スペイン弾丸旅行！！

2015/05/01 - 2015/05/10

留学中の娘に会うことが目的だったが、色々とスペインについて調べていたら気持ちが高まってきました。世界遺産保有数第三位ということもあって、一つでも多くの歴史建造物を見てこようと50歳を超えた体力も考えずに弾丸ツアーに行ってきました。旅行において重要事項となる飛行機とホテルの手配については旅行会社に依頼しました。ただし、飛行機代を節約するため、行き帰りともドバイ経由のエミレーツ航空を利用。ドバイまで9時間、ドバイ空港で待ち時間3時間ほど、そこからマドリードのバラハス空港へ11時間で到着しました。経由地がドバイだったこともあり、待ち時間の間も楽しく過ごせましたし、ソファーがたくさんあるので少しの間寝ることも可能です。それにエコノミーだったので、一度飛行機を降りれたのはエコノミー症候群をさけるためにも良かったと感じました。10時間を超える飛行時間はきついですから。今回の旅行日程と宿泊先ホテルを記載の上、説明します。マドリード（ホテルウエリントン2泊）：日帰りでトレドとセゴビア⇒コルドバ観光後セビリア（ホテルアルフォンソ?2泊）→グラナダ（パラドール・デ・グラナダ1泊）→バルセロナ（バルセロサンツ）：日帰りでモンセラートということで、かなり強硬なスケジュールとなっていました。それでは、行程にそってお伝えします。まず、日本を出発する前から一番心配していたのが、マドリードの到着時間です。13:40到着予定でしたが、当日はアトーチャ駅から15:50発の電車でトレドへ行く計画を立てていました。さらに、トレドのパラドール（ホテル）でディナーを予約していたので、絶対にトレドへ行かなくてはなりません。しかも、電車の切符も事前に買ってあったので遅れたら台無しです。ところがエミレーツ航空はやってくれました。30分以上まえにマドリードへ到着です。おかげで、トレドへ行く前にホテルへスーツケースを預けることまでできました。気分最高です！初日はトレドへ午後4時から日帰り旅行です。日の長いこの時期ならではの計画です。マドリードからスペイン中距離新幹線アバントに乗り、トレドへ。まずは駅舎です。素晴らしい外観に見とれてしまいます。ところが、世界遺産であるトレドの旧市街へいくためのタクシーが中々来ません。10人ほど並んでいましたが乗るまでに40分ほど時間が掛かってしまい時間のロスでした。バスがあったようですがカテドラルの近くまで直接行きたかったのでタクシーにしたのですが、予想外の出来事でした。旧市街地の狭い道をタクシーはガンガン飛ばします。ちょっとしたアトラクションです。そしてカテドラルですが、素晴らしいです。圧倒されます。ほかの教会も外観を見学し、アルカサルも外観だけ見てきました。途中、修道院でマサパンを買い、食べましたが「なるほど！」という味です。一通り見学したところでパラドールへ向かい、夕景から夜景を見ながらのディナーを頂きました。事前に娘に窓際の特等席を予約してもらったのですが、伝わっておらず一つ内側の席となってしまいガッカリでしたが夜景は十分見ることができました。ところがアルカサルはライトアップされていたのですが、カテドラルは最後まで照明がつくことはありませんでした。少し残念！日没が遅いため、電車が無いので帰りは22:30発のバスを予約しておきました。マドリードへの到着が夜中の12時を回っていたので大変疲れました。また、トレドの街は坂が多く複雑に迷路のような道なので観光には体力が必要です。翌日は朝一からセゴビアへ行きました。白雪姫のモデルと言われるアルカサル（城）と貴婦人のスカートと言われるカテドラルを見学しました。マドリードからの電車は、アトーチャ駅からではなくチャマルティン駅からとなります。朝8時発の電車だったので、ホテルでルームサービス（朝食）を頼みました。さすが５☆ホテルです、お部屋で美味しく頂きました。セゴビアでも欲張って「ラ・グランハ」へも行きました。ミニベルサイユ宮殿と言われてるようですが、ベルサイユ宮殿も行ったことがあるので「小さいな！」と感じました。っていうか、ベルサイユ宮殿が大きすぎるのですが。時間があったらラ・グランハもお勧めします。良い雰囲気ですよ！話が戻ってアルカサルですが素晴らし場所に建っています。眼下にラ・ベラ・クルス教会が見えますが気になります。良い風景ですよ！カテドラルですが、マヨール広場の真ん中あたりから見てください。今回の旅行で一番美しい教会だったように思えます。さて、ここで大問題が発生です。最後に寄ったラ・グランハでタクシーがまったくひろえませんでした。時間にして1時間半待ったうえ、近所のオジサンにバス停を教えていただき2時間遅れでセゴビアを出ることになり、事前購入した電車のチケットは使えず無駄にしてしまいました。想定外であり、観光時間の変更もしなければなりません。マドリードへ急いで戻り、午後４時からソフィア王妃芸術センターでピカソのゲルニカだけ見学、次にプラド美術館でラスメニーナスなど話題作を数点見て、午後6時半からの王宮見学へ向かったのです。絵画には興味のない二人なので美術館は最速で抜け出します。ただし、王宮とその向かいにあるアルムデナ大聖堂はゆっくり見学、しかも大聖堂はミサをやっていて参加することができました。パイプオルガンの音が素敵でした。また、王宮はマドリード一番の見どころで外せませんね。夕食は「ボティン」に行きました。娘に電話で予約してもらったのですが、これも予約が確認できず困っていたら店員さんが入れてくれました。助かった！直前に「サン・ミゲル市場」内の人気バルでつまみ、またハモン・ベジョータ（最高級の生ハム）を食べたのでお腹はあまりすいていませんでした。それでも人気メニューの豚の丸焼きを頂きました。味は普通ですね。ギネスに載るレストランということで記念にと思えば寄ってみても良いかもしれません。その後、「メソン・デル・チャンピョニヨン」でマッシュルームを食べました。私はマッシュルームが好きなのですが大きいキノコは大味ですね。味もいたって普通ですよ！ミーハーなので人気の店へ行きましたが、すごく美味しいというほどではないですね。記念にどうぞ。翌日はコルドバへ寄りました。あのメスキータ（世界遺産）を見学し、アルカサルも見学しました。ちょうどパティオ祭の期間中で街中は花で包まれており、気候もよく最高の観光となりました。ユダヤ人街や花の小路も良かったですよ！コルドバを離れ、セビリアへ行きフラメンコを見ました。ディナー付きで「エレ・アレナール」という店です。セビリアへ留学している娘曰く、ここか「ロスガリョス」が最高とのこと。フラメンコと闘牛はセビリアが本場なので満足しました。ちなみに闘牛は開催されておらず、見学ツアーにて城内を見て回りました。セビリアは娘の地元なのでカテドラルやスペイン広場、そしてサンタクルス街などを案内してもらいました。ここのカテドラルはスペイン最大で世界で三番目の大きさです。すごかった！絶対いくべき！！ディナーはホテル内で頂きました。さすがアルフォンソ！ピアノの生演奏のなか美味しい料理がいただけました。また、朝食もパティオで最高の雰囲気の中、美味しく頂けます。宿泊費は高いけど、絶対に満足します。次に、バスでグラナダへ向かいました。そうです、「アルハンブラ宮殿」です。パラドールへチェックインの後、街中のカテドラルやアラブ街へ行き、アラブ風喫茶「テテリア」を体験しました。暗い店内でお勧めのお茶、苦かったです。お菓子もいただきましたが、美味しくはなかったかな。夕方からアルハンブラ宮殿（世界遺産）の見学です。ナスル宮殿の予約時間が午後7時だったので、それに合わせて見学しました。歴史を感じる空間が広がり、心休まる場所でした。ナスル宮殿の入場には長い列ができますので、早めに並ぶことをお勧めします。夕飯ですが、今回の旅行で一番印象に残ったディナーとなりました。場所はアルバイシン地区です。レストランは「エストレジャス・サン・ニコラス」です。三階のテラス席を予約してましたが、目の前に夕景から夜景のアルハンブラ宮殿を眺めながらの食事は最高です。しかも、料理も盛り付けがオシャレで味も最高に美味しいときた。絶対に予約していくべきレストランです。夢のような時間でした。ちなみにこのお店では、バックミュージックで生ギターが聴けますが、演奏者は日本人です。一緒に写真を撮ってきました。最後は飛行機でバルセロナへ移動し、まずは昼食にサンジュセップ市場内の人気バルで食べました。何を食べても美味しいのは何故でしょうか？その後バルのハシゴで人気バル「セルベセリアカタラナ」へ行きました。混んでいて待ちましたが、人気バルの雰囲気と美味しいつまみで満足です。観光場所は世界遺産満載のガウディやモンタネールの作品群です。ほとんどの観光場所を回りました。夕食はパエリアで有名な「ラスキンザニッツ」でパスタのパエリアとクレマカタナーラを食べました。次の日に「セッテポルタス」でコメのパエリアを食べましたが、圧倒的にコメのパエリアに軍配が上がります。夜はカタルーニャ美術館前のマジカ噴水ショーを見に行ったり「サクラダファミリア（世界遺産）」の夜景を見に行きました。疲れる〜！翌朝には何と、モンセラートへ日帰りで行きました。修道院にある黒いマリア像を見にいき、右手に持っている玉を触ってきました。「宝くじ当たれー！」とお願い？？？戻ってきて再びバルセロナを見学。「ブボ」で世界一のチョコレートケーキを食べ、「カカオ・サンパカ」でチュロスを食べました。見どころ満載なので、余裕を持ちましょう。最終日はサグラダファミリアを朝一で予約しました。なんと一番で中に入ることになり、大感激です。外観は写真でもよく見られますが、なかは素晴らしいですよ！ステンドグラスからの光と白を基調とした内装が目につきます。大きさは勿論、圧巻の一言です。ホテルはサンツ駅の上にある「ホテルサンツ」にしました。四つ星ですが、空港まで1本で行ける電車があるのでスーツケースをギリギリまで預けておきました。最後に今後スペインへ旅行を予定している方へお伝えしておきます。バルセロナの地下鉄でスリにあいました。気づいたので財布を触られましたが、盗まれずに済みました。日本人は狙われています。私はちょっと期待してスリを待っていたくらいでしたが、寸前まで気づけませんでした。普通の人では簡単に盗まれるでしょう。4人組でしたが女がズボンの後ろポケットに手を入れてきました。盗まれずに帰国した人は「安全だ！」と訴えるでしょうが、現実はまだまだスリが多いといえるでしょう。当然、スリにあう人のほうが少ないので、「今では、ほとんどスリなどいないよ！」となるのでしょうが実際のところは多くないとはいえ、スリはいます。初日のマドリードの空港から電車（レンフェ）でアトーチャ駅へ向かう電車内でも、スーツケースの上にポケットティッシュを勝手に置いていく男性に会いました。言葉が分からないので、「何だよ！」という態度をしたら、「何でもないよ」と先頭車両のほうへ行ってしまいましたが、戻ってきて「寄付金をくれ！」と言っていた。テッシュを返したら、行ってしまいましたが。次に、チケット等は事前にネットで購入できるものがほとんどです。パソコンで印刷していけば現地で使えます。ただし、手配のほとんどを現地の娘にお願いし、メールに添付されたものを印刷して持っていきましたが。たくさんの観光場所へ行きましたが、列に並ぶほど勿体ない時間は無いでしょう。事前手配は必然です。レストランも予約は必須です。各地の地図も頭に入れておき、最短ルートで移動しましょう。長文でご迷惑をお掛けしました。スペイン最高でした！予想外に・・・

エリア スペイン

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩 飛行機
• 航空会社: エミレーツ航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: エス・ティー・ワールド

スペインへ一日だけ行くならトレドへ行け！と有名な言葉ですが、素晴らしい街並みです。カテドラルも素晴らしかったですよ！ただし、坂道多く迷路状態なので現地にて地図を調達すること。そして大通りを中心に巡りましょう。

古都トレド 旧市街・古い町並み

素晴らしいカテドラルがあるスペインですが、なかでもセゴビアのカテドラルは美しいですね。貴婦人がスカートを広げたような！と言われていますが、マヨール広場から見る姿には感激します。

セゴビア大聖堂 寺院・教会

コルドバのメスキータは内装が素晴らしいですね。中は思ったよりも広いです。こうして斜めに撮影するのが良いみたいですね。ぜひ行ってください。

メスキータ 寺院・教会

スペインといえば空です。セビリアのカテドラルから撮影してみました。心が洗われます。

セビリア大聖堂 (カテドラル) とヒラルダの塔 寺院・教会

サグラダファミリアはスペインで一番の観光場所でしょう。外観は昼も夜も見るべきでしょう。中は予想外に白を基調としていて、ステンドグラスが映えて素敵です。最高部にあるクレーンが取れるのは、いつになるのでしょうか？圧巻の景色は、ぜひ現地で見ていただきたい。

サグラダ ファミリア 現代・近代建築

レストラン「エストレジャス・サン・ニコラス」から見た、アルハンブラ宮殿です。世界遺産を眺めながらの食事は最高！！

スタートメニューは、トマトのガスパチョ？

オシャレな盛り付け、味も最高に美味しい！

メイン料理はお肉です。食べるのが勿体ないほど美しい盛り付け！

アルハンブラ宮殿のライトアップを眺めらがらのディナーは、一生の思い出です！