９月のサンクトペテルブルク旅行に向けて、ロシアの観光ビザを申請してみました。<br />あの『歩き方』でさえ、「個人で観光ビザを取得するのはハードルが高い」的な書き方をしているのですが、実際やってみたら、そんなに難しいことではありませんでした。<br /><br />とりあえず、自分がロシア観光ビザを取得するまでの道のりをご紹介します！<br />まずは、申請まで！<br /><br /><br /><br />基本的なことですが、日本国籍者がロシアのビザを取得するには在日ロシア公館以外ではできないってこと。<br />しかも、申請は直接公館窓口に出向かなきゃなりません（郵送等ではダメ）<br /><br />これが第一のハードルです。<br /><br />現在、日本にあるロシアの公館は、東京と大阪、新潟、札幌、函館の５か所のみ！<br />つまり、必然的にこの地域以外に住んでる人以外は、一番近い公館まで交通費をかけて行かなきゃなりません。<br /><br />でも、嬉しいことに自分が住む北海道には全国で唯一、２か所も領事館があります！（北方領土バンザイｗ）<br />もちろん、自分は地元サッポロの総領事館にチャリで行きました。<br /><br /><br />調べてみたら、領事館の業務時間は午後２時から４時までのたった２時間ってことにまずロシアを感じます。<br />実際に領事館に行ってみると、厳重なコンクリと鉄柵に囲まれた門の前には、ケーサツ官が！<br />もうこれだけで緊張はいやおうに高まりますね。<br /><br />自分が領事館に着いたのは、１時５５分頃だったのですが、門に近づいて行く怪しいオトコを目ざとくハケンしたポリスはにっこり笑って「こんにちは」と、いかにも警戒してますよってことを隠すがごとく、フランクな物腰です。<br /><br />「ビザの申請に来たんですが、ここから入っていいんですよね？」<br /><br />と聞くと<br /><br />「あ、そうなんですが、まだ時間前なので・・・　結構、厳密に守ってみたいなもんで」との返事。<br /><br />「でも、とりあえず、そこのインターホン押してみてください」<br /><br />というので、ふつーの住宅についてるようなパナソニックのモニター付きインターホンを押すと「ハイ、ドウゾっ！」って、すげぇぶっきらぼうなロシアなまりの日本語が聞こえ、施錠が解除されました。<br /><br />これにはポリスもびっくりしたようで「よかったですね」と（笑）<br /><br />敷地に入ると、正面玄関らしきところに「ビザ申請はこっち→」<br />って立て看板があって、通用口みたいなちっさいドアから中に入ります。<br /><br />すると、いきなりバスの待合室みたいな狭い部屋があって、カーテンが下りた窓口がふたつ。<br />ロシア語で「窓口１」「窓口２」って書いてるみたいです。<br /><br />でも・・・誰もいません。<br /><br />壁にかかったムダに大きい液晶テレビには、ロシアのアニメ番組がダダ流しされてます。<br />誰が見るんだろ？<br /><br />ふと部屋の隅を見たら、銀行の番号札発券機みたいなものがあり、その番号札を取って待つようです。<br /><br />待つこと５分・・・<br /><br />２時になったけど、窓口が開く気配がありません。<br />そして自分以外、誰も来ません。<br />ちょっと不安（笑）<br /><br />２時２分。<br />ガチャン！って音がして窓口のカーテンが開き、ロシア人の男女が座りました。<br />すると窓口の上にある電光掲示板に番号札の数字が表示され、業務開始です。<br /><br />自分はもちろん番号札「１」<br /><br />申請用紙とバウチャー、インビ、パスポートを渡すのですが、このバウチャーとインビ（インビテーション）が必要なところが第二のハードル。<br /><br />でも、そんなのはネットでググればすぐに解決します。<br />便利な世の中です。<br /><br />係官とは防弾ガラスみたいな窓越しにインターホンで会話です。<br />書類の受け渡しも刑務所の差し入れ口みたいな鉄製のスライドドアからしかできません。<br /><br />・・・何をそんなに厳重に防御してるんだろ？<br /><br />しばらく書類をチェックしてたあと、「ビザは、ニシュウカン、タダ」って、両手で「２」と「０」を作って説明してくれます。<br />（申請してから２週間以上あとの受け取りで良いなら手数料は無料ってことです）<br />もちろん、使うのは９月だから２週間後でオケーです。<br /><br />こんなやりとりをしているうちに、２組ほど来客がありました。<br />ひとりは学生っぽい男子でビザの受け取り。<br />もうひと組は老人夫婦だったのですが、いきなりおばあちゃんのほうが窓口のロシア人オンナに流暢なロシア語で何やら話しかけてます。<br />何者、このばあちゃん？<br /><br />とりあえず自分の申請は受理され、８月１０日以降に受け取りに行きます。

ロシア観光ビザを自力で申請してみた①

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2015/07/27 - 2015/07/28

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#その他

夕焼番長さん

９月のサンクトペテルブルク旅行に向けて、ロシアの観光ビザを申請してみました。
あの『歩き方』でさえ、「個人で観光ビザを取得するのはハードルが高い」的な書き方をしているのですが、実際やってみたら、そんなに難しいことではありませんでした。

とりあえず、自分がロシア観光ビザを取得するまでの道のりをご紹介します！
まずは、申請まで！

基本的なことですが、日本国籍者がロシアのビザを取得するには在日ロシア公館以外ではできないってこと。
しかも、申請は直接公館窓口に出向かなきゃなりません（郵送等ではダメ）

これが第一のハードルです。

現在、日本にあるロシアの公館は、東京と大阪、新潟、札幌、函館の５か所のみ！
つまり、必然的にこの地域以外に住んでる人以外は、一番近い公館まで交通費をかけて行かなきゃなりません。

でも、嬉しいことに自分が住む北海道には全国で唯一、２か所も領事館があります！（北方領土バンザイｗ）
もちろん、自分は地元サッポロの総領事館にチャリで行きました。

調べてみたら、領事館の業務時間は午後２時から４時までのたった２時間ってことにまずロシアを感じます。
実際に領事館に行ってみると、厳重なコンクリと鉄柵に囲まれた門の前には、ケーサツ官が！
もうこれだけで緊張はいやおうに高まりますね。

自分が領事館に着いたのは、１時５５分頃だったのですが、門に近づいて行く怪しいオトコを目ざとくハケンしたポリスはにっこり笑って「こんにちは」と、いかにも警戒してますよってことを隠すがごとく、フランクな物腰です。

「ビザの申請に来たんですが、ここから入っていいんですよね？」

と聞くと

「あ、そうなんですが、まだ時間前なので・・・　結構、厳密に守ってみたいなもんで」との返事。

「でも、とりあえず、そこのインターホン押してみてください」

というので、ふつーの住宅についてるようなパナソニックのモニター付きインターホンを押すと「ハイ、ドウゾっ！」って、すげぇぶっきらぼうなロシアなまりの日本語が聞こえ、施錠が解除されました。

これにはポリスもびっくりしたようで「よかったですね」と（笑）

敷地に入ると、正面玄関らしきところに「ビザ申請はこっち→」
って立て看板があって、通用口みたいなちっさいドアから中に入ります。

すると、いきなりバスの待合室みたいな狭い部屋があって、カーテンが下りた窓口がふたつ。
ロシア語で「窓口１」「窓口２」って書いてるみたいです。

でも・・・誰もいません。

壁にかかったムダに大きい液晶テレビには、ロシアのアニメ番組がダダ流しされてます。
誰が見るんだろ？

ふと部屋の隅を見たら、銀行の番号札発券機みたいなものがあり、その番号札を取って待つようです。

待つこと５分・・・

２時になったけど、窓口が開く気配がありません。
そして自分以外、誰も来ません。
ちょっと不安（笑）

２時２分。
ガチャン！って音がして窓口のカーテンが開き、ロシア人の男女が座りました。
すると窓口の上にある電光掲示板に番号札の数字が表示され、業務開始です。

自分はもちろん番号札「１」

申請用紙とバウチャー、インビ、パスポートを渡すのですが、このバウチャーとインビ（インビテーション）が必要なところが第二のハードル。

でも、そんなのはネットでググればすぐに解決します。
便利な世の中です。

係官とは防弾ガラスみたいな窓越しにインターホンで会話です。
書類の受け渡しも刑務所の差し入れ口みたいな鉄製のスライドドアからしかできません。

・・・何をそんなに厳重に防御してるんだろ？

しばらく書類をチェックしてたあと、「ビザは、ニシュウカン、タダ」って、両手で「２」と「０」を作って説明してくれます。
（申請してから２週間以上あとの受け取りで良いなら手数料は無料ってことです）
もちろん、使うのは９月だから２週間後でオケーです。

こんなやりとりをしているうちに、２組ほど来客がありました。
ひとりは学生っぽい男子でビザの受け取り。
もうひと組は老人夫婦だったのですが、いきなりおばあちゃんのほうが窓口のロシア人オンナに流暢なロシア語で何やら話しかけてます。
何者、このばあちゃん？

とりあえず自分の申請は受理され、８月１０日以降に受け取りに行きます。

エリア

サンクトペテルブルク(ロシア)

同行者: 一人旅

旅行の手配内容: 個別手配

さいごに、ほぼキリル文字だけで書かれた紙切れを渡されます。
ところどころに出現する見慣れたアルファベットから推測するに、受付票みたいなものではないかと？

そして右下の黄色いマーカー部分が、ビザが出来上がる日にちなんではないかと？

次回は、「ロシア観光ビザを自力で受け取りに行ってみた」をアップ予定です（8/10以降）