2015/04/05 - 2015/04/06
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いしいやすなりさん
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出雲大社をお参りした後、午後は松江に足を延ばしてみました。松江城を見学し、城下町をブラブラして、盛りだくさんな一日は終わりました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 3.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- ANAグループ 新幹線 JR特急 JRローカル 私鉄
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割子蕎麦をいただいてお腹も満足した後、テクテクと歩いて出雲大社前駅まで戻りました。色々な店が並ぶ道を歩いていると、何かギャラリーか美術館かと思うような、とても電車の駅には見えない建物です。駅構内には素敵なカフェもありますし、中はステンドグラスがきれいで、円形の天井も、何か教会の建物を思わせます。
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電車のホームの横に、日本最古の形式の電車が展示してあります。面白そうなので、中をのぞいてみることに。
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わあ! 大正時代くらいでしょうか、こんな電車がきっと品川あたりに走っていたのですね。でもきっと、お金持ちの人しか乗れなかったのに違いありません。今なら、僕たち庶民でも、何も考えずに乗ってしまいますけど。
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さて、今度は松江しんじ湖温泉駅まで電車に乗りました。今朝乗ったのとは形式がちょっと違う雰囲気です。
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車内は、ジャーン! こんな風情があります。2人掛けのボックス席を独り占めして座ってしまいました。窓の下には、折り畳み式のテーブルもあって、席の後ろには、荷物を入れられる収納スペースまであります。
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そんな素敵な電車に乗って1時間ほど。大社前を出ると、靄のかかった山の景色、先に進むと、こうして宍道湖の素晴らしい景色が見られます。
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終点の松江しんじ湖温泉駅で電車を降り、テクテクと松江城の方に向かって歩きました。庁舎の裏側から天守閣に登っていくことができますが、お堀にこんな船が。これは、堀川めぐりの遊覧船です。所要約1時間で、船頭さんのおしゃべりを聞きながら、ゆっくりと城下町をぐるっと回ります。夕方6時頃まで運航しているし、お勧めだと聞いていたので、どうしようかと思いましたが、まあ一人で乗ってもつまらないからやめにしました。こうやって、上から見れただけでよしとすることにします。
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お堀の橋を渡って、階段を上って行くと、天守閣が見えてきます。ここでも、桜がきれいに咲いていました。
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切符を買って、お城の中に入ってみることにしました。中には、こんな風に昔の遺品などが展示されています。
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お城って言っても、結局外から攻めてくる敵を見張って自分たちを守るための要塞だったので、それに関連する遺品といえば、戦争の歴史を物語るものが多いんですね。
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それ以外にも、城下町の歴史や日本に残るお城に関する資料なども展示されています。
ツルツルする急な狭い階段をドンドンと登って上へ上へ・・・。 -
ドンドン上へ上って行きます。外から見た感じよりは、中は狭いです。
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ついに一番上の階まで登りました!そこからは四方の眺めが楽しめます。天気が悪かったので、絶景とまでは行きませんが、すぐ下の桜もきれいでしたし、宍道湖が向こうの方に見えるし、あがってきた甲斐がありました。
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お城を降りて道路に出ました。ここから松江駅の方に向かってテクテク歩きます。お堀の向こうから見えるお城もなかなかのものですね。
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松江大橋を渡ります。松江城から松江駅までは、バスももちろんありますけど、寒くもなく、傘をささずに歩ける程度だったので、ブラブラあるいても苦になる距離ではありませんでした。市街地を歩いてみるのも悪くなかったです。
実は、その裏には、腹ごなしをしておこうという魂胆もあったのです。夕飯に、島根県のおいしいお魚を食べてみようとたくらんでいたのです。 -
駅の近くのビジネスホテルにたどり着いてチェックインして、すこし休憩してから、目当ての店に行ってみました。
「食べログ」で調べたおいた店なんですけど、口コミの評判がよかったから期待していたのに、実際は残念な結果でした。
島根のおいしい地酒(冷酒)を一杯頼んで、お造りから煮物、焼き物、揚げ物など一通り出てくる「島根定食」なるものを頼んでみたのですが、お酒と一緒に、「突き出し3種」なるものを別に注文しようとしたら、「島根定食に小鉢がついてきますけど・・・」とくぎを刺されたので、じゃあそれだけでいいですということに。
でも出てきたのは、小鉢と言っても、ゆで卵が1個入るか入らないかくらいの本当に小さい小鉢に申し訳程度に一口で終わってしまうようなもの。
その後、お刺身というのも、ペラペラのが3切れくらい、煮つけときたら、頭と骨だけで本当に食べるところがまったくないし、全然お魚を食べた気がしません。
最後にご飯と漬物と味噌汁だったのですが、それも有名なしじみが入ってるわけでもなく、オオハズレでした。
まあ、この「島根定食」、確か1,500円くらいだったと思いますけど、そんな値段で最初から多くを期待する方が間違っていたのですね。島根県という場所なので、きっと東京の感覚よりはずっと安いのだろうと思い込んでいたのですが、やられました。
松江は、一応島根県の県庁所在地でもあるし、おいしいものくらいあるだろうと思っていたのですが、やっぱり無理だったのかな・・・。 -
満たされないまま、ビジネスホテルの狭い部屋でふて寝・・・。
と言いたいところですが、このホテルには大浴場があって、サウナもあったし、マッサージ椅子もあったので、それで十分一日の疲れを癒してリラックスできました。
日本のビジネスホテルって、アメリカに比べると部屋は本当に狭いし、安っぽいですけど、値段は半分以下だし、バスルームなどの備品もよくそろっているし、その上ここみたいに大浴場もあったりするので、コスパはすごくいいと思います。(アメリカのビジネスホテルについては、その⑦で触れたいと思います。)朝食バイキングもあって(550円)、和食だったら十分でした。(洋食は、ちょっと・・・) -
翌朝はまた雨が降っていました。朝8時の列車に乗ることにしていたので、そそくさとチェックアウトして駅に出て行きました。
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最初に乗ったのは、「スーパーまつかぜ」号で、鳥取まで行きます。
また変則的な帰り方ですけど、まあ隠れ乗り鉄なので、ご容赦を。
だけどこの列車、前から見ると、特急列車には見えませんね。なんででしょう。 -
たったの2両編成ですが、中は立派に特急車両です。ただ、モーター音が異常にうるさかったです。やっぱり指定席車両はすいていました。
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鳥取には9時27分に着きました。次の列車まで1時間以上あったので、ホテルの朝食で飲みそこねたコーヒーでもと思っていました。本当は駅前の大丸内のおいしいコーヒー屋さんに行こうと思っていたのですが、大丸は10時にならないと開店しない!
仕方がないからミスド・・・。ドーナツ2つも買ってしまいましたけど、コーヒーをお代わりしても、やっぱり食べられませんでした。(ホテルで和食の朝食をいただいたのですが、やっぱり洋食、特にコーヒーが恋しくなるんです。)
そうこうしているうちに、大丸が開いたので、地下の食料品売り場に、次の列車の中で食べるお弁当を仕入れに行きました。 -
次に乗ったのは、10時46分発「スーパーはくと号」で、智頭急行線経由で終点の京都まで。
この智頭急行線は第3セクターで、この区間は車掌も運転手も交代します。第3セクターということは、ジャパン・レールパスは通用しないということなのですが、以前、越後湯沢と富山の間を、やはり第3セクターのほくほく線を通って結ぶ今は亡き「はくたか号」に乗ったときは何も言われなかったので、高をくくっていたら、女の車掌さんが検札に回ってきて、「ここは第3セクターですから」と言って、1,900円も追加料金をしっかり取られてしまいました。 -
車内はこんな感じでした。指定席車両は相変わらずすいていましたけど、明石海峡大橋が見える進行方向右側の席をわざわざ取ったら、智頭急行線内の景色がきれいな区間は、左側の方が断然よくて、そっちに座って写真をカシャカシャ取ってるおばさんたちが憎らしく思えてしまいました。
肝心の明石海峡大橋は、天気が悪くて靄がかかってよく見えませんでした。ああ悔しい・・・。 -
鳥取の大丸で買ったお弁当です。値段は1,000円くらいでしたけど、駅弁よりよっぽど品数も多くて彩もきれいでおいしかったです。ただ、お弁当の横に置いてあったお茶も一緒にくださいと言って、何も見ずに買ってしまったお茶、実はお茶じゃなくて『なた豆茶』。なた豆を鞘ごとに出して入れたというもので、はっきり言っておいしくない!またもや失敗でした。
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京都からはひかり号に乗りました。ジャパン・レースパスでは残念ながらのぞみ号には乗れないのです。のぞみ号が少数派で1時間に1本だった時代はそれでもよかったですが、今は逆転してしまい、ひかり号の方が1時間に1本なので、困るんですけど、仕方がありませんね。しかものぞみ号は新しいN700A系で走ってるのに、ひかり号は古い700系です。まあいいですけど。
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それでも、車内はかなり混んでいました。27度くらいあって熱気でムンムンしていましたし。さすがに新幹線は地方の在来線特急のようにガラガラってことはないんですね。
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それでも、車内販売が通りかかったので、くせで思わずコーヒーを注文してしまいました。新幹線で300円のコーヒーを飲むのが、せめてもの楽しみというか・・・、変ですかね。
2日間にわたって、出雲と松江を歩いた旅も、これで終わりました。楽しい気分を味わっていると、時間って本当にあっという間に立ってしまいますね。
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