★ブルジュ・ハリファのアット・ザ・トップに昇ってみた日

2015/03/01 - 2015/03/01

９０年代に２，３度訪れたアラブ首長国連邦。
あの頃は、今でこそ世界一の高さを誇るドバイのブルジュ・ハリファもまだまだ着工すらしていなかったし、シェイク・ザイード・ロード沿いのメトロも無し。
あちこち工事中の場所ばかりで、やたら殺風景で埃っぽかったのよね。

２００４年１月に着工したブルジュ・ハリファが２０１０年１月に開業してからもう５年。
この辺で一度、ブルジュ・ハリファへも行っておこうか！とお出かけしてみます。

この編では、そのお出かけのうち、１２４階の展望台アット・ザ・トップに昇ってみた時の様子を取り上げます。


表紙の画像は、１２４階の展望台アット・ザ・トップがあるフロア。
そこここに立つ人々の様子が、まるでセットされた演劇の舞台のように見えた。

エリア ドバイ(アラブ首長国連邦)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

今回ドバイで泊まってみたのは、シェイク・ザイード・ロード沿いのフォーポインツ・バイ・シェラトン・シェイク・ザイード・ロード。

ここは、９０年代に来た時には工事中の箇所が多くて埃っぽいだけの場所だったのが、今回はすっかり都会の街並みに大変貌。
フォーポインツ・バイ・シェラトン・シェイク・ザイード・ロード屋上のプールサイドからはブルジュ・ハリファが銀色の針のように見えた。

このホテルからブルジュまでは１ｋｍほど。
歩いていける距離なので一度試してみましたが、この時には途中に工事中の場所があったり、やたら広い道を渡らなければならなかったりしてストレスフル。
おとなしく、別の手段で移動するのがお勧めです。

フォー ポインツ バイ シェラトン シェイク ザイード ロード ドバイ ホテル

さて、ブルジュ・ハリファの展望台アット・ザ・トップに行ってみる当日。

上で言ったように、一度フォーポインツ・バイ・シェラトン・シェイク・ザイード・ロードから歩いて行った時の道筋に懲りていたので、今日はおとなしくレンタカーで行きました。(；＾ω＾)

同じようにレンタカーで行く方は、「車を停めたのはこの場所！」と備忘録用に写真を撮っておくのがお勧め。
画像に出ている空きスペース表示を見るとお分かりのように、ブルジュ・ハリファに隣接したドバイ・モールの地下駐車場も広大なんですよ。

ブルジュ・ハリファへは、ドバイ・モールのザ・ビレッジを抜けて行ってみた。

その入り口には、２０１５年の未年を祝う中国語のポスターが。
そういえば、２０１５年の春節（中国の旧正月）は２月１９日だった。

それにしても、最近はどこに行っても簡体字の中国語を使った標識やポスターが増えたと思う。
それだけ中国本土からの旅行客やビジネス客が世界にあふれ出しているていう証拠よね。

ドバイ・モールのザ・ビレッジを通り抜けて行く。

もう巨大としか言えないサイズのショッピング・モールで、通り抜けるだけでも大変なくらい。
道に迷って無駄に歩かないように要注意。

事前に、ドバイ・モールのお店などをチェックしてみたい方は、下記のドバイ・モールのサイトでどうぞ。
スケート場や水族館も入っています。
http://www.thedubaimall.com/en/Index.aspx　（英語版）

ブルジュ・ハリファの展望台アット・ザ・トップの受け付けカウンターあたりに到着。
もうお客さんが集まって来ているみたい。

SUR SHANGHAIたちはここにはすでに一度来て、予約のプリントアウトをチケットに換えてもらっていたので、出発時間までの時間にも気持ちにも余裕あり。

ブルジュ ハリファ 現代・近代建築

ブルジュ・ハリファの展望台アット・ザ・トップの予約は次のサイトから。
https://tickets.atthetop.ae/eticketing/homepage.aspx （英語版）
２０１５年３月１日午前１１時のチケット二人分だと、２週間前に余裕で予約が入れられました。
夜景の時間帯のチケットもまだまだありましたが、最初は地理的な眺望を見てみたかったので、昼を予約。

料金支払いも済ませて予約が確定したら、メールをプリントアウトしておきましょう。

アット・ザ・トップに上る前にそのプリントアウトをチケットに換えられるのは、ブルジュ・ハリファ内の受付カウンターのほか、カウンター脇にあるこの機械でもOK。
スタッフがいて、操作方法も教えてもらえます。

ブルジュ ハリファ 現代・近代建築

ブルジュ・ハリファ内にあるアット・ザ・トップの受付カウンター。

予約のプリントアウトをチケットに換えてくれたり、当日券、翌日券も扱っています。

お隣には、アット・ザ・トップのお土産コーナーもありました。

ブルジュ ハリファ 現代・近代建築

これは、上掲の画像のアット・ザ・トップ受付カウンターにある、当日＋翌日のチケット状況情報。

この画像に出ているTODAYは、２０１５年３月１日（日）の状況。
午後のチケットはすでに売り切れていたり、数に限りがあったり。

翌日３月２日のチケットも、朝早く以外は売り切れ、または数に限りあり。

希望する日の希望する時間帯に行ってみたいなら、予約は必須です。

ブルジュ ハリファ 現代・近代建築

事前に一度来て、手に入れておいたブルジュ・ハリファの展望台アット・ザ・トップのチケット。
これは後でチェックされ、パンチを入れてもらいます。

チケットの１枚に、スパイダー・リリーという花の絵が出ていますが、ブルジュ・ハリファのデザインはこの花の形状にインスパイアされ生まれたのだそう。

二人ともチケットは忘れずに持って来たし、まだ時間に余裕があるから、先にちょっと外からブルジュ・ハリファの姿を拝んで来ようか。

ブルジュ ハリファ 現代・近代建築

ブルジュ・ハリファ周辺を取り巻いている人口湖。

昼は、その青く透き通った水面に映る街並みが蜃気楼のよう。

ブルジュ ハリファ 現代・近代建築

人口湖の向こうに見えるガラス質の建物がブルジュ・ハリファのお足元。

あれ？　人口湖の中にダイバー姿の人が。
何してるのかな。

ブルジュ ハリファ 現代・近代建築

人口湖のほとりから見上げたブルジュ・ハリファ。

１６０階建てで全高は８２８ｍもあるその姿は銀色の針のよう。

思わず「ほお〜っ」とため息。　これからあのビルを昇るのね。

その陰から現れた機影がシュールな朝。

ブルジュ ハリファ 現代・近代建築

これまで昇ったことのある外国の超高層ビルといえば、ニューヨークのエンパイア・ステート・ビルが最初だったんじゃないかな。

あれから、これまでにいくつ世界の超高層ビルに昇っただろう。

ブルジュ・ハリファのアット・ザ・トップの予約時間が近づいた。
もうすぐそっちに行くからね。ヽ(*＾ω＾*)ﾉ

ブルジュ ハリファ 現代・近代建築

SUR SHANGHAIたちと同じく、この日の午前１１時の予約を入れた人たち。

名も知らぬ人たちが、同じ目的のために同じ時刻に世界各地から集まってくるシチュエーションがクールよね。

この後はチケットを確認されて、通路の奥へと向かいます。

ブルジュ ハリファ 現代・近代建築

１１時を予約した一行がまず入って行ったホールには、ブルジュ・ハリファの模型がドーン！

その基壇には…、

ブルジュ ハリファ 現代・近代建築

…ブルジュ・ハリファの構造説明がありました。

階によって異なる使用目的は、下記のウィキペディアのページにも出ています。
落成までの経緯も併せて見てみては？
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%83%AA%E3%83%95%E3%82%A1

ブルジュ ハリファ 現代・近代建築

ブルジュ・ハリファのアット・ザ・トップに昇るエレベーターまでの通路。

その壁には、ブルジュ・ハリファが出来るまでを追った映像や…、

ブルジュ ハリファ 現代・近代建築

…これまでブルジュ・ハリファを使って映画撮影されたシーンが映し出されたりして、エレベーターを待つ間に臨場感が高まる仕組み。

トム・クルーズの『ミッション・インポッシブル・ゴースト・プロトコル』は圧巻だったよね〜。

ブルジュ ハリファ 現代・近代建築

ブルジュ・ハリファの展望台アット・ザ・トップに昇っていくエレベーター前。

その扉には、現在通過中の階数、高度、経過時間が映し出されるようになってました。

ブルジュ ハリファ 現代・近代建築

いよいよエレベーターに乗り込むと、やたら近未来的な照明の内部。

なぜか、超高層ビルの展望台へ行くエレベーター内ってどこも同じ感じなのよね。（笑）
で、どんどん階数が上がっていく数字が示されて、歓声が上がるのも同じ。

乗り込んでしまってから言うのもなんですが、２０１０年１月に開業したばかりの頃には、電源故障でエレベーターが途中で４５分間ストップしたことがあるそうです。
今ではそんな事は無いので、ご安心を。

ブルジュ ハリファ 現代・近代建築

エレベーターは、あっという間にブルジュ・ハリファの展望台アット・ザ・トップに到着。

そのホールのそこここに佇む人たちが、まるで演劇の舞台のセットのよう。
現実感の無い光景でドッキリ！

ブルジュ ハリファ 現代・近代建築

ブルジュ・ハリファにある展望台アット・ザ・トップ。

さっそく窓に寄って、外の景色を見下ろしてみます！　（＾◇＾）

ブルジュ ハリファ 現代・近代建築

ブルジュ・ハリファの展望台アット・ザ・トップから見下ろしたドバイ市街地。

画像左下から右上方向に伸びている道はシェイク・ザイード・ロード。
まとまって並んでいるビル群にはホテルも多数。

赤い＊印を付けたのは、SUR SHANGHAIたちが今回泊まったフォーポインツ・バイ・シェラトン・シェイク・ザイード・ロード。
ブルジュ・ハリファまでの距離は１ｋｍほど。
上の方でも言ったように、一度徒歩でブルジュ・ハリファに来てみましたが、途中には工事中の場所ややたらに広い道があって、気持ちいい散歩道ではありませんでした。
今後は歩行者にも優しい通路を造ってほしいな。

ブルジュ ハリファ 現代・近代建築

ブルジュ・ハリファ自身の影が落ちるドバイの街。

ちょっと不思議な眺め。

ブルジュ ハリファ 現代・近代建築

ブルジュ・ハリファの影が落ちるドバイの街並みは、直線・曲線が入り混じる幾何学模様。

ブルジュ ハリファ 現代・近代建築

ブルジュ・ハリファの展望台アット・ザ・トップのガラス壁の一部に隙間あり。

最初は気づかなかったけど、こんな風に手を表に出している人がいてドキッ！

ブルジュ ハリファ 現代・近代建築

１２４階にあるアット・ザ・トップから、ブルジュ・ハリファのさらに上を見上げてみる。

ここより上の方にも、機械室のほか、また別の展望台やオフィスなんかがあるのよね。

ブルジュ ハリファ 現代・近代建築

ブルジュ・ハリファの展望台アット・ザ・トップから見下ろしたドバイ・モール。
手前の大きな円形部分に、アット・ザ・トップの受付カウンターも入っています。

ドバイ・モールの脇を通っている大きな道はファイナンシャル・センター・ロードだし、青い水があるのはブルジュ・ハリファ周辺を取り巻く人口湖の一部で、そのほとりに立っている高層ビルはジ・アドレス・ダウンタウン・ドバイというホテル。

ブルジュ・ハリファ周辺が計画的に造り上げられた街並みなのがよく分かる。

ブルジュ ハリファ 現代・近代建築

ブルジュ・ハリファの展望台アット・ザ・トップから見下ろしたドバイの街並み。

ドバイ・モールからちょっと目を移すと、今度は人口湖に取り巻かれたようなスーク・アル・バハールが。
これは、昔ながらのスークを模したショッピング・モール。
人口湖に面した部分にはレストランも並んでいて、ドバイ・ファウンテンの噴水ショーの時間帯にはいい眺め。

ブルジュ ハリファ 現代・近代建築

スーク・アル・バハールからまたちょっと目を移すと、今度は高級マンションやホテルらしき高層ビル群も。
いや〜、９０年代のドバイとは大違いになっちゃって。
いながらにして、毎日ブルジュ・ハリファやドバイ・ファウンテンが眺められるって訳ね。
毎日見てたらそれが日常の景色になってしまうんだろうけど、数日くらいだったらお泊りしてみたい！

実は、ブルジュ・ハリファのすぐ近くにはマンションの短期貸し出しもあったんですが、どこも最低一週間滞在が条件だったので、SUR SHANGHAIたちはあきらめたんです。(；＾ω＾)

ブルジュ ハリファ 現代・近代建築

ブルジュ・ハリファのお足元から今度は遠くへ目を向けると、とたんに砂色の乾いた景色になるドバイ。

ブルジュ・ハリファのあるあたりが、人工的に造り上げられたオアシスなのが手に取るように見えるアット・ザ・トップ。

ブルジュ ハリファ 現代・近代建築

そんなブルジュ・ハリファ周辺の景色と自分を写真に撮ってもらうイタリア人女性。
いい思い出になりましたね。(*^。^*)

ブルジュ ハリファ 現代・近代建築

同じアット・ザ・トップからの眺めでも、シェイク・ザイード・ロード沿いの海岸線とアブダビ方向を見ると雰囲気一変。

この方向にはパーム・ジュメイラやドバイ・マリーナもあるんですが、そのあたりはぼんやり。
それより手前の海岸線にはブルジュ・アル・アラブの半月形の建物が見えてます。
一頃はドバイの代名詞だったけど、ブルジュ・ハリファが出来てからはちょっと影が薄くなった？

画像右手の海上に見えるのが、目下工事中のザ・ワールドよね。
完成はいつになるのやら。

ブルジュ ハリファ 現代・近代建築

これも、シェイク・ザイード・ロード沿いのアブダビ方向を見たドバイの街並み。
ブルジュ・ハリファのお足元をちょっと離れると、なんだか殺伐とした雰囲気。

う〜ん、これなら、アブダビのジュメイラ・アット・エティハド・タワーズにあるオブザベーション・デッキ・アット３００展望台の方がもっといい眺めだったな。高さはブルジュ・ハリファほど無くても、エミレーツ・パレス・ホテル全景がばっちり見えたしね。
その展望台からの眺めと比べてみたい方は、下記の旅行記でどうぞ。
★アブダビ現代建築巡り −（１）エミレーツ・パレス・ホテルとオブザベーション・デッキ・アット３００
http://4travel.jp/travelogue/10998651

ブルジュ ハリファ 現代・近代建築

アット・ザ・トップに設置されている電子望遠鏡は優れもの。

自分が見ている時刻のドバイの街並みはもちろんのこと、同方向の夜景の街並み、昔の街並みにも切り替えて見られるんです。
無料なので、楽しんでみては。

ブルジュ ハリファ 現代・近代建築

アット・ザ・トップでのお楽しみといえば、ブルジュ・ハリファと一緒の合成写真撮影。
これも、今ではあちこちの展望台でお馴染み。

スタッフの指示で撮ったポーズ＋お好きな背景と組み合わせてどうぞ。
これは有料。スタッフに問い合わせてみましょう。

自分は撮ってもらわなくても、他の人たちの撮影場面を見るのも楽しいアトラクション。

ブルジュ ハリファ 現代・近代建築

アット・ザ・トップにはお土産コーナーももちろんあり。

う〜ん、どこの展望台のお土産も似たり寄ったりな気がする…。(´･ω･`)

アット・ザ・トップのお土産店は、見学が終わって戻った通路出口（最初にチケットを出してもらう受付カウンター隣）にもあるので、ちょっと迷ってからでも買えますよ。

ブルジュ ハリファ 現代・近代建築

頼まれたお土産のラクダのミルク入りチョコレートは、アット・ザ・トップのお土産コーナーにもあった。

でも、これは最後に空港で買うことにしてあるし、結局ここでは何も買わず。

ブルジュ ハリファ 現代・近代建築

アット・ザ・トップからの景色も堪能したし、そろそろ下界へ戻ろうか。

ブルジュ ハリファ 現代・近代建築

ブルジュ・ハリファのお足元に戻るエレベータの中。
天井には、同乗のお客さんたちの頭がびっしり映って面白い眺め。

パチリ！

ちょうど、スタッフが扉を閉めている場面が撮れた。

ブルジュ ハリファ 現代・近代建築

アット・ザ・トップから下界に戻ると、誰もが心なしかほっとした表情だったな。
やっぱり、自分の足が地に着く感じが一番安心できる。

戻り道の通路には、ブルジュ・ハリファの出来るまでが、模型を使って順々に展示されています。
ちょっとお勉強も兼ねて見て行くといいですよ。

ブルジュ ハリファ 現代・近代建築

あ！　（＾◇＾）

これはイベントの日の花火に包まれたブルジュ・ハリファの写真。
新年のカウント・ダウン写真？

こんな日のブルジュ・ハリファも見てみたくなるね。

ブルジュ ハリファ 現代・近代建築

さ、ここがブルジュ・ハリファの展望台アット・ザ・トップの見学通路出口。

世界各国の言葉でお別れの言葉が書いてあった。

次また機会があれば、今度は夕暮れから夜景の時間帯に来てみるのもいいかもよ。

ブルジュ ハリファ 現代・近代建築