2015/05/03 - 2015/05/20
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hayaojisanさん
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ドブロブニクに行きたいと最初に思ったのは30年以上前のことだ。しかし共産圏へ旅行することのわずらわしさから、先延ばししているうちに、内戦が起こって街が破壊されたというニュース。無理しても行っておけばよかったという後悔は痛切であった。
さて実は昨年秋に、エティハド航空から安いビジネスクラス航空券のオファーがあったので、はっきりした目的地を定めずにフランクフルト往復の航空券を購入してあった。当初はドイツを旅行しようと思っていたが、クロアチアに無性に行きたくなり、ネットでフランクフルト、クロアチア往復の航空券を別途購入することにした。最初はエクスペディアで探したが単純往復しかなく、クロアチア航空のサイトを見るとドブロブニク、ザグレブのオープン・ジョーが往復と同料金で可能と分かり、それを購入した。ただ往路はアブダビ、フランクフルト、ザグレブと3回の乗り継ぎ、5月3日の21:20成田発で4日22:05(現地時間)ドブロブニク着の予定、日本時間では5日の4:55となり、何と所要時間28時間35分となる。とんでもないことになったものだ。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 3.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 航空会社
- エティハド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ドブロブニクの宿はヴィラ・クライチ。到着が遅いこともあり、有料でお迎えをお願いしてあった。しかし22:05着の飛行機は40分ほど遅れて着いた。気をもんだが、税関を出るとローマ字で私の名を書いたカードを持って、クライチ氏(愛称MILO)にこにこして待っていた。いっぺんに緊張がほぐれる。妻の荷物を運ぶのを手伝ってもらい彼の愛車三菱で出発。
遅い時間なのでほとんど車は走っていず、走行はスムーズ。到着後は他の人々が寝ているのでひそひそ声で必要なことを教えてもらう。生ビールはセルフサービスで飲み放題とは耳よりな話だ。 -
宿は旧市街より離れた高台にあるので狭い階段を降りていく。城壁に近づき期待が高まる。
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色彩的に統一されているようだ。
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橋の向こうには頑丈なピレ門が。
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跳ね橋になっているのが分かる。
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メインストリートのストラドン通り、朝早いのでまだ人が少ない。
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1438年建築のオノフリオ噴水。
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城壁めぐり開始。
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人が少なくてうれしい。
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あれに見えるはロブリエナッチ要塞にござる。
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どの建物も美しい。
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城壁めぐりは続く。
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海の穏やかさに驚く。
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今までに幾多の城壁を歩いたがこれは最高に素晴らしい。ロケーションの良さが光る。
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写真を取り出すと止まらない。
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ちなみに正面に見えるのはヒルトン・ホテルであります。お金に糸目を付けない人はどうぞ。
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城壁巡りは圧巻。歩くにつれ見える景色が変わっていく。アドリア海は今日は穏やかで、カヤックも浮かび楽しそうだ。すぐそばに緑豊かな島が浮かぶ。城壁のある部分は直接海からそびえ立つ。幾星霜を閲したそれは今もしっかりと町を囲むが、修理の必要な部分もあると見えて、足場が組んであるところもある。その脆弱さ、そこで作業する人に同情する。
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寄らば撃つぞ。
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旧港は大きなクルーズ船は入れない。近くを観光するボート程度。
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城壁めぐりはまだまだ続く。
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城壁めぐりはまだまだ続く。
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市の北部防衛の要、ミンチェタ塔。
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イチオシ
今まで幾多の城壁を歩いてきたが、生きた街の一部になっているドゥブロブニクは奇跡のような場所だ。かけがえのない人類の宝だ。
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ドミニカン修道院。
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素朴な民芸品が売られている。
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昼食はレストラン・レヴェリンで。大きな松の木の下のテラスは港や城壁の眺めがよく、午後のひと時に最高の場所。私は魚のテンプラを取ったが、食べられなくはないといった程度。妻のペンネのほうがよかった。値段は高め、やはりドブロブニクは高い。
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朝市の様子
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花や野菜が多い。
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学校帰りの子どもたち。昼食は家で食べるのだろう。
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総督の宮殿。規模といい、豪華さといいヴェネツィアのそれとは比較にならないが、しっかりした建築物ではある。外部の柱頭は種々の彫刻が施され見ごたえがある。総督宮殿の柱頭。連ねる梁には鳩がいっぱい止まっていて歓迎されざる落し物をするので気をつけなければいけない。
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総督宮殿。
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まわりはハトが多い。
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ハトが嫌いな人はぞっとするだろうが、ここでは餌付けをしている。
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総督宮殿の内部は考古学、印章・コイン等何種類かの博物館になっているが、特に興味が持てない。
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戦争写真館(War Photo Limited)
軍事紛争下に置かれた人々。その表情、生活。1階ではウクライナ紛争が特集されていた。現場にいて、張り詰めた瞬間を切り取った写真が並び、見る者にその時の緊張感を強く感じさせる。その力は動画より強いかもしれない。切り取られた瞬間の前後を想像せずにはいられないからだ。ユーコヴィチ政権の横暴ぶり、治安部隊に立ち向かう民衆の姿、まさに命懸けだ。それがなければウクライナはロシアの属国になっていただろう。
クロアチア内戦の写真もあり、ドブロブニクの包囲の写真は印象深い。山越えに砲撃され、破壊されて落下したケーブルカー、ライフラインを絶たれ雨水を貯める民衆。この町の人々は持ちこたえ、降伏はしなかったのだ。
旅行中は極力ものを買わない私だが、ここでは売られている写真集の1冊を買い求め、写真家たちの一助としたいと考え、”Children Soldier”を購入した。 -
内戦で包囲され、耐えたこの町にこそ、この写真館があることがふさわしい。
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多くの人にこの写真館について知って実際に見てもらいたい。
http://www.warphotoltd.com -
スルジ山へ登ることにした。
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ここに登るとタイトル写真のような景色を満喫できる。ただ値段の割りに観光時間が短く、景色を見た後はあまりすることがない。
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ここからは4日目である。午前中2つ博物館を見る。クロアティアのゲーテにして、ダンテ、モリエール、シェークスピアと称された何とか言う劇作家の一時住んだ場所。それから民俗博物館、民族衣装が美しく、農機具等も展示してあった。いずれもお暇な人はどうぞという程度の所。
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民族博物館。
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次いで近郊のチャヴタットへ向かう。ここは紀元前にはギリシャ人の植民地だった。ケーブルカー前の乗り場からバスで30分ほど。左側に座ってしまったが、右手に海岸の美しい景色。途中から雲行き怪しく雨となる。着いてから傘を買った。
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個人所有の超豪華なクルーザーが停泊していた。
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案内書おすすめの海鮮レストランGalijaに入る。海岸の松林の下のテラスはとても素敵だが、天候を考え中がいいというと、石畳の道を少し登ったところへ連れて行かれた。2階のダイニングルームは広々としてかなりの人数が入れる重厚な造り。
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前菜はクロアティアン・プレートを取る。硬いチーズ3枚、タコのサラダたっぷり、生ハム3枚がその内容で来た時は嬉しかったが、一人で食べるのは大変。
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次いで貝の盛り合わせ。やや煮すぎ、かつ味付け濃すぎ。
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これは妻の注文した肉料理であまりの多さに悲鳴をあげていた。
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食後の散歩。マウソレウムはラチッチ家の墓所で、彫刻家メストロヴィッチの想いが伝わってくる建築。
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柱は上部は女性をかたどっていて実に優雅。
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墓所の左右には巨大なろうそくが。
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ドームの上には鐘が吊られる。
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その後半島を周遊、静かで気持ちがよい。
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ここからは5日目、ドブロブニクの観光も最終日なので、エラフィーテ諸島3島クルーズへ行くことにした。アドリア海の船旅はどうしてもやってみたい事の一つだった。前日にクライチ氏を通して申し込むと、ビラまでお迎えがあり便利だ。
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ミニバスで新市街の方の港へ向かう。客はかなり多く、座席は簡易なもので詰め込まれた感じだ。大橋が見える。
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予定表とは異なり、最初のコロチェップ島で1時間半の上陸。実はほとんど行くところはなく、暑い中、内部へ20分ほど行った後、戻って、カフェで過ごす。
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どの島もそのパターンで、あまり見ものはない。
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座興に船員がカモメにえさをやる。これは、けっこう危険を伴う。
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暇なカモメが多いと見えて、船を追いかけて集まってくる。
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カモメの飛行隊。
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指を食いちぎられないように注意!
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写真写りのよい場所。ロブド島。
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船上の昼食。前もって魚、肉、ベジタリアンの3種から選んで申告する。
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ロプド島でほんの少しだけ足をアドリア海に浸す。油を流したような海、あまり波が打ち寄せることもない穏やかさ。ただまだ5月、泳ぐには早かろう。
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帰り道カフェに寄るとクルーが飲んでいた。船の上でも飲みながら操縦。日本なら大問題になるだろう。
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クライチ氏とは折に触れて話した。彼は日本車のファンで三菱の車にほれ込んでいて、今秋、新車を買うがまた三菱だという。日本人とは車については意見が一致したことはないそうだ。
クロアチアは旧社会主義国であるユーゴスラビアの一部であったので、体制の変化がどう影響したかは非常に興味あるところだが、彼の答えは自分にはとくに影響ないとのことだった。つまり母から受けついだこの仕事を、以前も今も続けていくだけだということらしい。
「今国はとてもいい状態だ。EUにも入ったし、NATOの一員でもあるし。日本もNATOにはいっているんだろう?」
私はもちろんそれを否定し、しかしながら日本はアメリカと密接な関係にあると伝えた。しかし戦争を経験し、集団的自衛組織そのもののNATOに入って安心している人たちに、片務的な日米の関係を伝えても理解されないだろうと思った。
翌日レンタカー会社のあるヒルトン・ホテルまで送ってもらい、クロアチア周遊の旅をスタートする。
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