「ナカータが在籍したペルージャ」「狼と聖フランチェスコ・グッビオで白トリュフのフルコース！」

2014/09/25 - 2014/10/15

イタリア半島でも海のない地域　ウンブリア州。その中の
ペルージャとグッビオを訪ねました。　両方とも坂道だらけの町でした!!

特にグッビオで食べた白トリュフのフルコースは　忘れ難い
思い出となりました〜

詳しくは　是非下記をご訪問下さいませ。
http://bellano.cocolog-nifty.com/blog/

エリア イタリア

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

１９９８年から中田英寿がサッカーチームに在籍していたペルージャ、
どんな町か知りたくて　短い時間だったが　寄ってみることにした。

町の中心地　「１１月４日広場」

なんでこんなに立派な噴水が必要だったかと思わせるほど　
豪華堅牢な　「大噴水」　

ペルージャは小高い丘に作られた町で　車で行くには山裾のトンネルに潜り
くねくね進んで行かねばならない。
駐車場からは　何度かエスカレータを乗り継ぎ、さらに　急坂の通りを
歩いて　やっと高台の旧市街の中心地に辿り着く！

駐車場

ヒデトシ・ナカータ　が生活を楽しんだ片鱗に触れてもみたかったが、
滞在時間が短くただ目に焼き付けるだけでした。

それでも　町はやはり魅力的ではありました　〜〜

１０月ですので、やはり日の当たる場所に人々が座っています〜

「サン・ベルナルディーノ教会」　　　　　　　　　ピンクと緑、
大理石の色合いと繊細な浮き彫りが醸し出すハーモニーが魅力的でした。
　

ペルージャに来る途中、道路工事があり、強制的に田舎道に迂回させられた。　
っで　たまたまピンクの石の採掘現場を通ったのです。
　　
教会で使われた石と同じ色の地層でした！
今もこんな石が採れるのだろうか。

教会正面の　音楽を奏でる天使たちの浮彫は　他で類を見ないほど
繊細でたおやかだ。

ウンブリア芸術は神秘的で穏やか、時として甘美すぎるほど優しいと
評されるそうだが、　
これほど　ピンクの大理石に似合う芸術もないのではないだろうか

帰りも急坂を歩いて　いくつかのエスカレータを乗り継ぎ帰りました。

さて次は　「グッビオ」です。
インジーノ山　Monte Ingino　の斜面にへばり付くように形成された町で
再び　どこもかしこも坂道ばかりが待っておりました。

こうして町を見上げると　ひとかたまりになって見える旧市街ですが　　　
幾層もの山道が階段状に重なって　　大聖堂や宮殿、公爵邸や塔、
教会や広場、住居や職人の店などを構成させている

長屋根付きの作業場　ロッジャLoggia（写真右側奥）は　
いくつかの伝統産業のうち　羊毛産業用の作業場だったところだ

ここグッビオは　美食の町としても知られている。　地味な佇まいの
山あいの町ではあるけれど、家畜肉　ジビエ（野禽）チーズ・サラミ　
野草　オリーブなど　意外なほど多種な地元の食材に恵まれている。

土産物店

「宮殿広場」　　　　　　　　　　ところで、
小鳥に説教したとして有名なサン・フランチェスコは　
ペルージャにも　そしてここグッビオにも
遥かな山並みを越えて　アッシジから度々やって来たという。

聖フランチェスコは　狼にこういったと言う。

”そもそもお前が他者を襲うのも飢えの所為に違いない。　
これまでの悪事を悔い　平和に暮らすことを約束すれば　
ここの人々が　死ぬまでお前に食料を与え続けるだろう　”　

　

それを聞いた狼は　脚を聖フランチェスコの手に置き　　
もう人を襲ったりしないと誓った。

人間の兄弟となった狼は　住民によって迎え入れられ　
その２年後の死まで　食料を与えられ続けたという。

夜のグッビオ

さて、私は狼のように　悪さをしないと悔い改めた訳ではないが、　
なんとグッビオで　”白トリュフのフルコース”　を味わう　
大チャンスに恵まれた！　　

このレストランの名前は　”タベルナ　デル　ルポ　Taverna del Lupo”　
つまり狼レストランだ。　　　　成る程　
この町の狼伝説は　こんな所でも生き続けていた　・・　　　　　　

支配人とオーナーが出て来て　いろいろ楽しい会話が続いた

絵は　悔い改めた狼が　聖フランチェスコの手に足を乗せている場面です。

ところで、支配人に　トリュフをこんなに大盤振る舞いしていただき
とても幸せでしたよ、と言うと　

この町、このレストラン、この時期（１０月）だからこそ出来たことですよ、　
と　笑って答えた。