2015/07/28 - 2015/08/01
277位(同エリア841件中)
梅の忍者さん
日本の北アルプスの象徴的な山で、山を目指す人が日本で一度は登りたいと憧れる山「槍ヶ岳」を展望しながら登る。
槍の穂先の岩登りは高度な技術は必要ないが「3点支持」が必数
三俣⇒蝶が岳⇒常念岳⇒大天井岳⇒西岳を経由して東鎌尾根から槍ヶ岳を目指す。
この山は25歳の誕生日(4月)に雪崩に合うなど過去色々と思い出の有る山で40年ぶりに挑戦。
槍の頂上を目指した日も晴天で今回の山行きは全て気候に恵まれた。
登りは地図のコースタイムと略同一だったが下りが2割位余分に掛かった
足の筋力の衰えを感じた山行きだった。
写真は西岳からの朝焼けの槍y
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- JR特急 JRローカル 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
1日目(28日)
豊科から見た蝶ケ岳方面
蝶ケ岳山頂は雲の中
豊科駅から三俣登山口までタクシーで行く -
三俣登山口
ここは蝶ケ岳、常念岳に登るのに便利な位置なので
車で来る人が多いとのことだが注意が必要である。
2日目に東常念岳で出会った若者二人は
この登山口を早朝に出発し
今日中に常念岳を経由して降りる日帰り登山をしていた。
先日の休日は駐車場に車があふれ、路上駐車が多数出て途中の通行が困難になったので路上駐車禁止の看板を設置したとタクシーの運転手が言っていた。
12時前に登山開始
この時間から登る人は誰もいない
遅くとも2時間前に登っている(タクシー運転手曰く)
我が家から早朝一番電車乗って来るとこの時間になる
若いころは大阪から夜行電車で来ていたが今はその体力無し
よってこれより蝶が岳の小屋まで4時間頑張る -
蝶ケ岳と常念岳への分岐点を過ぎたあたり
緑の沢を流れる様が綺麗 -
同上付近
この後、多くの高山花を目にする
花は癒される -
登山開始1時間程度?(「まめうちだいら」の手前)の所にある「ゴジラの木」
赤いのは口の炎
切り株をうまく利用 -
ガスが掛かる森林地帯
この幻想的な雰囲気が良い
もし登らなくて良ければ1時間でもズーといたい -
蝶ケ岳の小屋が見えて来た
予定通りの時間に到着
北アルプスの山小屋の宿泊料金は2食付きで9,500円が多い
また、スマホを有料で充電出来る所有り(時間制限も有り)
この蝶ケ岳は太陽光発電、風力発電もあった
今回は全て小屋泊りであったが、混雑は特にひどくなく(1人/1畳)快適 -
2日目の朝
雲海の上に太陽を拝む -
雲の上に顔を出す槍ヶ岳
本日も体調良し
いざ出発
蝶ヶ岳⇒蝶槍⇒常念岳⇒常念小屋
今回の山行き計画は若い時の半分
5〜6時間/日としている
途中で出会った80代の男性は地図コースタイムの3割増しと言っていたが
私は1割増しで計画
槍ヶ岳は朝の間は顔を見せていたが昼前から雲の中に隠れた
ズーット見て登るのはやはり無理 -
蝶槍を目指す
蝶ケ岳はピークが目立たない
むしろこちらの方が低いが
槍ヶ岳方面から見るとはっきり判る
蝶槍と命名されて通り確かに「槍」らしい -
蝶槍から槍ヶ岳を望む
-
東常念岳から常念岳を望む
この尾根伝いは登りやすく快適
しかし、槍は雲の出展望出来ず -
常念岳山頂
-
常念岳山頂より槍を拝む
-
常念小屋でのブロッケン現象
松本側がガスで飛騨側が晴れていたので出現
居合わせた20名程度の人が「めったにない現象」と大喜び
夕日の傾きが少ない時点では複数(4人)の人が見れた
私は左から2番目 -
夕日が傾いて来ると本人だけが現れる(一対一で見れる)
まさに後光が差し神様になったような気分 -
夕日に輝く槍
手前の尾根が西岳で槍の穂先下が西岳の小屋
明日は大天井岳をグルット回って向かいの西岳に行く
その小屋が明るいうちは見えていた -
槍のアップ
こうやって槍が拝めるのは有難い -
3日目朝
本日のコース
常念小屋⇒大天井岳⇒西岳
常念岳と小屋(赤い屋根)を振り返る -
山を登っていると単調な歩きの中にも
高山植物の花を見つけると
「こんな所にも花が咲いている」と感心される -
大天井岳
ここに到着した時、周りは全てガスで20m先は見えず
小屋にザックを置いて登る -
大天井岳に到着し小屋でコーヒーを頂く
左の「くるみパン」は常念岳で買った物
入れたてのコーヒーは美味しい -
大天井の下りは(喜作新道)これまでと異なり
道幅も狭く荒れている所があった
蝶⇒常念⇒大天井は人も多く踏み後もしっかりしているが
西岳への道はこれが本来の山の道かな -
ビックリ平
ここまでは低木の樹林帯だったがここは急に展望が開ける
まさに名前の通り「ビックリ」する
槍及び北鎌尾根は雲の中
手前の沢筋には残雪、ガラ場、水が見え綺麗 -
赤岩岳への途中
右:北鎌尾根 中央〜左手前:東鎌尾根 -
西岳と小屋
12時過ぎに到着したが今日の行程はここまで
山小屋の主人曰く、
この時間だったら槍まで行けますよと
また、今時、携帯が繋がる時代だから
西岳は予約をしてくださいと言っていた
割と小さな小屋なので「予約してください」は納得
しかし私の体力(足の痙攣予防)からすると限界
当日、この小屋に宿泊したのは21名
常念小屋の10分の1以下 -
西岳小屋より
昨日登頂した常念岳と今日、出発した鞍部にある常念小屋を展望 -
明日登る槍(雲の中)と東鎌尾根
時間が十分あっとことと宿泊者が少なかった事も有り
同世代の2組(女性含む)のグループと知り合いになり
話している内に明日の行程を変える事を決意
計画では槍に登りその後は槍の肩にある小屋に宿泊予定だったが
槍沢小屋まで降りる事にする
理由1 槍沢小屋にはお風呂がある(4日間着たきり雀、帰りの電車 異臭防止)
2 同年代の女性が下りるのに尻込みは出来ない -
太陽が槍の穂先に掛かる頃には晴れる
穂先が真っ赤に写る
近くに居た登山者達曰く「幸運な時に登れた」と -
左には前穂高、奥穂高、北穂高も望めた
-
4日目
夜明け前の槍ヶ岳 -
朝焼けの槍
太陽が槍を照らす
荒涼とした岩肌が凄い
素晴らしい眺め -
4日目の行程
西岳小屋⇒槍が岳小屋⇒槍穂先⇒槍ヶ岳小屋⇒槍沢小屋
本日も晴天
槍が待っている
東鎌尾根を一端降りて痩せ尾根を登って来いと言っているようだ -
東鎌尾根途中より左側の槍沢を望む
残雪を踏みしめて登る登山者が見える -
東鎌尾根を進むと、少しずつつ変わる槍と周りの風景
-
槍の穂先が大分近づいた
-
槍沢カールと殺生ヒュッテが見えてきた
ヒュッテ大槍付近からの眺め -
槍の穂先へ繋がる岩場
-
穂先のアップ
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殺生ヒュッテ上部付近より
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槍の真下
ここまで来ると槍の先端が近く高度差を感じない -
槍の肩にある小屋にザックを置き水とカメラを持って穂先にアタック
途中、クサリ、ハシゴがあるがそこは問題ないが
なにもない所が要注意
一部を除いて、登りと下りが別ルート
ここではヘルメットを小屋でレンタルしてくれるので借りる
万が一の事もあるし最近はヘルメットを普通の登山道でもかぶっている人が多い。 -
山頂直下
-
槍ヶ岳山頂
快晴で立山、薬師岳、鹿島槍、穂高、御嶽山など360度全て見え最高!
この山頂は狭く10X4m程度(感覚的に)で回りは断崖なので
多くの人は滞在出来ない
今日は8名程度で少ないので10分ほど居た
40年ぶりの山頂
非常に険しい北鎌尾根を登って来た60代男性
78歳の男性、昔流行った鹿野革を巻いた20代女性など
様々な人が登頂しそれぞれに感激していた
ここで感動的な出来事が次々に起こる
ここに上がって来た人が来ると先に登っていた人が
皆で拍手で迎える
ここまで登って来たことへの敬意の拍手
お互いに健闘を誓い合う拍手
拍手で迎えられた人は感激で「ありがとう」と照れくさそうなそぶり
知らない人同士であり、素晴らしい雰囲気を味あう。 -
北の立山方面
-
北西の黒部五郎岳方面
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西方面の笠岳と槍の小屋
-
南の穂高方面
-
東の登って来た常念岳方面
-
槍の小屋で昼食のカレーライス(1000円)を食べて下山開始
槍沢のカール
この地で槍を振り返る
ここで40年前の春、25歳の誕生日に起きた事を思い出す
この地で自分の人生が終わるかもしれないと感じながら登った事を。
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先程下山して来たグループの残雪の踏み跡がナダレで消えている
ガスで何も見えず、ただまっ白い世界、足元1m位しか判らない
それでも上の稜線を目指して登る
30分位登った頃だったか
発動機らしい音が途切れ途切れに聞こえてくる
小屋の発動機だ
これで小屋に辿りつけると
発動機の音を頼りに必死で登る
すると目の前に垂直の岩壁が表れ方向を間違っている事を知る
これを避けるには右に回り込むしかない
しかし、それは雪崩を誘発する行為である
覚悟を決め、ワンワン泣きながら登る
これで俺も終わりと
あんの状、小さな表層雪崩に合うがなんとか横切り稜線に出る事が出来た
稜線に出るとガスが途切れ、左に雪に埋もれた赤い屋根が見えた
槍の小屋である
小屋のドアを強く何度も叩いたのを記憶している
すると登山客の一人が迎え入れてくれた
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こうやって書いていると
なんと無茶な事をしたものかと
今思うとなぜ引き換えさなったのかと
判らない
ただ必死だった事だけが思い出される
今、その場所に居る事がウソのような感じがした
生きて、その後、結婚し子供、孫達がいることが
こうやって見ると結構傾斜はきつい
その時は一面残雪で深いのでアイゼンを付け真直ぐに登った
地形は把握していたので何も見えずとも登ったのだと思う -
この季節残雪は僅かで緑の木々で覆われている
4月は灰色の岩肌と白い残雪の世界
40年後この時期に登れた事を感謝
槍沢小屋まで下りばかりなのだが
女性にも追い越される、下りはきつい
足の筋力低下をもろに感じる
槍沢小屋に到着後、西岳で一緒だった2組のグループと再会
お互いに健闘をねぎらう -
5日目
槍沢小屋を出発し上高地に到着
河童橋付近から奥穂高を展望するおなじみの風景
昨日頑張った事もあって予定より1日早く下山する
今回の山行きは結果的に思い出をたどる旅となった
当時は「ブログ」などない時代
それをこうやって残せる時代に生きている事に感謝する。
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この旅行記へのコメント (3)
-
- kurabyさん 2015/09/09 19:49:49
- 素晴らしいですね!
- お久しぶりです。
槍ヶ岳からの景色は素晴らしいですね。
私は今でも2泊3日が限界ですが、梅の忍者さんはすごいです!!
私は今年は天候に恵まれずなかなか良い景色を見ることができませんが、先月、笠ヶ岳に行ってきました。
短い時間でしたが、槍ヶ岳から大キレット、西穂高まできれいに見えて感動でした!
いつかみんなで登山したいですね。
- 梅の忍者さん からの返信 2015/09/10 12:10:53
- RE: 素晴らしいですね!
- > お久しぶりです。
笠が岳に登りましたか
大キレット等展望出来て良かったですね
私は今回 登りはそれなりに登れたのですが、下りが大変でした。
下りはドンと足を降ろす時に踏ん張る力が必要だったんだと認識した次第です。
今年の夏は八重山の海にも行きましたが、みんなで登りたいですね。
> 槍ヶ岳からの景色は素晴らしいですね。
> 私は今でも2泊3日が限界ですが、梅の忍者さんはすごいです!!
>
> 私は今年は天候に恵まれずなかなか良い景色を見ることができませんが、先月、笠ヶ岳に行ってきました。
> 短い時間でしたが、槍ヶ岳から大キレット、西穂高まできれいに見えて感動でした!
> いつかみんなで登山したいですね。
>
- 梅の忍者さん からの返信 2015/09/10 12:11:24
- RE: 素晴らしいですね!
- > お久しぶりです。
笠が岳に登りましたか
大キレット等展望出来て良かったですね
私は今回 登りはそれなりに登れたのですが、下りが大変でした。
下りはドンと足を降ろす時に踏ん張る力が必要だったんだと認識した次第です。
今年の夏は八重山の海にも行きましたが、みんなで登りたいですね。
> 槍ヶ岳からの景色は素晴らしいですね。
> 私は今でも2泊3日が限界ですが、梅の忍者さんはすごいです!!
>
> 私は今年は天候に恵まれずなかなか良い景色を見ることができませんが、先月、笠ヶ岳に行ってきました。
> 短い時間でしたが、槍ヶ岳から大キレット、西穂高まできれいに見えて感動でした!
> いつかみんなで登山したいですね。
>
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