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『高野山』の朝は6時半のお勤めから始まった。<br /><br />蝋燭の火が揺らめく厳粛な雰囲気の中、お経を聞き、お焼香をし、お守りをいただいて、住職の本当に為になる法話を聞いて非常に清々しい朝の始まりでした。<br /><br />朝のお勤めの後でこの日もとても美味しい朝食をいただき、宿坊『報恩院』を後にしてからは再び『金堂』へ。<br /><br />『高野山』では50年に一度の大法会が行われていて、9時からは『金堂』で&quot;女人高野&quot;の別名を持つ『真言宗室生寺派大本山・室生寺』の住職を筆頭とした宗派を越えた住職たちによる大法会に参加。<br />初公開のご本尊を前に1時間半ほどの大法会は厳かな雰囲気でとても素晴らしいものでした。<br /><br />夜にプロジェクションマッピングが行われた『根本大塔』の内部には『大日如来』を中心に金剛界の四仏が鎮座し、16本の柱にはそれぞれに『堂本印象』による仏画が描かれていて曼荼羅の世界が表されていていました。<br /><br />『高野山真言宗総本山・金剛峯寺』では16年ぶりにご本尊が公開されていて、お参りをして、国内最大級の見事な枯山水庭園『蟠龍亭』や『狩野探幽』を筆頭とした『狩野派』、『雲谷派』の礎を築いた『雲谷等益』やその息子『雲谷等爾』、『守屋多々志』などの襖絵、金色に包まれた天皇、上皇のための&quot;書院上段の間&quot;、二代目関白『豊臣秀次』が自刃した&quot;柳の間&quot;などを見て回りました。<br /><br />食事処『歩ん歩こ』でうどん定食を食べ、内部特別公開されている『徳川家霊台』で豪華な『徳川家康』と『徳川秀忠』の霊屋を見て、敷地内で寛いでいる猫と戯れてからは、町を散策しながら『奥の院』へ。<br /><br />『高野山』信仰の中心地であり、『弘法大師』が入定した聖地『奥の院』。<br /><br />『一の橋』から『奥の院』まで2kmほど続く長い道には無数のお墓が並び、その中には皇族、『織田信長』や『豊臣家』や『徳川家』を筆頭に『前田家』、『伊達家』、『武田家』、『薩摩島津家』、『毛利家』などの歴代の大名や偉人のお墓があり、他にも大企業や東日本大震災や戦争で亡くなった人の慰霊碑があるなど凄まじい規模でした。<br /><br />また道中にあった『化粧地蔵』が何とも可愛らしく、女性がこのお地蔵さんに化粧をすると綺麗になったり願いが叶うと言われていて、おめかししていたお地蔵さんや女の人が楽しそうにお地蔵さんに化粧をしている姿に心が和みました。<br /><br />他にも『汗かき地蔵』をお参りし、『姿見の井戸』ではちゃんと自分が映っているのを確認(映らないと3年以内に死ぬそうです…(汗))。<br /><br />『奥の院』に辿り着き、『水向け地蔵』に水を掛けてお参りしてから、『弘法大師』が今も禅定していると信じられている『弘法大師御廟』をお参り。<br /><br />『御廟橋』から先は聖域で飲食や写真撮影は禁止されていて、橋の手前で一礼。<br />ここで一礼する意味は『弘法大師』が参拝者をこの橋まで迎えに来てくれ、帰りもこの橋まで見送りに来てくれるとされているため。<br /><br />奥へ進むと玉砂利が敷き詰められた見事な御廟があり、『塗香』で手を清めてお参りし、『灯籠堂』の地下でもお参りして『御廟橋』で再び一礼して御廟を後に。<br />霊感の全くない僕でも神聖な空気を感じる場所でした。<br /><br />『頌徳殿』でお茶を飲んで休憩し、その後で素晴らしき『高野山』を後にしました。

高野山開創1200年記念大法会

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2015/05/16 - 2015/05/16

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ミッチー

ミッチーさん

『高野山』の朝は6時半のお勤めから始まった。

蝋燭の火が揺らめく厳粛な雰囲気の中、お経を聞き、お焼香をし、お守りをいただいて、住職の本当に為になる法話を聞いて非常に清々しい朝の始まりでした。

朝のお勤めの後でこの日もとても美味しい朝食をいただき、宿坊『報恩院』を後にしてからは再び『金堂』へ。

『高野山』では50年に一度の大法会が行われていて、9時からは『金堂』で"女人高野"の別名を持つ『真言宗室生寺派大本山・室生寺』の住職を筆頭とした宗派を越えた住職たちによる大法会に参加。
初公開のご本尊を前に1時間半ほどの大法会は厳かな雰囲気でとても素晴らしいものでした。

夜にプロジェクションマッピングが行われた『根本大塔』の内部には『大日如来』を中心に金剛界の四仏が鎮座し、16本の柱にはそれぞれに『堂本印象』による仏画が描かれていて曼荼羅の世界が表されていていました。

『高野山真言宗総本山・金剛峯寺』では16年ぶりにご本尊が公開されていて、お参りをして、国内最大級の見事な枯山水庭園『蟠龍亭』や『狩野探幽』を筆頭とした『狩野派』、『雲谷派』の礎を築いた『雲谷等益』やその息子『雲谷等爾』、『守屋多々志』などの襖絵、金色に包まれた天皇、上皇のための"書院上段の間"、二代目関白『豊臣秀次』が自刃した"柳の間"などを見て回りました。

食事処『歩ん歩こ』でうどん定食を食べ、内部特別公開されている『徳川家霊台』で豪華な『徳川家康』と『徳川秀忠』の霊屋を見て、敷地内で寛いでいる猫と戯れてからは、町を散策しながら『奥の院』へ。

『高野山』信仰の中心地であり、『弘法大師』が入定した聖地『奥の院』。

『一の橋』から『奥の院』まで2kmほど続く長い道には無数のお墓が並び、その中には皇族、『織田信長』や『豊臣家』や『徳川家』を筆頭に『前田家』、『伊達家』、『武田家』、『薩摩島津家』、『毛利家』などの歴代の大名や偉人のお墓があり、他にも大企業や東日本大震災や戦争で亡くなった人の慰霊碑があるなど凄まじい規模でした。

また道中にあった『化粧地蔵』が何とも可愛らしく、女性がこのお地蔵さんに化粧をすると綺麗になったり願いが叶うと言われていて、おめかししていたお地蔵さんや女の人が楽しそうにお地蔵さんに化粧をしている姿に心が和みました。

他にも『汗かき地蔵』をお参りし、『姿見の井戸』ではちゃんと自分が映っているのを確認(映らないと3年以内に死ぬそうです…(汗))。

『奥の院』に辿り着き、『水向け地蔵』に水を掛けてお参りしてから、『弘法大師』が今も禅定していると信じられている『弘法大師御廟』をお参り。

『御廟橋』から先は聖域で飲食や写真撮影は禁止されていて、橋の手前で一礼。
ここで一礼する意味は『弘法大師』が参拝者をこの橋まで迎えに来てくれ、帰りもこの橋まで見送りに来てくれるとされているため。

奥へ進むと玉砂利が敷き詰められた見事な御廟があり、『塗香』で手を清めてお参りし、『灯籠堂』の地下でもお参りして『御廟橋』で再び一礼して御廟を後に。
霊感の全くない僕でも神聖な空気を感じる場所でした。

『頌徳殿』でお茶を飲んで休憩し、その後で素晴らしき『高野山』を後にしました。

交通手段
自家用車

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  • 大法会が行われた金堂。

    大法会が行われた金堂。

  • 曼荼羅の世界を表した根本大塔。

    曼荼羅の世界を表した根本大塔。

  • 金剛峰寺入口。

    金剛峰寺入口。

  • 金剛峰寺境内。

    金剛峰寺境内。

  • 高野杉。

    高野杉。

  • 見事な生け花。

    見事な生け花。

  • 国内最大級の枯山水庭園、蟠龍庭。

    国内最大級の枯山水庭園、蟠龍庭。

  • 国内最大級の枯山水庭園、蟠龍庭。

    国内最大級の枯山水庭園、蟠龍庭。

  • 金剛峰寺。

    金剛峰寺。

  • 徳川家霊台入口。

    徳川家霊台入口。

  • 徳川家霊台・家康霊屋。

    徳川家霊台・家康霊屋。

  • 徳川家霊台・秀忠霊屋。

    徳川家霊台・秀忠霊屋。

  • 扉が開かれた徳川家霊台。

    扉が開かれた徳川家霊台。

  • 懐きはしないけど、近付いたり撫でても逃げない猫。

    懐きはしないけど、近付いたり撫でても逃げない猫。

  • 奥の院入口。

    奥の院入口。

  • 化粧地蔵。

    化粧地蔵。

  • 奥の院。

    奥の院。

  • 御廟橋手前。

    御廟橋手前。

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