憧れの屋久島～♪別れの縄文杉

2013/05/01 - 2013/05/03

ゴールデンウィークを使って屋久島・縄文杉トレッキングに挑戦。4月30日からの屋久島行きが翌日になりましたが旅行記は4月30日も含みます。
初日から飛行機が屋久島に着陸できず鹿児島へ引き返すという予想外の展開。なんとか翌日、屋久島に上陸しましたが、すべて予定していたことをリスケ。
それでもここ数年ずーっと行きたかった屋久島へ行くことができ満足。雨の縄文杉も演歌の曲名にもなりそうな感じで◎でした。でも、雨でデジ一が使えず、防水カメラで撮った写真はレンズに水滴が付き使える写真は限定されました。救いだったのが縄文杉到着の頃から雨が止み、トレッキングを楽しめました。
想えば鹿児島市内も過去15年くらい前に出張で一度行ったきりで今回、プライベートで楽しむことができました。そう思えば旅行全体では満足です。
旅程は以下の通りです。
4月30日：（予定）自宅→羽田空港→鹿児島空港→屋久島空港→宮之浦　民宿
　　　　 （変更）雨で屋久島空港視界不良のため着陸できず鹿児島に戻る。鹿児島市内泊
5月01日：（予定）縄文杉ツアー（ガイド付き）
　　　　 （変更）7:45の高速船で屋久島へ。10時前着。白谷雲水峡、大川の滝等島内観光　
5月02日：（予定）白谷雲水峡、大川の滝等島内観光
　　　　 （変更）縄文杉トレッキング　屋久杉自然観まで市内バス、荒川登山口までシャトルバス
5月03日：宮之浦港→鹿児島本港→鹿児島空港→羽田空港→自宅

エリア 屋久島(鹿児島)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 1.5
• 交通: 2.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス 船 ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝9:20発の直行バスで羽田空港到着。吉祥寺から予定時間50分でしたが若干早めに到着。
搭乗口の近くにあるラウンジで出発を待ちます。途中でポケモン飛行機発見。まだ飛ばしているんですね。

東京は晴れていましたが鹿児島は雨でした。翌日は縄文杉トレッキングなので天気が気になります。鹿児島空港で約2時間後日本航空で屋久島へ行く予定がチェックイン時に天候不良で着陸できない場合鹿児島空港に戻る条件付きでのフライトを宣言されました。
大丈夫だろう、とタカをくくっていましたが屋久島空港へ着陸態勢に入ったもののすぐに機首を上げ断念。雲が低く視界不良とのこと。暫く30分ほど雲の切れ間を待つべく上空で30分ほど待ちましたが結局鹿児島空港に引き返すことが決定されました。

飛行機を降りると既に17時半過ぎており当日屋久島に行く手段はありません。JALのカウンターで翌日朝の振り替え可能だが、またしても条件付き飛行とのことで7:45の高速船で行くことにし、空港内の案内所でホテルを手配。安くて高速船乗り場に近いところでお願いしたら天文館の東横インを手配してくれました。素泊まりですが簡単な朝食が付いていて5000円弱は安いです。フロントでお刺身のおいしい飲み屋さんとラーメン屋さんの情報を得て雨の市内へ。
「市場食堂」さんで刺身を堪能。メニューに屋久島で食べる予定の首折れサバがあったので注文。コリコリ歯ごたえがしっかりしていて美味。

ビールの後は焼酎です。グラスでロックをと思ったら1合売りで350円。安いし1合なので大きなグラスです。
きびなごの刺身も注文（写真左上）、さつま揚げも注文し満喫しました。

〆はやっぱりラーメンです。ホテルの人は豚トロラーメンと小金太を推薦。小金太さんに行きました。ノーマルなラーメンに煮卵をトッピング。しつこくなくとてもおいしいラーメンに巡り合いました。

さて、前日民宿や縄文杉ツアー、レンタカーのキャンセル連絡をし新たにスケジュールを前日高速船で屋久島入りしている同行者と再調整し、ホテルからタクシーで高速船乗り場へ。元々帰りの高速船しか予約していなかったのですが往復扱いの料金になりました。
まだ、薄暗い港、こちら側からは桜島から煙が出ているか確認できませんでした。右の高速船は屋久島行きの15分前に出港する種子島行きです。

徐々に天候も回復基調で、屋久島の宮之浦港に到着です。（10時頃の到着）

やったー！1日遅れましたが何とか屋久島上陸です。

同行者がレンタカーを確保していたのでまずは宿に荷物を降ろし、この日は白谷雲水峡他島内ドライブ＆観光へ。
宿は民宿「やくしま家」さん。とても料理がおいしいです。特にデザートでいただいた手作りチーズケーキは最高でお土産として売れば好評だと思います。部屋にはウッドデッキもついていて海も望めます。

元々白谷雲水峡と島内ドライブは朝から予定していましたがリスケによりお昼前の出発。雲水峡も3時間コースは断念。地図左下にもののけの森がありましたがうしろ髪ひかれつつ弥生杉コースを選択。

出発地点です。小屋があり入林協力金300円を払いました。

もののけの森には行けなくても東京から連れてきた木霊は一緒にレンズに入れなくては…

前日の雨で水量はそこそこあり、滝の音と森林浴で気分が癒されます。GWの連休に挟まれた平日のせいか、あまり思ったほど、観光客はいませんでした。

至る所に苔生した木々があり新緑の木々の葉と木漏れ日がとてもいい感じです。

林道はところどころ川に近づき滝の音も聞こえます。マイナスイオンが溢れていそうです。

中央の茶色い部分、人の横顔にみえます。

足下の道は整備されておりシニアでも負担なく歩けると思います。

ヒメシャラの木。所々に自生しています。皮が剥がれるので苔はつきません。屋久島の尼さんのような存在かな。

蛸の足のように根が這っています。雨上がりは根を踏むと滑るのでご注意ください。

岩に生えた木。すごい。

ローアングルにて1枚パチリ。

再び木霊登場。苔生す森林に木霊はよく似合います。

二代大杉です。写真では大きさわからないですね。

これだと大きさがわかります。

空洞の中、初代杉？

いい感じの森林空間。

木の幹の苔もフサフサです、そして何より色合いがいいですね。

斜めに生えている杉。

弥生杉です。本道から外れ木の階段を上がって行きます。大きい。

近くに行けます。しかし、比較するものがないとその大きさが写真では伝わりにくいですね。

どうにでもしてくれ、といった感じのネジネジした木々。

白谷雲水峡をあとに大川の滝へ向かいます。途中、安房で遅めのランチ。ポークソテー、魚のグリル、エビフライ、ファミレスの3倍はあろうかというライス。これで1000円は安い。しかし、雲水峡で消費した以上のカロリーを補給してしまった。

大川の滝。前日が雨だったこともあり水量は十分。落差は88m、迫力あります。い

近づいてみました。一番左が水量はありますが,右の滝も薄く広がって趣があります。

シャッター速度を長く1枚。

逆に短めにして1枚。付近はマイナスイオンでいっぱいでしょう、きっと。

大川の滝のあとには島内一周ドライブです。車に乗って西部林道、いなか浜経由で宮之浦へ。まだ国道に出る前に屋久鹿が出迎えてくれました。

かわいい

その後、西武林道に入り、鹿と何度も遭遇。奈良の鹿より愛くるしい。

しかし、猿がいません。民宿のオーナーも猿の方が多いように話していましたが。。。。猿に会えなかったのが心のこりです。

白いお尻がかわいいです。

永田いなか浜です。

日本一の海亀の産卵地とのことですが何も規制もなく、海水浴場といった感じ。5月中旬から産卵にやってくるそうですが、見た感じ無防備です。シーズンになると保護区域になるのかな？

遠くに見える島は口永良部島です。逆光ですが海がキラキラきれいです。

宮之浦港に到着。レンタカーを返して飲みに出かけました。「若潮」さんです。5時半なのにもうカウンターしか空いておらず、我々二人はカウンターに座れましたがその後満席状態。
お奨めメニューに首折れサバがあったのでまたしても注文です。やはりおいしい。

さらに、鹿タタキ、をお奨めに見つけました。うーん、あの愛くるしい鹿たちを数時間前に見たばかりですが、注文。初めての鹿肉のタタキでしたが馬刺しに味は似ていました。
この後、夜光貝（巨大サザエ）、黒豚メンチコロッケをいただき結構飲んで二人で7500円。値段と味を考えれば混んで当然？

屋久島2日の朝、縄文杉トレッキングです。
当初ガイド付きの5-6人のツアーを申し込んでいましたが屋久島入りが遅れたことでキャンセル。結果として道中何組ものガイド付きツアーやエコツアーとすれ違い、植物や見どころの解説をしていましたが私自身は金額を考えたときその価値があるか微妙に感じました。雨だったから猶更そう感じたかもしれません。

朝、3時半に起き、4:20頃の宮之浦からバスで屋久杉自然館まで1200円、荒川登山口までシャトルバスに乗り換え6時頃到着。すでに雨は小雨から本降りになりました。写真のように登山道も途中は靄っており雲の中のようです。といっても１０ｍ以上視界はありました。

私は宮之浦からガイド無しで行きましたが、ガイド付きツアーの場合、弁当手配が一緒に頼めること（すべてのツアーではない）、宿泊施設から屋久杉自然館まで送迎があるものも多いという利点はあります。私が一番困ったのは弁当でした。宮之浦でも配達してくれる対象の宿でないとお弁当屋は港の近くにはありません。スーパーで朝と昼の分を前日におにぎりを買いましたが当然朝食のタイミングでは賞味期限の時間を数時間、お昼においては10時間以上過ぎています。このシーズンはまだしも暑くなったらちょっと危険かも。車があれば問題ないですが、当日レンタカーは行き帰りのみしか使わないのでコスト高です。
縄文杉は安房での宿からが便利でお奨めです。

こんなところに小学校の廃校跡、それくらい集落があったってこと？入り口の石の構造物の苔と植物が哀愁を誘います。

登山口から著名な杉は縄文杉に向かって　三代杉→翁杉→ウィルソン株→大王杉→夫婦杉となります。
雨が降っていてレンズに水滴が付き写真はあまりいいものが撮れず大王杉は同行者から写真をもらいました。

ハートの形をした石です。夫婦杉の近くだったと記憶していますが定かではありません。でも、歩いていると目に付き見逃す恐れは少ないと思います。

夫婦杉。レンズに水滴がついていまひとつ。

ついに、荒川登山口より約4時間半くらいで縄文杉に到着しました。でかい！
そして、な、な、な、なんと縄文杉に到着したら雨が止みました。
デジイチ使えるようになりました。
なお、今回、雨も想定し、モンベルのカメラカバーを購入して持って行きましたが想定以上の雨のため使用を断念。

縄文杉はこのような木の階段をあがり、30名ほどが立てるウッドテラスから見学します。たくさんの人が写真を撮っていてなかなかいいポジションを見つけるのに苦労します。GWとはいえ、平日でこんな状態なら休日だったらもっと混むと思うとテラスの上の滞在時間も限定されそうです。

こだまくんと縄文杉。
縄文杉到着で雨も上がり私にとって、木霊はてるてる坊主でした。

縄文杉上部

縄文杉、幹。

ウッドテラスからの眺め。雨も止み、新緑がきれいです。

ウィルソン株です。

切り株ですがいい表情をしています。大口を開けた森の主のような顔。

中に入って有名なハートを撮影。ガイドさんがツアー同行者むけにハートに撮れる場所を教えてくれるので探す必要はありません、ちょっとがっかり。

一か所しかハートポイントがありませんので株の中で順番待ち行列ができます。

ハートに見えるポイントを外すとこの通りです。

翁杉です。樹齢2000年で縄文杉に次ぐ大きさだったようですが2010年に幹が折れたとのこと。うーん、残念。

ごつい株です。翁って誰が付けたネーミングだろう？

三代杉です。下の解説図の空洞部分。

ふむふむ

ここにもこだまをちょいと置いて…

雨も上がり新緑の中のトレッキングは最高です。

途中、手すりのない橋もあります。

小杉谷橋。記念写真ポイントです。

登山口近くのトンネル。もうトロッコ道も終わりです。
このあとは朝の逆ルートで帰りましたが足腰痛いので宮之浦港からタクシーに乗り民宿へ。シャワーを浴び、ビールと食事、そのあと焼酎。満足感と達成感で幸せです。

最後はやっぱりてるてる坊主登場。雨を止めてありがとう。

次の日、東京に帰ります。

山の頂きには雲。天気いいけど山は雨かな。

高速船船着場の観光案内地図。

帰りの高速船。ロケット号でした。

屋久島に来るときあまり桜島ははっきり見えませんでした。
帰りは煙を吐く桜島を見ることができました。

港に着いて空港までバスに乗り到着。こんな砂でできたオブジェがありました。4月30日は屋久島着陸できずバタバタでしたが最後はゆっくり鹿児島空港も堪能できました。
最後に、白谷雲水峡を十分時間をかけれなかったこと、猿を見れなかったことが心残りですが全体として◎の屋久島行でした。

この旅行記へのコメント （2）

• leonistさん 2013/05/13 13:12:47

  大自然！！！

  実際に行くと更に壮大なんでしょうね〜。
  縄文杉以外の杉も凄いし、苔も凄い。凄いづくし。
  しかし、しかが・・・・しかさし・・・・泣けます。。＞＜。。
  あと、帰京後の木霊くんがどうなっているか気になります（笑）

  mariusさん からの返信 2013/05/13 13:58:35

  RE: 大自然！！！

  泣けるのは、きっとleonistさんもシカのタタキ食べたかったんですね！