2015/06/05 - 2015/06/05
37位(同エリア126件中)
Reisさん
足尾はかつて銅山のあった町として知られていますが、鉱毒事件などあまり良いイメージはありません。そのせいか現在も観光地としては影が薄いところです。私はかつて30年ほど前に一度だけ足尾を訪問したことがありますが、それ以外では日光へ行く際に何度か通過しただけです。以前訪問した時の記憶は消えつつあるし、当時とはずいぶん変わったはずですので久しぶりに行ってみようと思いました。
2015年6月5日。平日ではありますがうまい具合に休みがとれたので、日帰りで出かけることに決めました。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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東北自動車道を館林インターでおり国道122線へ出てひたすら北上します。途中から渡良瀬川に沿ったドライブとなりますがどうも天気がすっきりとしません。
しばらく進むと草木ダムに到着。ここで一息入れることにします。ここにはちょっとした展望スペースが作られていてダムを眺めることができます。草木ダム 名所・史跡
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再び国道122号線を進むと足尾の町に入ります。このあたりは住所は栃木県日光市となっていますが、2006年に日光市の一部になる前は下都賀郡足尾町でした。足尾銅山とともに栄えた町で最盛期には人口が3万8千人いたそうですが、日光市と合併する直前は人口3000人に激減していました。
足尾銅山は閉山されていますが、足尾銅山観光としてその一部が観光施設になっていますのでまずはこちらへ行ってみました。足尾銅山観光 名所・史跡
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入場料を払って中に入るとトロッコの乗り場があります。しばらく待っているとゴトゴトと音を立てて空のトロッコがやってきました。平日ということもあり訪問者は5、6人だけでしたが、しばらくすると小学生の遠足でしょうか。大勢の子供たちがやってきてたちまち騒がしくなってしまいました。
足尾銅山観光 名所・史跡
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賑やかな小学生で満席になったトロッコは通洞坑という坑道に入っていきますがしばらくするとすぐに停車。そこから先は立入禁止となっています。ここから引き返す形で見学コースがありますが、いたるところで人形を使って当時の様子を再現しています。この人形、中には少々不気味な表情をしたものもあります。
足尾銅山観光 名所・史跡
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薄暗い坑道内部。子供たちの賑やかな声が反響します。正直なところ落ち着いて見学できなかったのですぐに坑道から出てしまいました。
このあとは足尾の町を歩いてみることにします。足尾銅山観光 名所・史跡
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足尾の街並みの背後に何やらダムのようなものが見えますがこれは古河機械金属・簀子橋堆積場です。簀子橋堆積場はいわゆる鉱滓ダムで鉱山の選鉱・製錬工程で発生するスラグ(鉱滓)を水分と固形分とに分離しその固形分を堆積させる施設なのです。要するに鉱山から出た有毒物質を貯めておく施設であり、足尾鉱毒事件から今も残る負の遺産と言えるでしょう。
それにしても場所を考えると、万が一大地震などでこれが崩壊でもしたら足尾の町は大変なことになるなと感じます。 -
Google Earth で足尾を検索してみると通洞の町の北側に大きなダムのようなものがあり赤茶色の人造湖のようなものが見えますが、ここが簀子橋堆積場です。立ち入り禁止なので見学はできませんが周辺の山に登れば様子をうかがうことはできるようです。Google Earthの通り、赤茶色の物質が溜まっているようです。
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通洞駅から足尾駅方面へ向かって歩いてみました。平日の昼下がり、狭い通りにはほとんど人通りはなくひっそりとしています。
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足尾駅からさらに先へ進みます。ところどころに社宅らしき建物がありますが、実に静かで人の気配は感じられませんでした。
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通洞駅方面へ引き返します。足尾の町の中心は通洞駅のあたりでこのあたりには商店や食堂も何軒かあります。その中の一軒で食事を済ませ足尾の街歩きは終了です。
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次に車に乗り渡良瀬川の上流へ向かうことにしました。わたらせ渓谷鉄道の終点となっている間藤駅を通り過ぎしばらく進むとちょっとしたロータリーがあり、そこに古い橋が架かっています。
これが古河橋。1890年に竣工。2014年に国の重要文化財に指定されています。現在は老朽化に伴い立入は禁止されています。古河橋 名所・史跡
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さらに上流へ進むと渡良瀬川の対岸に高い煙突が見えてきます。ここは足尾銅山本山製錬所のあったところです。当時は煙突の周囲を精錬所の建物が埋め尽くしていたようですが、現在は禿山の中にポツンと立っています。高さは45メートルあります。
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さらに上流の松木渓谷を目指します。工事用の車両以外は通行禁止となっているため、車を銅親水公園の駐車場に停めて徒歩で進みます。かつては禿山となっていたこの一帯も植林活動により徐々に緑が増えてきました。
銅親水公園 公園・植物園
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時々真黒な岩肌の山がありますが、これはカラミと呼ばれる鉱石くずが積みあがってできたボタ山です。近づいてよく見ると細かな黒い砂のように見えますが当然のことながら植物は一切生えていません。
松木渓谷 自然・景勝地
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松木渓谷の眺めです。さて、当初私は歩いて旧松木村のあたりまで行き引き返すつもりでしたが、日ごろの運動不足かあるいは最近の仕事での疲労のせいか、途中でバテてしまい引き返すことにしました。
松木渓谷はもっと先に行けば素晴らしい景色が見られると思いますが仕方ありません。次の機会に訪問することにします。松木渓谷 自然・景勝地
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再び銅親水公園に戻ってきました。少し間藤駅の方へ進んだところで車を停めて振り返ってみるといくつもの砂防ダムが連続している様子が見られます。
足尾砂防ダム 名所・史跡
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帰りに本山地区に立ち寄ってみました。古河橋のあるT字路を曲がり渡良瀬川を渡り狭い道を進むと道端には廃墟が点在しています。駐車できそうなスペースがあったので車を停めるとそこはかつては本山社宅があったところです。
この上の方に本山鉱山神社があります。山で働く人たちの安全と鉱山の繁栄を願い建てられた神社ですが、現在はこの辺りが無人地帯となり荒れ果ててしまっているようです。この神社へ行くには草の生い茂った荒れ地を登って行かなくてはならないので鳥居の周辺の散策にとどめることにしました。 -
鳥居の周りに点在しているのはかつての社宅の建物でしょうか。
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本山地区の散策を終えて帰る途中、踏切を見つけました。わたらせ渓谷鉄道は、かつては現在の終点の間藤駅から先、本山坑の精錬所のある足尾本山駅まで線路が伸びて貨物列車が運転されていました。現在は廃線となっていますが、レールや踏切、鉄橋などは今も残っています。
この朽ち果てた踏切を見学したあと帰宅の途につきました。途中から激しい雨になり運転も疲れましたが無事に帰宅できました。
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