いにしえの一乗谷へ

2015/07/16 - 2015/07/16

福井に行く用事のついでに観光をしたいと思い、調べてみると一乗谷朝倉氏遺跡があることが分かり早速訪れてみました。
　戦国時代に一乗谷城を中心に越前国を支配した戦国大名朝倉氏の遺跡で、一乗谷城と山麓の城下町から出来ています。
　200メートルにわたって当時の原寸大の立体模型として町並みが「復原街並み」として復元されていて、これは日本初だそうです。
　看板に復原と書いてあったので、「復元」の間違いでは？と尋ねると、原寸大の復元ということで、相当こだわっておられました。

４０年以上におよぶ発掘で姿を現したのは、一乗谷川に沿った狭い平地部に築かれた朝倉氏５代の居城と、その周辺に計画的に配置された武家屋敷、寺院、そして職人たちの町屋の遺構。戦国時代の”村”ではなくて、”城下町”の跡がそのまま発見されるのは、極めてめずらしいそうで、整然とした跡地を観ると、昔から日本は清潔だったのだなあと思いました。
又庭園跡も面白く、日本文化のすばらしさを感じました。

一乗谷から車で10分位行くと、小次郎が修練を積み「燕返し」をあみだしたとされる一乗滝があります。落差12ｍの滝ですが、雰囲気はありました。
又　一乗滝下流には、戦前頃まで富田勢源道場跡地が残されていたそうですが、現在は案内板だけがありました。

エリア 永平寺・丸岡(福井)

• 旅行の満足度: 4.5

駐車場から歩いて一乗滝に行く橋。

佐々木小次郎の銅像

静かで鍛錬にいいかも。

盛源寺の石仏。もう劣化してよく見分けの付かないものもありました。

唐門

義景の墓所

義景館跡地

こんな風に建っていたとか。

湯殿跡庭園。一乗谷で最も古い庭園。

荒々しい石組み。

水路が山際に沿って南から北に走り滝口に注ぐ池泉庭園になっているそうですが、今は水は流れていません。
男性的な庭園です。

諏訪館跡庭園。義景夫人の館跡。

遺跡の中でも最も大きな庭園ということですが、縦に4ｍの岩と木を配し、横に広がる池とで安定感のあるうつくしい庭園になっています。水が回遊する作りになっていて、なかなかのものでした。

復原街並み

再現された街並み。整然としています。土塀がいいですね。

敷地内にある使用人の家

衣装を500円で貸し出しているそうです。

お店の再現もしています。染めやさん。

いろいろな店も再現

跡地。手前は井戸