米国出張～ほぼ20年ぶりの渡米

2015/06/14 - 2015/06/14

仕事で米国西海岸に出張することになりました。最後に米国に来たのが学会参加で来たボストンで、ほぼ20年前でした。西海岸は来たことがなく、今回が初めてです。しかも、驚いたことに、往復とも航空機はほぼ満席。20年前にボストンに行ったときはシカゴ経由で機内は軍人さんが目立つくらいでガラガラでした。クリスマス前のオフシーズンだった影響もあると思いますが、えらい差です。（あの時は今は無き最悪のサービス・最低の料金のノースウェストだった、というのもあるかもしれません。）今回はユナイテッド利用です。
ロス空港にはターミナル6に到着。
仕事は翌日で、前日午前の到着なので、ロスの街をぶらぶらすることにしました。しかし、聞いていた通り荷物を預ける所はない...しかたなく、荷物持参でぶらぶらすることに。だが、このことを想定し、背負えるタイプのバックなので問題なし。
バスでダウンタウンにまず向かい、そこからメトロでサイエンスセンターへ。ここのお目当ては、スペースシャトル・エンデバーの展示です。このサイエンスセンター、なんと入館無料。宇宙だけでなく、気象や自然環境など、科学全般を対象にした展示があります。
個人的にはエンデバー以外にマーキュリーやアポロのカプセルを見れたことがとても良かったです。シャトルは確かに見ものですが、カプセルだって十分に見応えあります。なんせ、レプリカではなく、実物です。『地球の歩き方』には書いていませんでした。なんでかな？
中には様々なアトラクションがあり、アトラクションを利用しようとすると有料。シミュレータにはお子ちゃまが列を成していました。やりたかったけど、さすがに大人は並べない...
残念な気持ちを抑えつつ、エンデバーの展示を見ました。ジャンボ機の背中に乗せられて運ぶ写真をみていたので、想像はしていたものの、やはりデカイ。耐熱タイルも間近に見られ、宇宙へのロマンを掻き立てます。
サイエンスセンターの後は、ユニオン駅近くのオルベラ街へ。エスニックな街でぶらぶらするには楽しい街でした。ただ、お土産みたいな店が多く、買う気が起きない（笑）メキシコ土産はメキシコで買いたい（笑）
ちなみに、ロスアンゼルス国際空港ですが、出発ロビー（ターミナル5～8）にはロクな土産物屋さんがありません。イミグレーションを通る前に土産物は買った方が良いでしょう。

エリア ロサンゼルス(アメリカ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 2.5
• ショッピング: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩 飛行機
• 航空会社: ユナイテッド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

予算の都合上、今回はユナイテッドで行きました。スターアライアンスなので、なんとかANAのマイルは貯まる（笑）（デルタやアメリカンの方が安かったですが、アライアンスが違うので・・・）

行きの飛行機の最初の機内食。飲み物を頼んだ時に、一緒についたのが、トマトのビスケット。正直、微妙...ドリンクはビール（ハイネケン）を頼みました。

機内食（夕食）
ハズレの無いチキンを選択。
料金が安くてもデルタの機内食は嫌！と、ユナイテッドを選んでみたものの、微妙...
アメリカのエアラインはどこも食事は似たようなものかなぁ...だとすると、何故スターアライアンスは料理が高いのだろう？次回は料金の安いデルタにします（笑）

２回目の機内食（朝食）
オムレツにチーズが入っているような気もしましたが、かなり微妙...

ロスアンゼルス国際空港(LAX)からはロスのダウンダウンに向かうFlyAwayに乗りました。
ターミナル7で運転手のオッちゃんの自己紹介の後、非常口の説明をしていました。窓の非常口の開け方はともかく、天井の非常口の開け方まで説明していました。さすが犯罪が多いお国柄です。
ちなみに、空港から乗るとバス料金は後払いです。

FlyAwayバス天井の非常口。これを開けて逃げなきゃならんシチュエーションはかなりヤバい気が...

ダウンタウンのユニオン駅に到着したFlyAwayのバス。運転手のオッちゃんは料金を取らず、右手を指して『あっちで払え』と叫んでいました。で、言われたとおりに『あっち』に歩いていきます。

『あっち』にあるFlyAwayの料金支払所。場所はユニオン駅の端っこにあたります。バスから誘導する人がいるわけでなく、そのまま料金を払わないで去ってもわからないような...
こんな心配をするのは日本人だけ？

ちなみに支払いはカードのみで、現金は不可です。

ユニオン駅からはレッド/パープルラインに乗ります。

7th st.メトロセンターでレッド/パープルラインを降り、シルバーラインに乗り換えます。
車両はちょっとレトロちっく！ホームに入るとき、ヘッドランプが左右に明滅します。

Expo park/USC駅で下車。
進行方向左手に目的地カルフォルニアscience centerが見えます。
玄関前に鎮座するのはF/A-18戦闘機！

F/A-18の腹の下をくぐって館内へ。着艦フックがしっかりと見えます。
ミリオタ的に大興奮！（笑）

入り口。
入館は無料！

エスカレーターを上って、二階から展示スタートです。
ここにも戦闘機が！

二階にあがると、右手にいきなり貴重な展示物を発見。
アポロ計画のカプセルです。
焼け具合から見て、どう見ても実物です。

ジェミニ計画のカプセル。
こちらはジェミニ11号のカプセルと明記していました。

ジェミニ11号の耐熱部。
大気に突入した時の耐熱部の損傷具合がよくわかります。

マーキュリーのカプセル。
2号の実機

アポロ計画以前の宇宙服。
かなり昔のSF映画はこんな宇宙服を着ている人物が良く出ていました。（なぜか宇宙人が着ている宇宙服も銀色。）

アポロ計画以後の宇宙服。
1980年代以後のSF映画の宇宙服はこんなイメージ。（色が白。）

エレベーター上がって右手が、カプセルの展示でしたが、左手側がメインの展示会場です。
エンデバーの入場券はここでゲットできるのかな？と思い、入り口と思しきところに立つ係員と思われるティーンエイジャーのあんちゃんに『ここでチケットの代金払えるの？』聞いてみたら、チケット（らしきもの）くれて『enjoy!』と言われてしまいました。（ちなみにくれたのは『priority』とだけかかれたチケットの半券）でも、これが有効でした。
うーん、タダでチケットゲットしたは良かったものの、いいのかな？

シャトルのタイヤ。意外と小さい。

管制センターのレプリカ。
少年のころにこんなところを見学すれば、科学少年になりたくなるもの分かります。

展示場から下の階に降りると、エンデバーの展示場です。

エンデバー展示場への入り口。
エンデバーは別棟に展示されています。

入るとすぐに見えるエンデバー。
デカイ。写真に収まりきらん（笑）
「地球の歩き方」には休日は入場規制がある、などとかかれていましたが、入場時間は日曜日の2時頃。むちゃくちゃ混んでもおらず、入場規制もされていませんでした。一時期のフィーバーからは落ち着きつつあるのかも知れません。

底面の耐熱タイル。
損傷（焼け）具合が使用感でいっぱい。
これをプラモで再現しようとすると大変だなぁ...
タイルには全てシリアルナンバーが打たれています。履歴管理と寿命管理に使用していたとの事ですが、大雑把なアメリカ人にとってメチャクチャ大変な作業であることに想像は硬くありません。
結局、このためにシャトル計画が放棄されることになります。

エンデバーのエンジン。
意外とコンパクト。

タダでカルフォルニア科学館を満喫し、ダウンタウンに戻ることにしたのですが、メトロに乗ってくる時、気になった建物（教会）があったので途中下車。
降りたのは、23rd st.駅。
意外と遠くて、歩いて5分ほどかかりました。
west adams教会と言うらしい。立派な教会ですが、建造は意外と新しく1954年。古き良き米国の時代の遺産でしょう。

west adams教会を正面から。
様式はわかりませんが、彫刻は見事です。

ユニオン駅に戻ってきました。
駅西側のオルベラ街に向かいます。

オルベラ街入り口にある銅像。
このメキシコ人、どうも映画俳優のアントニオ　アギラという人物らしい。
メキシコ人なので、メキシコ人街に銅像があるのはわからなくも無いけど・・・

オルベラ街。流れる音楽、行き交う人々、南米の雰囲気満載です。

仮面を売ってる...誰が買うんだろ？

サンダル屋さん。
涼しげなのでこれは実用的。