【ACL2015】消化試合のブリスベンロアー対浦和レッズを観にブリスベンとゴールドコーストへ。

2015/05/05 - 2015/05/06

2月の水原（韓国）、3月の北京（中国）に続き、浦和レッズのAFCチャンピオンズリーグ最終戦がゴールドコーストで行われるので参戦してきました。
この試合の前にレッズは既にグループステージ最下位での敗戦が決まっていてこの試合はただの消化試合になってしまったわけですが、航空券を2月に買ってしまっていてしかもキャンセル出来ない航空券だったので仕方なくオーストラリアまで行ってきました。
私自身ブリスベンもゴールドコーストも今回初めて訪れる都市で、オーストラリアは2007年に同じくACLでシドニーに行った以来の久々のオーストラリアになります。

ブリスベンまではJALでシンガポール経由の便で行きました。シンガポールで往路20時間、復路13時間のトランジットがありますが、現地滞在が1泊で済むこの旅程にしたのはアメリカのPricelineで諸税込で902.2USD（約10万8千円）とこの時期にしては安い上、全てJAL便なのでFOPやマイルも貯まるのでこの航空券を買いました。かなりFOPやマイルが貯まる経路なので、修行みたいな感じになっています。
何故かこの旅程だとJALのWEBサイトやコールセンターでは発券出来ないか料金が15万位になってしまうのでこの価格で買えた上、ホテル代や食費、交通費などの物価がバカ高いオーストラリアに長く滞在したくなかったので自分的にいろいろ都合が良い航空券にありつけてラッキーでした。

この試合は消化試合で正直キャンセル出来る航空券だったらキャンセルして行っていなかったので、無駄な出費は極力避けたく思い、現地では最低限の交通費とブリスベン空港でのATM手数料以外は一切お金を使いませんでした。
ホテルも最初は空港で野宿しようかと思っていましたが、夜間に空港まで行く手段がタクシーか徒歩しか無いのと、流石に4泊中野宿3回、機内泊1回はキツイのでホテルが安くなったタイミングでちゃんとしたホテルを予約して行きました。
試合のチケットは2月位にオンラインで購入、プリントアウトして持参して行きました。

そんな感じの超絶節約一人旅になったわけですが、お金をほとんど使わずに果たして楽しめたのでしょうか？

シンガポールの乗継の旅行記はこちら↓
往復共にチャンギ国際空港内のラウンジで野宿し、20時間のトランジットの合間にシンガポールの観光地へ。
http://4travel.jp/travelogue/11010499

【旅程】★が付いているのがこの旅行記に該当するスケジュール
5/3：JALで成田からシンガポールへ。[チャンギ国際空港内のラウンジで野宿]
5/4：カンタスでシンガポールからブリスベンへ。[機内泊]
★5/5：ゴールドコーストでACLのブリスベン・ロアー対浦和レッズの試合観戦。[Ibis Brisbane泊]
★5/6：カンタスでブリスベンからシンガポールへ。[チャンギ国際空港内のラウンジで野宿]
5/7：JALでシンガポールから成田へ帰国。

【使用機材】
カメラ：Sony DSC-RX1

エリア ブリスベン(オーストラリア)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 3.0
• ホテル: 4.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 船 徒歩
• 航空会社: JAL カンタス航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

シンガポールからブリスベンへは7時間位のフライトです。
シンガポールを20:50に出発し、ブリスベンに翌日の6:15分に到着しました。
同じ便に乗っていたレッズサポと思われる方も何人かいました。

ブリスベンは空港から市内に出るのも結構高いので、何か安く行く方法は無いだろうかと調べていたところ、ブリスベン国際空港の国際線ターミナルからSkygateというショッピングセンターに行く無料巡回バスに乗って、そこから590番のバスに乗ってToombulバスターミナルへ行き、そこからToombul駅まで歩き、電車に乗り継げばホテルの最寄り駅のローマストリート駅までオフピークのgo card（SUICAの様な交通カード）利用時に僅か3.72AUDで行くことが出来るので、空港に到着して入国したらお金をATMで下ろして（空港の国際線ターミナルにはTravelexのATMしかなく、ATM手数料が3AUDもかかった！）からAirtrainの駅に行ってgo cardを30AUDの現金で購入（最低30AUD、10AUD分が返金可能なデポジットで20AUDが支払いに充てられる金額）してから、出発ロビー階にあるSkygate行きの無料バスに乗ってSkygateを目指します。

Skygate周辺ではgo cardが買えないので無料バスに乗る前に空港駅でgo cardだけ買っておく必要があります。現金で購入したら現金でリファンドされるので手続きも楽でした。カードでも買えるようですが、返金はオーストラリアの銀行口座に振り込まれるらしい？ので今回は現金で買った次第。

写真はブリスベン空港の国際線ターミナルの出発ロビー階にあるスカイゲート行きの無料バスのバス停です。
国際線ターミナルからスカイゲートまではバスで10分〜15分程度です。

Skygateに到着しました。
途中、Novotelの横を通りすぎてショッピングセンターの敷地をぐるっと走るので乗り過ごすことは無いと思います。

Toombulに行くにはこのバスを降りたバス停と同じ所に590のToombal行きのバスが来るのでこのベンチで座って待つなり、中のショッピングセンターに行くなりしましょう。

ショッピングセンターの中にはATMやコインロッカー、トイレ、24時間営業のWoolworthsというオーストラリアの大手スーパーやDFOというアウトレットモールなどが入っているようです。

こちらがSkygateのToombul行きの590番と国際線ターミナル行きの無料バスのバス停です。
私は国際線ターミナルから乗って来たので590番のバスが来る迄バス停で待っていました。

590番のバスが来たので乗り込み、乗る時と降りる時それぞれgo cardを機械にタッチします。
SkygateからToombulまでは10分位です。

ToombulバスターミナルはToombul Centreという大きなショッピングモールのすぐ横にあります。
このショッピングモールの中にもATMやトイレやスーパーなどいろいろあるのでお土産をここや先ほどのSkygateで買っても良いかもしれません。

Skygate方面行きの590番バスは写真のB乗り場から出ています。
まあ始発なので行き先を間違える心配は無いでしょう。

ToombulバスターミナルからToombul駅までは徒歩3分位です。
バスターミナル横の大通りを横切れば写真の様な駅が見えます。
駅にはエレベーターがあるので荷物があっても大丈夫です。

この駅には改札が無く、駅の入口にgo cardをタッチする機械だけがあるので忘れずにタッチしましょう。
この駅は不親切なことにどの電車がどのホームに到着するかの案内が無いか見つけづらい場所にあるので、駅員さんや地元の乗客にどのホームに電車が到着するか聞いてみましょう。

Toombul駅からホテルの最寄りのローマストリート駅までは大体20分か30分位でした。
この方法だと空港からローマストリート駅までは待ち時間含めて最短で1時間、余裕を持って2時間位見ておけば大丈夫だと思います。

ローマストリート駅から今回予約したイビスブリスベンまでは徒歩数分とアクセスしやすい場所にあるホテルでした。
10時過ぎに到着しましたが、そのままチェックイン出来て助かりました。
部屋は16階だったのですが、エレベーターが15階までしかなく、15階から16階は階段を登らないと行けないという変な構造のホテルでしたが、この部屋のベッドがとても寝心地が良かったです。

ここ2日間ラウンジで野宿と機内泊とかなり疲れていたのでまずは持参したカップラーメンを食べてから2時間位昼寝しました。

トイレとバスルームです。

バスタブ付きです。
しかしバスタブの栓が無かった！！

それに気づいたのが深夜だったので、踵で栓をして無理やり風呂にお湯を入れて入浴しましたｗ

シャワーは固定式で水圧は普通、お湯も問題なく出ました。

WiFiが有料だったり、バスタブの栓が無かったり、シャワーカーテンがちょっと汚かったり、エレベーターが宿泊階まで無かったりと細かい不満もありますが、早めにチェックイン出来たしベッドの寝心地は最高でホテル代が高いブリスベンで1泊9千円位で泊まれたので内容的には満足出来る宿泊でした。

このホテルは通常1万2千円位していたので当初は選択肢にも無かったのですが、結構長い期間ホテル選びで悩んでいたらたまたまセールで9千円位に値下げされていたのを見つけたのでその価格で予約できて非常にラッキーでした。

ブリスベンには1泊しかしない上、翌日12:15発の飛行機に乗るため観光できるのはこの日しか無いにも関わらず、昼寝をして街に出たのは15時です。

しかも19時からゴールドコーストのロビーナにあるロビーナスタジアム（cbus super stadium）でブリスベンロアーと浦和レッズのACLの試合があるので、遅くとも17時にはロビーナ駅に行く電車に乗っていたい所です。

とりあえずあまり観光する時間はありませんが、まずは街を歩きます。

ブリスベンは近代的なビルとヨーロッパ風の重厚な建物が混在しているいかにもオーストラリアという感じの街並でした。

天気もいいし、いい感じの街並です。

ブリスベンは正直それほど魅力的な観光資源のある街ではないのでブリスベンではなく試合会場のあるゴールドコーストに泊まろうかと思いましたが、ブリスベン空港からゴールドコーストまで行くとなると交通費が結構バカにならないのと、ゴールドコーストからロビーナ駅まで行くのもやや面倒そうだったのでブリスベンに宿を取りました。

試合開始の4時間前からは試合のチケットがあれば無料でスタジアムのあるロビーナまで行けるという事がブリスベンロアーのサイトにあったのでそれを信じてブリスベンに宿を取りました。チケット代が10AUD+手数料2.70AUDでローマストリートからロビーナまでの運賃がgo cardのオフピークで片道10.47AUDとチケット代の倍以上する往復の交通費が無料になるんだから非常に太っ腹です。

ブリスベン市内にある案内表示には日本語もありました。

とりあえず橋があったので橋の上から写真を撮ってみます。

対岸の観覧車。

橋から見たブリスベン中心部。

そして向かった先はブリスベン川の辺りにあるQUTというCityHopperのフェリー乗り場です。

この写真の小さなCityHopperというフェリーはなんと無料で乗ることが出来ます。

乗り込んだ時は乗客はまばらでしたが、幾つかフェリー乗り場に停まって行く度に乗客が増えて最終的には立っていた人もいました。

対岸のサウスバンクフェリー乗り場です。
ここで結構人が乗ってきました。

川の色が焦げ茶色っていうのも独特ですね。

途中、橋をくぐったりします。
橋の上には赤い提灯があり、中華系移民の存在を感じさせます。

また別の橋をくぐります。

あの船もCityHopperです。
大体30分に1本位のダイヤでした。

ブリスベンのビル街が見えます。

ブリスベン川は結構広い割に護岸工事があまりされていないと言うか川から街がとても近くて堤防も低いのも日本と違いますね。

これは景観は良いけど洪水とか津波に弱そうだとちょっと思いました。

奥にも橋が見えますが、そろそろフェリーを降りようと思います。

ガラスのビルが多いのでキラキラしてますね。
ちょうど逆光で中々写真を撮るのが難しかったです。

存在感があるビルが多いですね。

イーグルストリートピアーで下船しました。

イーグルストリートピアーからセントラル駅までは徒歩で行ける距離なので、セントラル駅まで歩きます。

イーグルストリートピアーの近くにあった大きな木。

ブリスベンは本当にビジネス街って感じでした。

セントラル駅に到着です。写真はセントラル駅の駅舎ではなく駅近くの教会の写真です。
ゴールドコースト線で今日の試合会場の最寄り駅のロビーナ駅に電車で行きます。

事前情報通り駅員にチケットを見せたら改札を通してくれました。

ゴールドコースト線の車内です。
電車に乗ったのが16:10頃だったので結構良いタイミングでスタジアムに着けそうでした。
フリーWiFiも飛んでいました。このフリーWiFiはYouTubeなどの一部サイトやVPNなんかの通信は遮断されましたが、メールチェックやネットは出来ました。

ただ、行き帰りで連続で使ったら制限されて帰りの最後の方は使えなくなってしまいました。

セントラルからロビーナまでは約1時間15分です。

ゴールドコーストのロビーナ駅に到着しました。
正面右奥に見えるのが今日の試合会場のスタジアムでしょう。

ロビーナ駅前のバスターミナルです。
ゴールドコーストの中心部に行くバスが発着しているのでしょう。

ロビーナ駅です。
駅の改札を出る時に駅員さんにチケットを見せたら改札を開けてもらえました。事前情報通り無料でブリスベンからゴールドコーストのロビーナまで来れました。

これが今日の試合会場のロビーナスタジアム（cbus super stadium）です。

スタジアムに到着したのが17:45とキックオフの1時間15分前です。
中々絶妙な時間にスタジアムに到着しました。

てっきりもう既に開門済みですぐにスタジアムに入れると思いきやまだ開門前で30分位スタジアムの外で待たされました。

スタジアムに入れたのは18:15頃です。

スタジアム内には売店もありました。
水が4.5AUD、ソフトドリンクが5.1AUD、ビールが7.5AUD、ミートパイが5AUDと結構高いです。

600ml以下のペットボトルに入った水は持ち込めるとの事だったので私はペットボトルの水を日本から持参してきましたｗ

試合開始40分前の景色です。
相手サポーター側の席に誰も居ないのですがｗ

レッズの選手達が練習に入ってきましたが、何故かホーム側の方で練習しています。その後ブリスベンロアーの選手達も練習に入ってきましたが、レッズサポのいるアウェー側のコートで練習していました。今まで色々なスタジアムに行きましたが練習を逆側でしているのを見るのは初めての経験です。

AFC Champions Leagueのロゴがセンターサークルの上に設置されました。

選手たちが入場してきました。
この時19:13分とキックオフは確か19時丁度だったよね、とか思いつつも試合が始まりそうです。

なんだか、相手のホームなのにゴール裏はレッズサポの方がどう見ても多いのですが。

試合が始まりました。
相手のサポーターはメインスタンドに多く座っています。

試合は前半に興梠のゴールでレッズが先制しました。

この試合に勝っても負けてもレッズは既にグループリーグ敗退が確定しているので、勝ち負けよりは普段出れない選手の活躍が見れたらいいなという感じで試合を見ていました。

レッズが1点リードしたままハーフタイムへ。
まあ相手が弱いせいもあり、危なげなく試合を進めている感じ。

ハーフタイムには地元の子どもたちがサッカーをしていて微笑ましかったです。

後半途中に興梠に代わって入ってきた武藤がファーストプレーでいきなりゴール。2-0として途中1点返されますが2-1でレッズの勝利で終わりました。

まあ消化試合とは言え勝ったのは素直に嬉しかったです。

普段西川の影に隠れて中々試合に出れないGKの大谷やDFの岡本とか普段試合に中々出れない選手の活躍が見れたのが嬉しかった。
これで気持ち良く日本に帰れそうです。

ロビーナスタジアム（cbus super stadium）のイスはこんな感じの跳ね上げ式のイスでドリンクホルダーはありませんがイスは綺麗でした。

試合のチケットです。

実はチケットをプリントアウトして持っていくのを忘れていて、成田へ向かう電車の中でそのことに気付き、成田のサクララウンジでスマホに入れてあったPDFのチケットのファイルをPCから印刷して何とかなりました。
チケットが電子ファイルだとこういうことも出来るのが良いですね。

試合も終わり、また来年このACLの舞台に戻ってこれたら良いなと思いながらスタジアムを後にしました。
スタジアムからロビーナ駅まで戻り、ブリスベンへと戻る電車に乗ってホテル最寄りのローマストリート駅まで帰りました。

帰りも試合のチケットを見せたら改札を開けてくれて無料で帰れました。
ホテルに戻ってからは夜食のカップラーメンとカップ焼きそばを食べて風呂に入って就寝です。

翌日、この日は12:15発のシンガポール行きの便に乗ってオーストラリアを離れます。

空港までのルートは昨日の反対のルートでローマストリート駅からToombul駅まで電車で行き、Toombul駅からToombulバスターミナルまで徒歩で向かい、ToombulバスターミナルからSkygateまで590番のバスに乗って向かいます。
ローマストリート駅にはオフピーク料金になる8:30まで待ってから入場しましたｗ

写真はToombulバスターミナルの590番バスです。
このバスに乗ってSkygateまで行きます。Skygateは始発のToombulバスターミナルから2つ目のバス停です。

ToombulバスターミナルからSkygateに行くバスが停まるバス停は昨日降りたSkygateのバス停の20m位先のバス停に降ろされるので、国際線ターミナル行きの無料バスに乗るには20m位戻ったところにある昨日乗り降りしたバス停から連絡バスに乗ります。

バスの待ち時間があったのでSkygateの中を見てみました。
スカイゲートの建物に入ってすぐにコインロッカーがありました。
料金は24時間で小さいのが10AUDとかで決して安くはありませんでした。

機内を模したスペースもありました。

そしてWoolworthsというスーパーも入っています。このスーパーは24時間営業なので非常に便利ですね。

バス停に戻ろうかというところで日本人の方から声を掛けられました。
私と同じように空港に行くようだったので話しながら一緒に行きました。

空港に着いたらチェックインする前にAirtrainの駅に行ってgo cardの払戻し手続きをして22.55AUDが戻ってきました。
リファンドの手続きはすぐに終わりました。

空港でチェックインする際に荷物を成田までスルーしたかったのですが、無理と断られてしまい乗継先のシンガポールで入国してピックアップする羽目になりました。

今思えば機内持ち込み可能なサイズのスーツケースだったので機内持ち込みにすれば良かったと思いましたが後の祭り。

ブリスベンのカンタスラウンジは飲み物や食べ物もありますが、電源のある座席が殆ど無かったです。そしてWiFiは使えますが遅いです。

とりあえず消化試合とは言え試合には勝ったし、ブリスベンの街歩きも短時間ながらそれなりに楽しめたし、交通費の7.45AUDとATM手数料の3AUD以外は全くお金も使ってないしでまずまずの遠征となりました。

そしてシンガポール行きの便には私と同じようなレッズサポの方が結構乗っていました。