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またしても「番外編」をアップしたところで多数の「いいね」ありがとうございます!<br />さて、ついにシリーズ完結編!<br />ロシア観光ビザの受け取りがやってきました。<br /><br />今回は申請時の経験を生かし、業務開始時刻の午後2時をちょっと過ぎたあたりで総領事館に突入です。<br />と、またしても領事館の堅牢な塀の前に北海道ケーサツのポリスマンがウィーン条約を遵守して立番しています。<br />しかも、敷地の斜め前には交番まであります。<br /><br />ま、そんなことはいいとして、すでに2時を過ぎていたので、今回は迷わずに門の横についているインターホンを押しました。<br />すると立番のケーサツ官が「ビザの受け取りか何かですか?」と尋問してきます。<br />「はい」と答えると、すかさず「お名前は?」とまたしても聞いてきます。<br /><br />前回はうかつにも答えてしまった自分ですが、ちょうどそのタイミングでインターホンから「ハイ」という返事が聞こえたので、「ビザの受け取りに来ました~!」というやりとりをしている最中もポリースマンはしつこく「あなたのお名前、いいですか?」って言ってます。<br /><br />うるさいので、「答えなきゃならないんですか?!」と、こっちも聞き返すと同時に、門のカギが開いたので中に入ろうとしました。<br /><br />すると中に入っていく自分の背中に向かって、「答えたくないんですね?!」という脅しとも受け取れるような官憲の声。<br />答える必要がないことは明らかなので無視しましたが、もうちょっと聞き方っていうか、尋問の仕方ってものを考えたほうがいいと思うよ、道警さん。(苦言)<br /><br /><br />そして田舎のバスの待合室みたいな小さな部屋に入ると、先客は3人。<br />時刻は2時3分。<br /><br />でも、窓口のカーテンは閉まったままです(笑)<br />壁にかかったムダにデカい液晶テレビでは相変わらず誰のために流してるのか、ロシアのアニメが放映されてます。<br /><br />番号札発券機で「ビザの受取」という画面をタッチしたら「B002」という番号札が出てきました。<br />あとは番号で呼び出されるまで、申請時に渡された紙切れ(笑)を用意して待つだけです。<br /><br />そうこうしているうちに、2つの窓口のうちのひとつのカーテンが開き、窓の向こうにはメガネをかけたロシア女性が座っています。<br />申請時に来たときは、2つの窓口が同時にオープンしましたが、今回はひとつだけです。<br /><br />窓口の上にある電光掲示板に「B001」が表示されて、先客の学生っぽい男性がカバンの中をあわててゴソゴソ探してます。<br />どうやら、申請時にもらった紙切れが見当たらないようです。<br />かなり焦ってます(笑)<br /><br />すると窓口の中のロシア女性、あきらかに怪訝な表情です。<br />「何やってんのよ?!」的なキャプションをつけるのがピッタリなシーンです。<br /><br />やっと紙切れを見つけた男性は安堵した様子で窓口に提出。<br />無事、ビザが貼られたパスポートを受け取りました。<br /><br />するとすぐ「B002」って、自分の番号が表示されましたが、その男性は思い出したように「あのぉ~、自転車なんで・・・」と窓口のロシア女性に言ってます。<br />ロシア女性はすぐに「オッケー!」みたいな表情で対応してましたが・・・(答えはこのあと)<br />

ロシア観光ビザを自力で申請してみた②

16いいね!

2015/08/09 - 2015/08/10

596位(同エリア1805件中)

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夕焼番長

夕焼番長さん

またしても「番外編」をアップしたところで多数の「いいね」ありがとうございます!
さて、ついにシリーズ完結編!
ロシア観光ビザの受け取りがやってきました。

今回は申請時の経験を生かし、業務開始時刻の午後2時をちょっと過ぎたあたりで総領事館に突入です。
と、またしても領事館の堅牢な塀の前に北海道ケーサツのポリスマンがウィーン条約を遵守して立番しています。
しかも、敷地の斜め前には交番まであります。

ま、そんなことはいいとして、すでに2時を過ぎていたので、今回は迷わずに門の横についているインターホンを押しました。
すると立番のケーサツ官が「ビザの受け取りか何かですか?」と尋問してきます。
「はい」と答えると、すかさず「お名前は?」とまたしても聞いてきます。

前回はうかつにも答えてしまった自分ですが、ちょうどそのタイミングでインターホンから「ハイ」という返事が聞こえたので、「ビザの受け取りに来ました~!」というやりとりをしている最中もポリースマンはしつこく「あなたのお名前、いいですか?」って言ってます。

うるさいので、「答えなきゃならないんですか?!」と、こっちも聞き返すと同時に、門のカギが開いたので中に入ろうとしました。

すると中に入っていく自分の背中に向かって、「答えたくないんですね?!」という脅しとも受け取れるような官憲の声。
答える必要がないことは明らかなので無視しましたが、もうちょっと聞き方っていうか、尋問の仕方ってものを考えたほうがいいと思うよ、道警さん。(苦言)


そして田舎のバスの待合室みたいな小さな部屋に入ると、先客は3人。
時刻は2時3分。

でも、窓口のカーテンは閉まったままです(笑)
壁にかかったムダにデカい液晶テレビでは相変わらず誰のために流してるのか、ロシアのアニメが放映されてます。

番号札発券機で「ビザの受取」という画面をタッチしたら「B002」という番号札が出てきました。
あとは番号で呼び出されるまで、申請時に渡された紙切れ(笑)を用意して待つだけです。

そうこうしているうちに、2つの窓口のうちのひとつのカーテンが開き、窓の向こうにはメガネをかけたロシア女性が座っています。
申請時に来たときは、2つの窓口が同時にオープンしましたが、今回はひとつだけです。

窓口の上にある電光掲示板に「B001」が表示されて、先客の学生っぽい男性がカバンの中をあわててゴソゴソ探してます。
どうやら、申請時にもらった紙切れが見当たらないようです。
かなり焦ってます(笑)

すると窓口の中のロシア女性、あきらかに怪訝な表情です。
「何やってんのよ?!」的なキャプションをつけるのがピッタリなシーンです。

やっと紙切れを見つけた男性は安堵した様子で窓口に提出。
無事、ビザが貼られたパスポートを受け取りました。

するとすぐ「B002」って、自分の番号が表示されましたが、その男性は思い出したように「あのぉ~、自転車なんで・・・」と窓口のロシア女性に言ってます。
ロシア女性はすぐに「オッケー!」みたいな表情で対応してましたが・・・(答えはこのあと)

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  • 申請時と同じように、刑務所の差し入れ口みたいな鉄製のスライドドアに紙切れ(笑)を置くとすぐにビザが貼られたパスポートと、紙切れに『済』みたいなロシア語のスタンプを押して返してくれました。<br /><br />生まれて初めて見るロシアの査証です!!<br />画像では個人情報保護のためマスキングしてますが、自分の名前をキリル文字で書くとこうなるんだ、ってことにちょっと感動です(爆)<br /><br /><br />・・・これでロシア観光ビザ取得への道は完結です。<br />ホントに、やってみるとあっさりです。<br />どこが「個人ではハードルが高い」のか疑問です。<br /><br />自分よりも先に待っていた3人のうち、一番先にビザを受け取った男性以外は、どうやら申請らしく、そっちはまだ開いていない窓口の担当なのか、2時をとっくに過ぎてもじーっと待っていました。<br /><br />「バスの待合室」を出たら、ちょうどさっきの学生っぽい男性がチャリに乗って領事館を出るところでした。<br /><br />なるほど!<br />チャリだと、門が狭くて通れないから、横の塀を開けてもらうんですね。<br />それでさっき「自転車なんで・・・」と言ったワケです。納得!<br /><br />自分はチャリじゃないから、門から出ましたけど、さっきのケーサツ官がそこにいるのはわかっていたのでガン無視で帰りましたが、背中に殺気を伴う熱い視線を感じずにはいられませんでした(爆)<br />ここでヘタな動きをしたら射殺されてたかも知れません(死)<br /><br /><br /><br />帰宅してからよーくビザを見たところ、期間が申請したものより長く書かれてます!<br />申請書には『9月17日から9月20日まで』って入力したのに、ビザは『9月21日まで』になってる?!<br /><br />恐らくは、添付したバウチャーの日付を9月21日までで発行してもらったので、それに合わせたんじゃないかと・・・<br />っつうか、そーいうの領事側で勝手に操作しちゃうんだ?<br />(そういえば昔、チェコがまだビザが必要だった頃に、申請した滞在都市名の綴りが間違っていたのを、ふつーにボールペンで書き直されていたことを思い出しました。もちろん問題なく出入国できた)<br /><br />ま、実際には9月20日で出国するので、滞在日数が足りないよりはいいんだろうけど、これが原因で何かトラブルになったらどうする??<br /><br />・・・なんてこと気にしてたら個人旅行なんてできないので無視(暴)<br /><br /><br />とにかく、ロシアのビザ取得が「個人ではハードルが高い」というのは、まったくのウソってことだけはわかりました。<br />ふつーに個人旅行で海外に何度も行ってる人なら、難なくこなせる作業だと思います。<br /><br />ただ唯一の難点は、「近所に領事館がない」って場合ですね。<br />こればっかりはどうしようもないことなので、ご自分の居住地の不遇を嘆くしかないのかなって思います。<br /><br /><br />それでは来月、「自力でロシアに行ってみた(仮称)」でお会いしましょう!<br /><br />以上、ロシア観光ビザを自力で申請してみた、でした。

    申請時と同じように、刑務所の差し入れ口みたいな鉄製のスライドドアに紙切れ(笑)を置くとすぐにビザが貼られたパスポートと、紙切れに『済』みたいなロシア語のスタンプを押して返してくれました。

    生まれて初めて見るロシアの査証です!!
    画像では個人情報保護のためマスキングしてますが、自分の名前をキリル文字で書くとこうなるんだ、ってことにちょっと感動です(爆)


    ・・・これでロシア観光ビザ取得への道は完結です。
    ホントに、やってみるとあっさりです。
    どこが「個人ではハードルが高い」のか疑問です。

    自分よりも先に待っていた3人のうち、一番先にビザを受け取った男性以外は、どうやら申請らしく、そっちはまだ開いていない窓口の担当なのか、2時をとっくに過ぎてもじーっと待っていました。

    「バスの待合室」を出たら、ちょうどさっきの学生っぽい男性がチャリに乗って領事館を出るところでした。

    なるほど!
    チャリだと、門が狭くて通れないから、横の塀を開けてもらうんですね。
    それでさっき「自転車なんで・・・」と言ったワケです。納得!

    自分はチャリじゃないから、門から出ましたけど、さっきのケーサツ官がそこにいるのはわかっていたのでガン無視で帰りましたが、背中に殺気を伴う熱い視線を感じずにはいられませんでした(爆)
    ここでヘタな動きをしたら射殺されてたかも知れません(死)



    帰宅してからよーくビザを見たところ、期間が申請したものより長く書かれてます!
    申請書には『9月17日から9月20日まで』って入力したのに、ビザは『9月21日まで』になってる?!

    恐らくは、添付したバウチャーの日付を9月21日までで発行してもらったので、それに合わせたんじゃないかと・・・
    っつうか、そーいうの領事側で勝手に操作しちゃうんだ?
    (そういえば昔、チェコがまだビザが必要だった頃に、申請した滞在都市名の綴りが間違っていたのを、ふつーにボールペンで書き直されていたことを思い出しました。もちろん問題なく出入国できた)

    ま、実際には9月20日で出国するので、滞在日数が足りないよりはいいんだろうけど、これが原因で何かトラブルになったらどうする??

    ・・・なんてこと気にしてたら個人旅行なんてできないので無視(暴)


    とにかく、ロシアのビザ取得が「個人ではハードルが高い」というのは、まったくのウソってことだけはわかりました。
    ふつーに個人旅行で海外に何度も行ってる人なら、難なくこなせる作業だと思います。

    ただ唯一の難点は、「近所に領事館がない」って場合ですね。
    こればっかりはどうしようもないことなので、ご自分の居住地の不遇を嘆くしかないのかなって思います。


    それでは来月、「自力でロシアに行ってみた(仮称)」でお会いしましょう!

    以上、ロシア観光ビザを自力で申請してみた、でした。

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