2015/05/05 - 2015/05/06
649位(同エリア1830件中)
コスタさん
2015年5月にアエロフロートロシア航空を利用し、モスクワで14時間ほどトランジットの時間をとって観光しました。
赤の広場は9日に行われるパレードのために閉鎖されていましたが、代わりにロシア空軍のエアショーのリハーサルを観る事ができました。
アエロフロートロシア航空 SU2135便
イスタンブール 1時55分 → モスクワ 5時20分
アエロフロートロシア航空 SU260便
モスクワ 19時00分 → 成田 10時35分(+1日)
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 鉄道 徒歩 飛行機
- 航空会社
- アエロフロート・ロシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
早朝のモスクワ、シェレメチェボ空港ターミナルFに到着しました。
ロシアは入国審査の際、入国カードが必要なのですが、機内で配られず、審査場にもそれらしきものはありませんでした。そのため、どこでカードを書けばいいのかと思っていたら、入国審査中に係官がカードをパソコンで記入し、署名だけ自分でするという変わったスタイルでした。
なお、ビザは旅行前に神谷町のロシア大使館でトランジットビザを取得しました。発給まで2週間かかりますが、手数料は無料です。 -
ターミナルFから連絡通路を通り、ターミナルEの脇にある駅からアエロエクスプレスに乗ります。
券売機はクレジットカード対応。言語は英語、中国語(簡体字)などには対応していますが、日本語対応はありませんでした。値段は往復で900ルーブル(≒2188円)。 -
アエロエクスプレスから見たモスクワ郊外の景色。
アエロエクスプレスのスピードはあまり速くなく、ゆっくりと走ります。 -
シェレメチェボ空港から40分ほどでベラルースキー駅に到着。5月なのに気温5度なので、かなり冷えます。
案内看板などは何もなかったので、人の流れに沿って歩きます。 -
地下鉄ベラルースキー駅の入り口です。赤の広場方面へ向かうため地下鉄2号線に乗ります。
帰り道に知ったのですが、ここは地下鉄5号線(環状線)に乗る場合の入り口で、2号線に乗る場合は駅舎を抜け、左側の入り口から入ったほうが近いです。 -
ホームへと続くエスカレーター。まるで核シェルターの様です。
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ベラルースキー駅の地下鉄5号線のホーム。本当に宮殿みたいな造りでした。
ただ、案内の類いは天井から吊り下げられている小さい看板だけで、文字もロシア語のみ。他に英語の案内や路線図などは一切見当たりませんでした。 -
どうにか地下鉄2号線に乗れました。車輛は旧ソ連製で、乗り心地は悪かったです。
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3駅移動し、赤の広場最寄りのチアトラーリナヤ駅で下車しました。
戦勝記念日直前なので、街中はこのような共産主義的なポスターが多かったです。 -
チアトラーリナヤ駅から5分程で赤の広場前に到着しました。しかし、この日は9日に行われる式典の準備のため閉鎖されていました。
クレムリンの切符売り場が開くまで赤の広場を散歩しようと思っていたのに残念ですorz -
クレムリン前にある、無名戦士の墓です。
衛兵が警備にあたっていました。 -
クレムリンの入場券は9時から販売開始(9時を過ぎても窓口が開かず、結局9時半まで待たされました^^;)なので、周辺を散策したりベンチに座りながら待ちました。
入場券はトロイツカヤ塔脇の建物で販売していて、クレムリンと武器庫の入場券は完全別扱いなため、両方見たい場合は入場券を2枚買います。値段はクレムリンが350ルーブル、武器庫が700ルーブルで、合わせて1050ルーブル(≒2300円)。
なお、私は国際学生証を所持していて、地球の歩き方には学割があると書いてありました。しかし、窓口のおばちゃんが言うには、学割の適用はロシア人及びロシアに留学している学生のみで、外国人旅行者はダメだそうです。 -
トロイツカヤ塔から更に進んだ場所にある、ポロヴィツカヤ塔から入場し、まずは武器庫を見学しました。
ダイヤモンド庫も同じ建物の2階にあり、武器庫の見学順路の途中に受付兼入場券売り場があります。入場券の値段は500ルーブル(≒1199円)。
武器庫、ダイヤモンド庫ともにロマノフ朝の財宝が展示されていて、かなり見応えがありましたが、残念ながら内部の写真撮影は一切禁止でした。日本人の団体ツアー客の姿もちらほら見ました。 -
武器庫見学後、一旦ポロヴィツカヤ塔から外に出て、トロイツカヤ塔から入場しました。
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トロイツカヤ塔の前で警備にあたる衛兵さん。
この数秒後から中国人観光客に取り囲まれ、写真を撮られまくっていてかわいそうでした^^; -
クレムリン内部へと進んでいきます。
写真左側にあるのは、1961年に完成したクレムリン大会宮殿。
クレムリン内唯一の共産主義的な建築なので、正直かなり浮いてしまっています。 -
更に進むと、1656年に造られたパトリアーシェ宮殿がありました。
現在修復中らしく、内部には入れませんでした。 -
1586年に鋳造された「大砲の皇帝」。記念撮影のスポットとなっていました。
ちなみに今まで一度も発砲されたことはないそうです。 -
1730年代に鋳造された「鐘の皇帝」。実物はかなり大きいです。重さは200トンもあるそうで。
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聖堂群が集中する広場までやって来ました。
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広場を見学していると、赤の広場方面をロシア空軍の攻撃ヘリ(ハインド)の編隊が通過して行きました。
どうやら、9日のパレードのリハーサルを行っているらしく、その後息つく暇もなく、様々な種類のロシア空軍機が上空を通過して行きました。 -
ヘリの次は戦略爆撃機がやってきました。写真はロシア空軍の戦略爆撃機Tu-160(ツボレフ160)です。
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空中給油の実演を行っています。
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続いて戦闘機や攻撃機群が通過して行きます。
この一群は上空でフレアの放出を実演して行きました。 -
戦勝70周年なので、編隊で70の文字を作っています。
およそ10分の間、日本ではまずお目にかかれない、様々な種類のロシア空軍機を見ることができてラッキーでした。 -
さて、クレムリン観光を再開します。
まずは、1508年に完成したアルハンゲルスキー聖堂から見学します。 -
アルハンゲルスキー聖堂の入口。観光客でかなり混雑しています。
残念なことに、クレムリンの聖堂群はすべて内部の撮影が禁止されているため内部の写真はありません。 -
続いてアルハンゲルスキー聖堂の向かいにあるブラゴヴェシチェンスキー聖堂を見学しました。
1489年に完成した聖堂で、他の多くの聖堂群はイタリア人建築家が手がけたのに対し、ここはロシア人建築家によって建てられた聖堂です。部屋全体を埋め尽くす、内部のイコン(宗教画)が素晴らしかったです。 -
広場を一旦離れ、モスクワ川側から景色を眺めます。
ソ連崩壊後に再建された救世主キリスト聖堂や、スターリン・クラシックのモスクワ大学が見えます。 -
再び広場に戻ります。写真はイワン大帝の鐘楼という1543年に完成した建物。
残念ながら、この日は内部非公開でした。 -
聖堂群の最後に見学したのは、1479年に完成したウズベンスキー大聖堂。
内部には銀のシャンデリアやイワン雷帝の玉座があり、豪華絢爛な雰囲気でした。 -
広場を離れ、トロイツカヤ塔に戻ります。
写真は途中にあったロシア連邦大統領府(元老院)。大統領府の屋根の上に大統領旗が掲揚されていたので、この日プーチン大統領はクレムリンにいたみたいです。 -
トロイツカヤ塔から外に出て、赤の広場方面へ歩いて行きます。
今回、クレムリンをすべて見学するのにおよそ2時間半かかりました。見所多すぎで満足です。 -
無名戦士の墓では何やら式典が行われていました。
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赤の広場近くのマクドナルドで休憩します。
かつての共産主義の象徴である、赤の広場の眼と鼻の先に、資本主義の象徴であるマクドナルドがあるとは思わなかったです。 -
赤の広場の入口前。
朝と違い、人通りも増えてにぎやかです。 -
革命広場の近くに階段があり、そこを登るとニコリスカヤ通りに出ることができました。
案内看板などは見当たらなかったですが、人の流れについていけば着けるはずです。 -
レーニンとスターリン?のそっくりさんがいました。
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ニコリスカヤ通りの突き当たりは赤の広場です。
この日はロシア軍が式典のリハーサルを行っているため、封鎖されていました。 -
赤の広場脇にあるグム百貨店に入ってみました。1921年にレーニンの命令によって開設された、老舗百貨店です。
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内部には戦勝記念日を祝して、このような派手な飾りがありました。
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3階からの景色です。
朝は5度だったのに、昼間は16度近くまで気温が上がったため、建物の中も結構暑かったです。 -
レコード店のショーウィンドウ。マネキンがいい味出してます。
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グム百貨店を通り抜け反対側に来ました。
こちらからも赤の広場は封鎖されていました。 -
テトリスでおなじみのポクロフスキー聖堂。1560年に建てられました。
手前の銅像は、1612年にポーランドからモスクワを解放したミーニンとポジャルスキーという人物の銅像だそうです。 -
赤の広場を離れ、地下鉄2号線で1駅移動し、プーシキン広場にやってきました。写真はプーシキンの銅像です。
この近くにあるカフェプーシキンを目指します。 -
カフェプーシキンにやってきました。カフェプーシキンではビジネスランチをやっていて、前菜、スープ、メイン、デザートのそれぞれ数種類から料理を2品あるいは3品選ぶことができます。メニューには英語メニューもあり、ウェイターさんにも英語が通じます。
私は前菜とメインの2品のコースとミネラルウォーターを註文しました。値段は合わせて950ルーブル(≒2310円)。ルーブル安のおかげで助かりました。 -
前菜のサーモンのパンケーキ添えです。パンケーキには奥にあるチーズクリームをかけていただきます。パンケーキは黒パン風味で、サーモンとよく合います。
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メインのビーフストロガノフです。
牛肉は硬くなく、脂もほどよくのっていました。真ん中にあるマッシュポテトと一緒に食べるととてもおいしかったです。 -
食後に紅茶かコーヒーがつくので、紅茶をいただきます。
店の雰囲気もよく、味にも大満足でした。 -
飛行機の出発3時間前となったので、地下鉄でベラルースキー駅に戻り、シェレメチェボ空港に戻ります。
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車内では、地下鉄マヤコフスカヤ駅のキオスクで、いい匂いにつられて買ったピロシキを食べました。中華まんみたいな味でおいしかったです。
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シェレメチェボ空港に到着。成田便が出発するターミナルDまで移動します。
シェレメチェボ空港のセキュリティーチェックや出国審査のブースは、旅客数の割に少なく混雑しがちなので、時間に余裕を見ておいた方が良いと思います。 -
出発直前にゲートが変更され、飛行機までバスで移動します。
写真は今回乗った、エアバスA330-300、イワン・クリービン号です。 -
アエロフロートのエコノミークラスの座席です。パーソナルモニターは大きく、USBポートもあるので、iPhone等は充電可能です。
飛行機はなかなか離陸せず、結局1時間程待たされました。 -
離陸後しばらくしてアメニティーセットが配られます。
スリッパ、アイマスク、靴べら、食事を希望するかどうかのシールが含まれています。 -
モスクワ離陸から1時間ほどで、ヴォルガ川を渡ります。下に見える町はコストロマという町です。
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それからすぐ、機内食のメニューが配られました。
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モスクワ離陸2時間後、ドリンクサービスに続いて機内食の提供が始まりました。鶏肉のご飯か魚のパスタの選択だったので、鶏肉を選択しました。
アエロフロートの機内食はなかなかおいしいです。デザートのりんごのケーキが特においしかったです。
食事の後、機内消燈が行われたため4時間ほど仮眠しました。 -
ハバロフスク付近を飛行中に2回目の機内食提供が始まりました。今回はオムレツ、カーシャ(ロシア風のおかゆ)、パンケーキから選択だったので、パンケーキを選択しました。
こちらもおいしくいただきました。 -
食後に紅茶を飲んでいると、ダリネゴルスク付近から日本海に差し掛かるところでした。
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ここまでの飛行ルートです。
機内映画について、邦画2本以外は日本語対応の映画と非対応の映画があるので、アエロフロートのホームページでチェックしておくと良いと思います。
http://www.aeroflot.ru/cms/ja/flight/entertainment_a330 -
およそ1時間ほどで日本海を渡り、新潟上空に着きました。
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新潟から只見や那須などを経て、太平洋側に出た後南下し、北浦上空で旋回しました。
この後、徐々に高度を下げつつ霞ヶ浦付近を飛び、成田へ向かいます。 -
成田に到着しました。
アエロフロートは悪評が目立ちますが、機内食はおいしいし、パーソナルモニターの故障についてすぐに対応してくれたりと、サービス面については問題ないと思います。
ただ、運航面については直前にスケジュール変更が行われた上、今回の旅行で利用したフライトの4回中4回とも30分から1時間ほど遅れたため、問題があると思いました。
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