2015/07/30 - 2015/07/31
254位(同エリア852件中)
そらはなさん
目的は絵葉書のように美しい自然景勝を堪能できる八方尾根。
東京方面から行く場合、日帰りも可能なため、一泊だと贅沢だけど、じっくり登山を楽しむ場合は日帰りだと少々きつい。
そこで、初日に去年のアルペンルートの旅で立ち寄れなかった黒部ダムを目的地に入れて、バランスよくスケジューリング^^。
簡単&充実の一泊二日の旅をしてみました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
7月30日、平日の木曜日です。
朝7時過ぎに埼玉の圏央道に乗り、11時過ぎに黒部ダム行きのバスが出ている扇沢駅に到着。
この駐車場の手前(ここは坂の頂上なので、もう少し坂の下のところ)にある無料駐車場はすでにいっぱい。
この有料駐車場(料金は千円)も、もう8割方埋まっています。
夏休み中とはいえ平日でこれですから、お盆やGW、土日はさぞすごいと思われます。 -
扇沢駐車場。
一番上は観光バスなどのスペースなので、その下の部分に停めましょう。 -
幸い、少ししたら出発する便がありました。
チケットを買います。 -
ううぅ…、ダムまで往復、一人2,570円です。
大変な時間と人員、もちろんお金も使って開通したトンネルを行くのですから、しかたないですよね^^ -
混雑具合はこんな感じ。
確かに混んではいるのですが、心地好い混み具合。あんまり閑散としていると寂しいですもんね。
人垣の向こうにいる駅員さんがなんとか弁当を買わせようとするユーモアでお客さんを笑わせてくれ、場が和みました。 -
チケットです^^
-
乗っていくのはバスの形状ながら、架線からとった電気で走るトロリーバス。ここでしか乗れない乗り物です。
-
全部で三台が距離をおいて走ります。
さすがに電気で走るだけに、ふつうのバスのようなディーゼルのエンジン音はなく静か。
トンネル内のひんやりと心地好い空気もあって、わずか10分程度の道のりでも寝てしまいました^^; -
終点に着きました!
到着してダムに出る道は二つ。
レストハウス方面に下っていく道と、いったん展望台に上っていく道です。
迷わず展望台方面を選択するも、この階段が結構なきつさでした^^; -
階段をやっと上り終わり、指示に従いダム方面へ。
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階段のトンネルを抜けて空の下に出ると……、
見えました! ダムです。
遠巻きにも大きな飛沫をあげているのがわかります。 -
でも、ダム見学はあとです(笑)。
もうお昼時なので、まずはレストハウスで昼食を取ってから、ゆっくり見学します。
お目当ては、まあ、ここに来たんですから…… -
そう、ダムカレーです^^
味はきっと「ふつー」なんだろうなとは思います(実際、ふつーでした(笑))。
けど、こういうところの名物には基本、乗っかるタイプなので注文しちゃいました。 -
ふたりで違うものを注文。こっちはアーチダムカレーで、タイのグリーンカレーの味。
ただ、ふつうのタイカレーのようにサラッとしてなくて、日本のカレーに寄せてトロッとさせてます。
僕はタイカレーはスープっぽいのが好きですが、老若男女がくる観光地だと、このほうが受けが良いのでしょうか。。。 -
ダムの近くには、建設に携わった方々の苦労や建設までの経緯などを説明した資料スペースもあり、動画による解説も流れています。
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資料スペースの中。
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まったく無知な状態でここまで来ましたが、建設にかかわった方々の情熱や苦労を感じることができました。
レストハウスの3階で上映されているドキュメントも必見です。 -
いよいよダム本体を見学。
まずはベタなショットから。 -
大きな放水のアップ!
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レストハウスとの位置関係はこんな感じ。
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ダムの放水地点の真上は、風が吹くとしぶきがあがります。
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放水地点の真上からの写真。
高さがハンパないです。 -
ダムを一通り見たので、遊覧船乗り場方面にトンネルを行きます。
スタンプラリーをやり切ると景品がもらえるので、行かざるを得なかったのです^^; -
途中の黒部湖駅。
このケーブルカーなどを乗り継いで、富山側に出る人たちもたくさんいました。
昭和の風情を感じます。 -
遊覧船乗り場。
ここでもスタンプを押して全部制覇。
帰りに景品をもらえました^^v -
帰り道、黒部湖をクルーズする遊覧船を発見。
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最後に、建設に携わった労働者の方々のモニュメントを見学。
ちょっと厳粛な気分になります。 -
記念撮影のスポット。
標高1,454メートルというのは、ふつうに登山できる山くらいの高さですね。
これで黒部ダム見学は終了です。
去年、室堂や欅平などには行きました。一度に全部はきついなぁと思ったので細切れなりますが、これでアルペンルートをまた一つ体験できました。
明日に備えて宿に向かいます。 -
宿は大町温泉郷の叶屋にしました。
他の旅行サイトのクチコミなんかを見ていると、よくないことも書かれていましたが、そんなに気なることはなかったです。 -
確かにちょっと館内が薄暗いとか、おかみさんの個性が強烈とか(笑)、泉質がもうひとつとか、他のサイトで書かれているようなことを気にする人もいるかと思います。
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でも、部屋は広いし、静かだし(隣室の物音が聞こえない)、安いし(素泊まり5000円未満)、登山利用にはもってこいです。
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このお宿、外観や風情は高級旅館風ですが、民宿なのにこんなにおしゃれな雰囲気…と思って利用したほうが満足感が高いと思います。
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一応、露天もありました。
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翌日は朝7時半始発のリフトに乗るため、宿を6時過ぎに出発。
八方尾根に行くには八方駅からリフトを3つ乗り継ぐ方法と、黒菱平から2つ乗り継ぐ方法があります。
その際、運転に自信がある人は黒菱ラインを使いましょう。
八方駅から3つのリフトを乗る場合は往復2,900円ですが、黒菱ラインなら2つのリフトで1,120円です。 -
そのぶん、黒菱ラインはちょっと道が狭くワインディングしているのと、牧場の中を突っ切るので、たまに牛と遭遇するという難点があります。
けど、どちらも大したことはありません。ゆっくり走れば何の問題もないので、料金の安いこっちが断然おすすめ。
幸い、この日は道路でなく、丘の上で草を食んでいてくれました。 -
まもなくリフトが動きます。
乗り場近くにあった看板でルートを確認。
この日の目標は赤く目立つように表示されている八方池まで。
秋にはその上の唐松岳に登る予定です。 -
時間なのでリフトに乗ります。
下は駐車場。そこそこ埋まっていますが、まだまだ停められる感じでした。
夏休み中とはいえ平日はこれくらいのようです。 -
リフトを2つ乗り継いで八方山荘に到着。
ここから1時間ちょっと歩くことになります。
どんな景色か楽しみです。 -
八方池までの道はだいたいこんな感じ。
木道が整備されている箇所も多いですが、未舗装の場所もけっこうあります。
できれば登山靴がいいですが、トレッキングシューズや運動靴でもなんとかなるでしょう。 -
未舗装の道はこんな感じ。
勾配がきつい箇所もあるので、急がずマイペースで進みましょう。
最初に飛ばすと最後まで息が上がりっぱなしになってしまいます。 -
全部載せると高山植物の展示会みたいになっちゃうので少しにしておきますが、道中はこういう植物がそこらじゅうに自生しています。
これはコオニユリ。 -
こちらはニッコウキスゲ。これはすごくうまく撮れたので二輪のものを載せていますが、群生している場所もたくさんありました。
-
これはベニヒカゲという高山に棲む蝶。
まるで親子のように見えたので撮りました。
しかし、最大の目的のライチョウには会えませんでした。
秋までお預けです。 -
この花、名前、忘れました…^^;
-
イチオシ
そして……。
ついに到着です! 八方池です! 八方池山荘から1時間半と聞いていましたが、ゆっくり写真を撮りながら50分で到着。意外に楽でした。
いやぁ〜、それにしてもガイドブックや旅行雑誌で観たまんまの絶景です。
まったく絵になる構図です。 -
下の杭とロープがなかったら、何かのコンテストに送っちゃおうかってくらい、いい写真が撮れました。
いえ、僕がうまいんじゃなく、こんだけきれいな景色だと誰がどんなカメラで撮っても素晴らしい写真が撮れちゃうと思います。
ちなみに、この景色になる10分前はガスっていて前がまったく見えない状態でした。
当日、予報が晴れなのに曇っていたり、ガスっていても、それは一時的なものかもしれません。
山の天気はすぐに変わります。
ちょっと待てば、嘘のように晴れ渡ることもあるので、しばらく待ってみましょう(ただし、もともと天気が悪く、回復の見込みがなく荒れているときは、待たずに下山が○)。 -
まだ、少し時間があったので、八方池から先の唐松岳方面にちょっと進んでみました。
ここから先は本格的登山装備が必要とうたわれています。
その通り、これまでにはなかった岩場の坂が現れました。 -
でも、やはり八方池までとは違った景色が次々に現れます。
秋に来る予定ですが、いますぐ先に進みたい気分。
しかし、後ろ髪をひかれながらも帰ります(涙)。 -
途中のリフト乗り場まで下りてきました。
八方池は体力のない人でも登れるので老若男女に人気……、そう聞いていた通りの感じでした。 -
たくさんの高山植物を見て、いい空気を吸って、素晴らしい景色を見て、心地好い疲れを感じることができ、大変楽しい旅でした。
また、秋に違った山の姿を観ることを楽しみにしたいと思います。
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