自然の宝庫　屋久島?　白谷雲水峡編

2015/07/26 - 2015/07/29

復活台風１２号を通過した後の屋久島。
晴天を期待していたのに低気圧がぐずぐずしているようで、大雨です。

宿で朝食をいただきながら、白谷行けるかな…とこちらもぐずぐず。

せっかく屋久島に来たのだから、行ってみよう！とレインコートを
着込んで出発しました。

エリア 屋久島(鹿児島)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 旅行の手配内容: 個別手配

小原町８：２０発のバスで白谷雲水峡に到着。

かなりの急カーブが続く山道を３０分。
バスに酔ってしまいました。

大雨は止まず、管理事務所では
「弥生杉コース」のみ通行可との
表示が出ていました。
う〜ん…

では、たっぷり時間があるから
ゆっくり写真を撮りながら行きましょう。

９：１５　出発

入口の橋の上から
「白たえの滝」

水量が多いです。

木道を出発！

歩きやすいね。

すぐに木道が終わり、大きな花崗岩が出現。

この石の上がコースなのです。
屋久島の石は花崗岩だから滑らないよと
言われましたが、おっかなびっくり歩きます。

「飛流おとし」

落差５０メートルの滝
屋久島でも屈指の名瀑

花崗岩の割れ目を豪快に落ちていきます。

飛流橋を渡ると駐車場に出られます。

大雨続きで水量が増し、小滝のよう。

「二代杉」

切株の上に種子が落下して発芽成育した杉。
切株更新と言うそうです。

ゆっくりたっぷり写真を撮りながら歩いて３０分。
もう「さつき吊橋分岐」についてしまった。

さつき吊橋の上から白谷川の写真を撮り、戻ろうかと思ったら、
奉行杉コースの方から人がたくさん下りてくる…

コミュニケーション能力を発揮し、声をかけてみると
「二代大杉」までなら行けるよ〜
とのことで、もう少し行ってみましょう。

少し上ると今までの遊歩道とは大違い。
山道になります。
登山気分です。

小杉の根元でごぞごぞ。
大きなカエルと遭遇。

ヤクサルやヤクシカではなかったけど、
まっいいか。

この後、オコジョにも会いました。

苔も増えてきて、いい感じ。

少しでもコースを進んで良かった。

ちょっと絵になりますね。

苔の種類も豊富です。

こんなに表情が違うのですね。
大雨で生き生きしています。

途中、沢を渡ります。
少し水量が多いかな。

登山靴でないと濡れますね。

さつき吊橋から１５分位進み、
「二代大杉」に到着。

樹高　３２ｍ
幹回り　４．４ｍ
の屋久杉。

一代目は１５００年前に倒れた樹齢１２００年の屋久杉。
その上に二代目が育ち、樹齢１０００年で伐採。
さらに、その上に育って今の形になったそう。

樹表を触ってみると歴史を感じます。

樹の先まで見えない屋久杉の威厳ですね。

さつき吊橋まで戻ってきました。
雨は止みました。
海の方は青空が見えてきました。

が、楠川歩道は通行止め。

でも、戻ってくる人がたくさんいるよ。
途中まで行けるのかも。

またまたコミュニケーション能力発揮。

「ストックがあれば、沢は渡れますよ！」

わざわざ飛行機でストック持ってきてるじゃないの。
行けるところまで行ってみましょう。

楠川歩道をなめていました…

上高地の梓川歩道のようなものだと
思っていました。

全く違う山道です。

途中、エコツアーのガイドさんが話していたことが
聞こえてきましたが、
ここの沢が一番増水している場所だそうです。

水が早朝より引いて来たので、
もう入山規制も解除になるでしょうとのこと。

良かった〜！
先に行けるよ〜！

でも、ここはストック無ければやはり渡れませんでした。
ストック持って行ってよかった〜！

急流です。
足を滑らせたら流されます。

自然をなめてはいけませんね。

「くぐり杉」まで来ました。

日がさしてきて森が輝いています。

ここをくぐれば、白谷小屋は目と鼻の先。

白谷広場に到着。

皆が一息ついています。

あまり疲れていないけど、行動食を食べましょう。

ここにはアブがたくさんいます。
狙いを付けてずーっとまとわりついてきます。

ガイドさんが
「思いっきりひっぱたかないとまとわりつくよ」
と言っていました。

虫よけも効かないよ〜

広場には「シカの宿」という
大きな空洞がある根株があります。

白谷広場過ぎの脇に湧水が流れています。

甘みのある超軟水。
喉を潤しましょう。

「七本杉」

樹高　１８ｍ
幹回り　８．３ｍ

堂々と枝を広げた屋久杉です。
かつては７本の枝があったそうです。

登ること５分

「苔むす森」に着きました。

一面苔で覆われています。

これが見たかったのです。
「もののけの森」ですね。

これを見て感動を深めたくて
「もののけ姫」のＤＶＤも見てきました。

朝方の大雨のお陰で
水のしたたる苔の森に出会うことが
できました。

残念ながら時間切れ。

１２：００になってしまったので下山します。

雨が降ってきました。
白谷小屋でお弁当を食べましょう。

涼しいですね。２４度

トイレと板の間があるだけの山小屋ですが、
雨宿りにはちょうど良いです。

雨が降っていなければ
小屋前にテーブルがあるので
そちらでお弁当を食べても良いですね。

１２：２０

雨がやんでいる間に下山しましょう。

帰りは、見通しが持てるから安心して歩けます。

日差しがさすと素敵ですね。

ひめしゃらも様々な顔を見せてくれます。

余裕の下山です。

あっという間にさつき吊橋まで下りてきた気分です。

実際には１時間もかかっていませんしね。

伐採された小杉の年輪を数えたり、
のんびりと歩いて入口まで戻りました。

１４：００　管理事務所まで戻ってきました。

雨で行けるか不安でしたが、結局
苔むす森まで行くことができました。

大満足でした。

１４：４０発のバスで帰ります。

深い山の奥に青空が広がります。

天気が良ければ、右側の席に座ると景色が楽しめます。

晴天の宮之浦が見えてきました。
台風一過の日本晴れ！

明日からは良い天気が期待できますね。

さあ、安房地区へ移動しましょう。