2015/06/09 - 2015/06/09
37位(同エリア862件中)
ベームさん
6/9、(火)、22日目。
ドイツ最後の日です。
21時25分ミュンヘン空港発のフライトなのでたっぷり1日シュタルンベルク行きとミュンヘン市内を楽しみました。
シュタルンベルク湖はミュンヘンから鉄道で約30分、南北21k、東西5kの細長い湖でバイエルン州で4番目の大きさ。湖畔には保養地が点在しています。
シュタルンベルクの町は見るべきなに物もありませんが少し南のベルクにはルートヴィヒ2世が謎の死を遂げた場所があります。ここを訪れるのが目的です。
写真はシュタルンベルク湖中に建つルートヴィヒ2世追悼の十字架。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ミュンヘンの左下、シュタルンベルク湖。
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朝のミュンヘン中央駅。
未明から朝にかけて猛烈な雨と雷に驚かされました。ドイツであんな雷に遭遇するのは初めてです。日本でも経験したことが無いほど凄かったです。 -
駅構内。
8:52発のSバーンに乗りました。
一人用1日券全域用/シングル・ターゲスカルテ・ゲザムトネッツ・アーレ・ツォーネンを買いました。12ユーロ。これでシュタルンベルクにも空港にも行けるのでとても安いです。 -
シュタルンベルク北駅着9:14。
シュタルンベルク駅の一つ手前の駅です。ここからシュタルンベルク湖畔まで街なかを下りで歩くことになります。 -
ロイトシュテッテナー通りからミュンヘナー通りを行きます。
これは自然療法医の建物です。ドイツでは自然療法とかホメオパシー、アロマテラピーなど日本より盛んなようです。 -
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カイザー・ヴィルヘルム通り。
E・Vフリーデンス教会。 -
キルヒ・プラッツの教区教会聖マリア教会。
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ぽつんと5月の木が立っています。
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チーズ、ソーセージ、ブレーツェル、ブドウなど。特にシュタルンベルク特産でもないようですが。
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聖マリア教会。
南バイエルンのカトリックにしては簡素です。 -
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祭壇。
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ピエタのある祭壇。
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ピエタ。
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聖マリア教会。
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キルフ・プラッツ。
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ハウプト通り。
旧市庁舎です。 -
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現在は図書館。
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新市庁舎。
旧市庁舎の奥、少し高い所にあります。
ここで気が付いたこと。日本では市役所でも区役所でも混んでいますね。やれ住民票だ、印鑑証明だ、年金だ、健康保険だ等々。ドイツの役所で人が入ったり出たりするのを見たことが無い。私がたまに物を尋ねるために入っても市民の姿を見ない。なにかシステムが違うのかなあ。 -
新市庁舎より、シュタルンベルク湖がちらっと見えます。
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シュタルンベルク城。
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今はシュタルンベルク財務・税務署。
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昔の湖上の賑わい。
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シュロスベルク通り。
昔の城壁です。 -
聖ヨゼフ教会。
1763年、バイエルン選帝侯マクシミリアン3世ヨーゼフにより。 -
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祭壇。
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小学校です。
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シュタルンベルク湖博物館。
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ポッセン・ホーフェナー通り。
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博物館。
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ビストロ・バー・カフェ。
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バーンホフ通りに降りてきました。
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湖畔。
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シュタルンベルク湖。
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小舟の格納庫。
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シュタルンベルク駅。
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駅前風景。
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ホテルバイエリッシャー・ホーフ。
高級そうです。 -
奥に延びるのはヴィッテルスバッハー通り。
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ルートヴィヒ2世終焉の場所に行くため駅前からバスに乗りました。
最寄と思われるバス停グラーフシュトラーセで下車。ここはベルク市です。 -
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ただここからどう行くか分からない。ラートハウス/市役所の標識があったのでそこで訊いてみましょう。
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ベルク市役所。
暇そうな事務員が外まで私を連れだして、あそこを左に曲がって坂を下ると標識がある、あとは標識にしたがって行け、と教えてくれました。 -
ベルク市のマイバオム。シュタルンベルクのより立派です。
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眼鏡、薬局、パン、目覚まし時計、銀行、ワイン、ショベルカー、何でもアリ。
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教えられたとおり行くと標識がありました。
Votivkapelle/ヴォティーフカペレ/奉納礼拝堂。
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シュタルンベルク湖が望めます。
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国王ルートヴィヒ記念の地およびヴォティーフカペレ左。
車はこの先入れません。 -
案内板もありました。
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最後の宮廷主催湖上祭り。ベルク城でロシア皇妃マリア・アレクサンドロヴナを迎えるルートヴィヒ2世。1868年。
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①が死の前日軟禁されたベルク城。
②がルートヴィヒ2世追悼の地ヴォティーフカペレ。ここの湖岸で死体が発見された。
⑨がベルクの船着場。 -
誰もいません。
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通せんぼと思ったら通り抜けられます。
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深い木立の間の路。
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やや不安になりかけたら、
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女性が一人前を歩いていました。こんな所で男が後からついてきたら女性は気味悪いでしょうね。
怖がらせないよう間を詰めずにゆっくり歩きました。もっともこんな年寄りを怖がってはくれないでしょうね。 -
ヴォティーフカペレ200m。
まあ私が小さな老人で良かった。悪事を働けるようには見えないでしょう。 -
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ルートヴィヒ2世死の状況などが説明されています。
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ヴォティーフカペレが見えました、が。
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無惨なり、ぐるりと櫓に取り囲まれていて姿が見えません。
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ヴォティーフカペレ。
湖中の十字架と共にルートヴィヒ2世の死を悼んで建てられました。 -
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カペレから湖を見下ろすと湖中に建つ十字架。
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1886年、当時40歳だったルートヴィヒ2世は殆ど王都ミュンヘンを留守にし国政を顧みることなく、次から次へと城を建設して国庫に莫大な負担をかけ続けていた。
6月12日、政府はもはや王には国を統治する能力なしとして、医師団の”王は偏執狂”との診断を根拠に王の身柄を確保、ノイシュヴァンシュタイン城からシュタルンベルク湖畔のベルク城に移送した。 -
6月13日の夕刻、王は主治医グッデンと共に散歩に出かけそのまま戻ってこなかった。夜の10時過ぎ二人の死体が城よりほど近い湖岸で発見された。付近は足跡で踏み荒らされており、王に傷は無かったがグッデンには傷跡があった。
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首都ミュンヘンではてんやわんやの大騒ぎとなる。自殺か他殺か事故死か。噂は噂を呼ぶ。
当時ミュンヘンに留学していた森鴎外はその独逸日記にこう記しています。
「時は耶蘇暦1886年6月13日の夕べの7時、バワリア王ルウドヰヒ2世は、湖水に溺れて爼(そ)せられしに、年老いたる侍医グッデンこれを救はむとして、共に命を落し、顔に王の爪痕を留めて死したりといふ、おそろしき知らせに、あくる14日ミュンヘン府の騒動は、おほかたならず」。 -
ルートヴィヒ2世の遺体が発見された場所に建つ追悼の十字架です。
「街の角々には黒縁取りたる貼紙に、此訃音を書きたるありて、その下には人の山をなしたり。新聞号外には、王の屍見出だしつるをりの模様に、さまざまな憶測附けて売るを、人々争いひて買ふ」。
鴎外はまたこれをモチーフに「うたかたの記」という本を書いています。 -
ほんの岸から数メートル。
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寂しく湖中に立つ十字架。前は湖水、背後には鬱蒼とした木立。豪華な宮殿の寝台の上でもない、華々しい戦場でもない。国王の死に場所にはふさわしく無い。
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「バイエルン王ルートヴィヒ2世」。
しかし国事に背を向け束縛を嫌い奔放に生きた狂王ルートヴィヒにとってここはむしろふさわしい死に場所ではなかったか、と思いました。 -
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修復中のカペレの内部。
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シュタルンベルク湖に来た目的を果たしました。戻ります。
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ルートヴィヒ2世が幽閉されたベルク城です。終焉の場所から歩いて15分ほど。
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ヴィッテルスバッハ家の離宮で、ルートヴィヒ2世は何度もここを訪れています。
今は個人の所有とかで中を窺うことは出来ません。 -
ベルク城。
城と言った雰囲気ではなく、狂王幽閉のロマンは感じられません。 -
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付近の住居。
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シュタルンベルクまで帰りはベルクの船着場から船にしました。
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対岸。
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シュタルンベルク湖遊覧船の時刻表。
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次の便まで時間があるのであのホテルで昼にしました。
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シュロス・ベルクホテル。
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ワイン、スパゲッティとコーヒーで20ユーロ。
客も少なく、静かなひと時でした。 -
このスパゲッティはドイツで食べたスパゲッティのなかで一番おいしかったです。
エビ、ムール貝、いか。 -
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この対岸辺りにはオーストリアのフランツ・ヨーゼフ1世妃エリーザベト、愛称シシーが幼少時過ごしたポッセンホーフェン城があります。
共に自由奔放な性格のまた従姉弟同士のエリーザベトとルートヴィヒは気心が通じ合っていたそうです。その死に様まで二人は似ています。ルートヴィヒの死の12年後、1898年9月、エリーザベトはスイス、ジュネーヴのレマン湖の畔で暗殺されました。 -
これはシュタルンベルクから来た船です。
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出ていきます。
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逆方向から別の船が近づいてきました。
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シュタルンベルク行き、これに乗りました。13:18発。
切符は船内で、2.8ユーロ。 -
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対岸の邸宅。
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シュタルンベルクの町。
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シュタルンベルクの桟橋。15分ほどの船旅でした。
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湖面は静まり返っていました。
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船着場。
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シュタルンベルク駅。
目的を達しSバーンでミュンヘンへ帰りました。 -
今回の旅行でミュンヘン滞在は周辺の地訪問の足場とするのが目的で、あまり写真はありません。その中で2か所だけ載せたいと思います。
ノイハオザー通り、カールス門と聖ミヒャエル教会の中間にあるビュルガーザール/ミュンヘン・マリア男子修道会教会。
外観が教会らしくないのでつい通り過ぎてしまいますが荘厳の中にも素晴らしい教会です。 -
2回の礼拝堂へ昇る階段の踊り場で迎えてくれます。
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空を飛んでいるようです。
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2階礼拝堂。
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丁度ミサが終わった所です。
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華麗な天井。
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美しい天井画。
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同。
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入口から入った1階は小さな礼拝堂と宗教美術品の展示があります。
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聖母子。
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キリストの顔をぬぐう聖女ヴェロニカ。
ぬぐった布にはキリストの顔が現れました:聖顔布。 -
キリストの着衣剥奪。
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キリスト磔刑。
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キリストの死を嘆くマリア/ピエタ。
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キリストの埋葬。
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アウグスティーナー・キンドル。
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マリアの帰郷。
無原罪のお宿りで懐妊したマリアは故郷に帰り従姉妹のエリーザベトに報告します。エリーザベトも無原罪のお宿りで身籠っており二人は喜び合いました。
マリアから生まれたのがイエス、エリーザベトから生まれたのがヨハネ/のちの洗礼者ヨハネ。 -
次はヴィクトゥアーリエン広場。
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ミュンヘン市民の巨大な台所。
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まわりの屋台から適当に食べ物、飲み物をセルフで買ってきてここで食べます。
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野菜。
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パイナップル、キウイ、パパイヤ。西瓜もあります。
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おそらくドイツで一番大きなマイバオム。
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蜂蜜、ジャム、香辛料。
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お花屋さん。
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香りのする人形、縫いぐるみなどのお店のようです。
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チーズ類。
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最終日を有効に使い帰国です。
Sバーン、ミュンヘン空港駅。 -
第2ターミナル。
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座席指定料を取るというので今回から嫌いになったルフトハンザのカウンターがずらりと並んでいます。
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21:25発NH218便。
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フランクフルト空港に次ぎドイツ第2の空港。
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窓側3列の席を一人で使えました。
羽田空港6/10、15:50着。リムジンバスで二俣川へ。 -
持って帰ってきた切符類。
上アウクスブルク:フッゲライ。
中アウクスブルク:シェッツラー宮殿。
下ローテンブルク:マイスター・トゥルンク劇。 -
左インスブルック:宮廷教会。
中ミュンヘン:ノイエピナコテーク。
右ミュンヘン:アルテピナコテーク。
下ヴァイカースハイム:ヴァイカースハイム城。 -
左バート・メルゲントハイム:ドイツ騎士団博物館。
中上からテーゲルベルクバーン、ザルツブルクカード、インスブルックカード。
右ヴュルツブルク:レジデンツ。 -
コースター。
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この旅行記へのコメント (6)
-
- mistralさん 2015/09/13 14:01:28
- 旅行記の完結!
- ベームさん
mistralです。
旅行記へのご訪問、投票をありがとうございました。
ピエタの旅行記を拝見してきました。
特集も第4集となったんですね。
毎回、さまざまなピエタを見せていただき
とっても楽しみなものとなっています。
シュタルンベルク湖
ルートヴィヒ二世の終焉の地が
あのようにミュンヘンからも近い地で
あったことを知り、驚いています。
mistralも機会がありましたら
訪れてみたいと思いました。
ノイシュバンシュタイン城の独特な
雰囲気を思い出し、狂王といわれる王の
生涯に想いをはせると、その最期は
意外にもあっけないものでしたね〜
かなり長大な旅行記を完結されたの
ですね。
またじっくりと拝見させていただきます。
mistral
- ベームさん からの返信 2015/09/13 20:17:56
- RE: 旅行記の完結!
- mistralさん、
こちらこそ有難うございます。
ピエタの写真集、クリスチャンでもないのに聖なる像をもてあそんでいるようで毎回じくじたる思いで作っています。
シュタルンベルク湖岸の鬱蒼とした木々の間を歩いていくと眼下にぽつんと飾りのない十字架が湖中に建っていました。丁度曇っていたので余計に感慨を覚えました。今もってその死は謎とされているので色々空想をかきたてられました。
中世美術館の写真、私も2010年に訪れましたので懐かしく拝見しました。貴婦人と一角獣の写真の説明、特に背景の説明は勉強になりました。私は背景にはあまり目を向けていませんでしたので。もう一度行ってじっくり見てみたいものです。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
ベーム
-
- ハッピーねこさん 2015/08/05 23:17:22
- 素晴らしかったです!
- べームさん、こんばんは。
全30巻、完結お疲れさまでした。
毎回楽しみに拝見しておりました。
最終章で登場のシュタルンベルク湖、実は私も今回の旅で大変興味を持ちながらも
通過しかできませんでしたのでじっくり拝見できて幸いでした。
ロマンチック街道も、私が訪ねたことのない多数の街を楽しませていただきました。
しかし、南ドイツは素晴らしい数々の教会、素晴らしい自然・・・
本当に魅力的なところですね。
べームさんの今回の後旅行記で、またもたくさんの行きたい街ができました。
しばしごゆっくりされ鋭気を養って、また素敵なご旅行をなさってご紹介下さることを
楽しみにさせていただきます。
暑さ厳しき折、くれぐれもご自愛下さい。
ハッピーねこ拝
- ベームさん からの返信 2015/08/06 09:27:22
- RE: 素晴らしかったです!
- ハッピーねこさん、
今回の旅行記最後までご訪問いただき感謝申し上げます。
いつものとおり唯建物や景色の羅列ばかりなのにお褒め頂き有難うございます。
ルートヴィヒ2世に特に興味があるわけではありませんが、その行動で狂王と言われた王の死が華やかな王宮とか戦場ではなく、こんな寂しい場所だったかと思うといささか哀れを催しました。
1年1年経つごとに体力・気力は衰えざるを得ませんがなんとか頑張ってみたいと思っています。
ハッピーねこさんの旅行記はまだ完結していませんね、続きをお待ちしています。
そちらこそお身体お気を付けください。
ベーム
-
- aoitomoさん 2015/08/02 22:51:58
- お疲れ様でした〜
- ベームさん こんばんは〜
ドイツロマンチック街道を縦断旅行記コンプリートお疲れ様です。
色々と移動にも苦労があったでしょうが、達成感は計り知れないことでしょう。
なかなか、真似もできるものではないですがドイツロマンチック街道を自力で観光することがあるならば、ベームさんのこの旅行記が旅のバイブルとなることでしょう。
天候にも、恵まれて最高の旅でしたね。
また新たな旅の計画もあることと思います。
また、素敵な旅行記を作成して楽しませてください。
ありがとうございました。
aoitomo
- ベームさん からの返信 2015/08/03 13:21:43
- RE: お疲れ様でした〜
- aoitomoさん、今日は。
有難うございます。
今から振り返ってみますと、年齢も考えずいささか無茶な計画だったなあと思います。まあいろいろ幸運にも恵まれてのことでした。
気力・体力を使い果たしたといった感じですので今後も外国旅行を続けられるか今のところ黄信号です。少なくとも今までのような一日に複数の町を朝から晩まで歩きまわるような旅は出来そうもありません。しばらくは気力の充実に努めようと思っています。
ベーム
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