。

  • それでも<br />「ヒメシャラがとても綺麗ですよね。」とかの谷山さんの言葉に載せられながら、ただ歩く。歩く。

    それでも
    「ヒメシャラがとても綺麗ですよね。」とかの谷山さんの言葉に載せられながら、ただ歩く。歩く。

  • 大王杉でひと息。<br />写真タイムも入れて、ふた息。<br /><br />縄文杉までは、もうひと頑張り。

    大王杉でひと息。
    写真タイムも入れて、ふた息。

    縄文杉までは、もうひと頑張り。

  • この写真。<br /><br />「こんな急な階段を登ったんですよ。」の心算で撮ったのだが<br />既に私の膝が曲がってなく…(&gt;_&lt;)。<br /><br /><br />

    この写真。

    「こんな急な階段を登ったんですよ。」の心算で撮ったのだが
    既に私の膝が曲がってなく…(>_<)。


  • 夫婦杉を超えると

    夫婦杉を超えると

  • ルートは若干なだらか。<br />周囲に目を向ける余裕も出てくる。

    ルートは若干なだらか。
    周囲に目を向ける余裕も出てくる。

  • 少し下って。

    少し下って。

  • 登って。

    登って。

  • 登って。

    登って。

  • 順番に。

    順番に。

  • くぐって。

    くぐって。

  • また下る。

    また下る。

  • 縄文杉はすぐ上だ。<br /><br />

    縄文杉はすぐ上だ。

  • 雨が強くなったので、いったん縄文杉はパス。先に200mほど上の高塚小屋まで登って昼食を取ることにする(って、もちろんガイド氏の判断)。<br /><br />谷山さん手製の味噌汁。弁当にアルファ米を持ってきていた私に「ニャンコ飯(マンマ)もいいなあ。」って。おかげさまで自分でも驚くくらい体力回復する。<br />

    雨が強くなったので、いったん縄文杉はパス。先に200mほど上の高塚小屋まで登って昼食を取ることにする(って、もちろんガイド氏の判断)。

    谷山さん手製の味噌汁。弁当にアルファ米を持ってきていた私に「ニャンコ飯(マンマ)もいいなあ。」って。おかげさまで自分でも驚くくらい体力回復する。

  • 「やっと目標地点に到着できた!」<br />「精神力だけでも、何とかここまでの11kmを登ってこれた。」と。<br /><br />確かにそれはそれで結構かもしれないが、同時にそれは11kmを下らなければ「帰れない」ことをも意味する。<br />結局、荒川登山口に帰りついたのは、16時過ぎ。<br />休憩込み10時間17分の縄文杉トレッキングとなった。<br />

    「やっと目標地点に到着できた!」
    「精神力だけでも、何とかここまでの11kmを登ってこれた。」と。

    確かにそれはそれで結構かもしれないが、同時にそれは11kmを下らなければ「帰れない」ことをも意味する。
    結局、荒川登山口に帰りついたのは、16時過ぎ。
    休憩込み10時間17分の縄文杉トレッキングとなった。

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