2015/06/06 - 2015/06/06
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ミズ旅撮る人さん
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ブルガリアの首都ソフィアから日帰り観光でリラの僧院に行きました。
ソフィアからリラまでは120km。バスで2時間半ほどの場所です。
民家などが見えなくなってから山道をどんどん奥へと入って行きます。
10世紀にイヴァン・リルスキという僧が、隠遁の場として世俗から遠い場所を選んだのだから、仕方がありません。彼の結んだ庵(洞窟)は、当初の目的とは、かけ離れた規模の大層大きな僧院に発展しました。
今、世界遺産に登録され、世界各国の観光客を呼び込んでいます。
名前だけは知っていたものの、これほど素晴らしい寺院とは思ってもみませんでした。
「ブルガリアといえば、バラとヨーグルト」としか知らない人に、是非見てもらいたいです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
-
ソフィアから1時間ほど走ると、残雪を頂いた山々が見えて来ました。リラ山脈です。
リラ山脈はバルカン半島で最も高い山脈で、最高峰はムサラ(2,925m)です。 -
バスの窓に座席が写ってしまいますが、ごめんなさい。
ソフィアも2,000m級の山がすぐ側に聳えていますが、リラ山脈を見ると、これから山奥に行くんだなと、じわじわと嬉しくなります。
大部分がリラ国立公園に指定され、氷河湖が200、有名温泉地多数、主要河川の水源地であることから、リラの名称の意味「たいへん水が豊か」であり、重要な山脈であることがわかります。 -
途中、やたらと中古車屋が多い町を通り過ぎ、丘を通り抜けます。
緑とれんが色の屋根が綺麗な対照を作っています。 -
こんな石橋をくぐります。架線があるので、もしかして鉄橋?
先ほど、列車と遭遇しましたが・・・
グーグルマップで調べてみると、ドゥプニツァの町のそばにありました。
確かに鉄橋です。ここを電車が走ったら絵になりますね。 -
だんだん農村風景になってきます。
街中より、こういう風景の方が好きです。 -
沿道に露店が見られるようになりました。
はちみつを売っています。 -
小さな村のレストランの前では、はちみつとともに、トマトなどの野菜も売っていました。
さくらんぼも売っているようです。
添乗員がさくらんぼを売っている露店に停まると言うので、大層楽しみにしています。 -
ロバがいました。これから枯れ草を山積みにした馬車(?)を曳いて行くのです。
ルーマニア・ブルガリアでは、本当に馬やロバが現役で働いています。 -
家々の庭に、ぶどう棚があるのが当たり前になって来ました。
-
民家の煙突にこうのとりが巣を作っています。
この村は、コウノトリの営巣で知られているそうです。
ルーマニアのビエルタン要塞教会でも見掛けました。 -
こうのとりの雛は2羽いました。
-
家一面にぶどうの蔓が這っています。
とっても気持ちの良さそうな家だなと思っていたら・・・ -
特等席がありました。
普通、人々は日影にいるので、こうした日差しの強い日は影になって写せないのですが、彼女たちはいいところにいてくれました。 -
そろそろリラの村に入って来たと思います。
なんということもない小さな村の風景。まさに抜けるような青空。いいなあ。
見えている緑はすべてぶどうです。 -
ここから、ガラッと風景が変わります。
いきなり大きな岩山に挟まれた山道になり、建物はまったくなくなります。
左側のいくつ目かの岩山の上に十字架がありました。
いよいよ僧院が違いのだなと感じます。 -
到着しました。リラの僧院です。
駐車場が僧院の目の前なので、いきなり門の写真になります。リラ修道院 寺院・教会
-
門の上部の絵です。あまりに鮮やかな色合いにびっくりしました。
天使たちが捧げ持つ「IC」「XC」は、どういう意味なのでしょうか。
調べてみると、「IC」はイイスス(イエス)、「XC」はハリストス(キリスト)のそれぞれ最初と最後の文字なのだそうです。
でも、冠を被って王様然としたキリストって? -
私達は、左下の1番から中に入ります。もう一つの門は上部の14番にあります。
近くにManastirskaという川が流れていて、その支流が14番の門の前を通ります。 -
外壁にある水飲み場で水を飲む野犬。耳に緑色のタグが付いています。
ルーマニアでは、狂犬病の予防接種をした犬に、タグをつけているということなので、ブルガリアでも同じなのかもしれません。 -
門の内側にある壁画です。まるで最近建てたように綺麗です。
下部のアーチのところに黒いプレートで、「1」とあります。
地図にあった1を意味しているのでしょうか。
そのプレートの上に奇妙な三角の中に目玉が描かれています。
たぶんなにかの寓意なのでしょうね。
似たような物が、米1ドル札の裏にも描かれています。 -
こちらも門の中の絵です。
なんとも漫画チックな絵ですが、説話を知っている人にはわかりやすいのでしょう。
周りのアート部分の装飾は花いっぱいで可愛いです。 -
門をくぐり終えると、聖母誕生教会がど〜〜〜んと見えます。
周りをぐるっと僧院の回廊に囲まれ、その背後に緑の山と青空を従えて、なんと神々しいのでしょう。
これは、実際に見ないと写真ではわかりません。
この部分の写真は、あまりにも有名なので、見えて当たり前なのですが、実際にそこに行って見ると、すごいインパクトがあります。
まさに感動です。 -
修道院は、教会をぐるっと囲んでいますが、正方形ではなく、かなりいびつな四角形若しくは、わずかに五角形となっています。
これが、真四角だったらつまらなかったでしょう。
ここを設計した人は、絶対に門から入って見える光景を考慮して、不規則な回廊にしたのでしょう。
教会も、真正面に正対していたら興醒めです。
この配置はまさに効果的面です。 -
このお洒落なアーチと紅白の文様。しかも階毎に文様が異なるのです。
最上階の飾りなどは、あまりにも装飾的で、修道院にはどうなの?といった感じです。
確かここは、女性の修道院ではなく、男性の僧院だったはず。 -
そんな細かいことは、観光客にはどうでもいいです。
だって、こんなに美しいのですから。
見てください、この観光客の数を。 -
左に「IC」、右に「XC」。キリストですね。
一つわかると、ちょっと得した気分です。
聖母誕生教会の中は撮影できませんが、回廊のフレスコ画だけでも、すごいです。 -
外側から一枚だけ。中もびっしりフレスコ画です。
ここのイコノスタスは金箔で覆われているので、非常にきらびやかです。
中には、創始者のイヴァン・リルスキの左手が聖遺物として奉られています。
彼は、自分の全財産を人に与え、リラの山中で修道生活をしていました。
それを知って、士と仰ぐ人々が修道院を建てました。
なので厳密に言うと、イヴァンが修道院を建てたのではないのです。彼が隠遁生活をしていた洞窟は、修道院から遠くない場所にあると言います。 -
回廊の角にある聖人たちのブロマイド。
中にも同じ物があります。 -
その絵をしげしげと見上げる神父。
彼には、それぞれの聖人がどんな人なのかわかるのかな? -
神父だって観光客。
彼らは、リラの修道僧ではなく、ギリシャ正教会の僧で、見学に来ているのだそうです。
ブルガリアより、ギリシャの方がちょっと緩めなんだとか。 -
回廊の天井は余すところ無く、聖画(イコン)で埋め尽くされています。
内部のイコンは、去年までは大規模な修復が行われていて、足場だらけだったそうで、それ以前はろうそくで煤けて黒かったのだとか。 -
聖人なのでしょう。まわりは、起こした奇跡の数々らしい。
髯のカールがおしゃれですね。正教会の僧たちは、みな、見事なお髯です。
髪の毛は伸ばして後ろでまとめています。 -
頭の上はイコンだらけです。
ちょっとの隙間でも、花が描かれています。 -
左側の通路からこの中庭に入って来ました。
この通路の、庭に入る手前右側に郵便局があります。
教えてもらわなければ、まったくわからない場所です。
中年のご婦人が一人勤務しています。
葉書とお金を渡すだけで、後はやっておくからと、そのまま帰そうとします。
ちゃんと切手を貼るところをみたいのですが、どうしても、切手を貼ろうとはせずに、追い返します。
聖なる僧院で悪いことはしないと思いたいのですが、帰国して1週間、2週間が過ぎても葉書は届きませんでした。
ルーマニアの郵便局で出した葉書は1週間で帰国前に届きました。
もう届かないものと諦めた3週間後、ひょっこり届きました。
リラの僧院が山奥だったから、こんなに遅かったのでしょうか。 -
この僧院は、なんと一般客が泊まる事が出来ます。
予約なしで、いきなり受付で申し込んで泊まれるんだそうです。
ツアーから離脱して泊まるというのも悪くなかったなと思いました。 -
回廊にはイコンだけでなく、説話も描かれています。
どちらかと言うと、やってはいけないことシリーズでしょうか。 -
現在の僧院は、1833年に火災でほとんど焼失した後、1834〜62年に再建されたものです。
ブルガリア民族復興期の著名な画家たちが無償で描いたそうです。
ただ、一人だけ自分の名前を記した画家もいたそうですが。 -
衣装の柄まで凝っています。
相変わらず花も綺麗。 -
聖母子と12人の使徒。
それぞれ特徴となるものを手に持っています。
読めないけれど、名前が書いてあるのがいいですね。 -
リラの僧院が何故こんなにいいのか。
一つには、周囲を囲むこの山々があるからじゃないかな。
僧院の屋根より高く聳える山。
これが見えることによって、自然をより強く感じることが出来ます。 -
この老人がイヴァン・リルスキです。876年生まれ。
当時のブルガリア皇帝ペタル1世も尊敬していたと言われます。
946年に没した後は、「不朽体」と呼ばれる聖遺物とされました。
イヴァン・リルスキは、単にリラやブルガリアの聖人だけではなく、正教会全体の聖人として奉られています。 -
リラの僧院の面白さは、やはり何と言っても教会と僧院の合い呼応する互いの存在感でしょう。
周囲を囲まれた、限られた空間に閉じ込められた中にだけ存在する密度の濃さ。
どこを見ても絵になって、ツアーの滞在時間だけで満足できるか心配です。 -
壁画には、あちこちに教えを表す絵が描かれていますが、時代が新しいからか、文章でも説明が書いてあります。
絵だけで判断しろと言われても限界がありますが、読める人間には解説文があると随分違うと思います。
ツアーでも、ガイドが説明してはいるのですが、こちらは写真を撮るので精一杯。
せいぜい聞きかじりながら歩き回ります。
今は、レシーバーを使うので、ある程度団体から離れて行動できるので便利です。 -
イヴァン・リルスキ入滅の図、かな?
-
好みの聖人さま、見っけ。
たくさんいるけれど、割と老人が多くて・・・ -
あまりに素晴らしいので、まだ僧院の右側しか見ていません。
でも、ツアーの説明が終わらないと勝手に歩けないし。
この後、歴史博物館に入ることになりました。
ツアーには含まれていないのですが、是非とも必見の物があるというので、時間は惜しかったけれど、入ってみました。
入館料8L(560円)。 -
教会の右側を通って、博物館へと向かいます。
教会の回廊は、手前3分の1部分にだけあります。 -
教会の壁に背を付けて、こんな墓碑が立っています。
せめて英語表記があれば、名前くらいはわかったのに。 -
教会の後ろ部分です。とにかく広いんだと実感。
この背後の建物内に博物館があります。 -
博物館に入る前に、「19世紀の僧院の生活展示」部分をちょっと見ます。
-
修道僧って、どんなものを食べていたんでしょうね。
-
このアーチ、なんだかイスラム建築っぽくないですか?
スペイン・コルドバのメスキータのような。
この僧院が再建されたのは、オスマン・トルコに支配された時代ですから、その影響が無かった訳ではないのかも。
この後、撮影禁止の博物館に入りました。
受付の側に宿泊者の受付もあるそうです。但し、受付時間は14時だとか。
博物館の目玉は、ラファエロが作った十字架で、十字架の形の中に聖書の場面が細かく描きこまれているというものでした。
その数は、参照するものによって、随分違うので書きませんが、確かにものすごい細かさです。目を悪くするのも頷けます。
同じものとは言いませんが、同じ作りの物が国立歴史博物館に展示されていました。次回で紹介します。 -
博物館の入口で売っていた切手です。
僧院の空撮写真と、イヴァン・リルスキの肖像があります。
切手としてというより、絵葉書代わりに売っているので、正規の値段より、相当高かったと思います。 -
教会の左横に立っている「フレリョの塔」です。唯一1833年の火災を免れた建物です。
さすがに古い・・14世紀築。 -
右側の回廊の中に、もう一つの門があります。
この門の周囲には、警察と消防があります。 -
警官の目つきはなかなか鋭いです。
山奥だから、いざと言う時にすぐ対処できるように、出張所みたいのがあるんですね。 -
門の外です。添乗員が「揚げパン」が美味しいと絶賛するので、ツアーの女性たちはこの建物に向かいました。
山羊の手作りヨーグルトもあります。 -
SAMOKOV門です。
最初に入ったDUPNITSA門より、立派に見えます。 -
門の外壁です。こうして見ると、ルーマニアの要塞教会と同様、ここも立て篭もりが前提だったのかな?
-
Manastirska川へ流れ込む川です。
水量が多く、流れが激しいです。リラ山脈の雪解け水ですね。 -
SAMOKOV門の中は、白い壁画が綺麗です。
この老人はイヴァン・リルスキだと思います。
彼の右側にリラの僧院が描かれています。 -
撮りたかったのは、この変なライオンみたいのじゃなくて、その下の「1862」の数字。
僧院の再建築が終わった年です。ここが一番新しい部分なんですね。 -
SAMOKOV門から入ってくると、この風景が見られます。
悪くはないけれど、DUPNITSA門からの方がインパクトがあると思います。
それとも、初めの思い込み? -
イチオシ
教会も、フレリョの塔も一画面に入れた贅沢撮り。
対象が大きいのに、周囲を囲まれているので、収めるのが難しいです。 -
塔自体は創建当時の古いものかもしれませんが、手前の売店部分は、後世の付け足しでしょうね。綺麗な装飾です。
-
外装の赤と白の縞々には、何か意味があるのでしょうか?
ソフィアのバーニャ・バシ・ジャーミヤの隣の飲泉所も同じ縞々でした。
とにかく、このリラの僧院は、色・柄がすばらしいです。
後ろの山がそれを引き立てています。 -
夏の間は、フレリョの塔に登ることが出来ます。
売店で料金を支払い、向かって左側の階段を上っていくそうです。
でも、屋上までは行かれないそうな。 -
売店は、なかなか盛況のようです。
-
もうあまり時間がないので、教会の左半分の壁画を見ておきます。
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回廊から、外の僧院を眺めるのが、一番好きです。
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小さな円の中は、アダムとイヴの話です。するとこの老人は神様?
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聖母子かなと思ったのですが、にわか覚えの「IC・XC」じゃありません。
誰なのかなあ? -
いや〜、どれだけ撮っても飽きませんね。なんて贅沢。
ブルガリア最後の観光地がここで良かったです。
最初がここだったら、インパクトがあり過ぎて、次からがつまらなくなってしまいます。 -
天井画は、左から「受胎告知」「キリスト誕生」「磔刑」「ピエタ」です。
-
いよいよ、これで僧院ともお別れ。
振り返ると、また引き返したくなります。 -
聖母誕生教会、どうもありがとう。さようなら。
-
さて、厳粛な気分は世俗の世界では長続きしません。
例の揚げパンです。本当にただ油で揚げた素朴なもので、現地のおやつといったものでしょうか。
是が非でも食べてくださいとは言いません。 -
帰り道の途中で昼食です。リラ川沿いのレストハウスです。
-
見た目、素朴な鱒料理ですが、これが今まで食べた中で一番美味しい魚料理でした。
こんなに臭みのない鱒は初めてです。
付け合せのポテトも塩味が利いていて美味しかったです。 -
レストランの前から撮った写真です。車の上に魚の絵を描いた看板があります。
鱒釣り場の表示だと思います。道路上にところどころありました。
さて、反対側の路上に2軒のはちみつ屋さんがいます。
レストランから100mくらいでしょうか、行って見ることにします。 -
はちみつだけでなく、ナッツのはちみつ漬けも売っています。
黄色い蓋のものは、瓶ではなく、ペットボトルなので、それほど重くないです。
私は「パインツリー」と言われたものを買いました。
後で調べて「モミの木の樹液」から作られたものだとわかりました。珍しいものを買えてよかったです。
急いでレストランの前に停まっていたバスに乗り込みます。
ところが、動き出したバスは、そのまま今、私がはちみつを買っていた露店の前で停まり、添乗員曰く「露店でのお買い物」をどうぞ。
わずか100mをバスで移動して、さくらんぼじゃなく、はちみつ屋に行くの?
楽しみにしていたサクランボは? -
もう1軒で、アカシアも購入。ナッツ漬けも欲しかったけれど、スーツケースが重くなるから断念。
それにしても、さくらんぼが買えなかったのは、ものすごく心残りでした。
しかも、たった今、急いで買いに行った店にバスで乗りつけるなんて。
なんだか、ちぐはぐな出来事でした。
さて、無事リラの僧院編も終わりました。次は、「国立歴史博物館」です。
今回、写せなかった恐ろしく細かい細工の十字架や、トラキア人の黄金文化を紹介します。
全編に亘り、目もくらむような金銀財宝の数々です。
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