2015/05/01 - 2015/05/01
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フランジパニさん
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母の実家があるので、子供の頃から数えきれないぐらいほど来ている金沢。
でも、香林坊へ買い物に行くことはあっても『観光』は ほぼしたことがありません。
3月14日に開通した北陸新幹線の影響で、今 大注目の金沢。
数々のテレビ番組で紹介されていますが、NHKで4/25に放送されたブラタモリ(♯3金沢・前編)がとっても面白くて行きたくなりました。
ちょうどGWで富山に帰省したのを機に、ふらっと一人日帰り旅♪
本当は2日放送の♯4金沢・後編を見てから行きたかったのですが、日程の関係で行ったのは放送前日。翌日テレビを見て「ここ行ってない!」と残念に思うところもありましたが、ちょうど見学したところも紹介されていて面白かったです。
周ったのは、金沢駅 → ひがし茶屋街 → 近江町市場 → 尾山神社 → 金沢城 → 兼六園 → にし茶屋街
晴天に恵まれたので、自由に動ける「まちのり」という公共レンタサイクルを利用して『観光』してきました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス
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-
富山駅 9時発の高速バスに乗って金沢へ向かいます。
ちょうどホームに北陸新幹線が停まっているのが見えました。
新幹線に乗れば1/3の時間(20分)で着くのですが、お値段は3.5倍(>_<) 高すぎ〜!!
短距離は割高なので、なにか割引切符出して欲しいなぁ。。。 -
約1時間で金沢駅前にとうちゃーく。
あ、時計(左下)が噴水! -
イチオシ
鼓門(つづみもん)。
完成当初は「無駄なものを造った」との意見もあったらしいのですが、今や金沢駅のシンボルですね。 -
もてなしドーム。
-
ピッカピカの新幹線のりば。
あとで聞いたら、入場券で中へ入れたそうです、、、思いつきませんでした(*_*)。
中のホーム階 待合室がすっごく綺麗だそうです。 -
駅のコンコース。
金沢へ来るときは車ばかりなので駅に来るのは10年以上振り。
木製の門形柱1本1本には石川県の伝統工芸品が埋め込まれています。 -
その伝統工芸品の一部がこちら。左から
輪島塗、九谷焼、輪島塗 -
左から
九谷焼、珠洲焼 (すずやき)、九谷焼、輪島塗
ほかにも加賀象嵌(かがぞうがん)、山中漆器、金沢漆器、銅鑼(どら)などが飾られています。とっても華やかなコンコースです。 -
石川県観光PRマスコット『ひゃくまんさん』。
ひゃくまんさんとは、、、
からだに金箔を散りばめて おひげは黒漆でできている 品よく縁起のいいお方。
加賀友禅を身にまとい 九谷五彩をあしらって 福々しくてありがたい。
≪ひゃくまんさん公式HPより≫ -
金沢駅から一番近い、公共レンタサイクル「まちのり」のポート。
屋外にずらっと自転車が並んでいると勝手に思っていたので場所が分からず、音楽堂の受付の方に教えてもらいました。
中に入ると、自転車はラスト1台!!急いで、端末機で1日利用の手続きをしました。
タッチパネルで指示通りに手続きすれば簡単です。 ※クレジットカードが必要。
交通系ICカードを登録すればレンタル時のロック解除に使えるので便利でした。
詳しくはこちら →→ http://www.machi-nori.jp/ -
地図を片手に、ひがし茶屋街までやってきました。
-
1820年に加賀藩が城下のお茶屋を集めて花街としたのが始まりのひがし茶屋街。
黒瓦に出格子の古い街並みが人気です。 -
ステキなお店だなぁと思って写真をパチリ。
調べてみると、現在も営業中のお茶屋「藤とし」さんでした。でも一見さんお断りだそうです、、、 -
イチオシ
こちらもステキ♪
「十月亭」さんはランチ営業もしている女性に人気のお店だそうです。
今度、母や伯母と一緒に来てみたいです。 -
色んなお店の軒先に吊るされていたトウモロコシ。
お店の方に聞いてみると、商売繁盛のご利益がある縁起物だそうです。 -
ひがし茶屋街は金箔を使ったコスメやお菓子、和雑貨のかわいいお店が多かったです。
「小出」で大好きな「三作せんべい」を購入♪
せんべいと言ってもクッキーのようなお味で美味しいんです。
この、ひゃくまんさんパッケージは小出の店舗の中でも3ヶ所でしか取り扱いが無い商品だそうです。 -
犀川が男川と言われるのに対して、女川と言われる穏やかな流れの浅野川。
奥に見える梅ノ橋の下に何かあると思ったら、鯉のぼりでした。
鯉のぼりを友禅流しに見立てた「浅野川 鯉流し」というGWのイベントだそうです。 -
橋場町交差点付近にあった、金沢城惣構(そうがまえ)跡。
惣構とは、城下町を囲い込んだ堀や、堀の城側に土を盛り上げて造った土居などの防御施設のことです。
ブラタモリ(♯3金沢)でも香林坊や南町〜近江町市場で惣構の痕跡を探してました。あの惣構、こことも繋がっていたのかな? -
近江町市場へやってきました。
入口にいた警備のおじさんに「まちのり」ポートを聞いたところ、めいてつエムザの裏にあるというので行ってみるとメイテツの駐輪場でした、、、
自転車に付いていたポートマップでは"武蔵南"の信号を近江市場の中へ入った右手付近に見えたのですが、実際は1本南の"下場町"の信号を東に入った左手、十間町バス停前の駐輪場にありました。
混雑している近江町市場の中、白い目にさらされながら自転車引いて歩いたのにーー。 -
お昼時の近江町市場にはあちこちに行列が出来ていました。
こちらのお店では岩ガキが食べられるようです。
ガイドブックに載っていた市場の近くにあるお店に行ったのですが、予約で満席で入れず。そんなにお腹も減っていなかったので尾山神社へ向かうことにしました。 -
初代加賀藩主 前田利家と正室まつを祀る尾山神社。
ギヤマンがはめ込まれた 和・漢・洋 折衷様式の神門は、明治初期に建てられた数少ない擬洋風建築。
百万石通(R157)から見てもかなり目立ちます。 -
石造りのアーチの中央には、前田家の家紋。
欅の一枚板の欄干には鶴と松の見事な透かし彫り。
透かし彫りと言えば富山県の井波彫刻が有名ですが、もしかしたらこの欄干も井波彫刻かな? -
門をくぐって逆側からもパチリ。
急な階段、登ってみたーい!! -
イチオシ
前田利家の金鯰尾兜(きんなまずおかぶと)。
-
イチオシ
ギヤマンの色が綺麗に見えました♪
夜には明かりが灯されるそうです。 -
神社境内にある「菊桜」が満開でした。
花弁の数が300枚を超える八重桜で、染井吉野などに比べると満開の時期が1ヶ月ほど遅いようです。
花の色が、濃いピンク → 淡いピンク → 白色(散り際) と3回変わるそうです。
まだ濃いピンクなので、開花して間もないのかな。 -
母衣(ほろ)を背負った前田利家像。
母衣とは、流れ矢を防ぐために鎧の背にかけた布のこと。
戦国時代、母衣を背負った騎馬武者は戦場を駆け巡る連絡役として活躍しました。
織田信長には、佐々成政を筆頭とした黒母衣衆と、前田利家を筆頭とした赤母衣隊がいたそうです。 -
せせらぎの音が聞こえる神苑。
-
東神門 (旧 金沢城二の丸の門)。
1760年の大火で金沢城の大半が焼失した時に焼け残ったのは、彫刻された二頭に龍が水を呼んで火が付くのを防いたからと言われているそうです。
こちらの門から出ると、金沢城方面へ通り抜けることが出来ました。 -
玉泉院丸口から金沢城へ入ります。
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北陸新幹線開業にあわせて、今年3月に修復完了・開園したばかりの玉泉院丸庭園。
ボランティアガイドの方に説明してもらいました。
「初代藩主 利家時代には西の丸と呼ばれ、重臣たちの屋敷が建ち並んでいました。
その場所に、二代藩主 利長が正室 玉泉院(永姫・織田信長の娘)の屋敷を造営。
玉泉院が亡くなった後、三代藩主 利常が京都から庭師を招き作庭し、その後廃藩まで手を加えられながら存在していた庭園。」だそうです。 -
紅葉橋跡。
白い小さなお花と新緑のもみじ、石垣の組み合わせがいいですね♪
江戸時代には紅葉橋と言う木の橋がかかっていて、池が更に北側まで広がっていたそうです。 -
イチオシ
今度は庭園を上から眺めてみました。
大奥に住んでいた方々はこちらの方向から庭を眺めていたとか。
池は大海に見立てられており、大小3つの中島は 土橋・石橋・木橋という材質の違う橋でつながっています。 -
五代藩主 綱紀時代に造られた遊び心満載の色紙短冊積みの石垣。
こんな石垣初めて見ました!!
タモリ曰く「これはピエト・モンドリアンの抽象画だね〜」。確かに似てるかも。
右上に見えるV字型の石樋からは水が流れ落ちており(落差9m)、そのまま庭園まで流れていたそうです。 -
極楽橋を渡って、三十間長屋へ。
GW中で特別公開されており、中に入ることが出来ました。 -
菱櫓・五十間長屋。白いですね〜
手前にある休憩所に名城百選のスタンプがありました。
二の丸広場ではイベントのためのテントが設営中。
5、6日にプロジェクション・マッピングがあったそうです。 -
イチオシ
橋爪門。こちらも今年の3月に公開されたばかりです。
門の内側(二の丸側)には、番所も復元されていました。
ここは二の丸に至る最後の門であることから、通行が厳しく制限された最も格式高い門だそうです。
五十間長屋〜橋詰門のカラフルな石垣は三代藩主 利常時代のもの。
利常は 石の刻印をわざと見せたり、色の違う石を重ねたり、とかなりこだわった石垣を造っているそうです。 ← ブラタモリ情報。 -
橋爪門は、高麗門形式の「一の門(右手)」、石垣と二重塀で囲まれた「桝形」、続櫓(つづきやぐら)に接する櫓門形式の「二の門(左手)」からなり、桝形は城内最大の規模を誇ります。
現在は二の門の先には園路がまっすぐ伸びていますが、江戸時代にはそのような道は無く、門をくぐった右手に雁木坂と呼ばれる石段に続いていたそうです。
90度曲がって、更に90度曲がる二重の桝形になっていたみたいです。 -
橋爪橋方向から見た橋爪門。
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三の丸広場を横切り、石川門へ。
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こちらも特別公開されていたので入ってみました。
すっごく太い梁が沢山使われています。 -
桝形を上から眺めてみました。
城内に出入りする人がよーく見えます。
敵が侵入して二の門に手こずっている間に、ここから弓矢・鉄砲で攻撃するんですね。 -
石川門から金沢城を後にしました。
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石川橋。
兼六園から金沢城に向かうと、こちらの方面から入ることになります。
私は逆行した感じです。 -
兼六園に入る前にまちのりのポートを確認。
自転車が結構出てしまっています。戻ってきたときにあるか心配、、、 -
まちのりポートの側に桜ヶ岡入口があったので、こちらから入場。
入って左手に進むとすぐに最も有名な徽軫灯籠(ことじとうろう)と虹橋がありました。
お琴の糸を支える琴柱(ことじ)に形が似ていることからこの名がついたそうです。
誰もいないよう見えますが、実は周りにはすっごい沢山の人がいます。 -
そんな沢山いる観光客から見向きもされていなかった「水道の遺構」。
園内を流れてきた辰巳用水がここから"逆サイフォンの原理"で金沢城二の丸へと流れていた水道の遺構です。
"逆サイフォンの原理"とは、高い場所から低い場所に水を勢いよく流すと、その水圧によって再び高いところへ水が上るというものです。
ブラタモリで紹介されていて、私はこれが見たくて兼六園に来たようなものです。でも番組を見ていなければ私も間違いなくスルーしてました(^0^)。 -
先ほどの取水口から流れた水はこちらを通って、先の四角い所から下に落ちて
-
この石川橋の高さまで落下した後、今度は上昇して金沢城内の二の丸吐出口に流れ出ました。
こちら↓のHPの図を見るとイメージし易いです。
http://suido-ishizue.jp/nihon/03/01.html -
せっかく来たので兼六園の名所を一通り回ってみます。
こちらは唐崎松(からさきのまつ)。
13代藩主 斉泰が、近江八景のひとつ"琵琶湖の唐崎"から種子を取り寄せて育てた黒松。
霞ケ池の水面をはうように枝が伸びています。冬に雪吊りされた姿は兼六園名物。 -
眺望台。
兼六園の六勝のひとつ「眺望」を味わうことが出来る場所です。 -
雁行橋(がんこうばし)。
雁が列をなして飛んでいく姿を11枚の赤戸室石で表現されています。
石の形が亀の甲羅に似ていることから別名 亀甲橋とも言われています。
母によると昔は渡ることが出来たそうですが、石が擦り減ってしまい渡れなくなったそうです。 -
根上松。
13代藩主 斉泰が稚松を盛り上げた土の上に植え、成長後徐々に土を取り除き根をあらわにしたそうです。
斉泰さんはちょっと変わった松が好きだったみたいですね。 -
マリモみたいにカットされたつつじが可愛い♪
園内のいたる所で咲いていて綺麗でした。 -
-
時雨亭。抹茶や煎茶を頂くことができます。
見学のみもOKですが、正面のお部屋ではなく横のお部屋(写真右下)に案内されます。
でも、滝のあるお庭を眺めながらのーんびり出来て良かったです。 -
「水」を気にかけながら兼六園をまわると、園内には本当にたくさんの小川・池・滝があることに気づくことが出来ました。
水道の遺構のところでもふれましたが、この豊かな水は犀川上流で取水している辰巳用水から来ています。
辰巳用水の本来の目的は金沢城の防火用水で、1631年の寛永の大火の翌年、三代藩主 利常が作らせたものだそうです。 -
瓢池を望む茶亭 夕顔亭と藤棚。
夕顔亭は1774年建造当時の姿を今に残しています。
右奥には翠滝も見えます。高低差6.6m。 -
現存する中で日本最古とされる噴水。
この場所より高い場所にある霞ケ池から水を引き、逆サイフォンの原理で高さ3.5mまで噴き上がっています。 -
黄門橋。
ニ枚の石が重なっているように見えますが、実は一枚石を立体的に加工してあるそうです。 -
広大な霞ヶ池のほとりに佇む内橋亭。
池の上に立つ水亭と手前の部屋の間に橋が掛かっていることから"内橋亭"と呼ばれるようになったそうです。水亭の下には舟が浮かんでいます。 -
イチオシ
逆方向からの唐崎松と徽軫灯籠。
ぐるりと兼六園を一周したので、入って来た桜ヶ岡入口から外に出ました。
まちのりポートに行くと、案の定一台も自転車がありません(>_<);
「どうしようかなぁ」と思っていると、2台返却されました♪ラッキー!!
レンタルするためにICカードをかざしていると、また2台帰ってきました。
1台も残っていなくても、暫く待っていると戻ってくることが結構あるのかも知れません。 -
石川橋の下の前田利家像。尾山神社にもあった金鯰尾兜を被っています。
21世紀美術館、香林坊・片町を通り抜け、犀川大橋を渡って にし茶屋街へ向かいました。 -
にし茶屋街に到着。
このポートは建物の1階にあって野町広小路交差点方面から来ると全く見えないので一度通り過ぎて下まで行ってしまいました(>_<);。
ここで "まちのり" の利用は終了。これだけ乗って1日200円は安い♪
ただ、観光客数に対して全体的な数がちょっと少ないかなぁと思いました。
後で聞いたところ、各ポートにどのくらい自転車があるかは常に管理されていて、たまったポートから少ないポートへトラックに載せて運んだりもしているそうです。なので、もう少し台数が増えればますます使える交通手段になりそうです!! -
にし茶屋街の入口にある、らくがんのお店 諸江屋さんです。
こちらの「花うさぎ」と言う商品は、入れ物も可愛くてオススメ♪
店内ではショッピングはもちろん、ぜんざいやおしるこが頂けるそうです。
ちなみに、まちのりポートはこのお店の向かい側です。 -
ひがし茶屋街と雰囲気は似ていますが、こちらは観光客の数も少なく落ち着いた雰囲気。
でも芸妓さんの数は金沢三茶屋街の中で一番多いそうです。
ここへ来たのは実は観光ではなく、母の実家である親戚の家に向かう為。
子供の頃、伯母に連れられてよく来ていたスーパーが無くなって、綺麗に整備された駐車場になっていて驚きました。 -
野町広小路の信号を渡って、ローソンの横にある細い小道を入ると通称 忍者寺(妙立寺)の裏口があります。ガイドブックにも載っている観光地です。
子供の頃入ったことがありますが、どんでん返しなど色んな仕掛けがある面白いお寺で、金沢城と地下で繋がっているとも言われています。
が、ここもスルーして親戚宅へ。
お喋りして、夕飯ご馳走になって、お土産までもらって、最後に高速バスのバス停まで送ってもらいました♪おばちゃん、従妹のお兄ちゃんありがと〜
天気が良すぎて日焼けしちゃいましたが、とっても楽しい金沢観光でした。
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